ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 記念回も一段落したので、ここからまたのんびりと投稿を開始していきます。

 タイトルを見て真っ先にアッチの意味を想像した方は、零君や楓ちゃんと同じピンク色の脳をお持ちでしょう!


 そんな訳で、今回はシスターズ大活躍回!!


しゃせーたいかい

 夏の残暑もすっかりなくなり、日中も涼しくなりかけている今日この頃。俺はそんな移り変わる日々とは逆に、放課後はいつも通り部室へと通っている。

 

 最近穂乃果たちは生徒会役員の任期終了が近く忙しいためか、掃除が終わったあとに生徒会業務に従事することが多くなった。1人で部室に通うのは若干寂しかったけど、既にこれが日常となっている今、特に何も考えずふらぁ~と部室に足を向けるようになってしまった。日常というのもは、自分が意識せずとも習慣化されてしまうのが日常なのだ。

 

 

 そんなことを考えながらぼぉ~っと歩いていると、突然後ろから廊下に響くような大声で呼び止められる。廊下を走ってはいけないという校則を無視した、全速力の足音と共に……。

 

 

「お兄ちゃ~ん♪」

「ぐふっ!か、楓!?急に首にまとわりつくなよ!!首締まる!!」

「もしお兄ちゃんが死んでも、私がお兄ちゃんの亡骸を抱き枕にして一緒にいてあげるからね♪」

「嬉しいのか嬉しくないのか分かんねぇ……」

 

 

 なんかブラコン発言の究極系を聞いたような気がする……想像するだけでも怖いからやめてくれ。今までもそうだったけど、最近は特にブラコンレベルが明らかに以前より上がっている。そこまで俺に尽くしてくれるのを感謝するべきなのか、危惧するべきなのか……。

 

 

「そういやお前、雪穂と亜里沙は一緒じゃねぇのか?」

「いやぁ~実はね、掃除中にふざけてたら笹原先生に見つかっちゃってさぁ~♪」

「なるほど、その先は言わなくても分かった。やっぱり神崎兄妹は先生と因縁があるみたいだな……」

「そう!だからお兄ちゃんだけが私の癒しなんだよぉ~!」

 

 

 男が癒しって言う発言もかなり危ないような気もするけどな。ホモとか腐女子的な意味で……別にそれが悪いとは思ってないけども。それ以前に俺は清楚系でもクール系でもないし、癒し要素なんてゼロだと思うぞ。むしろ癒しをぶち壊してピンク色の雰囲気にする方が俺には向いている。

 

 

 そんなこんなで俺は楓と"いつも通り"の会話をしながら、流れ作業のように部室に入った。

 

 

「お~す」

「やっと笹原先生から解放されて戻ってきたよ~」

「あはは、大変だったね楓。零くんもお疲れ様です♪」

「こんにちは零君。楓は誰がどう見ても自業自得だったけどね。いつものことだけど」

 

 

 既に部室にいた雪穂と亜里沙は、楓の自爆行為に苦笑する。"いつものこと"と称されるくらい、楓も笹原先生に怒られてんのかよ……神崎兄妹ってマジ神崎兄妹。

 

 

 カバンを置いて椅子に腰掛けようとした時、雪穂と亜里沙の2人が鉛筆を持って何やら絵を描いていることに気が付いた。机には鉛筆数本と消しゴム、描いている紙もデッサン用の画用紙とかなり本格的だ。それぞれ目の前にモデル(雪穂はヘッドホン、亜里沙は時計)を置き、俺たちの応対をしながら描き進める。

 

 

「お前ら、絵描いてんのか?」

「はい。今週と来週は音ノ木坂学院の芸術週間なので、1年生は美術でデッサンの課題が出ているんですよ」

「あぁ、そういや俺もやったなぁ~懐かしい!」

「零君は何を描いたんですか?」

「俺?俺は美術の教科書に載っている女性の中で、一番綺麗だった女性の裸体を描いたよ」

「……」

「いや引くなよ雪穂!!俺の芸術性を舐めてもらっちゃ困る。評価は良かったんだぞ」

「零君らしいですね……」

 

 

 基本的に何でも完璧にこなす俺は芸術のセンスに関してもピカイチだ。しかも被写体が女性の裸体となれば芸術は爆発する。別に興奮するからという理由で描いた訳じゃないぞ!昔から女性の裸体は神秘的で、よく被写体として使われてきたくらいなんだからな。

 

 

 

 

「でも折角の"写生大会"なんですし、亜里沙は一等賞を目指して頑張ります!!」

 

 

 

 

 亜里沙が優勝宣言をしたその瞬間、楓は目を大きく見開き、何故か俺たち3人の顔を一斉に見つめながらわざとらしく口を開いた。

 

 

 

 

「えっ!?しゃ、"射精大会"!?」

 

 

 

 

「オイッ!!!!」

 

 

 

 

 楓の奴、亜里沙の目の前でなんてこと言い出すんだ!?!?ここまで直球なのにも関わらず顔色を変えているのは俺だけで、雪穂と亜里沙は言葉のまま"写生大会"と思い込んいるらしい。すぐに"射精"を連想する俺も俺で末期かもしれないけど……。

 

 

「射精大会かぁ~、私も優勝狙ってみようかな」

「楓は絵も上手いし、普通に上位はいけそうな気もするけどね」

「上手い!?だってさお兄ちゃん。私、射精大会優勝できるほど上手いんだって♪」

「何故俺に振る!?お前、まさか夜中俺に何かしてるんじゃないだろうな!?」

「さぁね♪」

 

 

 胡散くせぇええええええええええ!!流石に夜中ともなれば俺でも抵抗することはできない。しかも楓のことだから、上手く気付かれぬよう俺の下半身に忍び寄ることなど造作もないだろうし……もしかして、本当に真夜中に"射精大会"が行われていたり!?

 

 

「でも写生って難しいですよね。特に風景画とか、見えているもの全体を描くのって難しそう」

「風景があった方が雰囲気も出るし、豪華に見えるのは間違いないだろうな」

「そうそう雰囲気は大切だよねぇ~。私はヤるならやっぱり夜かな♪」

「へぇ~夜の風景画かぁ~!ロマンチックだね!」

「でしょ~♪」

 

 

 亜里沙と楓、いつも一緒にいるはずなのに、ここまで純粋さが違うとは……色で言えば白と黒。お互いに対極の関係でありながらも、白黒とセットで扱われることも多いため、まさに今のコイツらの関係そのものみたいだ。もちろん心の色としては対極だけど。

 

 

「月明かりが差し込む部屋でロマンチックな夜。そこには背も高く形も完璧である立派なモノがそびえ勃っている……」

「それってビルが立ち並ぶ夜景のことでしょ?楓ってそういうのが好きなの?」

「暗闇の中にてっぺんが光ってそそり勃っているのを見るのが大好きなんだよ♪」

「へぇ~意外」

「雪穂も好きになれるよ。なんたってお兄ちゃんのアレ……だからね♪」

「こっちを見るなよ……」

 

 

 楓は親子丼の時のことりと同じく、"とてもいい笑顔"で俺を見つめてきやがる。知ってるぞ俺は、その笑顔の裏にはドス黒さしか隠れていないことをな!!

 それにコイツ、本当に俺のを見たことあるのか?コイツのことだから写真とか撮ってそうで怖いんだけど……。

 

 

 正直こんな汚い話、早々に雪穂と亜里沙に話してネタバレをしたい。したいんだけど、俺の口から純粋なこの2人のそんな話ができるはずないだろ!!そんなことをしたらただのセクハラだし!!もしかして楓の奴、そのことを見越して……!?

 

 

「亜里沙はお祭りの明るい雰囲気の夜景も結構好きだよ。ビルの夜景も落ち着いた感じがして好き……って、もう全部好きかも!?」

「なんでも興味を持って、すぐに釘付けになっちゃうからね亜里沙は」

「私も真夜中のビンビンとそり勃つアレを見ると、何もかも忘れて釘付けになっちゃうよ!あっ、お兄ちゃんのだけだから安心してね♪」

「なにそのフォロー!?どう反応したらいいのか分かんねぇよ!?」

 

 

 楓は若干頬を赤く染めながら、ウインクまでして俺をフォローしたつもりでいるらしい。正直その仕草が可愛過ぎて普通に勘違いしそうになるからやめてもらいたい。俺以外の男だったら即ノックアウトだろうが、そもそもコイツが他の男にこんな仕草を見せるはずがなかったな。なんか尚更騙されそう……。

 

 

 ちなみに雪穂と亜里沙は、楓が俺に話題を振るたびに頭の上に"?"マークを浮かべている。亜里沙に気付かれることはないと思うが、もしかしたら雪穂には怪しまれる可能性があるぞ。雪穂の性の知識がどれほどかは知らないけど……。

 

 性に乱れた雪穂かぁ~……ハッ!ダメだダメだ!!まだ純粋な彼女を脳内であろうと汚すことは許されない!!でも同じクール属性を持つ真姫はそこそこ知識があるし、もしかして雪穂も……!?淫乱な雪穂……いいかもしれない。

 

 

 

 

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『零君♡ちゃんと雪穂を見て……』

 

『汗かいちゃった♪零君のせいだよ、脱いじゃおっかなぁ~』

 

『ほら零君も脱ごうよ♪熱くなっちゃったでしょ?』

 

『ね?我慢しないで……』

 

『ねぇ零君、もっと熱い夜を過ごしたいよぉ』

 

『私とイケないこといっぱい――――しよ♡』

 

 

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 いかんいかん!!妄想だけで自分磨きが捗りそうだ!!しかもここは部室で、更に本人が目の前にいるというのにそれは……!!とりあえず溜まった欲求は今晩のオカズにしようそうしよう!そう考えでもしないと今にも雪穂に襲いかかってしまいそうだからな。

 

 

「やっぱり写生はモデルが重要だよね!楓は美人さんだし、写生のモデルに似合いそう」

「それを言うなら亜里沙だって似合うと思うけどね。でも私たちより、もっとモデルにピッタリの人がいるよ」

「あれ意外。楓だったら『私なんだからモデルになって当然でしょ!!』とか言いそうだったのに」

「そりゃあそうだけど、残念ながら私が唯一勝てない人が今ここに……」

「そ、それってもしかして……零くん!?」

「イエース!!写生のモデルならお兄ちゃんしかいないでしょ!!ていうか、射精はお兄ちゃんしかできなしね♪」

「オイもう直球じゃねぇか……」

 

 

 "写生"も"射精"もイントネーションが同じだから、文脈を上手く聞き取って理解しないと楓が卑猥な発言をしているとは気付かないだろう。現に雪穂と亜里沙は楓が"写生大会"の話をしていると思い込んでるし。当の本人はずっとニヤニヤしながら話してるけど……。

 

 

「零くんはカッコいいし美形だから、モデルに似合いそうですね!一度亜里沙の絵のモデルになってもらってもいいですか?」

「俺が?そんなモデルになんてなったことないから、ちょっと緊張するな。でも、亜里沙のためなら頑張ってみるよ!」

「本当ですか!?ありがとうございます♪実際の人物を写生するのは初めてなので、私の方が緊張しそうです。上手くできるかなぁ~?」

「私はお兄ちゃんのお兄ちゃんをモデルにするからね♪実際の人物を射精させるのは初めてだから、私の方が緊張しそう。上手くできるかなぁ~?」

「亜里沙のセリフと被せてんじぇねぇよ……」

 

 

 亜里沙の純粋無垢な想いが詰まったセリフが、楓によって瞬く間に穢された感じがする。普通の文章を一瞬で意味深な文章に変更できる辺り、楓の能力を評価するべきなのか否か……こんな奴と一緒にいたら、雪穂と亜里沙の純情がいつ穢されてもおかしくはない。

 

 

「あっ、そろそろ鉛筆削らないと。鉛筆削り鉛筆削り……あれ、ない。もしかして教室に忘れてきちゃったのかなぁ?」

「俺の鉛筆削り使うか、雪穂?」

「ありがとうございます!それではお言葉に甘えて」

「お兄ちゃんのは鉛筆削りじゃなくて、挿れる方だから鉛筆だけどね♪鉛筆削りは挿れられる方だから私たちのことだよ♪あっ、もしかして俺の鉛筆削りってそういうこと……ふぅ~ん」

「お前少し黙ろうか!!」

 

 

 だが正直な話、俺も少し楓と同じ妄想をしていたとは口が裂けても言えねぇ……。『俺の鉛筆削り』=『俺の彼女の秘所』だなんてレベルの高い想像、一体何人が思い浮かぶのだろうか。でも意味深発言としては上手く隠せてるから、ちょっとイイと思ってしまった俺はやはり神崎兄妹の一員らしい。

 

 

 そしてまた、今度は亜里沙で卑猥な妄想が俺の脳内を支配する。

 

 

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『零くん、そろそろ零くんの鉛筆……スッキリしたくはありませんか?』

 

『私のここ……是非私の鉛筆削りを使ってください♡』

 

『零くんの鉛筆がスッキリするまで、私の中でたっぷり不要なモノを吐き出してくださいね♪』

 

『あっ、きてる♡零くんの鉛筆から削られた、白い黒鉛が♪』

 

 

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 ぐぁ゛あ゛ああああああああああああ!!やめてくれ!!俺の妄想よ、その先は踏み込んでは行けない領域だ!!いやもう既に踏み込んでいるような気もするけど、これ以上部室で発情するのはマズイ!!雪穂の妄想とまとめて夜中に相手をしてやるから、今は勘弁してくれ!!

 

 

「写生って、別に鉛筆に拘る必要はないんだよね。水彩や油彩の作品に仕上げることもできるし。風景を描くならそっちの方が向いてるかも」

「でも絵の具とかインクとか、用意するものは多いけどな」

「白いインクならその場で調達できるけどね♪お兄ちゃんのアレを少し摩ってあげれば、お兄ちゃんの白いインクがどぴゅ~って♪」

「言いたいことは山ほどあるが、ここは1つだけ。俺はな、そこまで早く出さねぇよ!!」

「私のテクニックさえあれば、未経験のお兄ちゃんなんてイチコロだよ」

「お前だって経験ないだろ……」

 

 

 さり気なく遠まわしに他人から童貞宣言をされると、中々くるものがあるな……俺だって、好きで童貞貫いてるんじゃねぇんだよ!!まだ高校生だから、自分自身が責任を持てる年齢になるまで"お預け"をしようと10人で決めたんだ。それでもことりやにこは危ない領域まで到達しているし、その直前の行為までなら経験あるけど――――って、どうしてこんなところでこんな話をしなきゃいけねぇの!?

 

 

 

 

「あの~零君と楓、さっきから2人で何コソコソ喋ってるんですか?」

「写生大会の話……ですよね?」

「そうだよ射精大会の話だよ!」

「写生大会の?」

「うん射精大会の」

「う~ん……?」

 

 

 遂にと言うべきか今更と言うべきか、雪穂と亜里沙が勘付いてしまいそうになってるじゃん!!亜里沙はまだ疑いが弱いものの、雪穂は楓のニヤついた顔を見て怪しさを感じ取ったのか、かなり疑いが強い。雪穂の性の知識の度合いによって、ここからバレるかバレないか決まるぞ――――ん?もしかして俺、楽しんでるかもしれない。雪穂の性知識が垣間見えそうだから……。

 

 

「雰囲気は真夜中……そそり勃つアレ……写生を"する"のではなく"させる"……零君が鉛筆で私たちが鉛筆削り……あとは――――」

「お兄ちゃんの白いインクだよ♪」

「そうそうそれ――――――ん……?んんっ??こ、こここここここれって、ま、まさか……!?」

「ありゃ?分かっちゃったぁ~?」

「『分かっちゃったぁ~』じゃないよ!!知っていてわざと言ってたでしょ!?」

 

 

 雪穂は全てを察したのか、みるみる顔を真っ赤にする。だが込み上げてくる羞恥を抑えきれないのか、首や手まで真っ赤に染まっているところを見ると、全身に広がっているに違いない。瞬きの回数も多くなり、はぁはぁと呼吸が逐一声に出て現れている。

 

 

「もう呆れて怒る気にもなれないよ。ずっと遊ばれていたのか、楓に……」

「でも私のセリフだけで察したということはぁ~、雪穂も意外にそっち側の知識はあるってことだよねぇ~♪いつもはそんな素振り一切見せないのに。このむっつりさん♪」

「違うから!!これはその……そう!一般常識だから!!この情報化社会、今の高校生ならこれくらい知ってるでしょ!!」

「えぇ~でもぉ~、ほら!」

「ん?」

 

 

 楓が指を指したのは、雪穂の反対側に座っていた亜里沙だ。全てを察して羞恥に悶えている雪穂に対し、亜里沙は何も分かっていないようで、キョトンとした顔で俺たちの顔を眺めていた。

 

 

「あのぉ~さっきから雪穂は、何に怒っているの?」

「え゛っ!?い、いやぁ~零君と楓が写生大会の話から話題を逸らそうとしてたから」

「どうして俺を入れた!?」

「説明するのも言い訳するのも面倒なので、そういうことにしておけばいいんです!!」

「なんて理不尽な!?」

 

 

 こうして物事を深く考えず猪突猛進する辺り、やはり姉の穂乃果と性格が似ているところはある。単にいつも通りの冷静さを失っているからかもしれないけど、俺を巻き込むのだけはマジ勘弁!!俺は雪穂と亜里沙に勘付かれない程度に、頑張って楓を止めていたのに!!失敗したけど……。

 

 

「亜里沙、そのピュアな心がいつまで保てるのか……私は見ものだよ!」

「ピュア……?」

「それすらも分かってない!?天然過ぎて、今すぐにでも亜里沙の白いキャンパスに黒いインクをぶちまけたいよ……う~ん、ゾクゾクする♪」

 

 

 亜里沙……お前は友達や先輩を間違えたようだ。初めは彼女を穢す背徳感に俺もゾクゾクしたことはあったけど、楓やことりたちを見ていると逆に守ってやりたくなる。亜里沙の背後には、彼女を穢そうとせん奴らが何人もいるからな……。

 

 

「よ~し!テンションも上がってきたし、私も射精大会がんばろ~っと♪」

「写生大会だからね!!しゃ・せ・い!!」

「うわぁ~雪穂、そんな言葉を強調して……やっぱりむっつりぃ~♪」

「ぐっ……ああ言えばこう言う!!」

「???」

 

 

 卑猥発言で雪穂を煽り、亜里沙をも狙う楓。ひたすら楓の意味深発言に翻弄される雪穂。そしてピュア過ぎるが故に、2人がただ遊んでいるだけとしか思っていない亜里沙。

 

 

 半年間よく親友でいられたもんだ。もしかして逆に、案外いいトリオだったりするのかも……!?これだけ仲が良かったら、この先もこの3人でやっていけそうだな。

 

 

「プッ、雪穂顔赤くなり過ぎだって♪」

「楓のせいでしょ!!」

「雪穂、楽しそうだね♪」

「どこが!?!?」

 

 

 ほ、本当に大丈夫か……?

 




 喧嘩するほど仲がいい……ってね!(笑)


 今回は前回が大好評(?)だった言葉遊び回でした!
"半殺し皆殺し"、"ノーブラ"、"自撮り"、"親子丼"に続いて早くも5回目。今回はタイトルからして危ない香りが漂っていましたが、このネタを思いついたのは『ご注文はうさぎですか?』のアニメを見ている最中。あんなほのぼのアニメの間にこんなことを考える自分は、既に末期かもしれない……

 言葉遊びをやりたかったというのもそうなのですが、今回はシスターズの仲の良さも読者の皆さんにアピールしたいという狙いもありました。新生μ's結成から時系列では半年、話数では100話近くにもなるのですが、もう『新日常』になくてはならないキャラとして暴れまくっています(笑)

 初めは書くのに戸惑っていた雪穂と亜里沙も、やっと慣れてきた気がします。楓に関しては初めからこのようなキャラが好きだったので、登場時にはノリノリで書いています!(笑)


 現在、『新日常』のアンソロジー企画小説として『ラブライブ!~μ'sとの新たなる日常 Anthology~』が『新日常』と同時連載中です。ハーメルンのラブライブの作家様たちが集まって『新日常』の話を執筆してくださったので、そちらも是非ご覧下さい。
投稿日時は11月1日から22日まで、3週間近く毎日21時に投稿予定です。


新たに高評価を入れてくださった

(ちゅん)さん

ありがとうございました!


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 https://twitter.com/CamelliaDahlia

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