四捨五入して三十路の俺と嫁がISの世界で楽しく生活する話 作:銭湯妖精 島風
神様、いるのだったら私に文才をください。マジで
IS、インフィニット・ストラトスの世界に転生して早3年
この前、妹が産まれた
そんなこんな平和に暮らしている訳だ、うん
そして今日は幼稚園の入園式がある
「・・・・幼稚園か」
人生やり直しで2度目の幼稚園、脱力する他ない
そんな訳で入幼稚園で入園式が始まる
退屈だが、仕方ないと諦めておき周りを観察してみる
ソーマな俺みたいな奴は居ないが、気になる奴を見付けた
「・・・黒髪メガネ」
特に奇抜な訳じゃなく普通の娘だが、なんか違和感を抱く
結局違和感が拭える訳も無く、指定された教室へ移動する
そこには、先程の娘もいた
神よ、感謝致します
あ、ヴェスタじゃなくイオンにな?うん
その娘は、窓の外をボーッと眺めている
「・・・ガルム2、エンゲージ」
誰にでも無く呟き歩み寄り
「・・・・・ユノ?」
ゆっくりとその娘は振り返り、目を見開く
「・・・レン、くん?」
「ユノ」
取り敢えず抱き締めておく
「レンくん・・・っ!」
泣き始めたユノの頭を撫でる
周りが五月蝿いが気にしない事にしよう、うん
それから先生が来たり、家に帰ったら帰ったで親に怒られたりした
何故だ
再び数年が経ち、俺達は小学生になっていた
「複雑そうだな?ユノ」
顔を軽く歪ませている彼女に、尋ねる
「ランドセル・・・」
はぁ、とユノはため息をついた
「誘導弾頭弾を撃てる様に改装してやろうか?」
まぁその場合、教科書やら何やらがランドセルに入らなくなるけどな、うん
「いらない。てか、馬鹿なこと言わないで」
おぉう、睨まれてしまった
「そうか、残念だ」
まぁ、それから何事も無く小学校を卒業したわけだが
中学時代が問題だった
俺じゃなく、ユノに、だが
「あ゛ー・・・」
中学には、うちの小学校以外からも人が来るわけだ
その中には勘違い女もいるわけで
ユノに嫌がらせをそいつは毎日していて、彼女は軽く凹んでいた
「・・・殺すか?」
中身入りステンレス缶コーヒーを握り潰しユノに尋ねる
「別にいーよ。あいつらの目的、レンくんだもん」
学生カバンを地面に置き、ユノはまたため息をつく
「見た目もブス性格もブス、救えん奴に狙われてるのか?俺は・・・勘弁してくれ・・・俺は、お前だけしか見ていない」
隣に経ち、ユノの頭を撫でる
「まぁ、そろそろあいつら、事故に遭うんじゃないかなぁ・・・」
黒い笑顔を浮かべ、彼女は呟く
「そうだな、神は見ているだろうしな?」
「うん」
そう言った翌日、ユノを苛めていた連中は全員何かで入院した
まぁ天罰だろう、うん
そんな訳で平和な時間を過ごし夏休みのある日、無駄にデカイ我が家の庭にIS用コンテナが降って突き刺さった、しかも2つ
「・・・・父さん達の仕業か?」
ウチの両親はIS技術者で、業界では割と有名らしい。まぁ篠ノ之束には劣るが
「なんの音・・・?」
目を擦り、ユノが自宅の庭に出てくる
「あー・・・ユノ、ウチ側に来い。多分アレだ」
二階から呼ぶと、パジャマ姿のままユノは家に来る
「なにこれ」
ボーッと、ユノはコンテナを眺めた
「専用機、だな」
「へー。あたしまだ眠いし帰る・・・」
まぁ、早朝だしな
近所の人、ごめんなさい
「取り敢えず、ヒナを持ってけ」
「え? おじさん達からじゃないの?」
キョトンと、彼女は尋ねる
「いや、ヴェスタからだ・・・あのコンテナに描かれてるエンブレムはリューネのレオーネだろ?父さん達が知ってる訳が無い」
「えぇぇぇぇ!!?」
ユノの絶叫が響く
「そんなに驚く事か?」
「だ、だってさ。イメージはしてたけど、それがコンテナになんて・・・はっ! なら、グンジョウかナズナをあたしの旦那にしてくれても良いんじゃねーのか!?」
ユノが壊れた
「俺では不満なのか?」
仮に、そうだったら傷付くな・・・鬱だ、死のう
「いや? 前のレンくんなら不満はあったけど。今のレンくん、ソーマだもん。しかも、政宗様ボイス! あたし、幸せだぁ・・・!」
頬に手を当て、ユノはクネクネと体を動かす
「お、おう。お前が幸せなら嬉しいよ、うん」
取り敢えず、そう言っておく
それからヒナを持ち帰ったユノは、着替えて再び家に来る
「アレ?お前、寝るんじゃなかったのか?」
取り敢えずキッチンで珈琲豆を挽きながら尋ねる
「んー。レンくん、あたしいないとご飯適当にするから。作りに来た」
最近胸がでかくなってきたと言っていたのに、胸元が目立つキャミソールを、彼女は着てきた
「出来た嫁で嬉しいが、ナナが粗方食っちまったぞ?」
珈琲を淹れながらユノに言う
因みに、ナナは妹だ
奴の胃袋は、さながらブラックホールの様だと思う
「レンくんも食べたの?」
「いんや、珈琲と食パンにする予定だった」
もー、と彼女は俺に抱きついてきた
胸が当たります
我慢だ俺!!
「あたしもお腹すいたー」
「仕方ない、外食にするか・・・食パン以外無いしな」
だから、離れてくれないだろうか
「ねーねー、レンくん」
「なんだ?」
見下ろすと、ユノはニコリと笑った
「興奮しないの?」
胸押し付けてんのはワザとか!
「するよ、だが我慢してんだよ・・・着替えて来い」
ユノの頭を撫でて言う
「えー・・・襲ってもらえるかと思ったのにー」
「そうやって煽るな、頼むから・・・」
苦笑しながら、ユノの頭を撫でる
「レンくんは、あたしが他の奴にヤられても良いって言うの? 結構インランなの知ってるくせにー!」
コイツ、朝っぱらから何を言ってんだ?
いや、知ってるけども・・・よし
「後悔するなよ?」
ユノを抱き上げ防音な地下室へ入室して、美味しく頂きました←
それからファミレスで遅めの朝食を食べる事になった
「んー、美味しいー!」
オムライスを食べながら、ユノは微笑む
「そうだな」
生前、卵アレルギーだったユノ
しかも、初期頃に卵の味を覚えてしまっている為、食べれないのは辛かっただろう
そんな嫁に和みつつチキンステーキを食べる
それから、月日は流れ冬休み少し前
俺、飲酒運転の車に跳ねられてしまったっぽい
まぁ艦これ風なら小破な感じかな?
それなりに痛かったけど
そんな訳で冬休み、左眼に眼帯しつつ自宅でのんびりしていると
「レンくんっ!!」
慌てたユノが、家に転がり込んでくる
「どうした?」
珈琲を飲み尋ねる
「病院行った!?」
軽く怒っているようだ
「当たり前だろ?コレ以外は異常無しだ」
眼帯を示し珈琲を飲み干す
「レンくん、病院嫌いだから。心配しちゃったよ」
「強制連行だったから安心しろ」
とは言え左眼は完全に失明してわけで
「でも、レンくんが無事で良かったよ・・・」
俺の右側に座り、ユノは抱きついてくる
「心配掛けてスマン」
ユノの頭を撫でて言い
「でも傷は直ぐ治るし、左眼も直ぐに直る」
「ん・・・」
テレビをつけると、一夏が映っていた
「よいよ、だな?」
漸く長いプロローグが終わる
「そうだね。でも、レンくん。IS学園入れるの? あたし、別の学校行く予定だけど」
「良いのか?IS学園で技術者の勉強出来るぞ?」
首を傾げつつ、聞く
「でも、あたしが進みたいのはロボット工学なわけで」
「ISの無人機開発、篠ノ之束以外では未だ居ない。お前が先駆者になれば良い。まぁ、もう時期カタフラクトのライン生産も軌道に乗るしな?」
ナデナデと手を動かし撫でる
「んー・・・」
不満そうに、ユノは唸った
「あと、離れ離れになりたくないな」
苦笑してユノの顔を覗き込む
「・・・レンくん・・・ズルイよ・・・そう言われたら、逆らえないじゃん・・・」
目を潤ませる彼女へ、俺はキスをした
それから数日後、男性搭乗者適性検査に行き、無事IS学園に行く事が決定した
さぁさぁ始まる、長いプロローグが終わり物語の幕が上がる
やっとプロローグが書き終わりました
それでは、御意見・御感想。お待ちしています