問題児が異世界で白夜叉とラブコメするそうですよ?   作:竜葵 時雨

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どうも御無沙汰です♪

どうやら夏バテらしく、投稿が遅くなってしまいました。
食欲がなくて大変です。勉強もする気がありませんw(←おい学生)

お詫びに、今回はいつもよりも少しだけ砂糖(甘々要素)の量を増やしたつもりです☆

「むしゃくしゃしてやった。反省はしていない」



第17話

 現在、俺たちは先程捕まえた耀と共に〝サウザンドアイズ〟の支店でお茶を啜っていた。

 

 耀はこうなった経緯を白夜叉に説明していた。俺はそれを片隅で聞きながら座敷の縁側で中庭の鹿威しを見つめていた。

 

「ふふ、なるほどのう。事情は分かったが、〝脱退〟悪戯としてはたちが悪いとは思わんか?」

 

「そ、それは・・・・・・少しだけ思ったけど。で、でも、黒ウサギだって悪い。お金がないことを説明してくれれば、私達だってこんな強硬手段に出たりしなかったのに」

 

「ふむ、普段の行いが裏目に出た、とは考えられんかの?」

 

「それは・・・・・・そ、そうだけど。それも含めて信頼のない証拠。少しは焦ればいい」

 

 珍しく拗ねたように言う耀は、お茶と一緒に出された和菓子を頬張る。

 

 白夜叉もくっくっと笑うと耀同様に菓子を頬張る。

 

 ちなみに俺は自分の分の和菓子は食べ終わってしまったのでお茶を啜る。

 

 ふと、茶を啜りながら先程の白夜叉の言葉を思い出し、白夜叉に問う。

 

「あ、そうだ白夜叉。そういえばさっき耀に言いたいことがあるって言ってなかったか?」

 

「ん? あぁ、そうだったそうだった。実はのおんしに出場して欲しいゲームがあるのだ」

 

「私に?」

 

 耀は和菓子を頬へリスのように膨らませて詰め込み、小首を傾げる。

 

 白夜叉は着物の袖からチラシのようなものを取り出した。

 

 そのチラシに書いていた内容は――――

 

 

『ギフトゲーム名 〝造物主達の決闘〟

 

・参加資格、及び概要

 ・参加者は創作系のギフトを所持。

 ・サポートとして、一名までの同伴を許可。

 ・決闘内容はその都度変化。

 ・ギフト所持者は創作系のギフト以外の使用を一部禁ず。

 

・授与される恩恵に関して

 ・〝階層支配者〟の火龍にプレイヤーが希望する恩恵を進言できる。

 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、〝ノーネーム〟はギフトゲームに参加します。

 〝サウザンドアイズ〟印

   〝サラマンドラ〟印』

 

 

 耀はさっと内容を見ると、疑問を持ち白夜叉に問う。

 

「・・・・・・? 創作系のギフトってなに?」

 

「うむ。人造・霊造・神造・星造を問わず、製作者が存在するギフトのことだ。北では、過酷な環境に耐え忍ぶため、恒久的に使える創作系のギフトが重宝されておっての。おんしが父から譲り受けたギフト――〝生命の目録(ゲノム・ツリー)〟は技術・美術共に優れておる。・・・・・・人造とは思えんほどにな。・・・・・・私が言い値で買い取っても良いくらいなn」

 

「売らない」

 

「むぅ、それは最初から分かっておったことだが、せめて最後まで言わせてほしかったのぅ・・・・・・。まぁ、展示会の方は締め切られてしまったが、その木彫りに宿る恩恵ならば、力試しのゲームでも勝ち残れるであろう」

 

 耀は白夜叉の言葉を聞きながら、胸元からその木彫り――〝生命の目録(ゲノム・ツリー)〟を取り出す。

 

 そして、思い立ったように質問する。

 

「・・・・・・ね、白夜叉」

 

「なにかな?」

 

「その恩恵で・・・・・・黒ウサギと仲直りできるかな?」

 

 その言葉にやや驚いたような顔を見せるも、次の瞬間には暖かく優しい笑みで頷いた。

 

「出来るとも。おんしにそのつもりがあるならの。なぁ、ハクよ」

 

「あぁ、耀なら必ず仲直りできるさ」

 

 俺もしっかりと肯定した。

 

「そっか。それなら出場してみる」

 

 耀はこくりと頷いて縁側から立ち上がる。その顔からは先程までの不安そうな表情は消え、やる気に満ち溢れた良い笑顔をしていた。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 耀が張り切ってギフトゲームの受付に出た後、この部屋は俺と白夜叉の二人となり静かな空気が流れていた。

 

 気まずい雰囲気とかではなく、むしろ、心が落ち着くようなそんな雰囲気である。

 

 俺は追加で出された和菓子を頬張りながら白夜叉に言う。

 

「んむんむ。あ、そうだシロちゃん」

 

「ん? なにかの?」

 

「さっきのギフトゲームだけどさ、俺も出ていいかな」

 

 白夜叉は俺の言葉に驚きを見せるも、すぐに呆れを含めた表情を浮かべ、手を振る。

 

「あぁ、やめとけやめとけ。ハクが出たら一瞬で決着がついてしまうではないか」

 

「はぁ~、だよなぁ。まぁ、半分冗談だったけれど」

 

 そう言って、再びお茶を啜る。

 

 白夜叉も同様に和菓子を頬張ると、ふと思い出したかのように口を開く。

 

「あ、ほうだはふよ」

 

「口の中の物食べ終わってから喋ろよ」

 

「んむんむ。そうだハクよ。その・・・・・・こうして和菓子を食べてると、またハクのお菓子が食べたくなったなぁと思ってな」

 

「ん・・・・・・あぁ、まだシロちゃんには食べさせてなかったか。よし、じゃあ今から作るか。なんかここに材料あるか?」

 

「え? た、確か卵とか薄力粉とか、あと砂糖と油もあったような気が・・・・・・」

 

「へぇ、結構そろってんだなぁ。んー・・・・・・じゃあ、最近和菓子ばかりしか作ってなかったから今回は洋菓子としてシフォンケーキあたりでも作るか」

 

 ふと、白夜叉は懸命によだれが垂れるの我慢しているようだった。

 

 こんなに期待されるとこちらも力が入るってもんだな。

 

 早速、台所に向かおうとしたところで、ふと思い出したことがあったので白夜叉に伝えておく。

 

「あ、そうだシロちゃん。期待してくれてるところ悪いんだけど、桜たちにこっちに来てくれるように伝えておいてくれないか」

 

「ん? あぁ、分かった。・・・・・・ところで今回来るのは誰なんじゃ?」

 

「えっと・・・・・・確か、桜に楓、イリスだったかな。あ、あと、ここに来る前に伝達にセレーネもいるな」

 

「ふ~ん、そうか。では、楽しみにしておるぞ」

 

「おう」

 

 そうして、俺は台所へ向かう。

 

 さてと、美味いケーキを作りますかね。

 

 気合を入れるため袖を捲り、調理に取り掛かる。

 

 

 ◇◇◇

 

 

(はぁ、それにしても来るのがあの三人か・・・・・・それにセレーネまで・・・・・・。はぁ・・・・・・みんなハクのことが、・・・・・・そ、その・・・・・・好き・・・・・・だからの・・・・・・。ま、まぁでも!?/// そのメンバーの中で一番ハクと長い付き合いだし!? それに一番・・・・・・ハクのことが好きっていう自信があるし・・・・・・。はっ!?/// 私はなんて恥ずかしいことを!?/// あぁぁぁぁあぁぁあ!!??/// ・・・・・・・・・・・・はぁ、でも、あやつは鈍感だからのう。はぁ・・・・・・まぁ、そこを何とか乗り越えて・・・・・・そ、その///・・・・・・こ、こ、恋人に・・・・・・)

 

「シロちゃん」

 

「ひゃわぁぁぁぁあぁ!?」

 

「? ど、どうした? シロちゃん」

 

「な、なんでもないなんでもない!/// あはは・・・・・・で、どうしたんだハクよ?」

 

「あぁ、いやぁ、ゴムべらってここにあるかなと思って」

 

「あ、あぁ、それなら上から二番目の引き出しの中の左側にあったはずだ」

 

「おう、サンキュー」

 

(・・・・・・・・・・・・はぁ、びっくりした!! ま、まさかこのタイミングで声をかけられるなんて・・・・・・しかもあんな声を出してしまうなんて。へ、変に思われた? いや、絶対思われたよね? あぁ! どうしよう! そ、それにハクもハクだ! この前のデ・・・・・・デート///、で勇気を出して、その・・・・・・キ・・・キス・・・・・・をしたのに!/// そのあと、まったく気にしてないように振る舞うし・・・・・・。そ、そんなに私に魅力がないのかの・・・・・・まぁ、今はこんな小さい姿だけれども。・・・・・・よし! 落ち込んでいても仕方がない! 何としてでもハクを私の・・・・・・こ、恋人にしてみせる!)

 

 

 ◇◇◇

 

 

 白夜叉は拳に力を入れ、やる気に満ち溢れていた。

 

 その様子をチラッと見た俺は「なんであんなに気合入ってんだ?」と、呑気に思っていた。

 

 それにしても、さっきの白夜叉の様子といい今の様子といい、一体白夜叉の心の中では何が起こっているのか、こればかりは想像してみても分からない。

 

 そこでふと、白夜叉のある一部に目が行く。

 

 そこは白夜叉の唇であった。

 

 唇を目にした瞬間、あの時の柔らかい感触が蘇ってくる。

 

 それと同時に顔がこれでもかというくらい熱くなっているのが感じられた。

 

(あぁ! なんで、こんな時に思い出すんだ俺は! これじゃあまるでいつも白夜叉とのキスを思い出してるみたいじゃないか! はぁ、落ち着け俺。落ち着け俺。・・・・・・・・・・・・ふぅ、な、何とか落ち着いたか。そ、それにしてもあの時のキス・・・・・・あいつファーストキスって言ってたよな・・・・・・まぁ、俺もだったけど・・・・・・てことはあいつ、俺のことが・・・・・・・・・・・・。あぁああああああ!!?? って何考えてるんだ俺は!? あの、白夜叉に限ってそんな・・・・・・そんな。も、もしそうだと思ってても実際白夜叉が『え? あの時のキス? あぁ、あんなの挨拶だからの。異国の地では挨拶の代わりにキスをする習慣もあるそうだの。そのようなものだ。てことはあれ? ハクって私がハクのこと好きって思ってたのか? アハハハッ、何冗談を言ってるんだハク。私はハクよりも黒ウサギの方が好きだけどのう』・・・・・・・・・・・・だめだ。こんなのありえないとは思っていてもなんか悪い想像しかできない。・・・・・・これは、気にしない方が良いかな。うん、それがいい。いつも通り、平常心、平常心・・・・・・。よし。さてと、ケーキ作りを再開しますか!)

 

 こうして俺は、平常心を取り戻し、菓子作りに戻るのであった。

 




こう、書き終わってから思うのですが・・・

白亜君、鈍感なんじゃなくてただ単にへたれなんじゃないかと思い始めましたw
作者が何言ってんだって話ですが(笑)


あ、そうそう。新作なのですが、8/16に投稿予定ですのでよかったら見ていただけると嬉しいです♪(投稿済み

それと、最初の方にあります質問コーナーですが、色々とご指摘がありまして、感想ではなく、僕個人へのメッセージへお送り頂けますようよろしくおねがいしますです!

では、今回はこの辺で!
good bye!
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