ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 1週間ほどお待たせしました!今回から11月投稿分となります。
 11月一発目は前回の続きで第100話記念の後半戦となっております!今回は花陽、凛、楓、にこ、絵里、希の6人がお相手!


【特別編】μ'sハーレムの主になった(後編)

 朝食(雪穂と亜里沙、ちゃんとした朝食の2食)を取った俺は、朝の身支度をするため洗面所へ向かう。

 本来は朝食の前に粗方済ませるのだが、今日に限ってはかなり盛ってしまったので朝食を取った後の身支度となってしまった。中で待ってる子たち怒ってるだろうな……。

 

 だが雪穂と亜里沙もそうだったように、怒っている彼女たちも可愛いんだよなぁ~!!だからわざと遅刻して、ぷりぷりと怒っている彼女たちの表情を和やかに眺めるのもいいかもしれない。

 

 

 そんな浮かれた気持ちで、洗面所の扉を開け放った。

 

 

「あっ、やっと来た!!遅いわよ!!」

「悪かったよ、にこ。ゆっくり朝食を食べてたから……そう、ゆっくりと」

 

 

 洗面所には自慢のツインテールを上下にぴょこぴょこ動かしながら、大量の洗濯物を抱えるにこの姿があった。

 13人の同棲生活の欠点を言えば、こうして洗濯物が溢れるのが困りもの。普段なら穂乃果たちが2人以上で分担をするぐらい大量にあるのだが、そこは高校生時代からずっと家事を一手に受け持っている彼女のこと、このくらいのことも1人で平気でやってのける。

 

 

 

 

 だがそれ以上に、1人で家事をするのは理由があって――――――

 

 

 

 

「今朝はにこを待たせた分、たっぷりと可愛がってもらうんだから♪」

 

 

 

 

 にこは洗濯物を放り出し、いつまで経っても変わらない小柄な全身で俺の身体へと抱きつく。その勢いに俺は多少仰け反りながらも、彼女の背中に手を回して受け止めた。

 

 そう、彼女はこうして俺を独り占めして自分だけ愛を注いてもらう時間を少しでも増やそうという魂胆なのだ。もちろん穂乃果たちを目の敵にしたり出し抜こうとしている訳ではなく、単純に俺に構ってもらいたい、ただそれだけの話。むしろ彼女以上に穂乃果たちを見ている人はいないだろう。これでもお姉さんキャラだし。

 

 

「もちろん。お前の身体は一口で全身を味わえるから好きなんだよな」

「それってにこがおこちゃま体型だって言いたいの――――――んんっ♡」

「お?どうした?」

「きゅ、急におっぱい弄るからぁ~♡……あんっ♪」

 

 

 相変わらずにこの胸はいい感度してるなぁ~!これも毎日、胸だけでだらしなくイけるように開発してやったお陰だ。彼女の独特の高音から放たれる嬌声は俺の性欲に大いなる刺激を与え、彼女を攻める手さばきがより器用となる。そして更ににこから甲高い喘ぎ声が漏れ出して――――――

 

 

「はぁ……あんっ♡」

「もっと、もっとだ!!もっと俺を悦ばせてくれ!!」

「んんっ、んあっ♡」

 

 

 今度はにこの服の隙間から手を忍ばせ、胸の先端を親指と人差し指で直に摘む。すると彼女の身体がビクンと大きく震え上がり、そのまま俺に身をよじらせてよがる。彼女の顔は快楽により緩みに緩みきっており、頬を真っ赤にしながらただ卑猥な声を漏らすだけだった。

 

 

「んっ、あぁあああああ♡」

「どうだにこ。俺からの愛、たっぷり感じてるか?」

「えぇ♪零からの愛、にこの身体でたくさん感じてるのぉおおおおおお♡もうあなたの手でしか満足できない♡もっと、もっとにこに愛を注いでぇえええええええ♡」

「あぁ、もちろん。大好きだよ、にこ」

「にこも零のこと大好きなのぉおおおおおおおおおおおおお♡」

 

 

 にこはツインテールを大きく揺らしながら、身体をビクビクと震わせて悦ぶ。

 彼女だけでなく穂乃果たちもそうだが、全員俺の手で弄られないと満足できない身体になっていた。だから彼女たちは俺と身体を重ねる時間を何よりも大切にし、何事よりも貪欲になるのだ。

 

 

 そしてにこの胸を十分に堪能し終えた俺は、指を彼女の胸の先端から弾くように離す。

 

 

「あ゛ぁあああああああああああんっ♡」

 

 

 今日一番の嬌声が洗面所に大きく響き渡る。

 にこははぁはぁと卑猥な吐息を漏らして、俺の身体にもたれ掛かった。本人は乱れに乱れた性欲を一度落ち着かせようとしているみたいだが、まだまだヤりたりない俺が簡単に休ませる訳ないだろ。

 

 

「にこ、次はここの処理を頼めるかな?」

「あっ♡これこれこの匂いよ!!にこがこの世で一番大好きな匂いは♪もう既に何回かヤってきたんでしょ?絶倫ね全くぅ♡」

「そう言う割には嬉しそうだな」

「当たり前でしょ!!これからにこが一番大好きなモノを食べられるんだから♪」

「そうだな。じゃあよろしく頼むよ」

「えぇ♪頂きます♡」

 

 

 そして、にこは俺のズボンに手を伸ばす――――――

 

 

 彼女の小さなおクチで精一杯アレを頬張るその姿は、俺の性欲も大きく刺激させる。今日もたっぷり搾り取られそうだ。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 日も高く昇り始め、ぽかぽかとした陽気な暖かさとなってきた。まぁ俺たちはそんな太陽よりも朝からお熱いプレイをして、身体は色んな意味で火照っている訳だが……。

 

 朝の身支度を済ませた俺は玄関を出て、豪邸の前を埋め尽くすほど広大な庭園へとやって来ていた。そこにはこの庭を作ろうと言った本人の希望により、辺り一面お花畑となっている。

 初めは何となしに大切な彼女だからという理由で庭を作ることを承諾したのだが、実際にこの光景を見てみると、朝の穏やかな雰囲気とお花畑ののどかさが相まって、乱れに乱れた心が浄化されスッキリとする。

 

 

 するとそこで、庭の手入れをしていた凛と花陽が俺の元へと駆け寄ってきた。

 

 

「おはよう零くん!!今日もカッコいいにゃ~♪」

「おはようございます零くん♪わざわざ私たちのところまで来て顔を出してくれるなんて、ありがとうございます!」

「当然だろ。お前らは俺の可愛いお嫁さんで――――俺を悦ばせる可愛いお人形さんでもあるんだから」

 

 

 同時に俺は凛と花陽を両腕で包み込むように抱き寄せた。雪穂と亜里沙のコンビ程ではないがこの2人も相当小柄なので、俺の身体なら彼女たちをすっぽりと腕の中に収めることができる。

 

 

「零くん暖かい~♪やっぱりこうして零くんと抱き合っていると、身体も心もポカポカするにゃ~♪」

「私も、零君に抱きしめられている時が一番落ち着きます。零君のモノになれて、本当によかったって思えるんだ♪」

「俺もだよ。2人だけじゃない、みんなのような可愛い女の子を全員お嫁さんに迎えられて、俺も嬉しいよ」

 

 

 凛と花陽は俺の胸に顔を埋めながら、まるで猫のように俺にじゃれついてくる。さっきまで庭の手入れをしていたせいか、2人から花の香りが漂ってきた。その香りは凛と花陽の甘い匂いと相まって、俺の性欲を高ぶらせる卑猥な芳香と化している。もちろん性に乱れた俺が我慢できるはずもなく――――――

 

 

「2人共。庭のお世話だけじゃなくて、俺のお世話も頼めるか?」

「もちろんです!零君と身体を交えることが、毎日の楽しみなんですから♪」

「零くんが気持ちよくなってくれるなら、凛たちの身体をいくらでも好きにしていいんだよ♪」

「ありがとな。でも乱暴にはできない。俺の大切な、お嫁さんの身体だからな」

「「ふわぁ~♪」」

 

 

 2人の頭を優しく撫でてやると、凛も花陽も瞳をトロンとさせて俺の手の温もりに浸っている。この2人は特に頭を撫でられるのが大好きで、このまま行けば撫でられるだけでイッてしまう特異な身体になってしまうかもしれない。

 

 

「そうだな……じゃあ最初は花陽から。おいで」

「はい♪よろしくお願いします♡」

 

 

 俺は2人の興奮を煽らせるため、まず花陽の肉付きのいい唇に自分の唇をそっと押し付けた。

 

 

「んっ……あっ、んっ……」

「んっ……はぁ、んんっ……」

 

 

 花陽は恥ずかしがりながらも、いざ俺と身体を寄り添い合うと自分から貪欲に俺を求めてくる。キスの時も行為の時も、自分の豊満な胸を俺に押しつぶすように押し付け、主を悦ばせるだけの大人の女となる。高校時代から積み重ねてきた積極さが、主への忠誠となって体現化していた。

 

 

「かよちんだけずる~い!!凛も凛もぉ~!!」

「相変わらず甘えん坊だな凛は。もちろん今からやってやる」

「えへへ~♪零くんとキスすると、身体が疼いちゃって気持ちいいんだ♪」

「じゃあ一緒にしよ、凛ちゃん♪」

「かよちんと凛、2人で零くんにキスするにゃ~♪」

 

 

 次に凛が背伸びをして、俺の唇へ飛びつくように自分の唇を重ねた。花陽も続けて俺の唇に自分の唇を当てる。

 

 

「あっ……はぁ、ちゅっ……んっ……」

「はぁ……あっ、ちゅ……ん……」

「ふぅ、っ……んっ、はぁ……んっ……」

 

 

 凛の小さくもふっくらと柔らかい唇は、俺の唇に大きく吸い付いて離さない。ぴちゃぴちゃと卑猥な唾液の音を立てながら、彼女は俺に全身を預けてくる。花陽も負けじと俺の唇に食らいつき、お互いの身体が絡みつきそうなくらいに俺たち3人の身体は一体となっていた。

 

 

 そして凛と花陽からの愛情をたっぷりと受け取った俺は、一旦2人の唇から自分の唇を離し、そのまま2人の耳元に顔を近付け囁くように呟いた。

 

 

「もう我慢できない。だから……脱いでくれないか?」

 

 

 彼女たちはピクンと肩を揺らす。凛も花陽も俺のその言葉を待ってましたかと言わんばかりに、頬を赤く高陽させて自分の服に手をかけ始めた。脱いでくれと言ったら脱いでくれる彼女たち。まさに俺の思い描いていた夢そのものだ。

 

 

 花陽も凛もさっきのキスでよほど興奮してしまったのか、漏れ出す卑猥な吐息が止まらない。頭を撫でたりキスだけでここまで性欲を掻き立てられるとは、やはりこの2人は変態μ'sの中でも純粋に最も近い子たちだ。

 

 

「見てください……私の身体♡零君を悦ばせるためだけの、零君だけのモノを……♡」

「凛もおっぱい大きくなってきたんだよ♡もっと大人の女性になるために、たくさん可愛がって欲しいにゃ~♡」

「もちろん2人同時に可愛がってあげるよ。だから今日は下も脱いで、脚を開いて俺におねだりするんだ」

「「はい♡」」

 

 

 こんな美少女たちの心と身体を支配していると思うと、更なる支配欲が湧き上がり、彼女たちをもっともっと可愛がりたくなってくる。今日もその小柄で俺のモノであるその身体で、たっぷりと俺の性欲を発散させてもらおう。そして2人には、今まで味わったことのない快楽を全身に注ぎ込んでやる。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 3人プレイで果ててしまった凛と花陽を、同じく玄関先で掃除をしていたことりと海未に任せ、俺は仕事の用意をするために自室へ向かっていた。仕事と言っても秋葉の研究室に行くだけなので、適当にラフな格好でいいのだが、一応体裁だけは整えておかないとな。

 

 

 自室の扉の前まで来ると、扉がほんの少しだけ開いていることに気が付いた。しかもベッドが軋む音まで微かに廊下まで漏れ出している。誰かがベッドの掃除をしている?でも今日のベッド掃除は、昨晩の夜這い担当の穂乃果のはずだし……。

 

 

 俺は中にいる誰かに気付かれないように、ゆっくりと扉を開けて部屋へ入った。

 

 

「んはっ♡あぁっ!!――――――あっ、お兄ちゃん♡おはよ~♪」

「か、楓!?」

 

 

 俺の部屋で卑猥な声を上げていたのは楓だった。もしかしなくても、俺のベッドの上で自分磨きの真っ最中だったようだ。服もスカートも乱れに乱れた半裸状態で……しかも上下の下着がモロに見え、それすらもズレているのでもはや衣類や下着としての機能を果たしてない。

 

 だがそこはスタイル抜群の楓のこと、その身体の色気で俺の目を奪い魅了するなど容易いことだった。

 

 

「どうしてお前がこの部屋に?穂乃果はどうした?」

「さぁ?枕がなくなってるから、自分の部屋に持ち帰って色々やってるんじゃない♪」

「またかアイツは……高校時代から俺の私物を持ち去るクセだけは、全然変わってないな」

 

 

 だが楓も楓でベッドに敷かれていたシーツを剥ぎ取り、まるで自分の衣服かのように身に纏う。そしてそのシーツの匂いを嗅ぎながら、自分の胸や下半身に指を当て始めた。

 

 シーツの防壁で下半身は見えないが、花陽よりも大きく実った果実の先端が彼女の指に触れるたびにふるふると揺れる様を見て、俺の興奮は一気に最高潮に上り詰める。

 

 

「あぁん!!お兄ちゃ~ん♡気持ちいいよぉ~~!!」

 

 

 まだ俺は何もしていないというのに、楓は自分の身体を弄り回しながら俺と行為をしているかのような嬌声を部屋中に響かせる。普段の彼女の顔は大人びて非常に誠実で整った顔をしているが、今の彼女の顔は目元も垂れ、頬は真っ赤に染め上がり、口から涎が漏れ出していても気にしていない、性によって崩れに崩れていた。

 

 

 俺も実の妹の艶かしい姿、甘い誘惑に、瞬く間に心を奪われる。同時にさっき静めてもらった欲求が、彼女によって再び呼び戻された。

 

 

「はぁ……あん♡はぁはぁ……お兄ちゃん♪お兄ちゃ~ん♡そこ、弄っちゃダメぇ~~♡」

「か、楓……」

 

 

 楓は目の前に俺がいると知りながら、妄想内の俺との行為(傍から見ると自分磨きだが)をひたすらに続ける。喘ぎ声が一部叫び声に聞こえるなど、彼女の性欲は最高潮を超えて限界突破してしまっているのだろう。

 

 

 もう、俺は…………。

 

 

 

 

「お兄ちゃん♪一緒に……シよ♡」

 

 

 

 さっきまで楓の淫猥な姿に魅了されて動けなかった俺だが、彼女の誘惑に遂に俺の性欲が爆発した。自分磨きをしていた楓に覆い被さるように、俺もベッドに飛び込んだ。

 

 

「きゃっ!!お兄ちゃん、がっつき過ぎ♪やんっ♡」

「今度は妄想の俺じゃなくて、本物の俺がお前を果てさせてやるよ。妄想なんかには負けない、本当の刺激をな……」

「あっ♪言葉だけでも果てちゃいそう♡来て、お兄ちゃん♡」

 

 

 俺は楓が身に纏っていたシーツを掴み、思いっきり剥ぎ取った。そして彼女の生まれたままの姿が、俺美術のような輝きを放ちながら俺の目の前に現れる。

 

 

 血の繋がった実の兄妹?そんなものは関係ない。こうしてお互いに愛情さえあれば、俺たちは一線どころかその先だって乗り越えてみせる。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 この朝だけで10人もの女の子たちと身体を交じり合わせた。だが未だに尽きることのないこの欲求は、やはりまだ"あの2人"と身体を重ねていないからだろう。俺の彼女たちの中でも、最高級の身体付きであるあの2人と……。

 

 そいつらがいるのは恐らく浴場に違いない。俺も彼女たちもそうだが、何人かは朝風呂を好む人もいる。だから今まで家を歩いていて出会わなかったということは、その2人は今浴場にいるのだろう。ついでに俺も彼女たちの体液で塗れたこの身体を洗うとするかな。

 

 

 脱衣所で服を脱いで腰にタオルを巻き、浴場に誰かいるなんて躊躇もせずに扉を開ける。結婚して夫婦になったんだ、今更裸を見たり見られたところでなんら不思議ではない。

 

 

 そして俺の予想通り、浴場にはμ'sトップクラスの身体を持つ絵里と希が身体を洗っている最中だった。

 

 

「あら、おはよう零。あなたも来たのね」

「おはよう零くん♪まさか、お風呂に入ってるウチらを狙って入って来た?」

「もちろん。女の子の身体を見るのなら、浴場が一番手っ取り早い」

「別にあなたの命令なら、私たちはいつでもどこでも服を脱ぐけど」

「それはそうだが、泡に塗れた水も滴るお前たちは、ここでしか見られないだろ?」

 

 

 絵里と希は身体を洗っている最中だった。全身が泡に包まれてアダルティなだけではなく、綺麗な肌から弾かれて滴り落ちる水滴が、大人の女性としての魅力を最大限に引き立たせる。

 

 

「それじゃあウチらが零君の身体を洗ってあげるね!」

「あぁ、ありがとう。それじゃあお言葉に甘えようかな」

 

 

 俺は希に手を引かれ、先ほどまで彼女が座っていた場所まで案内される。

 もちろんなのだが、ここは浴場なので絵里も希も当然全裸だ。歩くたびに高校時代より一層成長した果実が大きく揺れ、それを見ているだけでも性的欲求が大きく高ぶる。大切な箇所は泡で隠れているが、隠れていることによって淫猥さも増すというものだ。

 

 

「この匂い……今朝もかなり盛ってたみたいね」

「それが俺たちの日常なんだよ。それにお前らだって、夜這い当番の時にはいつも乱れ過ぎてるからな」

「やっぱり零君と身体を重ねるのは、ずっとウチらが夢見ていたことやから、嬉しさのあまり……ね♪」

「昨晩は穂乃果が当番で疲れたでしょ?あの子は本当に容赦ないから。だから今だけは私たちに身を委ねて、ゆっくりしていってね♪」

「ウチらの身体で、零君をたぁ~ぷりと癒してあげる!リラックスリラックス♪」

 

 

 俺の前に座っている絵里は俺の頭をそっと抱きしめ、そのまま自分の胸の谷間に抱き寄せた。"ぱふっ"という効果音が似合い過ぎて似合うくらいに、俺の顔は絵里の果実に優しく押し付けられる。そして後ろからはμ's最高級の果実をぶら下げている希が、その自慢の2つの果実で俺の首元を挟み込む。

 

 

「あぁ~気持ちいい。このままダメになりそう……」

「私たちの身体でゆっくり休んでいいのよ。私たちの身体は、全部あなたのモノなんだから」

「ウチらの身体で零君が癒されてくれるなら、それがウチらにとって一番の喜びなんよ♪」

 

 

 いつもは俺が主導権を握り、その豊満な胸から大人な身体付きまで全てを余すことなく使って自分の性欲を発散させているのだが、今回ばかりはお姉さんキャラとなっている彼女たちに任せよう。たまにはこうして身を委ねて相手に導いてもらうのもいいものだな。

 

 

「私たちはあなたが全てなの。あなたの疲れている表情なんて見たくない。だから私たちはあなたに身体を差し出す。あなたが気持ちよくなって、それで悦んでくれるのなら、それが私たちのなによりの喜び。あなたの幸せは私たちの幸せ。ずっと一緒にいたい、零とみんなと……」

 

「身体的にも、精神的にも、そして性欲的にも、辛いことがあったらいつでもウチらを頼ってね。零くんにプロポーズされた時に、みんなあなたにこの身を捧げて愛を伝えるって誓ったから。これが高校時代にあなたからたくさんのものを貰ったウチたちの、精一杯の恩返しや♪」

 

 

 俺が全員一斉にプロポーズをして、それを受け入れられた背景にはそんなことがあったらしい。μ'sのみんなで話し合って、俺への愛と忠誠を誓った。愛をもって、これからの人生一生を掛けて俺に恩返しという名のご奉仕をする。それが彼女たちの愛情表現であり、俺もそれを受け入れる。

 

 もう俺たちを阻む壁は存在しない。一夫多妻も近親相姦も何のその。そこに愛がある限り、俺たちはずっと"いつもの日常"を送り続けるだろう。それに彼女たちのお腹の中には新たな命が芽生え始めている。俺たちの日常は、これからが本番だ。

 

 

 だからこそ、今は今で彼女たちと身体を交えて愛を確かめ合う。こうして前後から胸を押し付けられ、俺の性欲が何度目か分からないくらいに引き戻されてきた。その性欲に従順となって、俺は――――――

 

 

「絵里、希……癒されようと思ったが、やっぱり俺は性に支配されているらしい。もう抑えられない……」

「フフッ、やっぱり零は零ね♪私たちをどうしたい?」

「零くんの好きなようにしてくれてええんよ?なんでも言って♪」

 

 

 彼女たちの胸の中で、俺は性に忠実となって欲望を吐き出した。

 

 

「2人共、脚を開いて床に寝そべってくれ。交互に出し入れしてやる」

「そう来ると思って、もう私のは濡れに濡れて準備OKみたい。やっぱり私の身体はあなたを求めていたんだわ♡よろしくお願いね♪」

「ウチも零君が浴場に入ってきてから、ずっと準備万端や♪零君が満足するまで、いくらでもウチを使ってくれてもいいからね♡」

 

 

 2人は寄り添い合って、浴場の床へと寝そべる。そしてタオルを取り去り、ゆっくりと脚を開いて――――――

 

 

 

 

 これが俺たちの日常、しかもまだ朝だけの出来事だ。12人の彼女たちと、こうして毎日毎日飽きずに愛を深め合っている。そして俺たちはこれからも、底の見えぬ愛の深みにどっぷり浸かっていくのだろう。

 

 

 

 

 大好きだよ、みんな。

 




 欲望を全て吐き出した結果がこれだよ!!


 そんな訳で前後編通しての記念回、いかがだったでしょうか?穂乃果やことりの場合は本編でも同じような内容が書けますが、海未や真姫、ましてや楓とは本編でこのような展開はあまり書けないので、今まで溜まっていた鬱憤や欲望を全て放出することができてとても楽しかったです!

 この記念回は零君とμ'sの未来の1つとして執筆しました。ハーレムにするのはもちろんですが、主と従順に仕える彼女たちという構図が私にとって好きな設定だったので、今回は思い切って全員が零君に惚れて自分から身体を委ねてくるという、私としては最高に萌える展開を執筆してみました。これで読者の皆さんにもハーレム好きが1人でも増えると……いいなぁ(笑)


 次回の投稿は11月7日の予定。その日こそが私が『日常』の1話目を投稿した日付、つまり一周年記念なのです!そうまた記念回です(笑)


 現在、『新日常』のアンソロジー企画小説として『ラブライブ!~μ'sとの新たなる日常 for Anthology~』が『新日常』と同時連載中です。ハーメルンのラブライブの作家様たちが集まって『新日常』の話を執筆してくださったので、そちらも是非ご覧下さい。
投稿日時は11月1日から21日まで、3週間近く毎日21時に投稿予定です。


新たに高評価を着けて頂いた シグナル!さん ありがとうございました!


Twitter始めてみた。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia

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