問題児が異世界で白夜叉とラブコメするそうですよ? 作:竜葵 時雨
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&
お気に入り数200突破!
ありがとうございます!
正直ここまで伸びるとは思いませんでした。
とても嬉しいです!
これからも白亜君ともどもよろしくお願いします!
◇◆◇◆
追記。
この第13話書いてて、改めてルイオスの言動にイライラした。
自分もあのような外道は苦手ですね。
(ルイオスファンの方がいらっしゃいましたらすみません)
というわけがありまして、速攻〝ペルセウス〟編を終わらせて次に進む可能性大です。
ところ変わって、ここは先日に訪れたばかりの〝サウザンドアイズ〟の離れの家屋。
飛鳥も入れた俺達四人は、そこにいた。
ここにいるのは、この部屋の持ち主である白夜叉。そして、現在黒ウサギの肢体を嘗め回すように見ているのが、コミュニティ〝ペルセウス〟のリーダーのルイオス=ペルセウス。
この変態は黒ウサギを嘗め回すように視姦し、
「うわお、ウサギじゃん! 実物初めて見た! つーかミニスカにガーターソックスって随分エロいな! ねー君、うちのコミュニティに来いよ。三食首輪付きで毎晩可愛がってやるぜ?」
とか言ってきた。
うわあ、さすが変態。
気持ち悪いことをさらりと言う。
俺、こういうの生理的に無理だわ。
◇◇◇
そして現在、黒ウサギはいまだに視姦してくるルイオスを無視して、白夜叉に事情を説明する。
「――――以上が〝ペルセウス〟が私たちに対する無礼を振るった内容です。ですが、謝罪は望みません。あれだけの暴挙と無礼の数々、我々の怒りはそれだけではすみません。〝ペルセウス〟に受けた屈辱は両コミュニティの決闘を持って決着をつけるべきかと――」
「いやだ」
唐突にルイオスが、めんどくさそうに言った。
「・・・・・・はい?」
「いやだ。決闘なんて冗談じゃない。第一、あの吸血鬼が暴れまわったって証拠があるの?」
「それは、彼女の石化を解いてもらえればすむ話かと」
「いやだって。一度逃げ出したからには、出荷されるまで石のまんまだよ。それに、アレが口裏を合わせるかもしれないじゃん。元お仲間さん?」
ルイオスは嫌味ったらしく笑う。
黒ウサギの方は、筋が通っているだけに言い返せないでいた。
「そもそもあの吸血鬼が逃げ出したのは原因はお前達だろ? 実は盗んだんじゃないの?」
「な!? そんな証拠が一体どこに!」
「事実、あの吸血鬼はアンタのとこにいたじゃないか」
ぐっと黙り込んでしまう黒ウサギ。
それに対し、ルイオスは飄々と笑う。
「まあ、証拠がないのはお互い様だな。もっとも? 証拠が裏付けされて困るのはどっちかな?」
「そ、それは・・・・・・」
「さてと、さっさと帰ってあの吸血鬼を売り払う準備でもするか。でも、しっか可愛そうな奴だよねーアイツも。箱庭から売り払われえるだけじゃなくて、恥知らずな仲間のせいでギフトまでも魔王に譲り渡すことになっちゃうなんて」
「ッ・・・・・・」
黒ウサギの表情にはハッキリと動揺が浮かんでいる。
ルイオスはそれを見逃さなかった。
「報われない奴だよ。〝
「・・・・・・え、な・・・・・・え?」
黒ウサギは絶句する。
そして見る見るうちに蒼白に変わっていった。
「ねえ、黒ウサギさん? 取引しよう。 吸血鬼を〝ノーネーム〟に戻してやる。代わりに、僕は君が欲しい。君は生涯、僕に隷属するんだ」
「なっ!?」
「ほらほら、君は〝月の兎〟だろ? 仲間のため、煉獄の炎に焼かれるのが本望だろ? 君達にとって自己犠牲ってやつは本能だもんなあ?」
「・・・・・・っ」
「ねえ、どうしたの? 箱庭に招かれた理由が献身なら、種の本能に従って安い喧嘩を安く買っちまうのが筋だよな!? ホラどうなんだよ黒ウサ」
「黙りなさい!」
ガチン! とルイオスの下あごが閉じ、困惑する。
これは、言わずもがな見かねた飛鳥の力のせいだ。
「・・・・・・っ!?・・・・・・・・・・・・!!?」
「貴方は不快だわ。そのまま地に頭を伏せてなさい!」
ルイオスは体を前のめりに歪めるが、強引に体を起こす。
「おい、女。そんなのが通じるのは――格下だけだ、馬鹿が!!」
激怒したルイオスはギフトカードから光と共に現れた鎌を取り出した。
その刃を飛鳥に振り下ろすが、庇うようにして十六夜が人差し指一本だけで受け止めた。
「な、なんだお前!」
「十六夜様だぜ色男。喧嘩なら利子付けても買うぜ?」
ルイオスはたまらず飛び退いた。
追撃のために距離を取ったルイオスだったが、白夜叉の扇が鎌を押さえつける。
「ええい、やめんか戯け共! 話し合いで解決できぬなら門前へ放り投げるぞ!」
「・・・・・・。ちっ。その女が先に手を出したんですけどね」
殺気立つルイオス。
すると黒ウサギが間に入って仲裁をした。
「ええ、分かっています。これで今日の一件は互いに不問という事にしましょう。・・・・・・あと、先程の話ですが、少しだけお時間を下さい」
黒ウサギの返答に、飛鳥は叫んだ。
「ちょっと黒ウサギ! 貴女この男の物になってもいいの!?」
「・・・・・・仲間に相談するためにも、どうかお時間を」
「オッケーオッケー。こっちの取引ギリギリの日程・・・・・・一週間だけ待ってあげ」
「いや、その必要はない」
にこやかに笑うルイオスだったが、その声にぎょっとした表情で声のする方向――白夜叉の左隣を見た。
するとそこには、先程から姿が見当たらなかった、望月白亜の姿があった。
◇◇◇
無駄にでかいタコと無駄に高い声を出すババァを数秒でコテンパンにして、いざ戻ってきたら、案の定、あの変態は黒ウサギを誘っていた。
それに対して黒ウサギはその話に乗り、飛鳥が激怒。そしてルイオスと十六夜が接触。
これぞ、一触即発って感じだな。
そして、当の本人たちは俺の声にぎょっとした表情でこちらを見ている。
まあ、白夜叉に関しては何をしてたか知ってる――というか白夜叉が、ルイオスがゲームを受けざるを得ない方法を教えてくれたからな――飄々とした感じで茶を飲んでいた。
すると、十六夜が問うた。
「おい、白亜。お前、さっきまで何処に行ってた? というかいつから?」
「いつって、あの変態が『嫌だ』って即答した時からだな。そして、どこに言ってたかというと、これを取りに行ってたんだよ」
そういって、持っていた風呂敷を広げるとそこには〝ゴーゴンの首〟の印がある紅と蒼の二つの宝玉が転がり出た。
それを見たルイオスは眼をひん剥いて叫び声を上げる。
「なっ!?〝ペルセウス〟への挑戦権を示すギフトだと・・・・・・!? まさか名無し風情が、海魔(クラーケン)とグライアイを打倒したっていうのか!? いつの間に!? お前、何者だ!!?」
その言葉に、俺は口元を歪めてこう問い返す。
「俺は〝ノーネーム〟の助っ人の望月白亜。・・・・・・それとも、――――――コミュニティ〝ユグドラシル〟のリーダーと言った方が分かりやすいかな?」
俺の回答にルイオスは一瞬唖然とするが、すぐに顔面が蒼白になる。
「え・・・・・・は? いや、ちょ・・・・・・え!?」
「俺たち〝ノーネーム〟は〝ペルセウス〟に決闘を申し込む。あ、別にゲームはそっちの最高難度の物を選んでくれて構わない。ただ・・・・・・」
俺は、チラリと十六夜や飛鳥に視線を向ける。
十六夜たちは笑みを浮かべ、頷いた。
そして、視線をルイオスに戻す。
「俺たちに難度とか、そんなの関係ないけどな。んじゃ、白夜叉。また今度な」
「うむ。・・・・・・その・・・・・・約束、忘れるでないぞ?」
白夜叉の問いに右腕を上げて肯定する。
その姿に白夜叉は滅多に見せない満面の笑みを浮かべる。
蒼白となっているルイオスを尻目に、ノーネームのメンバーと共に座敷を後にする。
道中、飛鳥に問われる。
「ねえ、もしかして・・・・・・貴方、一人でこれを取りに行ったの?」
「ああ。そうだけど」
すると、不機嫌そうな様子で飛鳥と十六夜が言う。
「こういう面白いことをする時は、次からちゃんと声をかけること」
「そうだぜ白亜。そんな面白いことがあるんなら言えよな」
「はいはい。分かったよ。今回はこれから面白くなるんだから許してくれ」
俺はそう言いかえし、最後に黒ウサギにこう告げる。
「黒ウサギ。これでお前が〝ペルセウス〟に行く必要はない。だから、さっさとゲームに勝って、レティを助けに行くぞ」
黒ウサギは溢れそうな涙を拭く。
「はい! 我らの同志・レティシア様を取り返しましょう!」
その瞳にはもう何も迷いはなかった。
◇◇◇
〝
『ギフトゲーム名 〝FAIRYTALE in PERSEUS〟
・プレイヤー一覧
逆廻 十六夜
久遠 飛鳥
春日部 耀
望月 白亜
・〝ノーネーム〟
ゲームマスター ジン=ラッセル
・〝ペルセウス〟
ゲームマスター ルイオス=ペルセウス
・クリア条件
ホスト側のゲームマスターを打倒
・敗北条件
プレイヤー側のゲームマスターによる降伏
プレイヤー側のゲームマスターの失格
プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合
・舞台詳細・ルール
*ホスト側のゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない
*ホスト側の参加者は最奥に入ってはいけない
*プレイヤー達はホスト側の(ゲームマスターを除く)人間に姿を見られてはいけない
*姿を見られたプレイヤー達は失格となり、ゲームマスターへの挑戦資格を失う
*失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行することはできる
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、〝ノーネーム〟はギフトゲームに参加します。
〝ペルセウス〟印』