クラス対抗戦当日。張り出された表には予想通り一組対二組、三組対四組と出されていた。
私は白式改を展開して、鈴の前に立つ。鈴も専用機『甲龍』を纏い私を待っている。
『それでは、お互い指定の位置まで移動してください』
鈴は青竜刀らしき物を二本を展開し、私は雪片弐型を展開する。
試合開始のブザーが鳴った瞬間、私たちは一気に間を詰めた。
「チェイサー!!」
「甘いよ!」
片方の青竜刀をクラインフィールドでガードし、雪片弐型で一気に攻める。
鈴は候補生の端くれでも、たった二年でその地位についただけの実力があり、なかなか通してもらえない。
「雪片弐型……一夏の試合、見せてもらったわ」
「じゃあ、雪片の能力は知っているわけね」
「そうよ。バリア―無効能力、一撃でも喰らえば決着がつくと言う最強の剣」
「その通り。でも、鈴は私にダメージは与えられない」
蒼き鋼が所持している技術、クラインフィールドの存在により、ダメージが与えられない。
「ならこれで……どう!!」
鈴は青竜刀を突きの体制で突っ込んでくる。
私はクラインフィールドでガードするが……
「くっ! 無駄だよ。クラインフィールドを破れる装備など殆ど存在しないんだから!!」
「なら、それを証明してあげる!!」
お互いに一歩も譲らず、青竜刀が悲鳴を上げている。
しかし、そこで鈴は思いがけない行動に出た。
「『龍砲』最大出力!!」
鈴の肩の方に浮かんでいた物から見えない何かが打ち出され、それが青竜刀に当たる。
ガシャン……。
その音に私は目を疑った。
最強の盾であるクラインフィールドがただのIS装備に破られたのだ。
クラインフィールドを突き破った青竜刀は私の左腕に直撃する。
「くっ!!」
左腕の装甲は大破し、素手が明るみに出される。
ぽた、ぽたと赤い血を流し、ISの絶対防御ですら貫通させた。
「ふー、ふー、ふー。どうよ!!」
息を切らした鈴がもう片方の青竜刀を私に向けて来る。
私はその鈴を見て、覚悟を決めた。
「……これじゃあ、本気で行かなくちゃね」
私は白式改からあるものを取り出す。
剣、ブレードとは違い銃身とブレードが合体した装備だった。
私の本当の切り札。
「リミッターの解除を申請。コード『******』」
『リミッターの解除を受託。《ヴァール》解放』
ヴァ―ルから起動音が鳴る。
私は鈴に向けて《ヴァール》のトリガーを引いた。
「!? っ!!」
鈴は一度防御態勢に入ろうとするが、避ける。
鈴の横を通り過ぎたことを確認し、私は次弾を装填した。
「いい勘しているね……鈴」
私は再び鈴に狙いを定めて撃つ。
鈴は回避行動に徹底する。
「次はこれよ!!」
ヴァールから放れた物は弾丸ではなく、レーザーだった。
レーザーは一直線に伸び、私は鈴の逃げる方角に無理矢理曲げる。
「くっ!!」
鈴の後ろからは巨大なレーザーが迫って来る。
「なら……!?」
鈴が一夏がいると思われる場所に目をやるが、本人がいなかったのだ。
ガチャ……。
その音で鈴はやっと気づく。
いつの間にか正面に一夏がおり、ヴァールを構えていた。
「楽しかったよ。鈴」
ヴァールのトリガーを引き、放れた弾は鈴の腹部を完全に捉える。
鈴はそのまま後方にあるアリーナの壁まで飛ばされ激突した。
『試合終了。勝者一年一組、織斑一夏』
鈴の『甲龍』のシールドエネルギーがゼロになり、試合終了のブザーが鳴る。
タイトルアンケートを活動報告でやっています。
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