ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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 サブタイトルにホイホイ釣られた方はいらっしゃいませ(笑)
 結構前にこのような話が見たいというリクエストがあったような気がしたので執筆。まさかこんな内容になるとは私自身も思ってもいなかったですが……


闇鍋乱交饗宴黙示録

 冬といえば鍋!そして鍋といえば闇鍋!

 ということで、俺たちはまた悪ふざけの思いつきで自らを死地に追い込もうとしていた。たまにはみんなでお食事会でもと思っていた矢先、穂乃果が提案した闇鍋の意見、そしてそれに同調した凛や楓の勢いに逆らえず、流れのままに俺の家で鍋を囲うことが決定したのだ。

 

 

 闇鍋とは、それぞれ自分以外には不明な突飛な材料を複数人で持ち寄り、暗中で調理して食べる鍋料理のこと。通常、鍋料理には用いない食材が利用されるが、そこら辺はやる人の裁量次第といったところか。どちらかといえば食事を目的とした料理というよりは遊び、イベントとしての色彩が濃い。

 

 

 だが遊びと言っても、ルール無用の無法地帯となっては本当の意味で地獄を見ることになる。だから持ち寄る食材には一定の規制を掛けることにした。

 

 

 

 

《闇鍋五箇条の御誓文》

 

1. 食材は溶けないものを持参するべし!

→ 箸で掴めないものは『具』としての役割を果たさない。さらに溶けるものだとスープの味まで大きく変貌してしまう。

 

2. ナマで食べても健康を損なわないものを持参するべし!

→ 暗闇の中で食べる都合上、火が通っているのかは全く分からない。

 

3. お開きになるまで暗闇のままで決行するべし!

→ 下手に明かりを点けて鍋の中身が見えてしまうと、瞬く間に食欲が失せる。

 

4. 一度箸をつけたものは責任を持って食べきるべし!

→ メンバーが決まった瞬間から、メンバーとは運命共同体。相手を信じて、そして食べ物は大切に、責任を持って最後まで食べきる。

 

5. 全力で楽しむべし!

→ 例え遊びであっても全力で盛り上がれ!!

 

 

以上

 

 

 

 

 正直闇鍋なんてやったことすらないから、案外楽しめるのか、それとも想像以上に阿鼻叫喚の図になるのか……。それもこれも全てみんなが持ってくる食材にかかっている。また俺が事後処理するはめにならなければいいのだが……。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「みんなでお鍋を囲うのって初めてだから、穂乃果楽しみだよ!」

「ただの鍋ならよかったんだけどな……」

 

 

 闇鍋祭り当日、μ'sの面々は俺の家へと集合し、各々緊張の面持ちで鍋が煮えたぎるのを待っていた。その中でも大はしゃぎしているのは穂乃果と凛くらいなもので、他のメンツは渋い顔をしてまだ一切食材の入っていない鍋を見つめている。これから訪れるのは天国か地獄か、俺たちが立たされているのはまさに運命の岐路だ。だから明日突然μ'sが解散していたら察してくれ。

 

 

「よし、そろそろ電気を消すか」

「も、もう始めるんですか!?あと少しくらいは……」

「そんなこと言ってたらいつまで経っても始められないだろ」

「零君、意外とやる気なんやね」

「ここまで来たらもう覚悟を決めるしかねぇだろ。それに不味くなると限った訳じゃないしな」

 

 

 食べてみたら意外と『ああ美味しかったぁ~!!』ってなるかもしれない。それにみんなも地獄を味わいたくないから、鍋の食材も無難なモノをチョイスしているはずだ。変に冒険するからクソ不味い鍋が出来上がるわけで、無難に無難を重ねていけば被害は最小限に抑えられる可能性もある。

 

 

 まあ、被害が出ないとは言っていないが……。

 

 

「でも私知ってるよ!お兄ちゃんのその言葉、フラグって言うんだよね♪」

「ちょっと楓、変なこと言わないでよ!折角零くんの言葉で落ち着きを取り戻したのに……」

「そんなこと言って、意外と雪穂が爆弾を投下しようとしてるんじゃないのぉ~?ほら、自分のトコのお饅頭とかさ」

「えぇっ!?そうなの雪穂!?流石にお饅頭鍋は……」

「亜里沙、楓の言うことなんて9割9分信じなくていいからね」

 

 

 雪穂の仰る通りである。楓が涼しい顔をしている時は、大体自分のことしか考えていないか相手をからかっているかのどちらかだ。最も、今回の鍋に関してはみんながお互いに持ち寄った食材を内緒にしているため、もしかしたら遊び心で変なモノを投入しようとしている輩がいるかもしれない。ほら、去年鍋にケーキを入れてしまったことりとか……。

 

 そんな当の本人はと言うと――――何故か笑顔だった。

 

 

「おいことり、その不気味な笑顔はなんだ……?」

「ただ単純にみんなでお鍋をするのが楽しいだけだよ!ホントだよ!」

「そこで念を押してくるのが怖いんだけど……」

「大丈夫!ことりは一度やった失態を二度と犯さないから。()()()()から」

 

 

 なぜ"犯さない"を強調した……。この場でいつもの淫乱バードの本領を発揮している辺り、コイツは闇鍋になんら恐怖を感じてないみたいだな。今だけならその強靭な精神を見習いたいくらいだよ。

 

 

「うだうだ騒いでいても仕方ねぇ。もう電気消すぞ」

「真姫ちゃん、いよいよ始まっちゃうんだね……」

「零の言う通り、奇跡的に美味しくなることを祈るしかないわ」

「みんなで作るお鍋なんだから、きっと美味しいに決まってるにゃ~♪」

 

 

 そうだ、美味くなると思い込まなければ俺もこんなに落ち着いてはいられない。気持ちは味に現れると言うだろ?ポジティブな方が料理がより美味く感じられる、ある意味で錯覚のようなものだが。

 

 

 外は既に暗いが、部屋に一ミリの残光も許さないのが闇鍋のルール。部屋のカーテンは全て閉め、不意に明るくならないよう全員の携帯の電源も落としている。この状態で俺は部屋の電気の紐を引っ張った。

 

 

 部屋一面が、隣の人の顔すらも確認できないほどの暗黒に包まれる。

 

 

「うわっ、本当に何も見えないわね……にこ自身の姿も。これじゃあ鍋に食材を入れられないじゃない」

「目が慣れてくれば鍋ぐらいは見えるようになるさ。最悪鍋の火を頼りにすればいい訳だし。それじゃあ各々食材を――――」

 

 

 その時だった、不意に俺の腕が何者かによって掴まれたのは。隣の人も見えないこの暗闇、鍋に食材を入れようとしていた俺の腕を誰が掴んだのか分からない若干の恐怖があった。やはり人間たるもの、認識できないものには警戒心を抱いてしまう。

 

 

 だがそれも、俺の隣の奴の言葉であっさりと解決する羽目になる。

 

 

「れ、零……」

「この声は……絵里か?」

「暗い……真っ暗なのよ零!!」

「落ち着け、見れば分かる!ていうか見なくても分かる!!」

「うぅ……」

 

 

 俺の右隣に座っていた絵里は、俺の右腕にコアラのようにガッチリと絡みついていた。絵里がやけにそわそわしてさっきから全然喋らなかったのは、闇鍋の恐怖よりこの暗闇を危惧していたからなのか。

 

 それにおっぱいとおっぱいの間に腕が挟まれるほどに抱きしめられているんだが。役得すぎるんだが!!柔らかくて気持ちがいいんだが!!例え姿や表情が見えなくても、おっぱいの感触だけは触るだけで誰のものか分かる。最悪暗黒の中で何かがあったら、この方法でみんなを判別しよう。

 

 

「鍋の火の明かりを頼りにして食材を入れていこう。食材を入れた時に鍋の中身を跳ね飛ばさないよう慎重にな」

 

 

 俺の合図を元に、みんなは恐る恐る鍋に食材を詰め込んでいく。豆腐のような柔らかい食材が入った音、野菜のような固体が入り込んだ音、そしてどんな食材を入れたのかすら不明な少々鈍い音まで、様々な音が俺たちを緊張の渦に巻き込む。

 

 誰がどんな食材を持ってきたのかすらも分かっていないこの状況、増して今から鍋の中の惨状を認識することもできずに箸を付けることになる。だが意外だったのは匂いは思っていたよりも普通で、近寄りがたいドギツイ匂いは一切しない。あれ、もしかして案外イケルのでは……?

 

 

 食材を煮込ませるため少々時間を置く。その間も特段変な匂いが充満することはなく、俺たちの間に闇鍋成功の兆しが差し掛かっていた。恐怖を抱いていた人の心にも安堵の芽が芽生える。

 

 

「穂乃果もドキドキしてきたけど、そろそろ食べてみよっか」

「そうだな。煮詰めすぎるとそれだけで味が悪くなるし」

 

 

 暗闇のせいでみんながどんな表情をしているのかは分からない。だけど闇鍋を始まる前に比べれば格段に場の雰囲気は落ち着いている。1人だけ慌ただしいと言えば、隣の絵里だけは闇鍋というよりこの暗闇に怯えて俺の身体に擦り寄っているが……。

 

 

 とにかく絵里の背中を軽く撫で回して落ち着かせつつ、俺も穂乃果たちに続いて鍋の具材を皿に取り分けた。一体自分が鍋から何を取ったのか、少々目が慣れてきた今でも知ることはできない。いくら安心してるからと言っても、一口目は相当な覚悟がいるぞ。

 

 

「みんな取り終わった?それじゃあ皆さんご一緒に――――」

『いただきます!!』

 

 

 食事の様式美を済ませ、みんなは鍋の具に一斉に口を付ける。当の俺はと言うと、利き腕を絵里に擦り寄られているせいで未だに箸を動かせないでいた。

 

 

「ん?案外美味しいじゃないこのお鍋。にこの口に合うとは中々ね」

「意外と皆さん無難な食材を選んできたみたいですね」

「ウチとしては闇鍋やし、もう少し刺激が欲しくもあったけどね」

「みんな美味しく食べられているんだったら、もう電気を点けていいんじゃあ……」

「ダメだよ雪穂。変な食材は入ってるけど、まだ誰も取っていないだけかもしれないし」

「えぇっ!?楓ちゃん、驚かさないでよぉ~」

 

 

 お互いに気さくな会話ができているこの状況ならば、とりあえず阿鼻叫喚の地獄絵図になることだけは避けられたみたいだ。俺としても、女の子が吐きそうで苦しんでいるシーンはあまり見たくない。

 

 

 

 

 しかしそんな安心は、容赦なく打ち崩される。

 まず一番初めに異変が起こったのは絵里。急に彼女が俺の肩に頭を乗せてきたのだ。そして彼女の口からははぁはぁと艶かしい吐息が聞こえてくる。これは呻き声と言うより発情している声なのでは……?

 

 まさかこの鍋のせい?みんなは――――

 

 

「にゃ~……凛、なんだか身体が熱くなってきたよ~……」

「そうね……さっきから心臓の鼓動が早くなってきて……熱い」

「ことり……胸がウズウズしてきちゃったぁ……」

「亜里沙も身体が疼いて……なんだか気持ちよくなってきました……」

 

「えっ……」

 

 

 どうやらこの症状は絵里だけではなく、μ'sの全員が発症しているようだ。リビング全体に、女の子たちの淫らな吐息が響き渡る。ちょっとした乱交会場みたいで俺の興奮も一気に沸き立つが、今は彼女たちの容態の確認が先決だ。しかし電気を点けようにも、このまま動いたら絵里が床に倒れてしまいそうで動くことができない。

 

 

「おいお前ら!一体どうした!?」

「零君の声……穂乃果、はぁ、はぁ……もっと身体が熱く……はぁ、はぁ」

「マジで……本当にみんな……?」

 

 

 俺の声を聞くだけで発情できるなんてどれだけレベル高いんだよ!!

 しかし体感的にもこの部屋の温度が上がってきた気がする。それもこれも彼女たちから放たれている熱気によるものだろうが、如何せん俺の欲求も高ぶってきてヤバイ。何がヤバイって、暗闇で彼女たちの姿が認識できないからこその淫らな妄想が頭の中で繰り広げられてしまう。

 

 

 

 

 そして彼女たちの発情具合は更にエスカレートすることとなる。

 

 

「零!!」

「絵里!?どうした!?」

「怖い……暗い……熱い……好き……」

「そ、そうか……って、お前服着てる!?」

「熱いから脱いじゃった……はぁ、はぁ。もっと私を触って、私の身体を火照りを収めて……好きに触っていいから……はぁ、はぁ」

 

 

 またしても絵里に抱きつかれるが、今度は彼女の素肌の温もり(というかもはや熱)が直に俺に伝わって来ている。もしかしたらと思ったけど、本当に脱いでやがったのか!?彼女のおっぱいが俺の腕に当たって自在に形を変えているのが分かる。くっそぉ……電気!!電気を点けろ!!俺の生乳を拝ませろやぁあああああああああああああああ!!

 

 

「お兄ちゃ~ん!絵里先輩ばかり気持ちよくしてズル~い!!」

「いやしてねぇし!それにお前も後ろから抱きついて来るなって……てか、お前も脱いでんのか?!」

「はぁ、はぁ……お兄ちゃんに命令は絶対だもんね♪妹は、お兄ちゃんの性処理用具だもんね!!」

「ちょっと待て!そんなにもたれ掛かられると……」

 

 

 高校一年生のくせに無駄に成長した楓のおっぱいが、俺の背中を押し潰すかのように押し付けられる。女の子が身体をヒートアップした状態で抱きついてくるわ、至ることろからおっぱいの感触が感じられるわで、俺も身体が熱くなってきやがった!!

 

 

 しかしそんな発情し始めた俺のことなんて全く関係なく、彼女たちの攻撃は続いていく。

 

 

「零く~ん、ウチも構ってぇなぁ~♪」

「希、お前酔ってんのか?ガチの大阪弁使ってるじゃねぇか――――んぷっ!!」

「ほらほらぁ~零君のために大きくしたんやで~♪」

「んーーーっ!!ん゛ーーーっ!!」

「あっ、あまり暴れられると余計に気持ちよくなっちゃうよ……」

 

 

 この暗闇でどこから俺の位置を嗅ぎつけたのか俺の頭がいきなり希に捕まれ、彼女のおっぱいの谷間へと強制ダイブさせられた。そしてやはりというべきか、彼女も上半身生まれたままの状態だった。俺の頭が希によって擬似パイ○リされているような状況、俺も俺で本能的におっぱいにがっついてしまう。

 

 

「零くん……私の身体の疼きも沈めてください!!」

「今度は亜里沙か!?ちょっと勝手に手を――――や、柔らかっ!!しかも生かよ!?」

「はぁんっ!零くんの手、胸に当たって気持ちいです♪んっ……はぁ」

「やっぱ俺が今触っているのって、亜里沙のおっぱいなのか……」

 

 

 すげぇ、中学生の頃よりも格段に成長してるじゃねぇか!流石クォーター女子なだけのことはある、発育がよろしいことで。

 

 しかし亜里沙がここまで乱れるなんて、普通じゃ考えられないことだぞ。だからこそ自分の手で乱れさせたいと支配欲に駆られるのだが、まさか彼女から俺を求めてくるとは――――!!

 

 

「零君、私も……私も身体の疼きが止まりません……はぁ、はぁ」

「その声は雪穂か?ていうか近くね!?」

「はぁ、はぁ……零君の身体に触れていると、余計に自分の身体が気持ちよくなってくるんですよ♪零君のことが好きだから……ですかね?はぁ、はぁ……もっと私の傍に来てください……」

 

 

 なにナチュラルに告白してきてんのこのパッツン少女は!?胸が変にドキドキするからやめろって!!それにさっきから俺の顔の間近に彼女の顔があるからか、彼女の吐息が直接俺の耳に掛かって超くすぐったい。身体はまだまだ幼い方なのに、こんなに色っぽい嬌声を出せるのかこの娘!?

 

 

「零……私の胸を触りなさいさあ早く!さっきから胸が熱くて仕方がないのよ!!」

「真姫か?どうしてそんなに上から目線なんだよ発情しても相変わらずだな!」

「いいから触りなさい!ガシッと掴みなさい揉みしだきなさい!!」

「勝手に手を引っ張るなって!!――――うおぉ、いい感度……相変わらず脱いでるし」

「んっ、はぁ……いいわ、いいわその手つき♪」

 

 

 あの真姫が自ら『胸を揉め』なんて、こんなデレデレ(?)な彼女一生に見られるかどうかだぞ。そして俺の手は無意識に指を彼女のおっぱいへと食い込ませる。これで真姫はこれで興奮を抑えたいらしいが、どう考えても逆効果にしかならないだろうこれ……。手のひらに当たるおっぱいの先端の感触が何とも唆られる。

 

 

「私の相手もしてください!!」

「うぐぅ!!は、花陽か……な、生の胸が顔に……ッ!!」

「零君は女の子のおっぱい大好きなんですよね!?おっぱいなんて好きなだけ差し出しますから、この身体疼きを止めてください!!」

「むぐぅ……おっぱいは嬉しいけど、お前らの身体の原因は知らん!!」

「あっ、んっ……胸の先っぽに零君の吐息が……♪」

 

 

 もう上半身を脱いでいるのはみんなデフォらしい。そして今回は俺の鼻元に花陽のおっぱいを当てられ、非常に苦しい状況となっていた。相変わらずいい大きさいい弾力をしているが、おっぱいに挟まれて圧死だけは避けたい!!しかし俺の鼻息が花陽の胸の先端に当たるたびに彼女は更に強く俺を抱き寄せてくるため、地獄(ある意味では天国)のスパイラルが形成されてしまっていた。

 

 

「零く~ん、はむっ!」

「うぉおおいっ!?急に耳を噛むな猫かよ!?」

「だって零くんに甘えてないと落ち着かないんだも~ん……はぁ、はぁ、なんだかずっと興奮しちゃうし」

「だったら好きなだけ俺に甘えろ。それで身体の火照りが収まるのならな」

「にゃ~♪ありがと零く~ん、はむっ」

「耳を噛んでいいとは言ってねぇ!!」

 

 

 凛の奴、この前の猫の精神が戻りきってないんじゃないのか……?耳だけでなく、首筋や指などやたら俺の身体を甘噛みしてきやがる。これだけならまだ健全のように思えるが、さっきから俺のズボンを脱がして男のアレに甘噛みをしようと画策しているようなので、全然安心はできなかった。この淫乱猫め!!

 

 

「零……私思うんです。そろそろ私たち、繋がってもいいんじゃないかって」

「海未、お前本当にそう思ってんのか?」

「逆に聞きますが、好きな人に抱かれたいと思うのは至極当然なことではないですか?だから私を抱いてください!むしろ抱かれてください!!」

「おぉおいッ!!いきなり肩掴むな!!ていうか力強っ!?」

「逃しませんよ零……あなたは私と下半身で繋がる運命になるんですから……はぁ、はぁ」

 

 

 性格変わりすぎてませんかねぇ海未さんや!?さっきから淫乱属性を持たない子たちの方が乱れているような気がするぞ。海未なんて自分から俺を押し倒そうとしてくるし……。ていうかコイツら、どうして暗闇なのに俺の姿が見えるんだよ。まさに性に飢えたハイエナだな。

 

 

「ちょっと誰だ!?また勝手にズボン脱がそうとしてくる奴は!?」

「もうおとなしくしなさいよ。にこの食事の邪魔しないでくれる!?」

「食事ってお前、どこを食べようとしているんだ……」

「そりゃあもちろん零のアツアツのアレに決まってるでしょ♪もうね、さっきからにこの口が寂しいのよ。何かを咥えていないと興奮が収まらないわ。さあ早く出しなさい!その仰々しい形をした肉棒を!!」

「逆に俺の興奮が高ぶりそうなんだが……って、が、はっ!そ、そこを強く握るなって!ぐっ、あぁ!!」

 

 

 あの小さな身体のどこにこんな力があるのか、にこは俺の抵抗を跳ね除けてズボンの上から俺のモノを弄り回す。擬似パイ○リの次は擬似手○キ、今まで我慢してきたが遂に俺もあまりの気持ちよさに声が漏れ出してしまう。今のにこの表情はさぞかし小悪魔になっているのだろう、憎たらしい……。

 

 

「零くん♪」

「ことり……お前はとりあえずあっち行ってろ」

「えぇ~ことりだけ扱いヒドくない!?折角パンツを濡らしてきたのに……んっ♪」

「おいおい、自分で弄ってんのかよ……」

「だから零くんの手で触ってもらいたいんだよ!手、貸してね」

「お、おいっ!つ、冷た!!これ……本当に下着?こんなに濡れるものなのか女の子って……」

「はぁ、あんっ!零くんの指、気持ちいいよぉ~♪はぁ、はぁ……」

 

 

 マズイ……これ以上ことりを発情させたら、この闇鍋パーティが乱交祭になりかねない。だが俺の指の動きはことりの嬌声を聞きたいがために止まることはない。彼女の喘ぎ声は股間に響く。もう俺の本能が勝手に彼女を求めてしまっているのかもしれない。そしてパンツの上からでも分かる、彼女の下半身の肉厚。これが女の子か……。

 

 

「零くぅ~ん……穂乃果にも入れて入れて♪」

「一応聞いてやる。何をどこに入れるんだ?」

「ことりちゃんみたいに指でもいいし~もし零君がその気なら、赤ちゃん作ってもいいよ♪」

「ぐっ……」

「ねぇねぇ零君。さっきからみんなに誘惑されて辛いでしょ?穂乃果もずっと身体が熱くて、気持ちよくて、興奮して……はぁ、はぁ……もう穂乃果のココも準備万端だよ?ていうかもう勝手にしちゃうもんね!」

「お、おいッ!!」

 

 

 穂乃果は対面座位で俺にのしかかってきた。暗いけど分かる、穂乃果の頬を伝って汗が流れていること、そしてその汗が俺の身体にポタポタと滴り落ちていること。エロい、想像するだけで艶かしい。女の子の肉汁が顔にも垂れてくる。俺は滴り落ちてきた彼女の水滴を、舌を使って自分の体内に取り込んでみる。少々酸っぱい、でも後に甘さが広がってくる。俺はもう無心となっていた。

 

 

 (たが)が外れてしまいそう。みんながやる気なら、少々そのような行為に挑んでも問題ないのではなかろうか。ここは俺の家、多少なら誤魔化しはきく。ここで電気を点けさえすれば、みんなを俺の手で――――

 

 

 

 そこで突然、部屋の灯りが点いた。しかし俺は何もしていない。目に眩い光が差し込んだため、俺たちは咄嗟に腕で顔を抑えた。

 

 段々目が慣れてきたので辺りを見渡してみると、上半身が生まれたままの、中にはスカートまで乱れている子たちもいた。彼女たちの淫らな吐息は収まることを知らず、その表情は俺を誘惑するように見つめながら蕩けている。何も知らない人が見れば、本当(マジ)の乱交パーティにしか見えねぇなこれ……。

 

 

 すると、俺はここで机に上に見慣れないものが置いてあることに気が付いた。もちろんみんなが持ってきた食材は知らないのだが、肉だの白菜だのしらたきだの、明らかに食材と思われるものの中にポツンと液体の入ったビンが置かれていた。それも俺の皿の隣に――――

 

 

「ねぇねぇことりちゃん、これってなんだろう……?どこかで見たことあるような~……」

「思い出した!これってこの前ことりが使ってた媚薬だよ!でもどうして零くんのところに……?」

「もしかして零、あなた……」

 

 

「へ……え゛ぇぇぇええええええええええええええええええええええええええ!?!?」

 

 

 全員の目が、再び一斉に俺へと向けられる。さっきのトロンとした目はどこへ行ったのか、みんなの目はある者は戸惑い、ある者は冷徹に、ある者は怒りを、ある者は何故か期待した目線を俺に送っていた。

 

 

「違う違う!!俺は断じて知らない!!誤解だって!!」

 

 

「零……あなたねぇ……はぁ、はぁ」

「お兄ちゃん……策士だねぇ……まあ私はその気ならいつでも初めてを捧げるけど」

「はぁ、はぁ……まさか零くんの仕業だっただなんて……」

「でも零くんなら納得だにゃ……」

「にこの処女が欲しいなら……わざわざこんな手を使わなくてもすぐあげるのに……はぁ、はぁ」

 

 

「だからちっがァァァあああああああああああああああああああああああああああああああう!!!!」

 

 

 誰だ!?俺とμ'sの仲を切り裂こうとする輩は!?確かに興奮はした、発情もした、下半身に血液が溜まったりもした。だけど鍋に媚薬を入れて乱交パーティをしたいとは断じて思っていない!!

 

 

…………

 

 

…………

 

 

 

 まあちょっとくらいなくはないけど、今回の件については俺は無実だから!!

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 そして家の廊下から、こっそりリビングを覗いている女が1人――――――

 

 

「さっすが我が弟!もう1年生たちにもモッテモテだね!やっぱりハーレムの主はこうでなくっちゃ♪」

 

 

 白衣の女の右手には媚薬のビン、そして暗闇の中を透視できるメガネが握られていた。ま、これで犯人はお察しだろう……。

 




 おクスリのチカラってすごいっ!!(小並感)


 今回は久々に全員集合、そして闇鍋饗宴回でした!
 実は『日常』でも同じような話を執筆して、あの時はお酒のチカラを借りました。『新日常』になってつくづくエロも描写も使うモノもパワーアップしたと思っています。媚薬もそうですが、大人の玩具が普通に出てくるような小説ですからねぇ~(笑)


 そしてここからはいつもの宣伝+新規情報を。

 ハーメルンで"ラブライブ!"そして"ラブライブ!サンシャイン!!"の小説を執筆なさっている鍵のすけさんの企画で、サンシャインの短編小説を執筆することになりました。
この企画は以前私が主催した企画と似たようなもので、ハーメルンのラブライブ作家、また普段はラブライブ以外の小説を投稿している作家さんも多数参加予定です。

 投稿日時は4月25日(月)からの予定です。私は大トリを飾ることになりましたので、参加者の変動がなければ私の小説は5月16日(月)になります。そちらでも感想をくださると嬉しいです!


 次回はリクエスト小説、または絵里or絢瀬姉妹回になる予定です。
 またリクエストは既にいくつかネタを貰っているのですが、なるべく小説の方に感想や高評価をくださった方を優先して採用いきます。自分の妄想が話になるチャンスなので、リクエストがある方は是非どうぞ!


 それでは感想/評価/リクエスト、お待ちしています!


Twitter始めてみた。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia
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