ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 今回は全編通して楓ちゃん一色な回です!
 作者の自分が言うのもアレですが、彼女やっぱりいいキャラしてます(笑)


楓ちゃんバーサス

 

【vs 穂乃果】

 

 

 

 

「ねぇねぇ楓ちゃん!楓ちゃんって、穂乃果たちのことずっと先輩呼びだよね」

「藪から棒に何ですか?まさか穂乃果先輩の口から猥談以外のトークが飛び出してくるなんて、穂乃果先輩が和菓子じゃなくてパンを食べてる時くらい驚きです」

「それ全然驚いてないじゃん……」

「おっ、穂乃果先輩の頭でよく気付きましたね。偉い偉い」

「ちょっと子供扱いしないでよ!!」

 

 

 なんだろう、穂乃果先輩はどう見ても先輩って柄じゃないんだよねぇ。だって普段からの素行を思い出してみてよ、あんなの尊敬する要素がどこにあるっていうの?むしろあのドジっ子さ具合は弄って弄って弄り倒して遊びたくなっちゃうんだよねぇ~♪

 

 

「話を戻すけど、穂乃果たちのことずっと――――」

「穂乃果先輩の分際で、私を話の軌道に乗らせるなんて片腹痛いですよ。片腹大激痛です」

「また話題が逸れちゃったし!!もしかして穂乃果、下級生に馬鹿にされてる!?」

「よく気付きましたね……さぞかしその無い頭を回転させたんでしょう」

「あのぉ、穂乃果泣いていい?」

「女に女の涙を見せびらかせたところで、逆にもっと泣かせたくなるだけなのでやめておいた方がいいですよ」

「なんというドS!?楓ちゃん鬼畜すぎない!?」

 

 

 そもそも私は誰かに敬意を払うってこと自体大嫌いなんだよ。なんかイヤじゃない?わざわざ自分から誰かの下に立つなんて。そのために鍛えた営業スマイルだけは完璧だから!そして私が唯一敬意を払うのはお兄ちゃんだけなんだからね!!

 

 

「先輩呼びや敬語が抜けないのは、単純に慣れちゃったからですね。しかし先輩禁止の概念と意図は心得ていますから。まあ、先輩たちごときに敬意を払う訳ないってことですよ♪」

「楓ちゃん上げて落とすよねいつも……嬉しいのやら悲しいのやら」

「この私と同等の扱いをされているんです。喜んでいいですよ♪」

「そこら辺、本当に零君の妹だよね。自分に自信満々のところとか……」

 

 

 お兄ちゃんの妹だからと言うか、神埼家の特徴だねこれは。お父さんは違うけど、お母さんがそんな性格だったせいかお姉ちゃんを含め兄妹全員が傲慢な態度で振る舞うようになってしまったらしい。まあ私は何でもできる超スーパー妹だし、人を見下す権利は十分なんだよ♪

 

 

 しかしそんな私でも、先輩たちのことはちょっとくらい凄いなぁと思うことは合ったりする。この私をμ'sに引き込んだグループとしてね。

 

 

「ああやって言いましたが、穂乃果先輩の人を惹きつける力は尊敬するところがあります。無自覚なカリスマ性というか、みんなを引っ張っていく力は素晴らしいと。初めは何でこの人がμ’sのリーダーなのか甚だ疑問でしたが、同じチームになってみて先輩の魅力がひしひしと感じられましたよ」

「か、楓ちゃんがデレた……楓ちゃんがデレたぁああああああああああああああああああああ!!まさか楓ちゃんにそう言ってもらえるなんて思ってもいなかったからなんだろう、嬉しさで穂乃果、なんてお礼を言ったらいいのか分からない……え、えへへ」

 

 

 あ~あ、こんな簡単なお世辞で頬を緩めちゃって!そんなのだから先輩に見えないんですよ、自覚あるんですかねぇ~。まあそういうところも穂乃果先輩らしくて可愛いいんですけどね!うん、やっぱり先輩には見えないや!ごめんなさい穂乃果先輩♪

 

 

 

 

勝者:楓

 

 

 

 

【vs ことり】

 

 

 

 

「ことり先輩とは一度決着をつけておくべきだと思ってたんですよ」

「そうだね。どっちが零くんに相応しいエッチな女の子かを……」

「ですです。お兄ちゃんにおはよう騎乗位をしてあげられるのは1人だけですから……」

 

 

 私とことり先輩は犬猿の仲。という訳ではないんだけど、前々からどっちがエロいのかお互いにハッキリさせなければならないと火花をぶつけ合っていた。そして遂にその時がやってきたんだよね。ようやくあの淫乱堕天使と呼ばれたことり先輩を、リアルでも地に這い蹲らせることができるんだよ!楽しみぃ~♪

 

 

「お兄ちゃんのパンツのシミの匂いを嗅げるのは妹の特権です!これ1ポイントですね」

「それならことりは今まで幾度となく零くんにエッチしてもらったことあるもん!これは10ポイントくらいだよね?だって楓ちゃん妹だしねぇ~♪」

「くっ……このクソ痴女ビッチが」

「それを決める戦いでしょ?褒め言葉なんだよねぇ~♪」

 

 

 マズイ、このままではことり先輩に敗北してしまう。ことり先輩とは違って私は何十倍以上もお兄ちゃんと一緒に人生を過ごしているのに、ぽっと出の雌豚に負けてたまるものですか!!絶対に地に這い蹲らせてアヘ顔させてやる!そのためには妹だからこその特権を活かさないと……。

 

 

「フンッ!それだったら私はいつでもお兄ちゃんの私物でオナニーできますから。過去に一度だけお兄ちゃんが脱ぎ捨てたシャツ、ズボン、パンツ、靴下、それを全部着てオナったこともあります。もう全身がお兄ちゃんに抱きしめられているみたいで、普通のオナニーより断然気持ちよかったですよ♪」

「うっ、それは羨ましい……。零くんに抱きしめられながらするとか、絶対に秒でイっちゃいそう……」

「それもこれもお兄ちゃんの妹であり一緒に住んでいる私の特権です!ポイント100貰いますね♪」

「だったらことりはまだパンツの上からだけだけど、零くんに直接指でお股弄ってもらったことあるもん!それに零くんのアレをしゃぶって気持ちよくさせてあげたこともあるし、恋人らしいことはたくさんしてるんだよ!!」

「うぐっ、私もやってもらいたい。そしてやってあげたい……」

 

 

 私はいつでも準備万端なのに、お兄ちゃんが全然攻めてきてくれないんだよねぇ。近くにこんな肉付きのいいオナホがあるっていうのにさ、お兄ちゃんきっとウブなんだね。やっぱ恋人同士になってからじゃないとダメかなぁ~?

 

 

 それにしても私たちはエロいことを語ってるけど、その土俵が全く違うため勝負にならない。私は妹としての立場、先輩は恋人としての立場でそれぞれ惚気けてるからお互いにお互いを羨ましいって思うんだろう。

 

 

「楓ちゃん、これはことりたちで争っていても仕方ないかもね……」

「そうですねぇ~。むしろお互いにお兄ちゃんの魅力について語り合っていた方が全然無難な気も……」

「それだよ!立ち位置が違う訳だし、それぞれの視点から零くんを語って語って零くんが裸になるくらいにまで赤裸々にして――――」

「そのままお兄ちゃんを襲っちゃおうということですね?」

「さっすが楓ちゃん!話がわかる~!」

 

 

 ことり先輩とはこうしてお兄ちゃんの話題だけでも1日中夜も寝ずに語り尽くすことができそう。お互い同じ好きな人のために性の道を極める者同士、啀み合うんじゃなくてもっともっとアッチの知識を深めていかなきゃ!

 

 それによく考えてみれば、朝のおはよう騎乗位だってお兄ちゃんが一発出しただけでは満足しないかもしれないじゃん!だから2人掛りでお兄ちゃんのお相手をしなきゃいけなさそうだね♪

 

 

 

 

勝者:引き分け

 

 

 

 

【vsにこ】

 

 

 

 

「にこ先輩とは戦わずして私の勝ちですから、この戦自体無意味ですね」

「ちょっとそれどういう意味よ!!」

「胸に手を当てて考えてみてください。あっ、当てる胸がないですね……すみませ~ん♪」

「絶対に狙って言ったでしょうが……相変わらず人を苛立たせるのだけは一級品ね」

「褒め言葉ですよ、先輩♪」

 

 

 μ'sには煽り耐性のある人が少ないからね、みんな面白い反応をしてくれて私も楽しくなっちゃうよ!一緒にいて全然飽きないんだよねぇこの人たち。まるで私に弄られるために生まれてきたみたい♪

 

 

「そもそも先輩の貧相な身体では、どう足掻いても私に太刀打ちすることなんてできませんよ」

「そうね」

「あれ、あっさり認めた……あの無駄なプライドしかないにこ先輩が!?」

「無駄は余計よ!!身体については大学生になってもチビっちゃいままだしもう諦めたわ。でもそこで逆の発想を考えたの。もうロリだの幼児体型だの言われてもいいから、この身体をウリにアイドル活動をしていけばいいってね!」

「確かにロリキャラは巷でも人気は高いですが、やっぱりおっぱいの大きい方が見栄えはいいですよ。エロ同人的な意味でも」

「ちょっとにこたちスクールアイドルなんだから、そんな生々しい話題出すんじゃないわよ!!」

 

 

 そうだよ私たちはスクールアイドルだから、もしかしたらどこかでエロ同人のネタとして使われていてもおかしくない。でもまあ仮にそんなものがあったとしても、結局私たちの身体はみ~んなお兄ちゃんのモノなんだけどね♪他の男が私たちの画像や動画で自分磨きをする中、お兄ちゃんは生の私たちを使って……これ以上の妄想は濡れてきちゃうからダメダメ!!

 

 

「ま、エロさを追求するならやっぱり大人な身体である私の勝ちってことですよ!お兄ちゃんの手からちょっと漏れ出すくらいのこのジャストフィットおっぱい。お兄ちゃんが抱きしめやすいようなこのスタイル。完璧ですよね?」

「アンタ本当に零のことしか考えてないのね。実の兄のために完璧な身体を追求するなんて、普通の妹だったら有り得ないわよ」

「だって普通の妹じゃないですし。それにお兄ちゃんがいなければ私の生きていく意味なんて存在しないので。にこ先輩だってそうでしょ?」

「そりゃそうだけど、例え仲間内であってもそんな大胆告白は中々できないものよ」

「だってにこ先輩より大人な身体なので自信満々ですから!」

「アンタねぇ!!」

 

 

 お兄ちゃんの理想の妹になるなんて普通のことじゃないの?えっ、違う?

 お兄ちゃんのためならおっぱいも大きくする。お兄ちゃんのためなら抜群のスタイルだって維持する。お兄ちゃんが求める女性の体型こそが真のパーフェクトボディ。つまりそれを達成した私に叶う女の身体なんてほとんど存在しないのだ!!

 

 

「ロリボディもそれなりに需要はありますよ。抱きしめると犯罪っぽく見えるから、背徳感とか味わえますし♪」

「くっ、まさか3つ下の後輩にここまで馬鹿にされる日が来るとは……にこ大学生なのに」

「まあまあ精々頑張ってくださいよ!お兄ちゃんが好きになった先輩たちは、決して身体だけで判断されませんから。大切なのは心ですよ、お兄ちゃんを恋するこ・こ・ろ」

「楓……たまにはいいこと言うのね」

「恋する心が大きければ問題ないですよ。おっぱいの大きい人は心も大きいと言いますし!――――ん?あっ……」

「アンタ、わざと言ってるでしょうがぁああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

 

 やっぱ先輩たちで遊ぶのは楽しいねぇ♪簡単にちょろっと騙される人たちが多くて全然退屈しないよ。そしてこれからも先輩の幼児体型維持のために、私ももっと協力してあげなきゃ!ま、何もしなくても先輩は永遠のロリっ子だとは思うけどね!

 

 

 

 

勝者:楓

 

 

 

 

【vs希】

 

 

 

 

「おぉ!楓ちゃん巫女服似合ってるやん♪」

「そうですか?薄着のせいかあちこちがスースーするんですけど」

「そーお?それも露出プレイやと思えば耐えられるんと違う?楓ちゃん変態ちゃんやし♪」

「私が変態になるのはお兄ちゃんのためなのであって、決して公衆の面前でそんなことは――――ハッ!!」

 

 

 話のペースが……初っ端から希先輩にペースを握られている。このままではツッコミを入れるだけのマシーンと化してしまうよ。いくら神社の巫女のアルバイトに誘われて相手の土俵に立っているとは言え、このままでは私の立場が……私は常に人の上に立っていたいんだ!!

 

 

「まあ折角だし、巫女服を着た私の写真をお兄ちゃんに送ってあ~げよっと!これで今日の夜のオカズは私で確定だね!」

「それならウチと一緒に写ろうや~!μ'sの誰かと巫女姿で撮影するの、密かに夢やったから!」

「!?!?」

 

 

 私が自撮りをしようとした時、希先輩が突然私に身体を寄り添わせてきた。どう考えても私の自撮りに映り込むためだと分かっているけど、私の身体に……私の身体に希先輩のおっぱいが"むにゅ♪"って――――――

 

 

 ふざけんじゃねぇえええええええええええええええええええええ!!私より大きなおっぱいを持ってますよアピールしてんじゃねぇえええええええええええええええええええええ!!しかも巫女服の生地が薄いせいか、先輩のおっぱいの大きさと感触が腕に当てられているだけでもこれでもかってくらい感じられるし!!人を見下すのもいい加減にしろこのクソアマがぁああああああああああああああああ!!

 

 

「どうしたん楓ちゃん?さっきから身体がピクピク震えとるよ?寒い?」

「確かに若干肌寒いですが、私の心は怒りの業火で燃え上がるように温まってますけどね……。こうなったら――――えいっ!!」

「きゃっ!か、楓ちゃん!?急に抱きついてきてどうしたん?」

「そうですそうですその顔その表情!!私は先輩の驚く表情が見たかったんですよ!!私に対して優位に立つなんて、お兄ちゃん以外に許されませんから」

「相変わらず変な趣味してるなぁ……」

 

 

 勝った。このまま私のペースに誘い込んで希先輩を困らせ続ければ、私の勝利は揺るぎないものとなる。1年前も今も身体で先輩より優位に立つことはできなかった。だったら私のもう1つの武器、暴走ハイテンションの車輪をフルスロットルで回転させて希先輩を轢き殺すくらいに巻き込むしかないよ。そして私のテンションはもう止まらない……勝ちだ!!

 

 

「それならウチも楓ちゃんに抱きついちゃお♪はい、ぎゅ~!!」

「!?!?!?!?」

 

 

 な、なに……さっきまで私が抱きついていたのに、いつの間にか希先輩に抱きしめられていた。しかもこの心落ち着く暖かい包容力は一体!?今すぐに離れて先輩を困らせなきゃいけないのに、先輩に抱きしめられると物凄く安心する……離れるどころかギュってされるたびに先輩の身体から離れられなくなっちゃう!!

 

 

 この私がお兄ちゃん以外の身体で……お兄ちゃん以外の身体でぇええええええええええええええええええええええええ!!しかも女同士でぇええええええええええええええええええええええええ!!

 

 

「どう?少しは暖かくなった?ウチの身体はご利益満天やから、温もりと共にスピリチュアルパワーもプレゼントしちゃった♪」

「うぅ……ほ、ほら!サボってないで早く仕事しますよ!!」

「えっ!?楓ちゃんが寒いって言ったり自撮りを撮ろうって言ったりしてたやん!」

「ほら早く!私は鈍臭い人は嫌いです!!」

「えぇ……」

 

 

 今の私の顔、超絶真っ赤になってるだろうなぁ……。まさかここまで恥辱を与えられるとは、もうプライドもズタズタにされた気分なんだけど。希先輩にそんな気は一切ないだろうけど、むしろ天然で私のプライドを引き裂かれたことの方が腹が立つ!!

 

 

 いつか絶対に復讐してやるんだから!!

 

 

 

 

勝者:希

 

 

 

 

【vs真姫】

 

 

 

 

「真姫先輩って、意外と変態さんですよね?」

「はぁ!?なんなのよ急に!?」

「だってお兄ちゃんと触れ合う時は割りと積極的になるって聞きますよ?それなのに普段はツンツンしてばかり、お手本のようなツンデレですね!」

「零、勝手に話したのね……別に積極的じゃないから!ああすれば零が喜んでくれるかもって……」

「そういうところが積極的なんですよ、先輩♪」

「違うから!私が変態なんてある訳ないでしょ……うん、ある訳ない」

 

 

 これだよこれ!この手応えのある反発!やっぱ真姫先輩は必死になって抵抗してくれるから、こっちも煽りがいがあっていいね!まあなんにせよ、先輩が変態さんなことは変わらないケド。表立って否定している人ほど、裏で何をやっているのか分からないものなんだよ。

 

 

「どうせなら腹を割って話をしましょう」

「私はしたくないんだけど。それに作曲の途中なんだけど……」

「この際だから聞きます!先輩は週に何回自分磨きをしています?アバウトに7回前後の数字だけでも教えてください♪」

「週に1回はやってる前提をやめなさいよ!!してないから!!」

「ほぉ~。でも性欲を溜め込むと身体に毒ですよ。折角お兄ちゃんの恋人という神相当の立場にいるんですから、もっとお兄ちゃんにおねだりしないと。『零、そろそろ赤ちゃん……欲しいな♪』なぁ~んてね!」

「そ、そんなこと言える訳ないでしょ馬鹿!!」

 

 

 とうとう暴言まで飛び出しちゃったよ……でも真姫先輩はお兄ちゃんへの押しがイマイチ足りないんだよねぇ。苦渋に苦渋を重ねた決断でμ'sをお兄ちゃんの彼女として認めた私としては、もっと先輩たちには積極的になってもらわないと困るっていうか、このままだとその立場を奪っちゃうよ?フフッ……♪

 

 

「でもそんなツンデレな先輩だからこそ、デレた時の衝撃が強いんでしょうねぇ。ギャップ萌えというやつですか。先輩がメイド服を着て、おしりを振りながらお兄ちゃんを誘えばイケると思いますよ♪」

「どうしてあなたはいつもそっち方面にしか話を振らないのよ。恋愛話イコール猥談とか思ってるんじゃあ……」

「えっ、お兄ちゃんの気を引くならお兄ちゃんの悦ぶことをしてあげるのは当然じゃないですか?」

「いや零だけの話じゃなくて、一般の恋愛の話なんだけど……」

「私はお兄ちゃん以外の男なんて興味もないし認識すらしてないから、一般論とか関係ありません」

「私とあなたで話が合わない理由がようやく分かった気がするわ……」

 

 

 正直お兄ちゃんさえいれば男以外に女もいらないんだけどね♪お兄ちゃんと誰もいない無人島に移り住んで、そこで私たちだけの帝国を築き上げるのもアリだね!兄妹同士でエッチをしていけば、子孫の反映にも困らないし!うん結構いい考えかも!!ま、μ'sの皆さんくらいは呼んであげてもいいかな?

 

 

「とにかく、お兄ちゃんの好きな体位は騎乗位。全裸よりも半裸でソックスありの方が好みらしいですよ」

「どうして私にそんな情報教えるのよ!?私はやらない!!」

「強情ですねぇ~。まあそんなに簡単に折れたらツンデレの称号が泣きますから。でもこれでお兄ちゃんの自分磨きの隠し撮り動画はいらないってことでOKですね♪」

「!?…………い、いくらよ?」

 

 

 おっ、あの真姫先輩が反応した!?やっぱり変態だったんじゃ~ん♪いやぁ今の私の顔、絶対悪い顔してるよニヤケが止まらな~い♪

 

 

 私は右手を挙げると、先輩に見せつけるように指を5本立てた。本当は3本のつもりだったけど、相手が真姫先輩ということで指5本の出血大サービスだ。

 

 

「そ、そう。ま、まぁあなたたち2人暮らしで経済的にも困ってるだろうし、これを足しにでもしておきなさい」

 

 

 真姫先輩は財布を取り出すと、お札を何枚か取り出して机の上に置いた。そして私の顔を見る間もなくピアノの方へ向いて作曲作業に戻る。

 

 

 そして、私の目の前の机には諭吉が5枚。

 あれぇ~??私は5000円のつもりだったんだけど流石お嬢様。太っ腹すぎて終始先輩を圧倒していた私が一瞬で先輩のペースに巻き込まれてしまった。

 

 でも先輩のありがたい寄付金を返す訳にもいかないし、これで画質のいいカメラでも買っちゃおうかなぁ~♪

 

 

 そして――――やっぱり真姫先輩は変態さんだったね!

 

 

 

 

勝者:真姫……?

 




 楓ちゃんは可愛い(真理)


 今回は楓vsμ'sメンバーの戦い(?)でした!
 この話を書こうと思ったきっかけとして、楓は雪穂と亜里沙との絡みは濃いものの、それ以外の9人とはあまり会話らしい会話をしてなかったように感じたので、今回は敢えて1vs1の構図の短編集として執筆してみました!

 今回はμ's9人の仲の5人だけだったのですが、皆さんの反響があれば残りの4人の話も執筆してみようと思っています!


 そして楓メインの話を書くと毎回思うのですが、彼女めちゃくちゃ可愛いですね!思わず前書きでも言っちゃうくらいには、作者である私自身も惚れ込んでいます!彼女を執筆していると原作キャラよりも彼女推しになってしまいそうで、若干危機感を感じていたりします(笑)
やっぱり『ブラコン』+『淫乱』の妹はいいぞ!!


 そしてここからはいつもの宣伝+αを。

 以前から告知していたラブライブ!サンシャイン!!の企画小説"ラブライブ!サンシャイン!!アンソロジー『夏――待ちわびて』"が、5月1日より始動しています。毎日21時に投稿される予定なので、気になるサブタイがありましたら是非覗いてみてください!
ちなみに私は5月22日の企画小説最終日に投稿される予定です。その際は是非ご感想を頂けると嬉しいです!



次回は真姫回になる予定です。




新たに高評価をくださった

藤川莉桜さん、あんじ[エリチカ]さん、AQUA BLUEさん、頭文字Fさん、白犬のトトさん、みさきちさん、イチハ★ルイリさん、7777777さん

ありがとうございました!
今回はたくさんの方に評価してもらって嬉しい限りです!


Twitter始めてみた。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia

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