ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 遂にやって来ました第100話目です!
 たくさん語りたいことがあるのですが、とりあえずまずは第100話記念回をどうぞ!

 内容としては本編の未来と言いますか、1つのハーレムルートとして描いてみました。恐らくこれがμ'sハーレムの究極系だと思います!


【特別編】μ'sハーレムの主になった(前編)

 俺の朝は、愛する彼女たちのモーニングコールから始まる。

 

 

「零君朝だよ!!起きて♪」

「うぅん……おはよう穂乃果。今日も元気いっぱいだな」

「おはよう零君♪だって2週間に1度の添い寝なんだもん、いつもより元気いっぱいだよ♪」

 

 

 俺の腕の中で、穂乃果は頬を桃色に染めながら俺の身体に擦り寄る。

 彼女のトレードマークであるサイドポニーは外れ、普段の活気の中にも女性の色気が垣間見える。そしてこの毛布を開ければ、生まれたままの彼女の姿。昨晩しっぽりと愛を深め合ったせいか、敷布団には至るところにシミが付いている。それは穂乃果の股の部分に顕著だ。

 

 

「零君、目覚めのキスだよ♪」

 

 

 穂乃果は俺の上に股がって、腕を首に回し顔をゆっくりと近付けてくる。同時に穂乃果の胸が俺の胸に当たり、その造形がふにっと変化した。穂乃果の胸は大きさ、柔らかさ、弾力、感度、全てにおいて俺の性欲を一瞬で引き立てるまでに達している。そんな彼女が俺のモノだと思うと、ただならぬ優越感に浸ってしまう。

 

 

 そして、遂に穂乃果の唇が俺の唇に軽く触れる――――――

 

 

「んっ……はぁ、んっ」

「はぁ……あぁ、んんっ……」

 

 

 俺たちはキスの前から、既に欲求が乱れていた。目覚めのキス、本来ならソフトであるはずなのに、昨晩の余韻が俺たちを欲求の深みへ誘う。穂乃果が唇を動かすたびに、彼女の胸が俺の胸の上で蠢いて俺の興奮を更に高ぶらせる。

 

 

「ふぅ、っ……はぁ、ちゅっ……んっ……んんっ、ちゅぅ……」

「はぁ……あっ、ちゅ……ん……んっ、ちゅっ……」

 

 

 ソフトからディープへ。俺がキスをしているというよりかは、全てを穂乃果に委ねて彼女から一歩的にキスをしてもらっている。俺も彼女を優しく抱きしめながら、穂乃果から捧げられる愛を素直に受け止めていた。

 

 

 

 

 彼女、いや彼女たちから俺に捧げられる寵愛は、日々休まることがない。主である俺が欲求不満になれば、彼女たちはどんな状況であろうとその不満を改善するために動く。もちろんキスだけでなく、その先の行為でも……。

 

 俺たちの住んでいる家は、高校時代に住んでいた住居とは全くの別物。俺は秋葉の共同研究の成功で莫大な富を手に入れたため、12人の彼女たちと同棲できる豪邸に住んでいるのだ。

 

 彼女たちは全員俺の妻として、13人仲良く生活しているという訳だ。

 

 

 これも、一夫多妻制が世の中で認められたからこそできることだな。

 

 

「あっ、零君のココ、膨らんでる……」

「昨日だけじゃ、俺の身体は満足していないみたいだな」

「それじゃあ穂乃果がおクチで全部出してあげるね♪寝ている間に溜まっちゃった、悪いモノをぜ~んぶ!」

「流石、俺の可愛い穂乃果だよ」

「えへへ♪だってみんなとの約束事だから。零君が困っていたら、自分の身体を差し出してでも零君を気持ちよくさせるって。それが穂乃果たちが零君へ送る、精一杯の恩返しだから♪」

「ありがとな、穂乃果」

「こちらこそ!大好きだよ、零君♪」

 

 

 俺は穂乃果の頭を撫でながら、彼女を更に自分の身体に引き寄せる。穂乃果もそれに応えるように俺の身体にもたれ込んだ。直に肌と肌が触れ合うことで、彼女の温もりがダイレクトに伝わってくる。穂乃果の胸が俺の胸に押しつぶされるその光景だけでも、俺の性欲を煽る十分な要因だ。

 

 

 

 

 豪邸での掟。もう高校時代のように俺たちの男女間の行為を咎める者は誰もいない。むしろ彼女たちが自分から俺に擦り寄り行為を行う。もちろん複数人での行為も日常茶飯事であり不思議ではない。もうそれが常識、それが俺たちの日常となっているのだ。

 

 

「そろそろお世話するね。零君の零君に、いつも穂乃果たちを気持ちよくしてくれてありがとうって♪」

「あぁ、頼む」

 

 

 そして穂乃果は俺の下半身に唇を近付ける――――――

 

 

 

 

 こうして俺の1日は12人の彼女たちによるローテーションで、毎朝飽きることのない気持ちいい目覚めから始まるのだ。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 穂乃果と共に朝の身支度を済ませた俺は、朝食を取るため食堂へと向かう。

 1日3食の食事も、穂乃果たちがローテーションを組んで交代で作っている。俺や秋葉の英才教育のお陰か、料理が苦手な奴はもういない。だから俺は彼女たちの愛情が籠った料理を毎日堪能できるのだ。

 

 

 廊下の窓から外を見てみると、玄関先を掃除していることりと海未の姿が見えた。

 料理だけでなく、俺の身の回りのことや家事全般も彼女たちが分担して仕事をしている。それもみんな規則正しくきっちりと時間を厳守して。時間厳守なんて言葉、高校時代の穂乃果や凛にはなかった言葉だぞ。

 

 

 よし、食堂で待たせている彼女たちには悪いけど、ことりと海未にも挨拶していくか。

 

 

 俺は廊下を外れて階段を降り、そのまま玄関へと向かった。

 

 

「おはよう、ことり、海未」

「あっ、零くんだ!!おはよ~♪わざわざことりたちに会いに来てくれたんだ!?嬉しいなぁ~♪」

「おはようございます。目覚めはどうですか?穂乃果があなたに無礼を働いていないか心配で……」

「おはよう。大丈夫、穂乃果のお陰で最高の目覚めだったから」

 

 

 ことりも海未も、わざわざ掃除の手を止めてまで俺のところに駆け寄ってくれた。我ながら出来たお嫁さんたちだよ。俺好みの俺の色に染まりに染まった、俺のためだけのお嫁さんだ。

 

 

「ことりは朝からミナリンスキーのメイド服なんだな」

「アルバイトはもうやめちゃったから、今のことりは零くんだけのメイドさんだよ♪」

「それじゃあ朝のご奉仕も頼めるかな?」

「はい、かしこまりましたご主人様♪」

 

 

 ことりの俺への忠誠心は高校時代よりも更に増し、俺の言うことならどんなことでも従う主人とメイドの関係になっていた。俺たちは夫婦だから立場は同じなのだが、彼女自身がメイドとして俺に仕えたいと申し出てきたので、俺はそれを受け入れ今の関係に至る。

 

 

 ことりは俺の首に腕を回し、小さく背伸びをして可愛くぷりっとした唇を俺の唇に優しく押し付ける。穂乃果の元気いっぱいのキスとはまた違った、ことり特有の穏やかなキス。高校時代から成長して、性を前面に押し出さなくなったゆえの優しげな暖かさがある。

 

 

「んっ……はぁ……」

「んんっ……あぁ……」

 

 

 ことりの艶かしい喘ぎ声は、俺の欲求を大きく刺激する。甲高い甘い声で鳴かれると、もっと彼女を攻めたくなる衝動に駆られ、俺はいつの間にかことりを抱いてしまう。彼女を自分の身体に強く抱きしめながら彼女の嬌声を聞くため、キスと同時に彼女の胸を大きく鷲掴みにして攻め立てた。

 

 

「ふぅ、っ……んっ、はぁ……んっ……ちゅっ、ちゅぅ……」

「はぁん……あっ、ちゅ……零、くん大好き♪……んっ、もっと、ちゅぅ……もっとことりの身体を触って♡」

 

 

 性を前面に押し出さなくなったと言ってもことりの性は身体の奥底で息を潜めていて、少しでも興奮すると彼女の性欲は俺をも凌駕する。自分から胸を揉まれやすい位置に身体を動かすなど、その淫乱さは昔と全然変わっていない。故に優しいキスもすぐに濃厚なキスに変化し、俺からの愛をその身でたっぷりと味わっている。

 

 

「はぁ……気持ちよかったよ、ことり」

「ありがとうございます!ご主人様の命令なら、ことりはどんなことだって受け入れます♪なのでもし欲求不満になってしまったら、是非ことりをお呼びくださいね♪」

「あぁ、ありがとな」

「えへへ……ご主人様!!」

「おっと」

 

 

 ことりは再び勢いよく俺へ抱きつき、俺の胸に顔を埋めた。まるで犬のように俺の匂いを嗅ぐ癖、やはり高校時代の習性は完全には抜けきっていないようだ。

 ことりの頭を撫でてやると、彼女はその欲情に浸る淫らな声を上げる。そんな色っぽい彼女が愛おしく、また興奮してしまったり。

 

 

「あっ、零くんの……大きくなってるね♪」

「お前の淫猥な姿、最高だったからな」

「ありがとうございます!今すぐ処理しますね――――海未ちゃんが♪」

「海未が?」

 

 

 ことりに指名された海未は掃除の手を止め、俺の奉仕をするためにまずは自ら服を脱ぎ始めた。

 大和撫子が魅せるストリップショーは、朝の穏やかな雰囲気も相まり俺の目を釘付けにさせる。一枚一枚服を脱いでいくその姿に魅了されながらも、遂に下着姿となった海未は、最後の一枚も躊躇なく取り払う。残ったのは、下の下着一枚のみ……。

 

 海未の艶かしい脚線美と、俺の手に収まるくらいの程よい綺麗な胸が顕となり、一瞬にして俺の目を奪う。

 

 

「ここからは私があなたのお相手をさせて頂きます。驚きましたか?」

「あ、あぁ……珍しいな、お前が自分から脱ぐなんて」

「穂乃果やことりと同じ、私もあなたに全てを捧げた身。主であるあなたを、私たちがご奉仕するのが当たり前ではないですか」

「海未……」

「今までの感謝を込めて、精一杯あなたをご奉仕します。私の身体を使って気持ちよくなってくださいね♪」

 

 

 ことりが俺の身体から離れ、その代わりに海未が俺の身体に密着した。

 ことりが身体から離れたことによって寂しくなった温もりが、海未によって再び蘇らせられる。生の胸を通して伝わってくる心臓の鼓動が俺の鼓動と同期して、より一層彼女と1つになった。そして自分の身体を上下に動かして、俺の身体に刺激を与える。海未の胸の感触が、俺をまた快楽へと引きずり込む。

 

 

「こうして胸でマッサージするのは久しぶりですね。どうですか?もっと強くした方がいいですかね?」

「いや、丁度いいよ……続けてくれ」

「はい♪フフッ私たちの身体は全てあなたのモノですから、もっと好きなように使ってくれても構わないのですよ」

「そんな乱暴にできる訳ないだろ。俺の大切な彼女たちの身体なんだ、傷付けることなんてできないよ」

「零……やはりあなたは優しいですね。それだから私たちは、もっとあなたに愛されたくなってしまうではありませんか♪」

 

 

 海未は俺を玄関近くにある柱まで誘導し、柱と自分で俺を挟み込むような体勢を作る。

 ここまで積極的でも緊張していない訳ではないのか、頬を赤く染めて多少戸惑いながらもその場で屈み込む。その時の海未の表情は、ウットリとした大人の女性の顔に変わっていた。

 

 

「この匂い……穂乃果のお掃除が不完全だったのではないですか?」

「アイツは奉仕は激しいからな。そりゃあ多少掃除のし残しもあるんじゃないか」

「全く、それでしたら私が処理からお掃除まで、完璧に仕上げて差し上げます。リラックスしてくださいね」

「あぁ、頼むよ」

「はい♪それでは失礼します――――――」

 

 

 そして海未は俺のズボンに手を掛け――――――

 

 

 

 

 こうして俺たちの生活は、早朝からしっぽりと迎える。仕事の手を止めてまで主を出迎え、欲求不満と判断したら自らの身体を差し出すその忠誠心は、俺への愛を思う存分に示してくれているのだろう。

 

 これが、愛情の深みにどっぷりと浸かった俺たちの日常である。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 ことりと海未と別れ、現在再び家の中。いい加減腹が減ってきた俺は、足早に廊下を歩き食堂へと向かっている。

 朝から2度も搾り取られたため、これは精の出るものを食べないと今日一日もたないぞ。俺のために一生懸命尽くしてくれている彼女たちを目の前に、精を与えることができず干からびるとか迷惑極まりないからな。

 

 

 そんな時とある部屋から、ピアノの調律音が足を止めて聞き惚れてしまうほどに冴え冴えと響いてきた。俺はその音に誘われるまま部屋の扉に近付き、扉のノブの手を掛ける。

 

 

 演奏が終わったのだろうか、部屋に入ると同時に俺を誘った調律音が止む。部屋を見渡してみると、演奏が上手くいって満足そうな表情をしている真姫がピアノの前に座っていた。

 

 

「おはよう真姫。いい演奏だったぞ」

「おはよう零。聞いていたのね、ありがとう。でも……朝からうるさかったかしら?」

「いや全然そんなことないよ。むしろさっきまで激しいことしてたから、心が落ち着いた」

「また朝からやってたの?飽きないわね、あなたもみんなも」

「それはお前も、だろ?」

「みんなほどがっつきはしないわよ。だけど期待はしてるけどね」

「ま、真姫……?」

 

 

 真姫はピアノ椅子から立ち上がり、くせっ毛のある髪を整えながら俺に近付く。

 そして俺の前に立つと、突然自分の服をお腹が出るくらいに捲くって俺の腹にぐっと押し付けた。更に背伸びをして俺の首に手を回し、口を耳元に近付けこう囁く。

 

 

「できちゃったみたい。あなたと私の……」

「できたって……まさか!?」

「そう。あなたと私の、愛の結晶が……ね♪」

 

 

 遂に……遂にこの時がやってきたのか!?彼女たちと結婚してまだ間もないというのに、もう俺たちの愛が形となって具現化するとは!!いつかこうなることは分かっていたのだが、実際に事実を突き付けられるとどう反応していいのか困るくらい焦燥してしまう。もちろんいい意味でだけどな。

 

 

「私だけじゃないわ。昨日私の病院で検査をした時、みんなあなたの愛をお腹の中に身篭っていたのよ」

「穂乃果たちもか?どうして言ってくれなかったんだよ」

「みんなで伝えて、あなたを驚かせようと思って。でも我慢できずに先に言っちゃった♪あなたとの愛を身篭ることが、私の夢だったもの。待ってなんていられなかったわ」

 

 

 みんなから一斉にその事実を伝えられたら、恐らく嬉しさで舞い上がって気絶しちゃうぞ。今ですら喜びに満ち溢れているというのに。傍から見れば冷静に振舞っているように見えるけど、無事に真姫のお腹に愛の結晶が芽生えてくれて、安心しているって方が大きい。

 

 

「でも、意外と早かったな」

「夜這いの時にあなたが寝かせてくれないからでしょ。何回出せば気が済むのよ。それに私たちは日中でもあなたに身体を差し出している。それでできない訳ないじゃない」

「確かに、思い返せば結構盛ってるよな」

「それがあなたの望んだことなんでしょ?それに……」

「それに……?」

 

 

 

 

 真姫は俺の身体から3歩ほど後ろに離れた。

 そして両手でスカートの裾を摘み、ゆっくりと持ち上げる。徐々に顕になる真姫の生足、太もも……そして衣類に包み隠されていた赤い下着が、俺の目の前に晒される。

 

 

 

 

「私たちがこうなっちゃったのは、全てあなたのせいなんだから。もうあなたの手で触られないと、満足できない身体にされてしまった……だから、最後までちゃんと責任取ってよね♪」

 

 

 

 真姫が自らスカートをたくし上げるその姿に、俺は目を奪われる。朝の日差しが部屋に照りつけ、美しく輝く彼女に心まで魅了されてしまった。

 

 

 もちろん、黙って立っていることなんてできるはずがなく――――――

 

 

「真姫!!」

「んんっ!!いきなりキスなんて、あっ!!がっつきすぎ!!んんっ!!」

「ちゅるっ、んんっ、ちゅう……!!」

「ちゅっ、んっ、ちゅっ……!!あぁ、零!!好き……♪ああっ!!んっ……」

 

 

 俺は真姫に抱きつき、そのままベッドに誘導して押し倒す。そして初っ端から濃厚にキスをすることで、真姫の興奮を一気に最高潮まで登らせてやる。

 

 あんな綺麗な脚線美と下着を見せつけながら誘惑されて、靡かない男なんていない。ここまで俺の欲求を高めてくれたお礼に、今朝はたっぷりと可愛がってやろう。自分からその身を差し出してきたんだ、文句はあるまい。

 

 

 このまま、2つ目の愛の結晶を芽生えさせてもいいかもな。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 マズイマズイ!!真姫と愛し合っていたら朝食の時間に遅刻してる!!

 これまでも朝のご奉仕から行為に発展してしまったせいで、何度か遅刻しそうになったことはあったのだが、ここまで時間を忘れて身体を重ね合ったのは初めてだ。これは主とあろうものが平謝りも辞さないぞ……。

 

 食堂へ向かう足も足早から小走りに変わり、寝起きから穂乃果たちと交じり合っていたせいで若干疲れた身体にムチを打つ。

 

 そして、遂に食堂の扉の前に到着した。本来なら1分程度で辿り着けるはずなんだけどな……今日は無駄に時間が掛かった。

 

 

 扉を開けると、そこには俺が来なくて暇そうに椅子に座っている雪穂と亜里沙の姿があった。

 だが2人は俺の姿を確認するなり、勢いよく椅子から立ち上がって俺の元へ駆け足で詰め寄って来る。

 

 

「零くん遅いです!!今までどこに行ってたんですか!?」

「もう朝食の時間はとっくに過ぎているんですからね!!」

「悪かったよ、ちょっと穂乃果たちと……な」

「『な』じゃないですよ!!私たちずぅ~っと待ってたんですからね!!」

「昨晩の夜這い担当はお姉ちゃんだったっけ。お姉ちゃんが担当の時はいつも遅刻するんですから……」

「いつもではないだろ、多分……」

 

 

 穂乃果から奉仕してもらった後、ことりや海未、真姫にも奉仕をしてもらって遅れたなんて言えるはずないよな……日常茶飯事なことなんだけども。

 

 そういや雪穂と亜里沙のお腹にも、愛の結晶が芽生えつつあるんだったな。彼女たちの中でも特に小柄なこの2人に種を送り込んで発芽させたのか……なんか妄想だけでも興奮する。

 

 

 あぁ~ダメだ。穂乃果たちから注ぎ込まれた快楽の余韻がまだ残ってやがる。もうこの2人を見ているだけでも我慢できなくなってきた……。

 

 

「きゃっ!!れ、零くん!?」

「きゅ、急に抱きついて……どうしたんですか!?」

「もう我慢できねぇよ。朝食の前にまずはお前たちから頂こうかな。2人同時に……」

「私たちから……零くんが求めるというのなら私の身体、たくさん堪能してください♪」

「わ、私だって零君に触られたくて昨日の夜からずっとウズウズしてるんです。私の身体、いっぱい気持ちよくしてください♪」

 

 

 亜里沙は俺に従順で元気よく、雪穂は少し恥ずかしがりながらも、俺に身体を差し出す気は満々のようだ。

 

 2人は自分から服と下着を脱ぎ去り、上半身を露出させる。

 亜里沙の肌は髪の色と同化しそうなくらい真っ白で、胸も姉の絵里と同じくらい立派に成長している。背はそこまで高くないのに胸だけ大きいという、そのギャップだけでも俺の欲求を沸き立たせる。

 雪穂もそこそこ小柄だが、胸は穂乃果並みに成長と遂げているので俺の手にジャストフィットする、まさに俺のためだけに生まれてきたかような胸だ。

 

 

「さぁ雪穂♪」

「うん♪」

 

 

 亜里沙と雪穂はお互いに抱き合って、お互いに胸を押し付け合う。2人の胸がお互いの胸でぷにっと押しつぶされている艶かしいこの光景に、俺の研ぎ澄まされていた性欲を解放寸前にまで至る。

 

 

 そして既に淫らな目で俺を見つめている2人が、同時に口を開いた。 

 

 

 

 

「「今日の朝食は私たちです♪たっぷりと味わってくださいね、"お兄ちゃん"♪」」

 

 

 

 

 "お兄ちゃん"

 

 俺の彼女たち最年少組にだけ与えられた特権。妹キャラに成りきって、背徳感のあるプレイを求める時に使われる。もちろん俺の返答は――――――

 

 

「頂きます!!」

「ふわぁ、はぁん!!」

「んんっ、あぁん!!」

 

 

 俺は抱きつき合っている2人の上から更に抱きつく。

 そしてお互いに押し付け合っている胸に顔を近付け、その胸の尖端を舌を使って2つ同時に攻め立てる。

 

 

「ひゃんっ!あっ、んあっ♪」

「あんっ!んっ、はぁんっ♪」

 

 

 お互いに先端を擦りつけ合って感じているのも相まって、いつもよりかなり敏感なようだ。攻めるたびに可愛い嬌声が食堂に響き、俺の性欲も徐々に解放されていく。彼女たちの喘ぎ声は俺の下腹部に大きく響き、俺の俺も元気を取り戻しつつあった。

 

 

「あんっ♡ど、どうですかお兄ちゃん?ひゃんっ♡私たちの朝ごはんは美味しいですか?やんっ♡」

「あぁ、美味しいよ雪穂。こんな甘い果実、ずっと味わっていたいくらいだ」

「んっ♡私たちの身体は……あっ♡お兄ちゃんのモノですから……ん♡いつでもどこでも味わってくれて、いいんですよ♪」

「ありがとな亜里沙。また今度、ゆっくりと食べさせてもらおうかな。もちろん雪穂と亜里沙を一緒にな」

「「はい♪お好きな時にいつでもどうぞ、お兄ちゃん♪」」

 

 

 日頃から俺に尽くしてくれているお礼だ、朝から腰が抜けて立てなくなるくらい攻め立ててやる。そしてこれからお腹が空いた時は、この2人を呼べば万事解決だな。しかも同時に己の性欲も発散でき2人を気持ちよくさせることができる。彼女たちの身体は俺のモノ、これからもたっぷりと愛を注いでやろう。

 

 

「それじゃあ次はお前たちにも朝食をあげよう」

「私たちにも、ですか?」

「あぁ、元気になっちまったコレを静めながらな」

 

 

 俺は2人の胸から顔を離し、一歩後ろへと下がる。

 その時、雪穂も亜里沙も俺の膨らんだ下腹部を期待を込めた目線でじっと見つめていた。やっぱり俺の彼女たちは、コレが大好きらしい。そこまで輝かしい目で見つめられたら、俺も全力で答えてやるしかないな。

 

 

「雪穂、亜里沙……下も、脱いでくれるか?」

 

 

 

 

 2人の応答は、一瞬だった。

 

 

 

 

「「はい、お兄ちゃん♪」」

 

 

 

 

 そしてまた朝食が遅れていく……でも可愛い彼女たちと愛し合えるのなら、それ以外はどうなったっていいや。

 

 

 

 

To Be Continued……

 

 




 今回は零君を主としたμ'sハーレムの話でした。
 この話は『新日常』を連載し始めた当初からずっと書きたかった話で、「100話到達時に書いてやる!!」という意気込みの元、ここまで我武者羅に頑張ってきました(笑)
折角なので1話に収めたいという気持ちはあったのですが、そのためには1人1人の描写の文字数を荒削りしなければならなかったので敢え無く分割しました。待ちに待った100話記念なので、文字数を削るのは勿体無いですしね。
前半は穂乃果、ことり、海未、真姫、雪穂、亜里沙の6人とのいちゃらぶを描写してみましたが如何だったでしょうか?どこで萌え死んだか教えてもらえると私が喜びます(笑)
後編では花陽、凛、楓、絵里、希、にこの6人との際どい描写を書いていきますよ!


 そしてようやく『新日常』が100話を突破しました!!
 100話という目標自体は『日常』を書き始めた当初からあったのですが、あちらは『非日常』との兼ね合いで3月中にケリを付けるという目標も同時にあったので、前作ではそっちを優先に執筆をしていました。
なので今回は当初の目的がようやく達成されて本当に感無量です!『日常』『非日常』『新日常』の話数を合計すると215話。ハーメルン内でのラブライブ小説の中ではトップクラスの話数、更に執筆した文字数は私がダントツなので、これは執筆廃人と呼ばれてもおかしくないですね(笑)
もう1つ自慢するならば、この1年間一切変わらぬ更新頻度で投稿し続けたことですかね。

読者の皆様にはここまで応援して頂き本当に感謝をしています!ありがとうございました!
――なんか最終回みたいになっちゃいましたけど、まだ続けていくつもりですよ!でも目標である100話は達成しましたし、少し更新頻度を落としていこうとも考えています。それでも応援してくださるのなら幸いです。


 『新日常』の中で皆さんはどの話が好みなのでしょうか?私が気に入っている話は全部です!――と言うと話にならないので、特に気に入っている話を挙げますと……

日常回なら
ラブライブクエスト編:全5話

真面目回なら
『私、スクールアイドルをやめます』

R-17.9回なら
『μ'sハーレムの主になった』(まだ書いてないけど次回も含めて)

 みなさんが何度も読み返す回があると、作者としては嬉しい限りです!


 そして11月より、ハーメルンのラブライブ小説の作家さんたちによる『新日常』100話記念アンソロジー企画が順次投稿されます!
20人近くの作家さんたちがそれぞれ『新日常』の話を執筆してくださったので、毎日ちょっぴり変わった『新日常』の世界が味わえると思います!もちろんその間にも、本編は更新し続けていく予定です。


 改めて、ここまで応援してくださった読者の皆さん、そして同じラ!作家の皆さん、本当にありがとうございました!これからも妄想パワー全開でμ'sのあんな姿やこんな姿を淫らに書いていきたいと思います!(笑)

 そして『新日常』に感想を書いてくださったり、高評価を入れてくださった方には多大なる感謝を!ありがとうございます!


付録:各キャラクターの登場回数(登場回数/100)

零(100)
穂乃果(62)
ことり(58)
海未(58)

凛(47)
花陽(47)
真姫(50)

絵里(49)
希(43)
にこ(47)

雪穂(46)
亜里沙(47)
楓(43)


Twitter始めてみた。企画小説の投稿日は31日~投稿までに掲載予定。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia

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