各コースのTOP生徒と、俺の生徒の決闘。結果は2対1となった。
各々、2週間前とは変わりそれぞれの強さを見せてくれた。
そして俺はといえば―――――
「「デュエル!!」」
《LDS》の若き社長、赤馬零児との決闘に臨んでいる。
先攻は、俺。彼のデッキは知っての通り【
融合、シンクロ、エクシーズ。果てにはペンデュラムまでを幅広い
展開手段をもつ恐ろしいテーマだ。恐らくまだペンデュラムは時期的に
完成してはいないだろうか? いや、既に完成していると考えて然るべきだ。
システム関係の不備とかはあるかもしれないが、基本は彼のデッキは俺の知る
【DDD】と考えるのが妥当だ。
(油断するな。相手はプロだ――――)
確か社長は15歳くらいでプロ資格?認定?を受けていたはず。
一方の俺は悲しいかな、知識だけはそこそこあるが結局はファン勢。
戦略面では当然劣る。なら、やれることは全てやってやる。
「俺は、永続魔法《炎舞―「天キ」》を発動ッ! デッキから
レベル4以下の獣戦士族、《速炎星‐タイヒョウ》を加える! そして召喚!」
《炎舞―「天キ」》魔
「炎舞-「天キ」」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1)このカードの発動時の効果処理として、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2)このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの獣戦士族モンスターの攻撃力は100アップする。
《速炎星‐タイヒョウ》☆3
攻0/守200
このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズ時に、自分フィールド上の「炎星」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットする。
「速炎星-タイヒョウ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
「ほう、……どうやら報告とはデッキの内容が違うようだが」
「えぇ。あれは授業ようですから、ね。俺はタイヒョウのモンスター効果発動!
このモンスターをリリースして、デッキから《炎舞―「天枢」》をセット!
そして発動!」
《炎舞―「天枢」》魔
このカードがフィールド上に存在する限り、自分のメインフェイズ時に1度だけ、自分は通常召喚に加えて獣戦士族モンスター1体を召喚できる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。
「天枢の効果発動! 手札からチューナモンスター《炎星師‐チョウテン》を召喚!
効果発動! 墓地からタイヒョウを特殊召喚するッ!」
《炎星師-チョウテン》☆3 チューナー
攻500/守200
このカードをシンクロ素材とする場合、獣戦士族モンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地から守備力200以下の炎属性・レベル3モンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚した場合、このターン自分は獣戦士族以外のモンスターで攻撃できない。
「炎星師-チョウテン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
今のうちに回転させるんだ、デッキをッ! 【DDD】には阻害系のカードは
ほぼない。Gも飛んでくる心配ないだろう。あっても発動させるならここだし。
ちなみに今回使用しているデッキは、元の世界で唯一組んでたガチデッキ。
まぁ自分で思ってただけだが……【炎星】だ。
「俺は、レベル3のタイヒョウにレベル3のチョウテンをチューニングッ!
炎纏いし武人、勝鬨を上げろッ!! シンクロ召喚ッ! レベル6
《炎星候‐ホウシン》ッ!」
《炎星候‐ホウシン》☆6 シンクロ
攻2200/守2200
炎属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、デッキから炎属性・レベル3モンスター1体を特殊召喚できる。
また、このカードがシンクロ召喚に成功したターン、自分はレベル5以上のモンスターを特殊召喚できない。
「ホウシンの効果発動! デッキから《立炎星‐トウケイ》を加える。
トウケイの効果発動! 《炎星》の効果で特殊召喚されたとき、デッキから
《炎星》と名の付いたカードを手札に加える。俺は、《炎星師‐チョウテン》
を手札に加える」
《立炎星‐トウケイ》☆3
攻1500/守100
このカードが「炎星」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、デッキから「炎星」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
「立炎星-トウケイ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットする。
「トウケイの2つ目の効果を発動。場の《炎舞―「天キ」》を墓地へ送り、
デッキから同じく《炎舞-「天キ」》をセットする。これでターンエンド」
場にはホウシン、トウケイ。「天枢」、伏せ《「天キ」》。
まずまずの出だしだろうか?
「それでは私のターン。ドロー。私は手札から永続魔法《地獄門の契約書》、
《魔神王の契約書》をそれぞれ発動」
《地獄門の契約書》魔
「地獄門の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。
(2)自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000ダメージを受ける。
《魔神王の契約書》魔
「魔神王の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
「DD」融合モンスターを融合召喚する場合、自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
(2)自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000ダメージを受ける。
「私はこの2枚の効果で自分のメインフェイズにそれぞれ1000ポイント。
合計2000ポイントのダメージを受ける」
「な、なんだぁ! それ! デメリットの塊じゃねぇか!?」
外野で修也が叫ぶ。だがその契約は大概破棄されるけどな。
「私は、地獄門の契約書の効果を発動。デッキから《DDナイト・ハウリング》
を手札に加える。さらに、魔神王の契約書の効果。1ターンに一度、《融合》
のカードを使用せず、悪魔族融合モンスターを融合できる。私は、手札の
《DDケルベロス》、《DDリリス》で融合。
牙むく地獄の番犬よ、闇夜にいざなう妖婦よ! 冥府に渦巻く光の中で、今ひとつ
となりて新たな王を生み出さん! 融合召喚!
――――生誕せよ! 《DDD烈火王テムジン》!」
「赤馬社長が、融合使いだったなんて驚きです……」
外野で昌子さんが驚きを漏らす。融合だけなら誰だけ良かったろうか。
《DDD烈火王テムジン》☆6 融合
攻2000/守1500
「DD」モンスター×2
「DDD烈火王テムジン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の
「DD」モンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地の「DD」モンスター1体を
対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2)このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、自分の墓地の「契約書」
カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
「攻撃力2000。それだけじゃあ……ないですよね?」
俺は、勘ぐるように聞く。まぁー終わるわけないんだけどね。
きっと融合、シンクロ、エクシーズ全部並ぶよ(白目)
「あぁ。そうだ。私はチューナーモンスター《DDナイト・ハウリング》を
召喚! このモンスターの召喚に成功したとき、墓地の《DD》と名の付くモンスター
を特殊召喚できる。私は《DDリリス》を特殊召喚!」
《DDナイト・ハウリング》☆3 チューナー
攻300/守600
(1)このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象
として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、そのモンスターが
破壊された場合に自分は1000ダメージを受ける。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。
奇妙な声を囁きながら場に戻るリリス。墓地で眠ってて、どうぞ。
「私は、レベル4の《DDリリス》にレベル3の《DDナイト・ハウリング》を
チューニングッ! 闇を切り裂く咆哮よ。疾風の速さを得て新たな王の産声となれ!
シンクロ召喚! ―――――生誕せよ! 《DDD疾風王アレクサンダー》!」
「シンクロ召喚まで使えんのかよ!?」
《DDD疾風王アレクサンダー》☆7 シンクロ
攻2500/守2000
「DD」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「DDD疾風王アレクサンダー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の
「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、自分の墓地のレベル4以下の
「DD」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
「烈火王テムジンのモンスター効果発動。このカード以外の《DD》と名の付く
モンスターが特殊召喚されたとき、墓地から《DD》モンスターを特殊召喚できる。
私は、《DDケルベロス》を特殊召喚。さらに、アレクサンダーの効果発動!
このカードが存在し自分フィールドに《DD》と名の付くモンスターが特殊召喚された
時、自分の墓地からレベル4以下の《DD》と名の付くモンスターを特殊召喚できる。
甦れ、《DDリリス》よ!」
また戻って来たよ、あの妖婦(過労死認定)。
「……レベル4モンスターが2体。まさか」
「私は、レベル4の《DDケルベロス》、《DDリリス》でオーバーレイッ!
この世の全てを統べるため、今 世界の頂に降臨せよ! エクシーズ召喚!
――――生誕せよ! 《DDD怒涛王シーザー》ッ!」
はい、ここまでテンプレです。めっちゃ増G撃ちたいッ!!
てか、生誕しすぎィ!! 俺で、皆赤馬社長が融合、シンクロ、エクシーズの全て
を使えると分かったことだろう。うん。さて、どう突破しますか。
「バトルだ。アレクサンダーで《炎星候‐ホウシン》に攻撃!」
アレクサンダーがその剣でホウシンへ向かう、あの時《「天セン」》でも伏せて
おけば良かったか。
「くッ」
末城 遊介:3800LP
「次だ。テムジンで《立炎星‐トウケイ》を攻撃」
テムジンの炎を纏った刃がトウケイを両断する。
末城 遊介:3400LP
まだだ、まだ耐えられるッ……次のターンのことを考えれば場が空いてるほうが
好都合と思えば。
「そして、怒涛王シーザーでダイレクト・アタックッ!」
「ぐぅッうう……!!」
シーザーの攻撃をモロに喰らい後方へ吹っ飛ばされる。乾いた砂のリアルな
感覚が背中越しに伝わる。
末城 遊介:1000LP
「私は、カードを1枚伏せてターン終了」
「流石、《LDS》の社長……容赦ないですね」
立ち上がり顔を拭う。赤馬零児の顔は1ミリも笑ってはいない。
「私は本気を出す。そう言ったはずだが」
「そうでしたね。なら俺も立場関係無しで行かせてもらいますよ」
少し虚栄を張る。実はもう精一杯だっての。まず立場考えろ!
バイト講師が社長と戦ってんだぞ! 接待しないと首切られるのか?
とか考えちゃうのは自然の摂理。けど、
(負けたくない)
主人公の榊遊矢でも勝って無い?関係ない。俺は自分の生徒の
前でみっともない姿を見せる訳にはいかねぇんだ。
そう、これは男の意地だ。
やや多忙で投稿がやや遅れました。