ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 今回は、この小説の第130話『りんぱな魅惑の撮影会』のフラグを雑に回収する回。ちなみにヒロインフルキャスト!!


戦慄の快感、堕ちる女神たち

 

「ねーねー零くーん!ちょっと来てー!」

「なんだよ母さん、大声出して……」

 

 

 2月の寒い冷気に我が身を凍らされないよう、自室に籠ってぬくぬくと過ごしていたら、突然一階から母さんの声が聞こえてきた。

 受験も私立大学の入試予定は全て終了し、後は3月に行われる国立大学のためにみんな一心不乱に頑張っているのだろうが、完璧超人な俺はこうやってのんびりしているって訳だ。俺が家にいることがほとんど、そんな丁度いいタイミングで母さんが帰国してきたため、当の本人も大いに喜んでいた。だけど、朝たまに俺の部屋に忍び込んで寝起きドッキリのように起こしてくるのだけはやめてもらいたい。これもアメリカンジョークってやつか。

 

 

 俺は渋々部屋を出て一階へ降りてみると、母さんが階段近くの押入れを整理しているのが見えた。押し入れの前には古臭いダンボールが鎮座し、中にはかつて秋葉が使っていたであろう謎の小道具の姿もある。

 

 

「さっきから下でゴソゴソ音がしていたのは母さんのせいだったのか。ていうか、どうしてこんな時期に押入れ整理なんてやってんだか」

「久々に開けたらこの有様だから、暇な時に片付けちゃおうかと思って。楓ちゃんはここの掃除してなかったの?」

「さぁ?そもそもそんなとこ、俺たち全然見ねぇしなぁ」

 

 

 神崎一家の歴史(一部黒歴史)がたんまりと詰まっているこの押入れだが、よほどのことがない限りこの扉が開かれることはない。捨てようと思って捨てられなかった未練を置いておくためだけの場所だから、わざわざ中を確認することもしないしな。大抵捨てずに捨てられないモノなんて、結局は不必要だったってのが相場なんだよ。

 

 

「それに俺は決断できる人間だから、そんなとこにモノなんて置いておかないぞ」

「そうなの?じゃあこのカメラは誰の何だろ?」

「カメラだと?」

「ほらこれ。店に売っているようなカメラじゃなくて、撮影用のちゃんとしたモノだと思うけど、どうして家に……」

「それは……」

 

 

 俺の脳に過去の記憶が蘇る。そう言えば忘れていた。花陽と凛の撮影会のあと、このカメラを勝手に持ち帰ってここにおいていたことを。もしかしたら何かよからぬことに使えるのではないかと画策したはいいが、そのままリアルの押入れにも記憶の押し入れにも詰め込んだまま放置しちまってたな。

 

 このカメラは一見普通のカメラに見えるが、その正体は撮った相手に性的快感を与える妙に凝った代物だ。製作者はもちろん秋葉。当時の俺はカメラにそんな機能が潜んでいることなど全く知らず、これを使って花陽と凛をモデルに音ノ木坂のパンフレット撮影を行っていた。撮影が進むたびに2人の顔が真っ赤になって息も荒くなると思ったら、まさかまさかこんな隠し機能が備わっていたなんてビックリしたもんだ。

 

 

 でも、今となってこのカメラが発掘されるなんて……そうだ!

 

 

「母さん、それ俺のだから返してくれ」

「そーお?零くん写真撮影の趣味とかあったっけ?」

「ん~最近ハマりだしたってとこかな」

「じゃあ1枚お母さんを撮ってくれる?世界を羽ばたく女優をカメラに収めるなんて、中々できることじゃないわよ!」

「え゛っ……!?」

 

 

 さっきも言ったが、このカメラで撮られた女性の身体には強い刺激が走る。そうなればもちろん母さんのイキ狂う姿を見てしまう訳だが……そんなの誰得だよ!!自分の母親のエロい姿を見ても、興奮も何もしねぇっつうの!!女性好きの俺でも、流石に自分の母親で発情できるほど性欲は腐っていない。

 

 

「そ、それはまた今度な。いくらなんでも、駆け出しの写真家に女優は荷が重いからさ。まずはμ'sのみんなで練習してからだ」

「ふ~ん」

「何笑ってんだ……?」

「いやぁそのカメラで、みんなのどんな姿の写真を撮りたいのかなぁと思ってね♪」

「何を想像してるか知らないけど、普通の写真だよ。ホームページに載せる写真とか色々あるだろ」

 

 

 嘘だ。俺の心の中では深淵よりも深いところから、欲望という名の闇が光を侵食するために表の世界へ侵攻しようとしている。このカメラを見た瞬間から、俺のやることはただ1つに決まった。だからこの場だけは何とか切り抜けて、カメラの正体をバレないようにしなければならない。

 

 

「はいはいそういうことにしておいてあげるよ♪」

「だから違うんだって……」

「ほら、片付けの邪魔になるから行った行った。それとも手伝ってくれるの?」

「そんな雑用をするなんて冗談じゃねぇ。部屋に戻らせてもらう」

 

 

 上手く(?)その場を切り抜けて、カメラを強奪することに成功した。

 どうも俺の考えが母さんに見抜かれていたみたいだけど、このカメラの真の姿がバレなかっただけでも幸いか。そんなことよりも、俺が楽しみにしているのは次のμ'sの練習だ。いい絵になってくれよ、みんな……。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 翌日。μ'sはいつも通り屋上に集まり、練習前のストレッチを始めていた。

 3月に開催される"ラブライブ!"へ向け、受験も一山超えた穂乃果たち3年生組も再び練習に加わり、μ'sはグループとして更なる一体感とやる気を見せている。特に穂乃果、ことり、海未にとっては高校生活の集大成となるイベントだから、テンションが上がってしまうのも分かる。他のメンバーももちろんそのことは分かっているので、穂乃果たちのためにも、そしてμ'sのためにも最高のライブにしようと1人1人が頑張っているのだ。

 

 しかしそんな青春を謳歌する少女たちを、舐めまわすような目線で眺めるクソ野郎がここに1人。そして手に握られているのは、昨日自宅の押入れから発掘された秋葉開発の淫乱カメラ。

 

 そう、もういちいち1人や2人ちまちま撮影するのはメンドくせぇ!!どうせ全員撮影する気でいたんだから、μ'sの日常風景を撮影するって名目でこうしてカメラを持ち込めばよかったんだ。それに真面目に練習中だからこそ、身体に走る刺激を必死で我慢する可愛い姿が見られるかもしれないしな。

 

 

 そして、そんなこんなで練習が始まった。

 開始前に今日のレッスンメニューや今後の予定についていくつか確認事項があったのだが、今の俺にはそんなもの一切頭に入ってこない。俺の眼光は夢に向かって汗水垂らして頑張っている少女たちを捉え、シャッターチャンスを虎視眈々と狙っている。

 

 

「穂乃果、凛!この先大きく動きすぎないように!」

「「はいっ!」」

「雪穂と亜里沙は、逆にもう少し腕を伸ばして!」

「「はいっ!」」

 

 

 海未の指導の元、μ'sメンバーのダンスはいよいよサビの部分を迎える。

 俺はそのタイミングを逃すまいと、手に抱えていたカメラをみんなの方へと構えた。流石に1枚の写真に全員を入れることはできないので、まずは狙いを絞って撮ってみよう。そうした方が、周りの子たちとの落差を楽しめるしね。

 

 μ'sのみんなはダンスを軽快に、そして笑顔を絶やさない。俺はそんな彼女たちを嘲笑うかのように、一生懸命となっている雪穂と亜里沙に狙いを定め――――シャッターを切った。

 

 

「あっ、んっ!」

「ふぅ、あぁっ!」

 

 

 おおっ!なんか思った以上にいい反応で、俺も驚いちまったよ!ずっと押し入れに入れられてこのカメラも腹が立っていたのか、この前よりも本気を出している気がするぞ。

 

 見事にシャッターを切られた雪穂と亜里沙は、みんなが歌って踊っている最中で顔を緩ませ、淫らな声を上げる。周りのみんなは歌の合間に変な声が混ざっていたことに気付いたのかそうでないのか、目だけをキョロキョロさせて辺りを伺っている。多少の喘ぎ声ならみんなの歌声でかき消されてしまうため、疑われることはあっても不審に思われることはない。存分に眼福させてもらおう。

 

 もちろんだが、雪穂と亜里沙が一番自分たちの身に起こってる事態に「?」を浮かべている。周りの流れに合わせて歌もダンスも続行しているが、微妙に身体が震えているのを俺は見逃していない。身に降りかかる快感に耐え、健気に踊っている姿は美しくもあり滑稽でもある。そんな彼女たちを見て、俺はニヤケが止まらなかった。

 

 

「はいラストー!!」

 

 

 屋上なのに高らかに響く海未の声。もうすぐ曲が終わりのようだ。よし、そろそろ次のターゲットを絞るとするか。

 俺はカメラを穂乃果と凛、μ's内のやかましい担当2人に狙いを定める。今も他のメンバーに比べれば動きが走り気味なので、その機敏さがどう崩れるのか見ものだな。それにどうせ楽しむのなら、最後の決めポーズのところで最高の快楽を与えてやるか。

 

 あまり息を荒くすると後で怪しまれるかもしれないから、ここは精気を込めて落ち着こう。痴漢プレイだろうがエロい行為なら何でもそうだが、こちらが取り乱してしまうと女の子より優位に立てない。エロに対して男に求められているのは冷静さだ。

 

 まあそんなことは今どうだっていい。いよいよ曲の大トリ。みんなが一番可愛く輝くところ、最後の最後の締めの場面で――――――シャッター!!

 

 

「ふぁっ!!」

「ひゃっ!!」

 

 

 みんなが一箇所に集まってラストのポーズを決めている最中に、無慈悲にも穂乃果と凛がシャッターの光に襲われる。

 曲の集大成が淫声で崩れてしまい、今度は歌が止まっていたからもあってか、周りのメンバーも疑いではなく不信感を抱いていた。穂乃果と凛は目に見て明らかなほどビクビクと身体を震わせ、少し舌を垂らして犬のように息を吐き出している。このカメラの威力が想像以上に上がっていたためか、彼女たちへ与えられる快楽も凄まじくなっているようだ。

 

 

「穂乃果、凛?どうしたのよ急に……」

「真姫ちゃん……さっき突然身体がビリビリって!」

「はぁ?」

「さっき穂乃果の身体に電気が走ったみたいになったんだよぉ~」

「凛の身体も同じだよ。なんだったんだろう……」

 

 

 目の前で快楽に溺れる女の子を見るのは心底楽しい。しかも女の子側からは何が起こっているのかさっぱりなため、焦燥に駆られている表情も非常にGOODだ。更に俺が普段から調教開発してやっているせいか、みんな性的欲求を刺激されると敏感になってしまうらしい。だから反応も可愛いんだよチクショウ!!

 

 そして、穂乃果たちはまさか俺の手によって踊らされているとは思うまい。だが花陽と凛は過去に同じ経験をしたことがあるため、あまり過度に暴れ回らない方がよさそうだ。

 

 

 するとここで、絵里がみんなの前に出る。そろそろ休憩の時間かな?もちろん君たちにそんな安息なんて与えないけど。

 

 

「それじゃあ少し休憩しましょうか。身体の震えも、連日の長時間の練習で疲れているだけかもしれないし」

「全く、アンタたち情けないわね~。にこみたいなスーパーアイドルになれば、こんな練習ごときへっちゃらよ!」

「言ってもにこ先輩、相当息あがってますけど大丈夫ですかぁ~♪」

「それだけにこが一生懸命だって証拠よ。むしろ誇りなさい、楓」

「はいはい煽り合いはその辺りにして、しっかり水分取りなさいよ。冬でも熱中症になるんだから」

 

 

 そうだな、身体を襲う熱い快感で倒れないように、しっかりと事前処置をしてもらわないと。

 そして、もううだうだ考えるのは面倒になってきた。ここからは休憩中のμ'sの写真を撮るって名目を立て、連続でシャッターを切ってやるからそう思え。このフィルムに収めるのはμ'sとしてのお前らじゃない、"オンナ"としてお前らだ!!

 

 まずは俺の近くに固まっている絵里、にこ、楓にカメラを向け――――ポチッと。

 

 

「ああっ!!」

「ふっ、あっ……!!」

「ふぁっ!!」

 

 

 3人はシャッターを切られた瞬間、身体をグイッとくねらせて"オンナ"の声を上げる。

 やはりカメラの威力が上がっているのは間違いないようで、身体に走る強烈な刺激で絵里もにこも楓も、その場で(うずくま)ってしまった。まるで本物の電流を流されたかのようなこのダメージ。蹲っている最中でも、身体はピクリと一定の間隔で震えている。快楽によって与えられた気持ちよさ気な表情と、いきなり何が起こったのかと慌てる表情が同時に見られて非常に愉快である。

 

 

「だ、大丈夫……?」

「花陽……えぇ、なんとかね」

「にこっちも、さっきまで得意気やったのにやっぱり疲れてたんやなぁ~。意地張っちゃって♪」

「違うわよ!なんか身体が勝手に……」

「楓ちゃんのそんな姿、初めて見たかも」

「まさかことり先輩に己の恥辱を見られるなんて、一生の恥です」

「そこまでっ!?」

 

 

 その間に他のメンバーたちが何事かと絵里たちに駆け寄るが、そうやって1つに固まってしまったことが運の尽きだ。丁度いい、次はことり、花陽、希のおっとり系淫乱ちゃんたちに狙いを定めよう。

 

 俺は3人が絵里たちを心配して固まっている隙を見計らって、4度目のシャッターを切った。

 

 

「ふえっ!?」

「ひゃ、あぅ!!」

「んっ!はぁ……!!」

「ちょ、ちょっと希!?」

 

 

 おっと、これは予想外の展開!

 ことり、花陽、希は他のメンバー以上の快感を身体に受けたため、未だ刺激が抜けきっていない絵里たちへ倒れ込んでしまった。先ほどの刺激でプルプルと震えた手では到底受身を取ることもできなかったためか、倒れてきた3人と合わせた6人の女の子たちで大混戦となる。絵里とにこ、楓は収まりつつあった身体の刺激がことりたちが倒れてきた反動で再び呼び戻され、表情もまた性感に屈服していた。

 

 快楽と恥辱に塗れた女の子たちが、勝手に湧き上がってくる性欲に我慢できずに身をよがらせ合う姿は実に絵になるな。さっきまでは青春真っ盛りの部活だったのに、今では喘ぎ声が飛び交うAV現場さながらとなっていた。

 

 

「かよち~ん!!なんかスゴイことになってるよ……。どうしよ穂乃果ちゃん!?」

「えぇ!?穂乃果に言われても……。でもみんなどうしちゃったのかな?」

「みんな一斉に変な病気に掛かっちゃったとか!?でも少し気持ちよかったりもしたし、どんな病気なんだろ雪穂?」

「知らないよ……。亜里沙もちょっと落ち着いて」

 

 

 最初の方にこのカメラの餌食になった組は、もう元気を取り戻してしまったのか。じゃあまた元に戻してやるか!どうせなら全員一斉にイキ狂う光景も見てみたいし、そんな芸当は今まさにこの状況でしか実現できないことだ。みんなの身体も小刻みに揺れているが、俺の手も期待と背徳心で震えている。

 

 見せてくれ!もっとお前らの痴態を!!唯一の恋人である俺だけに認められた聖域で、μ'sの恥ずかしい姿を全身舐めまわすように拝んでやる!!

 

 そのためには、まだこのカメラに収めていない奴らを俺の前に跪かせて――――って、あれ?海未と真姫はどこへ行った?

 

 

「零、ちょっとそのカメラを見せてもらっていいですか?」

「う、海未……いつの間に」

「私もいるんだけど」

「真姫……」

 

 

 こ、コイツらくノ一か!?ここまで近付かれているのに全く気配を感じなかったんだが。いや、ただ俺が美少女たちの混戦に目を奪われていたからか。どちらにせよ、この状況はいつもの展開になりそうでヤバイ。もう数え切れないほどのオチの数々が、俺の頭でフラッシュバックする。逆に思い出しすぎて、記憶メモリーがクラッシュしてしまいそうなんだが……。

 

 とにかく、ここまで来て野望の達成を阻止されてはならん!なんとかしらばくれよう!

 

 

「このカメラがどうかしたか?」

「さっきからみんなの様子がおかしくなる直前に、あなたが私たちの写真を撮っていたように見えるのよね」

「はぁ?そんなことねぇだろ」

「私たち、もう分かるんですよ。あなたってすぐ顔に出ますから、私と同じポーカーフェイスは苦手だってことも知っています」

「…………」

 

 

 バレてる……確実にバレてる!?でもまあ付き合いの長さ的にも、相手の表情を見ただけで考えてることが分かるってのは俺も同じだが――――そんなこと言ってる場合じゃねぇな。どうしよ、また制裁かよぉ~……。

 

 いや、いつもいつも同じオチでは色んな意味で飽きてくるに違いない!こうなったらヤケだ――――――

 

 

「よし、そこまで言うのなら身をもって体験してみるといい。このカメラに何の害もないことをな」

「「へ……?」」

 

 

 俺は海未と真姫に返答の暇を与える間もなく、すかさず2人にカメラを向け悪魔のスイッチを人差し指で押し込んだ。

 

 

「ひっ、あ゛ぁああああああああああああああああんっ♡」

「ふぁああああああああああああああああああんっ♡」

「おおっ、すっげぇなコレ……」

 

 

 海未と真姫から放たれる、今日一番の淫声。カメラも既にかなり熱を帯びており、そのパワーを遺憾なく発揮している証拠だ。

 2人はその場で脚からうつ伏せで崩れ去る。あまりの衝撃で気絶してしまったのかと心配するが、身体がピクリと震えるたびに可愛い吐息を漏らすため、幸いにも感じているだけのようだ。まあ本人たちにとってはそれが問題なんだろうが。

 

 しかしこんなに声が大きいと、学院中に響き渡ってんじゃねぇか?もっと声を抑えてくれないと、μ'sが淫乱の集まりだと思われてしまうだろ。スクールアイドルなんだから、そこのところはもっと純粋さを貫いて欲しいものだな。

 

 

 さてと!危険因子も排除したし、あとは――――

 

 

「れ、零くん?どうして凛たちを見てるの……?」

「ま、まさかとは思うけど、穂乃果たちを――」

「だってみんなが快楽に打ちひしがれて倒れてるんだぞ?お前らだけピンピンしてたら不公平だろ」

「その理屈がおかしいです!!」

「え~。気持ちよくなってよがりながらもダンスを続ける雪穂、可愛かったんだけどな~」

「そ、そんなのでは騙されません……」

「亜里沙も健気で可愛かったよ」

「そうですか!?えへへ……♪」

 

 

 せっかく目の前に天国が広がろうとしているんだ、穂乃果たちもその光景の一部となって貢献してもらわなきゃ困る。俺の欲望を満たすために身体を張ってくれる彼女たち、いい子たちだよホントに!そのご褒美として、特大の快感をその身体の奥深くに刻み込んでやろう。

 

 俺はカメラを構え、もう既に恐怖に満ち溢れている彼女たちを捉える。凛や雪穂はまだしも、あの淫乱属性を持つ穂乃果がここまで怯えるとは、序盤でもこのカメラの威力は相当だったことが伺える。

 

 だったら段々と威力が上がってきているこのカメラのパワー、とくと味うがいい!はいポチッと!

 

 

『あ、あああああああああああああああああああああああああああ♡』

 

 

 

 穂乃果たち4人は同時に声を上げ、その場にパタリと倒れ込んだ。

 そして俺の目の前に広がるのは、あまりの性的快楽に敗北した哀れな女神たち。そう、かつてμ'sが女神として崇められていたこともあったが、俺の手にかかればこうしてみんなを雌に堕とすことだってできるんだ。

 

 身体に残留している快感が駆け巡るたびに、みんなの口から卑猥な声と吐息が漏れ出す。12人の女の子たちが性に塗れた緩んだ表情で倒れているこの現場は、マジでAV撮影後みたいに見える。この映像もしっかりと録画して、あとから使わせてもらうとしよう。

 

 

 

 

 ――――ん?これで終わりだって?そうだよ終わりだよ!

 たまには俺の大勝利で終わったっていいじゃん!!

 




 いつもの制裁オチでは芸がなさすぎるので、たまには零君の勝利で終わっていいと思うんですよ!彼にも栄光を掴ませてやってください、今回だけなので(笑)

 それにしても、この話を執筆していて女の子が同時に卑猥な声を上げるシーンはやはりいいと思いました!これも一種のハーレムプレイになるのかな?


 次回はやろうやろうと思ってずっと先延ばしにしてきた、恐怖の講座回の続編を執筆しようと思っています。今からでも怖いですねこれは……(笑)



新たに高評価をくださった

ジャンヌかわいいよね!さん、ピリーカさん

ありがとうございました!


Twitter始めてみた。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia

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