「勝負はアクションデュエルで行います。では、始めましょう」
リアルソリッドヴィジョンシステムのシステムが駆動する。
「フィールド魔法、《クリスタル・コルドー》発動!」
マルコ先生が指をパチッと鳴らす。すると周りの景観が変わり始める。
ものの数秒で景色は、煌びやかな回廊とその姿を変えた。
マジですげぇ……オーバーテクノロジーってこういう事を言うんだろうな。
「「戦いの殿堂に集いし決闘者達が、モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い、
フィールド内を駆け巡るッ! 見よ、これぞデュエルの最強進化系ッ……」」
い つ も の
やっぱこれ言うんすねぇ……
『アクショォオオン――――……』
「「デュエルッ!!!」」
パリーンと音がして、Aカードがフィールドに散らばる。
両者はまず距離を取った。
「先攻は、私のターンね」
先攻は光津真澄。さぁどう出てくるんだ?
「私は、手札から《ジェムナイト・アレキサンド》を召喚!」
《ジェムナイト・アレキサンド》☆4
攻1800/守1200
(1):このカードをリリースして発動できる。
デッキから「ジェムナイト」通常モンスター1体を特殊召喚する。
「さぁ行くわよ! 私はこのカードをリリースして、デッキから
《ジェムナイト・クリスタ》を特殊召喚!」
《ジェムナイト・クリスタ》☆7
攻2450/守1950
通常モンスター
「いきなり、上級モンスターッ!!」
昌子さんは怯む。が、ジェムナイトの本質は連続融合だ。
これはあくま前座に過ぎないだろう。ちなみに俺は光津真澄が
ジェムナイト使いだと知っている。が、それを彼女には言っていない。
もし俺が「光津真澄はジェムナイト使いで~こうこうこうすれば勝てるよ。
ね? 簡単でしょう?」なんて言えばそれはもはやチートだし、そんなことで
勝ったとしても誰の為にもならないからな。
「私はターンエンド! さぁ貴方のターンよ」
「私のターンッ! ドロー! 相手の場にのみモンスターがいる時、
このモンスターは特殊召喚できる! 来なさい、《サイバー・ドラゴン》!」
「来たぜぇ!! 《サイバー・ドラゴン》だ!」
「だが、相手のモンスターの攻撃力には……及ばない」
「あぁ、レイの言うとおりだ。が、これはアクションデュエルだからな」
Aカードがある。
すると、昌子さんは何かを探すようにフィールドを走り始める。
「早速、Aカード頼みってわけ? 高が知れてるわね」
「何ですってッ!」
昌子さんは落ちていたカードを掴み、発動する。
「Aマジック、《アブソーブ・エナジー》ッ発動! このターン、自分の
モンスター一体の攻撃力を相手のモンスター一体の攻撃力の半分の数値
上昇させるわ! 私は、《ジェムナイト・クリスタ》の攻撃力2450の
半分、1225を《サイバー・ドラゴン》の攻撃力に加える!」
《アブソーブ・エナジー》A魔
相手のモンスター1体の攻撃力の半分の数値分、自分のモンスター
1体の攻撃力をそのターンのエンドフェイズまでアップする。
《サイバー・ドラゴン》攻2100→3325
うわ、すげ半端ッ! ヴェルズもビックリだなぁ。
「バトルよ、サイバー・ドラゴンで攻撃ッ! <エヴォリューションバースト>!」
サイバーの電子荷電ブレスがクリスタを襲う。
「やったぜッ! 昌子のねぇちゃんが先手を取ったぜッ!」
「いや―――あの女……今」
やがて煙が晴れる。
が、そこには無傷のクリスタと光津真澄が立っていた。
「なんでッ!?」
「私はAカード《回避》を発動したの。攻撃は――――無効よ」
「くッ……」
「もしかして私がAカードを使わないとでも思った?」
《回避》A魔
フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
でたな……あれ、チートだろ! 「ピ〇チュウかわせッ!」並みに反則だろ!
「私はカードを1枚伏せてターンを終了よ」
「ははッ! にわか仕込みで僕らエリートに先手を取れるわけないだろう!」
「私のターン! ドロー! さぁ、見せて上げるわ。本当の融合をね、
私は手札から《ジェムナイト・フュージョン》を発動!
雷を帯びし輝石よ、瑠璃の煌めきよ一つとなりて現れよ! 融合召喚ッ!
――――《ジェムナイト・プリズムオーラ》!」
《ジェムナイト・プリズムオーラ》☆7 融合
攻2450/守1400
「ジェムナイト」モンスター+雷族モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、手札から「ジェムナイト」カード1枚を墓地へ送り、
フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
その表側表示のカードを破壊する。
「融合モンスターッ……!」
プリズムオーラかッ……効果を使われてクリスタと殴りに来られたらッ!
「融合素材となった《ジェムナイト・ラズリー》の効果発動!
このカードが墓地へ送られたとき、通常モンスターを手札に加える。
私は同じく融合にしようした《ジェムナイト・ルマリン》を手札に加える!」
実質手札消費2だぞ? オイ! お得! けど、俺はシャドールなる
キチガイ融合集団を知っているので驚かない。アイツらはおかしい。
「さらにプリズムオーラの効果発動! 手札からジェムナイトと名の付く
カードを墓地に送って、フィールド上の表側のカードを破壊する!
《サイバー・ドラゴン》を破壊!」
「きゃッ!」
プリズムオーラの電撃を喰らいサイバー・ドラゴンが爆ぜる。
「ヤベぇよ! 昌子のねぇちゃんの場ががら空きだ!」
「……いや、まだ大丈夫だろう」
「これで終わりよ! プリズムオーラと、クリスタでダイレクトアタック!」
「――――手札から、《速攻のかかし》のモンスター効果を発動!
このカードを捨てて、相手の攻撃を無効。バトルフェイズを終了させます!」
《速攻のかかし》☆1
攻0/守0
相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
その攻撃を無効にし、その後バトルフェイズを終了する。
「少しは楽しめそうね。私はターンエンドよ」
「よし。しっかり相手を“止める”動きが出来てるな」
さぁ今度は君の番だ。存分に見せてやれ!
◆
彼女の場には攻撃力2450のモンスターが2体。状況はこちらが
圧倒的に劣勢ですか……けど。なんだか、楽しくなってきました。
けど、ここで状況を覆すのであれば……アレが必要でしょう。
「私のターンッ! ドロー! 私は《サイバー・リペア・プラント》
を発動! デッキから《サイバー・ドラゴン》を手札に加えます。
そして、特殊召喚! さらに私は魔法カード《簡易融合》を発動!
1000LPを払い、エクストラデッキから《重機装甲 パンツァードラゴン》
を融合召喚!」
さすが光津真澄。《簡易融合》での融合召喚では驚かないか。けど、
私の技はこれだけではありません!
「私は2体のモンスターで――――オーバーレイッ!!」
「――――オーバーレイッ!!?
エクシーズ召喚ですってッ!? 貴方、融合を使うんじゃないの!?」
光津真澄は驚愕する。やはり、先生の言っていた通り。
◆
「先生! 昌子のねぇちゃんがエクシーズって……どういうことだ!?」
「ん? いや、だって融合使いだから融合しか使わないなんて誰が言った?」
驚く修也に俺はそう返す。にやけが止まらねぇ。だってそうだろ?
融合使いだから融合だけ、シンクロ使いだからシンクロだけってのは。
――――芸が無さ過ぎる。そして、視野が狭い。
「私は確かに「融合使い」と言いました。が、「融合しか使いません」
なんて……言ってませんよ?」
「くッ、卑怯者!」
「なんとでも。星の輝きを伴って生まれ変わりなさい、サイバー・ドラゴン!
エクシーズ召喚! ランク5ッ! 《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》!!」
《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》★5 エクシーズ
攻2100/守1600
機械族レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
また、1ターンに1度、自分の手札・フィールド上の「サイバー・ドラゴン」1体を
除外して発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、2100ポイントアップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
このカードが相手の効果によって墓地へ送られた場合、機械族の融合モンスター1体
をエクストラデッキから特殊召喚できる。
「あ、あいつエクシーズ召喚までッ!!」
エクシーズ専門の志島北斗が外野で驚く。
「これが、総合コースの――――私たちの真価ですッ!
ノヴァの効果発動ッ! ORUを一つ使い、墓地の《サイバー・ドラゴン》を
特殊召喚ッ!」
場に、ノヴァとサイバーが並ぶ。大切なのは、サイバーを蘇生させたことじゃ
ない。大切なのは、ORUとしてサイバー・ドラゴンを墓地に落としたことだろう。
ならきっと彼女はあのカードも引いているに違いない。
「さらに、私は《サイバー・ドラゴン・ドライ》を召喚! このカードは
場と墓地ではサイバー・ドラゴンとして扱えます! そして、今度こそ
見せてあげましょう。私の融合召喚をッ!」
「何ですって!」
「魔法カード《オーバーロード・フュージョン》を発動!」
「確かに、俺たちは半端者の総合コースかもしれない。専門性じゃ彼らに
劣るだろうさ。けど、俺たちの武器それが――――専門性という枠組みに縛られない
柔軟性だ」
《オーバーロード・フュージョン》魔
自分フィールド上・墓地から、融合モンスターカードによって決められた融合素材
モンスターをゲームから除外し、機械族・闇属性のその融合モンスター1体を融合
召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「私は、墓地の《サイバー・ドラゴン》、場の《サイバー・ドラゴン・ドライ》
をゲームから除外して、融合ッ! 荒れ狂う合成竜、出でて力を振るいなさい!
融合召喚ッ! 《キメラテック・ランページ・ドラゴン》ッ!!」
《キメラテック・ランぺージ・ドラゴン》☆5 融合
攻2100/守1600
「サイバー・ドラゴン」モンスター×2体以上
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1)このカードが融合召喚に成功した時、
このカードの融合素材としたモンスターの数まで
フィールドの魔法・罠カードを対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2)1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから機械族・光属性モンスターを2体まで墓地へ送る。
このターン、このカードは通常攻撃に加えて、
この効果で墓地へ送ったモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
「嘘……こんなことが――――」
3体の機械竜。サイバー・ドラゴン、サイバードラゴン・ノヴァ。そして、
キメラテック・ランページ・ドラゴン。こんだけ並ぶと爽快だなぁ。
サイバー流は進化してるなぁ(白目)
「――――さぁ、覚悟はよろしいかしら?」
サイバー流は進化し過ぎ。けどインフィニティは出さないから(良心)
毎度、これ終わり方半端じゃねぇ?と思われると思います。
これは大体4000字程度で締めたほうが、読みやすいし書きやすい
という私の勝手な都合です。
なるべく出せ時に出すようにしていますので、何卒お願いします。