四捨五入して三十路の俺と嫁がISの世界で楽しく生活する話   作:銭湯妖精 島風

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アナタは死なないわ、ワタシが守るもの




なんて日だ

 

今あった事を、そのまま話すぜ

 

嫁と買い物してたら車に轢かれてミンチより酷い有様になって死んでしまった

 

・・・のだが

 

なんか無駄に黒光りしたハゲマッチョが目前に立っている

 

 

「ハロー、神様だよ♪」

 

「・・・・・・」

 

黙って観察する

 

うん、変人には違い無い

 

「あのねー、非常に言いにくいんだけど。君、死んじゃったから☆」

 

「・・・・・・」

 

そんな風には見えない、うん、見えない

 

「でねー、君の好きな世界に転生させてあげようかなって♪」

 

「・・・・・」

 

裏がありそうな気がするが・・・うん、様子見だな

 

「んー? どうかしたかな?」

 

「・・・本当ですか?」

 

スンマセン、俺人見知りするんです←

 

「ほんとほんとー。で、どの世界行きたい?」

 

「その前に、嫁は無事ですか?」

 

直前まで一緒にいた嫁を心配する

 

あいつ、ひ弱だから

 

「んー・・・残念だけど、さっき息を引き取ったみたいだねー。君が盾になったけど、脳にダメージがいったみたい」

 

「・・・・」

 

守れなかった、なんかどうでもよくなってきた

 

「で、どの世界に行きたい?」

 

「・・・嫁を連れて行っても?」

 

死んだ目で尋ねると、神は言う

 

「君が行く世界によるねー」

 

「IS・・・インフィニット・ストラトス」

 

そう言うと、神は笑った

 

「いいよー。じゃあ、希望聞こうかー? どんな感じがいい?」

 

「その前に、嫁を呼び出してくれ」

 

神が指を鳴らすと、目の前に嫁が現れた

 

「嫁・・・すまん、守れなかった」

 

「ん・・・んん? レンくん? あれ? ここどこ? おっかしいなぁ・・・車突っ込んできたとこは覚えてるんだけど・・・」

 

首をかしげる嫁

 

「死んだらしい、んでISの世界に転生出来るんだってさ」

 

「へー」

 

興味なさげに、彼女は言う

 

「希望聞いてあげるよー」

 

「何、この人・・・」

 

俺の背中に隠れ、尋ねてくる

 

「変人な神様(仮)」

 

「それ、マジなわけ?」

 

疑う目で、俺を見上げた

 

「本当だよ、アシガラ・ユノさん。あと深層心理で、マルチタスク出来て、胸が大きくなって美人になりたいけど、目立ちたくないと思ってるでしょ? 叶えてあげられるよー」

 

彼女を見下ろすと、愕然として神を見ていた

 

「本物らしい、どうしようかな」

 

俺はAICを使いたいからマルチタスク欲しいな、後アナティカルエンジンも欲しいし、束さん並みのスペックも欲しい

 

細胞単位でチート級、良いな、うん

 

「うん、いいよー。あ、性別どっちがいい? ユノさんは女性でいいみたいだけど」

 

「ナチュラルに読心しないで欲しいが・・・IS乗りたいから女?いや、男で大丈夫か?」

 

うん、嫁が凄い表情してる

 

「男の娘?」

 

「・・・どう思う?ユノ」

 

聞いてみると、嫁は物凄い勢いで首を横に振った

 

嫌らしい

 

「なら、イケメンで・・・ソーマが良いな、うん」

 

「わかったよー。んじゃ、ユノさんは・・・うんうん。わかったよー」

 

ユノは何を願ったんだろう?

 

「あ、専用機は貰えるのか?」

 

「いいよー」

 

ニコニコと、神は笑う

 

「やったな嫁、念願のロボット工学を学べるぞ?」

 

俺は操って闘ってみたいから欲しい訳で、うん

 

「え・・・? あ・・・そう言えば。ISって、ロボットだった」

 

「分類はパワードスーツだが、ほぼロボットだな、うん」

 

ユノが少しやる気になった様で良かった

 

「んじゃ、このお部屋使えばいいよ。専用機は、念じれば出るからねー」

 

便利空間だな

 

「ユノは、やっぱりアレか?ヒナ」

 

「うん♪ あたしの小説の主人公が持ってた、愛機が良いなって思ってさ」

 

テンションが上がったようだ

 

「悪くないな、うん」

 

んじゃ、俺は何にするかな・・・最近ハマってる奴にするかな

 

「カタフラクトのスレイプニールにしよう、アンカーとか武装も充実してるし」

 

少し改造する必要があるだろうけど

 

でも、スタビライザーを盾に使えるしな・・・うん

 

そんな訳で、ISとして扱い易い様に改良し魔改造した

 

スタビライザーとバーニアスラスターをアンロックユニットにしたり、アンカーにAIC発生装置を搭載してワイヤーアクションを再現出来る様にしたり、盾代わりのスタビライザーにクラインフィールドを展開出来る様にしたり、フルスキンにしたから一回りデカかったり、色が灰銀色で、右翼スタビライザーを赤に塗ったりした、うん

 

「おおー」

 

ヒナを纏った嫁は、動き回ったり飛んだりして楽しげだ

 

「俺も試運転をするか、うん」

 

スレイプニールを纏い

 

「おぉ、安定感と安心感が満載だ、うん」

 

纏った一瞬視界が真っ暗になるが、直ぐに明るくなり視界に情報が流れて行く

 

予想より居住性が良い

 

「よし、武装は・・・グレネードランチャー付きマシンガン、ハンドガン、対物ライフル、対物ナイフetcetc便利だな、うん」

 

主兵装のマシンガンを構えトリガーを引いたり、移動したり慣らしを始める

 

「楽しー♪」

 

数え切れないほどのビット兵器を浮かべ、全てバラバラに動かしていく嫁を眺めた

 

さながらマルチプルパルスか火星カタフラクトのハーシェルだな、うん

 

「ユノ、軽く手合わせ願おうか」

 

「えー、やだ。レンくん、怖いもん」

 

べー、と舌を出し、嫁はそっぽを向く

 

「つまり、負けるのが怖いんだな?」

 

「そう取ってもらってもいいよ。ぜーったいヤダ!」

 

言い出したら聞かないのが、嫁クオリティ

 

「仕方ない・・・神、手頃な練習相手を出してくれ、実践訓練して覚える」

 

じゃなきゃアナティカルエンジンが有っても、あのハーシェルには勝てんだろうし

 

つか、ハーシェルのビット兵器は多分ビームだった筈なのでAICが通用し辛い

 

ラウラを封殺出来そうだな、うん

 

「僕疲れたー。あとよろしくー」

 

誰かに言い、神は引っ込もうとする

 

「何処に行く?おい」

 

取り敢えず、マシンガンを掃射しておく

 

「あー、痛い痛い。別の神様と交代するだけだよー。もう勤務時間外なんだよー」

 

そう言い、神は消える

 

「・・・痛いで済むのか?銃弾だぞ」

 

取り敢えず信じられないモノを見た気がする、うん

 

「あの神、小説のイメージの奴そっくり」

 

クルクル回りながら、嫁が言う

 

「あんななのか?ヴェスタ」

 

「うん。ショタボイスじゃなかったけど」

 

ヒナを解除し、嫁は座り込む

 

「大丈夫か?」

 

歩み寄り尋ねる

 

「疲れた・・・。てか、離れ離れになっちゃうのかな・・・」

 

俯き、ユノは涙声になった

 

「大丈夫だ、絶対に。そうだろう?導師イオン」

 

センサーに感知したショタに尋ねる

 

「貴方達が望むならば、叶えます」

 

ニコリと微笑み彼(?)は言った

 

「良かった・・・」

 

ほっとした表情で、ユノは呟く

 

「幼馴染み、家は隣で頼む」

 

スレイプニールを脱ぎ、イオンに土下座する

 

「レ、レンくん!? 何も土下座までしなくても・・・」

 

慌てて、嫁が駆け寄ってきた

 

「そこまでしなくても叶えます、立って下さい」

 

イオンの優しい声色に頭を上げ

 

「ありがとうイオン」

 

あのハゲマッチョには信仰心が湧かないが、イオンなら信仰できる気がする

 

それから、3ヶ月分くらい訓練して、俺たちは現世へと落とされた

 

 





本作を読んで頂きありがとうございます。

本作の夫婦は、私と相方をモデルにしています

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