ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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 今回は恐らく後にも先にもないであろう、一風変わった回となります。
 サブタイトル通りメタ発言が横行していますので、逆に今までの話とのギャップを楽しんでいただければ嬉しいです!


メタ発言だらけの日常

「納得いかへん!!」

「どうした希、急に叫びだして……」

 

 

 今回の『新日常』の舞台は部室らしい。『新日常』の連載が始まってから、部室が舞台になっている話って尽くまともな話がないよな。"ことりの淫語講座"シリーズ然り、"おやこどんぶり"や"しゃせーたいかい"などの言葉遊び回然り……もはやタイトルだけでも規制されそうだ。

 

 そんな様々な黒歴史を生み出しつつあるこの部室で、希は何故か知らないけど大声を上げて嘆いていた。あの希がネガティブになること自体が珍しいので、彼女にとってよほどのことが起こったと伺える。

 

 

「零君!!ウチは納得いかん!!」

「俺かよ!?もしかして俺、また知らない間に何かしちまったのか!?」

「いや、零君は関係ないんやけど……まぁとりあえず、このデータを見てくれる?」

「ん、どれどれ」

 

 

零:127

穂乃果:73

ことり:70

海未:69

花陽:57

凛:56

真姫:61

絵里:59

希:53

にこ:58

雪穂:56

亜里沙:56

楓:53

 

 

「これって『新日常』のレギュラーメンバーだよな?でもなんだ、名前の横に書いてあるこの数字は?」

「その数字は、これまでの『新日常』全128話の中で、そのキャラクターが何回登場したかカウントしたものなんよ」

「なるほどな。俺はこの前の『秋葉の初恋』の回で登場していなかったから、一回分少ない127回なのか」

 

 

 こうサラッと言っているが、前作の『日常』では俺の出演していなかった回が何回かあったため、それを考慮するとついこの前まで全話出演できていたこと自体が奇跡に近い。まあ俺はこの作品の主人公だし、不思議ではないのかも。

 

 でもこうして見ると、穂乃果たち3年生組の出番が他のメンバーに比べて多いな。俺と同じ学年だからってのもあるだろうけど、これは作者の好みも入っているんだろうな……。全員を均等に出演させるのは難しいだろうから、出演回数が多い者もいれば少ない者もいる。

 

 

 ――――ん?出演回数が少ない……?

 

 

 ――――あっ!!

 

 

「その顔、零君も察したみたいやね……」

「待て待て!!何も悪気があってお前の出演回数が最低になった訳じゃないだろ!!」

「そうやって口に出して言われると余計に腹が立つんやぁあああああああああああああああああ!!」

「落ち着け!!俺は悪くない!!」

 

 

 さっきの表を見てみると、確かに希の出演回数がレギュラーメンバーの中では一番少ない。割と懐の大きい奴だと思ってたけど、内心は気にしてたんだな。つうかいつもより彼女のキャラが激しいのは、この話が特別異端だからなのか……?

 

 

「でも1人だけ少ないってことはないじゃないか。ほら、楓も同じ出演回数だし」

「楓ちゃんは『新日常』からの新レギュラーやん!!ウチは前作の『日常』と『非日常』からずっとレギュラーを張ってるんやで?」

「『張ってるんやで?』と言われてもなぁ……」

「新レギュラーである雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんに出演回数が負け、しかも最下位タイだなんて……」

「そりゃあ雪穂や亜里沙は"告白イベント"っていう大切な話の主軸なんだ。俺に恋をしているアイツらがピックアップされるのは当然だろ」

 

 

 それは楓にも言えることだけど、流石に実妹キャラでR‐17.9のシーンというものは作者も書きづらいようだ。だから楓は雪穂や亜里沙より出演回数が少し少ない訳だな。それを考慮しても、希と楓の出演回数が一緒の点に関しては擁護できないから黙っておこう……。

 

 

「それにや」

「まだあるのかよ……」

「ウチと同級生の絵里ちとにこっちの方が出演回数が多いっていうのも、ちょっと気になるんよ。大学生になって高校生の零君たちとは絡ませづらいのは分かるんやけど、一体何故同じ大学生の絵里ちとにこっちに差を付けられるんやろ……?」

「ほ、ほら!絵里は亜里沙とセットで出演もできるし、にこは変態爆発キャラだから出演させやすいんだよ」

「もしかして、ウチって無個性!?」

「いや、お前が無個性だったら、この世の女の子のほとんどが無個性に属することになるぞ……」

 

 

 巨乳巫女、タロットカードでの胡散臭い占いにエセ関西弁……どう考えても個性の塊じゃねぇか。それに個性の強さなら、俺やμ'sはそこら辺にいる奴らの誰にも負けてないと思うのは気のせいか。特に最近のμ'sは徐々に変態度が増し増しになっているからなおさらだ。

 

 

「このまま雪穂ちゃんたちが零君の彼女になったら全員で12人、更にウチの出番が減るんやね。分かってる、分かってるよ……」

「そう僻むなよ。データがある以上、出演回数に関しては擁護できねぇけど」

「グスッ」

「口で言っても、涙流してないのバレバレだからな」

「ウチの心は涙の大洪水で悲しみの底に沈んでるけどね!!」

 

 

 穂乃果たち3年生組は突出して出演回数が多いけど、それ以外の奴らに関してはほぼ同じくらいだと思うけどなぁ。この考え自体もほぼ毎回出演している俺の驕りなのかもしれないが。

 

 

「でもよく考えてみろ。『新日常』の全128話中、希の出演回数が53回。計算すれば2、3話に1回は出てるってことじゃん。そう思うと出演回数も多く感じねぇか?レギュラーキャラが13人もいるのに、2、3話いに一度のペースの出演を続けているんだぞ?」

「確かに……そう考えるとあまり気にならなくなるかも。急にやる気出てきた!」

「なんのやる気かは知らないけど、それはよかった。やっぱりお前にはその優しい笑顔が似合ってるって。だからクヨクヨすんな」

「零君……」

 

 

 ぐっ!!希の目元に少し涙目が溜まって、意図知れず涙目+上目遣いのコンボを仕掛けられてしまった。今までコイツのテンションはかなりギャグテイストだったように思えたのだが、やはり本心は少しばかり悲しみが混じっていたのか……。でも安心しきったこの笑顔、どうやら怒りを抑えることができたようだな。

 

 

 

 

 よぉ~し!それじゃあこんなメタい発言ばっかの話はここで終わるか!!

 

 

 

 

「甘いにゃ!!希ちゃんは甘すぎるよ!!」

「り、凛!?」

「凛ちゃん!?」

 

 

 凛の奴、いつどのタイミングで部室に入ってきたんだ!?この話が始まった時には俺と希しかいなかったはずなのに……くノ一になれそうな忍びの良さだな。

 

 

「凛ちゃん、いつから部室におったん?」

「そんなの今この話には関係ない!!この回は凛たちが『新日常』に対して、日頃募らせている怒りをぶつける回でしょ!?」

「え、そんな回だったっけ!?唐突に始まって思いつきで話が進んでるから何とも言えないけどさぁ……」

「凛の怒りは相当だよ!!希ちゃんの怒りも分かるけど、それは穂乃果ちゃんのお店のほむまん以上に甘いよ!!」

「ほむまんってそんなに甘かったっけか」

「ウチはそこまでやと思うんやけど」

「そこ!!揚げ足を取らない!!」

「いや甘さなんて個人の主観だし、取ってはないぞ……」

 

 

 凛のテンションが、この話が始まってすぐの希のように高い。もしかしたら今までのどの回の凛よりも高いかもしれない。元々コイツは毎回これくらい平気で暴走するけども、それでも凛がここまで怒りを顕にするのは希と同じく非常に珍しい。だが彼女の場合は怒った表情が微笑ましいほどに可愛く、本気で怒っているのかどうかすらも怪しくなるくらいだ。

 

 でも生半可な慰めだと余計な怒りを買ってしまうだけなので、一応話は聞いておくか。

 

 

「それで?凛は何に怒ってるんだ?」

「まずはこのデータを見て欲しいにゃ!」

「またデータかよ……」

 

 

穂乃果:16

ことり:18

海未:14

花陽:11

凛:8

真姫:11

絵里:12

希:11

にこ:9

雪穂:10

亜里沙:13

楓:11

 

 

「えぇと、これは一体なんのデータなん?」

「これは『新日常』でμ'sのメンバーがメインを張った回数だにゃ!基本的に話の主軸として出演している場合をカウントして、零くんがメインだったりμ's全員が登場していたりする回はカウントしてないよ」

 

 

 これまた細かいデータを集計したもんだ……暇なのかよ。

 そしてこのデータを見て、一凛の言いたいことが一瞬で分かった。なるほど、コイツも希と同じような文句が言いたい訳ね。

 

 

「凛が……凛がメインを張った回数が一番少ないってどういうこと!?」

「やはりか。そりゃあ回数をカウントすれば、誰かが最下位になるのはしょうがねぇだろ」

「でも凛もみんなと同じ零くんの彼女なんだよ!?なのにこの扱いはヒドくない!?」

「確かに希の時みたいに、まだ彼女になってないシスターズにも負けてるな。でもさっきも言ったけど、シスターズは同棲生活中のお悩み相談回や、ついこの前の告白回もあるからメインが多くなるのは当然だと思うぞ」

「それでも納得がいかないにゃ!!せめて最下位タイくらいなら、懐が広くて深い凛は許したよ?」

「本当かよ……」

 

 

 今の凛は明らかに怒りの満ちた顔で、許そうと思っていたとは到底見えないんだが……。

 だがここで考えてみると、そこまで凛の出番が薄かった印象は俺にはない。流石にド変態ちゃんである穂乃果やことりまでとはいかないけど、凛もかなり目立っている印象があるけどなぁ。

 

 

「凛が登場する回は、凛自身がサブで登場することも結構あるんだよ。だから希ちゃんが持ってきたデータだと凛の出演回数は多く見えるけど、こうしてメインを張った回数を数えてみるとそうでもないんだにゃ!!」

「確かにこの前ウチがメインだった温泉回でも、凛ちゃんはサブやったなぁ」

「希ちゃんはいいよね……」

「え、どうして?」

「だって希ちゃんは出演回数が少ないといっても、メイン回でのインパクトが凄く大きいんだもん!」

「そ、そう?」

「巫女さんの姿で零くんとエッチしたり、同棲生活中も1人で寝ている零くんを襲ったり、お風呂でスポンジになっちゃった零くんを使って絵里ちゃんとカラダを洗いっこしたり、温泉で零くんにおしりをモミモミされたり――――」

「待って凛ちゃん!!恥ずかしい!!恥ずかしいからこれ以上言わんといてぇえええええええええ!!」

 

 

 これまた凛が希を屈服させるという珍しい光景だ。今日は珍しい光景が多いなぁと、少しほのぼのしてみたり。希はそんな状況ではないだろうけど……。

 

 それにしても、希がメインの回って言われてみると本当に色々とヤっちゃてるんだな。そりゃああの手に余るおっぱいともっちりしたおしりを持っていれば、自ずとそうなっちまうか。彼女のメイン回でおっぱいとおしり以外が逆に取り入れられたことがないのが、その事実を証明している。しょうがねぇじゃん、エロいものはエロイんだから。

 

 

「しかしこうして見ると、にこも案外メインを張った回数が少ないんだな」

「零くんも知ってるでしょ、『新日常』におけるにこちゃんのキャラを……」

「あぁ、納得。メインで出演していても、サブでしか出演していなくても、アイツのキャラは濃すぎるほどに濃いから凄く目立ってるもんな」

「それに比べて凛は、前作の『日常』時代とキャラがほぼ変わってないんだよねぇ~……『新日常』だけでも128話あったのに全くだよ」

「なに?お前まさか変態になりたいの?」

「それで凛の出番が増えるのなら……」

 

 

 オイオイ、それは完全に堕ちる寸前の女のセリフだぞ。よく同人誌とかでもあるじゃん、アイドル活動が不調になって、やけにガタイのいい男社長に自らのカラダを売ってプロデュースされるっていう展開が。そういうのって結局その社長のペットになっちまうんだよな――――って、なんて話してんだ俺……。

 

 

「凛」

「なに……?」

「そうむくれるな。確かにメインを張る回数は少ないかもしれない。だけど俺はお前の元気で可愛い笑顔を見られて満足なんだぞ。それにメインを張っていない回でも、お前の自慢の元気で俺たちの話を盛り上げてくれてた。その事実だけは変わらない」

「零くん……」

「だからさ、そんなにカリカリすんな!凛もみんなもメインサブ関係なく、出演したら輝いてるよ!!」

「ホントに?凛、輝いてる?」

「あぁ!また元気で可愛く輝いている凛の姿を、俺に見せてくれ!」

「可愛いって、もう零くんったら恥ずかしいにゃ~♪」

 

 

 頬を染めて猫のように俺の胸に抱きついてくる、この愛くるしい少女はまさに愛おしい!!

 見たか脳内ラブホテルさん、これが"天使"というものだぞ。最近では感想などでも『アニメのことりちゃんが天使に見えます』と、この小説のことりとは別人と思われている始末だからな。

 

 

「ふ~ん、凛ちゃんには抱きついてウチには抱きつかへんのやぁ~」

「いやいや、凛から抱きついて来たんだけど……つうかいちいち拗ねるなよ」

「じゃ、じゃあウチから抱きついても……いいの?」

「いいよ別に。俺たち恋人同士なんだし、それくらいは普通だろ?」

「そ、そうやね、普通やね。じゃあ遠慮なく――――」

 

 

 穂乃果やことりたちと同様に、希もどちらかといえば変態の部類に入る人種なのだが、μ'sの変態ちゃんグループと違うところは、意外と内気な面もあるということだ。

 

 特に今のようにネタも卑猥なこともない純粋な恋愛になると、途端に純情乙女になるのが彼女の可愛いところであり、萌えポイントの1つである。さっき俺が素直に慰めた時、目に涙を溜めて笑顔になったのはその性格がゆえだ。

 

 

 

 

 よぉ~し!今度こそこれでこの話は終われそうだ。もうこの時点で5000文字を超えたみたいだし、そろそろ頃合だろ。

 

 

 

 

「いいですねあなたたちは、そうのんびりとしていられて……」

「「海未ちゃん!?」」

「う、海未……何しに来た?」

 

 

 またしてもいつの間にか、今度は海未が部室に紛れ込んでいた。いくら今回がメタ発言ありの異端な回と言っても、この展開の適当さはなんなんだよ……。しかもまた怒ってるし。

 

 

「凛は海未ちゃんだけには言われたくないにゃ!だって海未ちゃん常に目立ってるじゃん!!」

「海未ちゃんはメイン回も多いし、これ以上の不平があるって相当欲張りさんやね」

「まあほとんどの人はそう思うでしょうね」

「どういうことだよ?」

 

 

 凛たちの言う通り、海未は俺と同じ学年で3年生組の中では唯一のツッコミ役でもあるから、自ずと出番は多いはずだ。それなのにこの小説に対して文句があるのか……。

 

 

「希や凛の持ってきたデータを見れば、確かに私の出番は多いです。ですが大体暴走する零や穂乃果たちのツッコミ役ばかりで、私自身にはスポットが当たってないことが多いんですよ」

「そ、そうか?」

「やはり自覚がないんですね!!やはり主役を張っているあなたからすれば私の悩みなんて……悩みなんて!!」

 

 

 あ~あ、また勝手に怒って勝手に落ち込んじゃったよ……この話って俺のお悩み解決の話だったの?もうはっきりと言うけど――――メンドくせぇ!!

 

 

「私たち3年生組で出演することも多いのですが、その時は決まって変態キャラの穂乃果やことりが目立ち、私は常に脇役なんです」

「…………」

「ど、どうして黙るのです!?やはり私程度の人間は、変態たちを際立たせるための脇役に過ぎないんですね!!『新日常』の序盤なんてほとんど脇役としての出番しかありませんでしたし、その上そのことをアンソロジーでネタにされたんですよ!?」

「いや、だったらお前も変態キャラになればいいんじゃねぇの?」

「な、なったら私の出番ももっと増えますかね……?」

 

 

 あれ、てっきり顔を真っ赤にして否定されるかと思っていたのに、案外ノリ気でビックリした。まさか海未も凛と同じように薄い本的な展開に陥ってしまうのか!?そもそもコイツは以前秋葉に、媚薬入りの豊胸のクスリを飲ませれて快感に堕ちていたような……。

 

 

「海未ちゃんって、個人回自体もえっちな回少ないもんなぁ。"海未と海へ行く"回なんて凄くロマンチックやったし。ウチはあの話の雰囲気が、いつもの『新日常』と違って好きなんよ♪」

「そういう意味では逆に海未ちゃんは優遇されているのかもね!だって変態さんばかりのμ'sのメンバーで、もうあんなロマンチックな話なんて書けないもん!」

「そ、そうですかね?」

「そうそう。お前にはお前にしか出せない色があるんだから、いつも通りでいいんだよ。それに俺たちはお前のことを脇役なんて思ったことはないぞ。話ごとにメインやサブの扱いはあるかもしれないけど、俺たちにとってはみんなが主役なんだ!」

「零……」

 

 

 例え出演回数が少なくても、例えメインを張った回数が少なくても、例え主役の引き立て役だったとしても、ソイツが輝いていないことなんてない。『新日常』ではμ's全員がレギュラー全員が主役、そして全員が俺の彼女なんだ!!

 

 ――――おっと、流石に気が早すぎたか。正確には彼女が9人、彼女候補が3人だな。

 

 

「皆さんのおかげで気が晴れたような気がします」

「まあお前が堕ちてしまったら今後誰が『新日常』のツッコミ役をするんだよって話になるし、お前のポジションは必要不可欠なんだよ」

「必要……私は零にとって必要なのですか?」

「あぁ!もちろんだ!」

「そうですか、零にとって私は必要な存在……フフッ♪」

 

 

 どうやら機嫌が治ったようで助かった。やはり女の子が落ち込みを解消したあとに見せる笑顔は最高だな!

 でも海未が優しく微笑むと、どこかヤンデレの雰囲気が漂っているように見えるのは何故だろうか……。コイツもことりと並んで中々に生粋のヤンデレ持ちだったからな。

 

 

「つうわけで、そろそろ終わりにすっか」

「そうだね。悩みも解消したし、これでいい気分でラーメンを食べられるにゃ~♪あっ、かよちんとの約束に遅れちゃう!!」

「ウチももうすぐでバイトやから、早く行かないと!!」

「私も今日は家で弓道の練習があるんでした!!」

「お前ら全員予定あったのかよ!?貴重な時間を削ってホントに何しに来たんだ……」

 

 

 わざわざ不平を言うためだけにこの部室に来たってのか。だったら相当腹の中に怒りを溜め込んでたんだな……。結局あまり気にしなくてもいい悩みばかりだったけども、やはり女の子って繊細なのかねぇ。

 

 

「さぁ零くん!凛とかよちんと一緒にラーメン食べに行こ!!」

「零君、実は今日、巫女さんたちがたくさん神社に来るんや。だからこれからウチと一緒にバイトしよ?零君巫女さん大好きやろ♪」

「ダメです。零は私とこれから弓道や剣道の鍛錬があるので。そしてそのあとは、一緒にお食事でもどうです……?」

「め、目の前でトリプルブッキングだと!?」

 

 

 デートがブッキングするなんて、なんかデジャヴを感じる……。

 そうだよ、一年ほど前に旧μ'sメンバー9人全員とデートの予定がブッキングした事件があってだな……その時の苦悩はいつまで経っても忘れないだろう。

 

 

「凛が初めに零くんを誘ったんだよ!!だから零くんは凛が連れてくからね!!そしてあーんしたりあーんしてあーんし合うんだもん!!」

「何言ってるん?零君も若い巫女さん見たいやんな!?巫女さんの間でも零君は大人気やから、いくらでも彼女たちを視姦してもええんやで?」

「零は最近受験勉強で身体が鈍っているはずなので、私と一緒に鍛錬をするのです!!そしてあわよくば、アッチの方の鍛錬も――――って、やっぱり恥ずかしすぎて穂乃果たちみたいに言えません!!」

「…………」

 

 

 俺は悟った。こんなにキャラが濃い奴らが、脇役だなんて有り得ないと。

 

 

 全然目立ってんじゃねぇか……心配して損したわ。

 

 

 ちなみにこのあと、3人全員のデートになんとか付き合った。

 体力と精神は削がれたけどな……。

 

 




 登場回数が少ない?愛さえあれば関係ないよね?ねっ!?


 今回はサブタイ通り、メタ発言連発の回でした!
 ここまで読んでくださった方なら前書きの意味が分かってもらえたかと思います。まさに"一風変わった『新日常』"ということで、こんな話を執筆できるのも短編集ならではですね!初めてこの小説が短編集だということを活かせたかもしれません(笑)

 本編中に出てきたデータ(登場回数とメインを張った回数)はガチで一から数えました。そうは言っても登場回数は常に数えてきたので、苦労したのはメインを張った回数ですね。意外とメインを張った回数が少なく見えるかもしれませんが、基本は零君がメインなので穂乃果たち自体の回数は少なくなる傾向にあります。


 次回はりんぱな回になる予定です。
 メインを張れるよやったね凛ちゃん!!


 たーぼさんの小説『ラブライブ! ~奇跡と軌跡の物語~』とのコラボ小説の件なのですが、投稿日が2月7日(日)に決定しました!
ネタに関してはお互いに投稿されるまで全くの内緒なので、読者の皆様も投稿されるまでのお楽しみということで!


新たに高評価を入れてくださった

鳳凰0610さん

ありがとうございました!


Twitter始めてみた。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia
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