ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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 楓ちゃん回の後編となります!
 最強で最狂で最凶の妹様が遂に本領発揮……!?




※業務連絡等があるので、是非後書きまでご覧下さい!


身体に刻み込んであげるよ、お兄ちゃんの魅力を……

「お兄ちゃん、私たちの関係ずっとみんなに黙ってたの……?」

「別に隠すつもりはなかったんだ。単純に忘れてただけだよ」

「そんな! 私のことを片時でも忘れていたなんて……え~んえ~ん!」

「子供みたいな嘘泣きすんな。秋葉みたいだぞ」

「それはイヤ」

「急に冷静になったな……」

 

 

 同族嫌悪なのかは知らないが、楓は秋葉を引き合いに出されるとこうして途端に冷めてしまう。もちろん心の底から嫌っている訳ではないと思うが、できれば顔どころか名前も聞きたくないのだろう。さっきまで暴走していたのが急に沈静化したので、これからコイツが暴れている時は秋葉の話題をして誤魔化そうかな。

 

 そして千歌たちは俺たちの顔を交互に見ながら唖然としている。憧れだと思っていたμ'sが自分たちとここまで近しい関係だったなんて想像もしてなかったのだろう。そこで梨子が納得したような顔で口を開く。

 

 

「楓さんのお兄さんが先生なら、先生のダンスの上手さも指導の的確さも納得です」

「お前……やけに上から目線だな」

「ご、ゴメンなさい別にそんなつもりでは!!」

「そうそう間違ってるよ。私がお兄ちゃんの妹だからこそ、私のダンスも歌も全部が完璧なんだよ」

「訂正するのそこかよ!?」

「梨子さんだっけ? お兄ちゃんに謝って」

「えっ、どうして……?」

「謝って」

「ゴメンなさい……なんで謝ってるんだろう??」

 

 

 ようやく俺の腰の上から退いた楓は、今度は千歌たちの前に仁王立ちをして立ちはだかる。元々彼女に備わっていた魅力と何故か分からないけどお怒りのオーラで、3人は身を縮こませて寄り添い合っていた。スクールアイドルの後輩に圧力指導とか、今時そんな後輩イジメは流行らないぞ……。

 

 

「高海千歌!!」

「は、はい!!」

「お兄ちゃん、つまりあなたの顧問の素晴らしいところを3つ言いなさい」

「そんないきなり!? えぇ~と、一緒にいて楽しいことと、熱心に優しく指導してくれること、最後は……カッコいいところですかね?」

「やっぱりその程度だったか……」

「えぇっ!? 頑張って答えたのに!?」

 

 

 その答えを聞いて俺は今とても恥ずかしい訳だが……。教え子からここまでストレートに好意を語られると背中がムズ痒くなってしまう。しかも咄嗟に質問されてすぐにその答えを口に出したってことは、嘘偽りなく普段からそう思ってくれているに違いない。楓はド直球で褒められると弱いと言ったが、これは神崎家特有の性質なのかも。

 

 

「あなたが言ったことはね、お兄ちゃんと1日一緒にいれば誰にでも出せる答えなの。いや1日どころか1分も一緒にいれば問題ないけどね」

「じゃ、じゃあどんな答えが正解なんですか……?」

「もう2週間もお兄ちゃんと一緒にいるのに、何か後ろめたいことがない訳ないでしょ。だってあのお兄ちゃんなんだよ!? 目の前に可愛い女の子がいたら、そのペラッペラの紙みたいな理性を頑張って保とうとするけど結局すぐ折れて手を出しちゃうお兄ちゃんなんだよ!? だったら絶対にエッチなことをされてるはずだよ!! もちろんあなたも! あなたも!! その時に感じた想いをぶちまければいいの!!」

「「!?」」

 

 

 楓は千歌だけではなく、梨子と曜に向かっても指を指す。

 3人は身体をビクつかた後に顔を真っ赤にするが、もしかして()()()()()()()()()()()()()()()()を思い出しているのだろうか。俺も彼女たちとの記憶を辿ってみれば、確かに後ろめたいことがあるというか、むしろ後ろめたいことしかない気がする。まだ千歌たちに出会ったばかりなのに楓の読みが鋭すぎるのか、それとも俺の行動パターンが完全に把握されているのか……。

 

 

「その反応、やっぱりお兄ちゃんと何かしてたんだぁ~ふ~ん……。私がお兄ちゃんの帰りを寂しく待っている間に、お兄ちゃんは教え子たちの身体を使って性欲処理してたんだぁ~」

「そこまではしてねぇよ!!」

「そこまで……?」

「あっ……」

「お兄ちゃんって案外墓穴を掘りやすいタイプだよね。まあ掘るのは私のココだけでいいけど♪」

「うっ、お前なぁ……」

 

 

 楓はスカートを指で摘んでピラピラと靡かせるが、絶妙にショーツが見えない絶対領域を心得ているせいか余裕の焦らしプレイで俺を惑わせる。言葉の端々の誘惑が迷惑極まりないんだけど、それが可愛すぎるから困りものなんだよなぁ……。そしてこうして簡単に墓穴を掘るように誘導される辺り、やはり俺の行動パターンは楓に読まれているのだろう。流石我が妹と褒めるべきかのか、俺たちのプライベートを侵食されそうになっているのを危惧するべきなんだろうか。

 

 

「3人の反応を見ていると完全に黒みたいだし、お説教の前に罪を告白してもらうよ♪ そうだなぁ、まずはあなたからだよ曜さん?」

「わ、私ですか!? 私は先生とそんなことなんて……」

「はいダウト。私はね、女の子の顔を見れば大体察しが付くの。お兄ちゃんとエッチ、またはエッチ紛いなことをした女の子は漏れなくお兄ちゃんの魅力に取り憑かれる。そして毎日その淫行を思い出して、乙女な顔になるってことも把握済みだから」

「い、淫行って、私そこまでそのぉ……えっちな子じゃないですから!! ね、千歌ちゃん梨子ちゃん!?」

「「…………」」

「どうして黙るの!?」

「いやぁそれは……梨子ちゃんが答えてくれるから」

「え゛っ、あ、あのぉ……最近ちょっと大人っぽくなったって意味だよ、うん!!」

 

 

 千歌も梨子も弁明をするが曜に目を合わせようとはしない。そりゃそうだ、否定しようにも否定できない事実が彼女にはあるんだから。主にことりと出会ってからの曜はどことなく思考回路がピンク色になっている気がしてならない。ことりからにこを通じて渡されたエロ同人のような台本を、恥ずかしがりながらも読み上げる姿勢はもう言い逃れられない事実として受け止めるしかないだろう。

 

 

「そういえばあなたかぁ、ことり先輩がやたら可愛がってるAqoursのメンバーっていうのは。先輩に目を付けられるくらいだから、お兄ちゃんとそれなりに身体の関係なんでしょ? 隠さなくってもいいから」

「曜ちゃん、もう先生とそこまで……!?」

「違うから! ちょっとプールで――――」

「「プール!?!?」」

「千歌ちゃんも梨子ちゃんも近いよぉ……」

「ほぅ、スク水プレイとは中々にマニアックだね。お兄ちゃんならやりそうなことだけど」

 

 

 そうだ、曜には一度プールの端にまで追い詰められたことがあった。しかも自分から身体を触らせて来る積極的っぷりで、あの時は曜がまだ純粋ちゃんだと思っていた時期だから普通に焦ってしまった記憶がある。

 だがことりの襲来を機に彼女は変わってしまった。まだ恥じらいというものはあるようだが、もう以前のような純粋さは一切感じられなくなってしまった。2年生組の中では一番まともだと思っていたのに、やはりしっかりしてそうな女性ほどストレスが溜まりやすく性欲も溜まりやすいのだろうか。まだ大きく一線は超えていないものの、将来が怖すぎる……。

 

 

「ち、違うんですよ!! あれはプールに浸かった瞬間に何故か身体が火照ってきちゃって……とにかく、私のせいじゃないんですって!!」

「でもすぐにプールから出ず、欲望のままお兄ちゃんを襲ったんでしょ?」

「あの時は頭がぼぉ~っとしていて、私自身もよく覚えていなかったといいますか……」

「なにその酔っ払いオヤジみたいな言い訳は!! せっかくお兄ちゃんに手を出してもらえそうなんだから、しっかり全身で受け止めないとダメじゃない!!」

「お前の言い分って毎回どこかズレてるよな……」

「仕方ないからあなたたちの身体に刻み込んであげるよ、お兄ちゃんの魅力を……たぁ~っぷりとね♪」

 

 

 そしていちいち意味深な言葉を含めないと会話ができないのかコイツは……。ただでさえ楓の威圧でビビってる千歌たちが、これから何をされるのか想像もできずに更に身体を震わせてるぞ。まあ楓にとってはここまでの遊び相手はいないだろうが。

 

 

「お兄ちゃんはね、水着は水着でもスクール水着が大好きなの。それも最近使用されているものじゃなくて、太ももが大きく露出している昔馴染みのスク水の方ね」

「はぁ!? お前いきなり何言っちゃってんの!?」

「だってお兄ちゃん、パソコンや携帯で調べたことあるでしょ? 私知ってるんだよ。お兄ちゃんが何をオカズにしているのかは逐一チェックしてるんだから」

「そ、そんなどうやって……」

「妹ですから……フフッ♪」

 

 

 怖い怖い怖い怖い怖い怖い!! 全く答えにもなってないし、その黒い笑顔は一体何を暗示しているんだ!? どうやって俺のプライベートを観察してんだコイツ!? しかも正直に言うと、楓の言うことは全部当たっているから何も言い返せない。

 でも楓の奴、どうして俺のパソコンや携帯の履歴を知っている?? どちらもパスワードで厳重にロックしてあるから簡単には中を覗けないはずだ。なのにコイツは後ろから見ていたかのように隅から隅まで……!! 相変わらずブラコン気質もそうだけど、兄を監視しようとするヤンデレ気質も高いよな……。

 

 そして千歌と梨子からは冷たい目線でかつ無言で蔑まれ、曜はさっきよりも更に頬を赤くしている。これは俺の魅力を説明するってよりも、俺の性癖を暴露されてるだけじゃねぇか?? もしかしてコイツ、最初からこれが目的だったんじゃ……。

 

 

「せ、先生ってスク水好きなんだ……。今度水泳部の練習にも来てもらおうかな……。新しいスク水も買っちゃおうかな……。そしてあの時の続きも……」

「おい、曜?」

「は、はい!?」

「さっきからブツブツ言ってるけどどうした?」

「な、なななんでもないです!!」

 

 

 言ってしまうと俺は難聴キャラではないので、本当は曜のブツブツ声は聞こえていた。聞こえていたからこそスルーしようと思った訳だが……流石にあの時の続きを求められでもしたら、今度はこっちから襲ってしまう自信があるぞ。でもここは追求したら曜が本格的にショートしてしまいそうなので黙っておいてやるか。

 

 

「あとお兄ちゃんが大好きなシチュエーションは、電車やバスの中での痴漢モノだよ。μ's内会議によればその手のAVだけでは飽き足らず、実際に実行に移して被害にあったメンバーもいるとかいないとか……」

「なんだよその会議初耳なんだけど!? 俺の知らないところで勝手に人の性癖を暴露するのやめてもらっていいかな!?!?」

「痴漢……なるほど」

「おっ、何か心当たりでもあるの千歌さん? 電車の中でお兄ちゃんにおっぱいモミモミされたとか、バスの中でパンツ脱がされて指で大切なところを弄られたとか」

「そ、そんな大胆なことはされていませんけど……」

「大胆じゃないってことは、突然ちゅーされたりお兄ちゃんの逞しいココをズボッと突っ込まれたりとか?」

「それヒドくなってますよね!?」

 

 

 薄い本やAVなんかではそんな展開は日常茶飯事だが、実世界で実行しようとすれば確実にバレるだろ……。もしかしたらバレる方が痴漢をする者として初心者だと馬鹿にされるのかもしれないが、どちらにせよ犯罪歴を背負う意味ではさほど変わりはない。

 

 そんなことよりもあの痴漢騒動の話は、俺がAqoursの顧問をする代わりに黙っていてくれるはずだっただろ? だが穂乃果が来た時もそうだけど、千歌はいとも簡単に俺の所業を漏らしやがる。まあみんなと仲良くなった今となってはAqoursの顧問は頼まれずとも続ける予定だけどな。今更悪行が世に漏れたところで彼女たちとの関係を断つことはない。社会からは関係を断たれる危険性があるけど……。

 

 

「痴漢ねぇ~。まぁお兄ちゃんが加害者だったら驚くことじゃないけどね。むしろ痴漢されたことを光栄に思うことだよ! むしろ羨ましいっていうか……」

「そのおかげで先生に出会えてこうして顧問をしてもらってますし、今思い返せば痴漢されたのも悪くないかなぁと。むしろちょっとドキドキしたっていうか……」

「ち、千歌ちゃん……先生に痴漢されて嬉しかったの?」

「ふぇっ!? う、嬉しかったのは先生と出会えたことで、決して触られたことを言ってる訳じゃ――――」

「はいはい、お兄ちゃんに触られて発情しちゃったことを隠さなくてもいいから」

「してません!!」

 

 

 どう転んでも楓は千歌たちを貶めたいらしく、あらぬ事実を会話の端々にねじ込んできやがる。あのトラブルメーカーの千歌がひたすらツッコミ役に回るのなんて初めて見たぞ……。

 ちなみにあの時の千歌は完全に熟睡していて、俺が痴漢したという事実は梨子たちから聞いたのが初耳だったはずだ。だから見知らぬ男に身体を触られて発情するなんて――――するはずないよな? もしかして起きていたという驚愕の裏話があったりは……ないか。

 

 

「わ、私のことより梨子ちゃんはどうなの!? 先生と何かあったりしないの!?」

「梨子ちゃんは流石にねぇ……。千歌ちゃんと違ってガード硬そうだし」

「それどういうこと曜ちゃん!? そんなことを言ったらスク水で痴女った曜ちゃんだって!!」

「ち、痴女……!? 人を変態みたいに言わないでよ!! ねぇ梨子ちゃん!?」

「え゛っ!? あ、う、うんそうだね……」

「どうして目、逸らすの……?」

 

 

 千歌と曜の無茶ぶりに動揺する梨子だが、俺にはその気持ちがよぉ~~く分かるぞ!  なんたって俺と梨子の関係は、千歌への痴漢以上にトップシークレットだったりする。彼女がレズモノの薄い本を持っていた。その事実を対価として、実際に彼女の部屋で梨子に軽く抱きついて胸を弄ったこともある。つまり他の誰にも言えない関係で繋がっている訳だ。

 

 だが楓は梨子の様子を伺うと、にんまりとした表情でちらりと俺の方を見た。

 

 

「お兄ちゃん大好きだもんねぇ~。誰もいない閉鎖空間で女の子とエッチするの。絵里先輩や真姫先輩も体育倉庫に閉じ込められてエッチしてたって言うし、もしかしてお兄ちゃんと梨子さんも……フフッ♪」

 

 

 だから怖いって!! なんだよその勘の良さは!? どうして俺と梨子が2人きりの部屋でちょっと淫らなことをしていたって分かるんだよ!? 妹レーダーの性能が凄まじすぎて、商品化して応用すれば浮気調査も簡単にできるし儲けられると思うぞ。

 

 そしてμ's間のネットワークは一体どうなっているんだろうか。自ら体育倉庫に閉じ込められたって話、いくら友達とはいえ普通他人にする? どうやらμ's会議なるものが開かれているみたいなのだが、想像するに議題のほとんどが神崎零被害者の会と言わんばかりの内容な気がしてならないぞ。

 

 

「梨子ちゃん……まさかあの堅物の梨子ちゃんがそんな!?」

「でも先生に対しての態度は、出会った頃と比べればかなり柔らかくなったよね? そういえばその理由ってあるの?」

「そ、それはただしばらく一緒にいて心を許したからよ」

「えっ、梨子ちゃんあんなに痴漢の件で怒ってたのに?」

「あの時は私と先生を近づけさせないようにしてたのに?」

「千歌ちゃんまで質問攻めなの!? もう仲間がいない……」

「白状しちゃいなよ。お兄ちゃんの手でアンアン喘いでたって」

「そこまで激しくやってません!!」

「「「そこまで?」」」

 

 

 梨子はハッとして手で口を抑えるが、時すでに遅し。俺と同じくまたしても楓の誘導尋問に嵌められ身を滅ぼしてしまった梨子。しかも今度は千歌と曜も敵に回して自分の味方が一切いない、まさに八方塞がりだ。しかもアンアン喘いだというのはあながち間違いでもなく、男性に初めて胸を触られ初々しい吐息を漏らしていたのは確かである。

 

 

「梨子ちゃんって案外むっつりだったんだね。急に親近感湧いてきたよ!」

「そんなことでシンパシーを感じて欲しくないんだけど……。あれは先生が痴漢の続きをしたいって言うから」

「おいっ!! 言っていいことと悪いことがあるだろ!!」

「きゃぁ~お兄ちゃん大胆! まだ出会って数日の子の部屋に乗り込んで強姦しちゃうだなんて、まさに変態の中の変態、男の中の男、下衆の中の下衆だよ! そんなお兄ちゃんに憧れちゃう♪」

「それ褒めてる!? 少し蔑み混じってるよな!?」

「私はそんな性欲に飢えた獣のお兄ちゃんも大好きだから♪ むしろもっとがっついちゃっていいよ!」

 

 

 性欲魔人というところを尊敬されても俺は嬉しくもなんともないんだが……。確かに梨子の弱みを突いて痴漢紛いなことをしたけど、あれは本人の合意もあったから別に無理矢理強姦した訳ではない。あくまで一時の気の迷い程度だから。

 

 

「なぁ~んだ。お兄ちゃんの好きなシチュエーションやプレイ、全部この子たちで試してるじゃん。せっかく私がお兄ちゃんの性欲を発散させてあげようと思ったのに、その必要がないとかちょっとこの子たちに嫉妬……」

「ぶっちゃけてしまえば全部事実だったけど、お前の想像より遥かにやってることはソフトだからな」

「ソフトであれハードであれ、その場に私たちμ'sがいないと思ったら現地で女の子を調達してヤるって、それ相当なヤリチンだよお兄ちゃん」

「言い方に悪意はあるけど結果は間違ってないな……」

 

 

 勘違いされたくないから一応主張しておくけど、何もμ'sがいないから代わりにAqoursを餌にしていた訳ではない。俺はμ'sだけでなくAqoursのメンバーも大切に思っているし、だからこそちょっと……ね? だってみんな可愛いんだもん仕方ないじゃん!

 

 

「あなたたちはどうだった? お兄ちゃんの魅力をたっぷりとその身で味わった感想は……? これでまたありきたりなお兄ちゃんの褒め言葉を言ったら許さないからね!!」

「その身で味わったと言いますか、梨子ちゃんや曜ちゃんの話を聞く限りでは先生が思った以上の節操なしだとしか……」

「千歌ちゃんが痴漢されていたことは知っていたけど、まさか梨子ちゃんが抜けがけしてるとは……」

「そんな言い方やめてよ!! あの時はほんっっっっとうに色々あって少しパニックになってただけだから!!」

「それじゃあその色々の理由を教えてよ」

「う゛っ、そ、それはダメ……」

「「梨子ちゃんのむっつり!!」」

「2人声を揃えて言わなくてもいいから!!」

 

 

 結局、俺の魅力というよりもスク水と痴漢プレイ、閉鎖空間に2人きりというシチュエーションが好きだって性癖がバレただけなんだけど……。現代の世の中は女子高生に話しかけるだけでも通報される時代だから、自分の性癖を教え子に暴露する時点でセクハラじゃねぇか……? まあ楓が勝手にバラしただけだから俺は関係ない。風評被害はえげつないほど受けてるけど……。

 

 

「でもこの3人みんなに手を出してるんだから、どうせ他の子たちにもちょっかいを出したんでしょ?」

「いやそんなことはない……だろ」

「どうして一瞬間が空いたの……?」

 

 

 それは心当たりがありすぎて、お前の的確な攻撃に物怖じしてしまったからだよ!! コイツはまだ俺の好みのシチュエーションやプレイを知っているというのか。もうパソコンや携帯がハッキングされているとしか思えないんだけど……。機械イジリが得意な秋葉と提携を結んで、姉妹共々俺のプライベートを覗き見しているとか……どんなヤンデレ姉妹だっつうの!!

 

 

「お兄ちゃんは尿意を催す女の子を邪魔して我慢プレイさせるとか、盗撮モノのAVとか大好きだからこっそり扉の隙間から着替えを覗いたりとか、無知な子が何も知らず大人の玩具を使っているところを見て愉しむとかのシチュエーションが大好きだもんね♪」

 

 

 だからどうして内浦に来てからの俺の行動が全部コイツにバレてるんだ!? 思い当たる節ばかりでまるで俺の隣で全ての行動を脳裏に焼き付けていたかのようだ。やっぱりどこかで見てたとか!? 俺がいなくなって寂しいとか言ってたくせに、内浦や浦の星の至るところに監視カメラでも付いてたんじゃないだろうな?? 

 

 

「「「…………」」」

「なんだお前ら、その痛いものを見る目線は……」

「良かったねお兄ちゃん! みんなにお兄ちゃんのことを詳しく知ってもらえて♪」

「お前この状況を見ても同じこと言えんのか……」

 

 

 楓はニコニコしながら悪戯な笑顔を浮かべる。嵐を引き起こすたびに毎回とばっちりを受けるけど、そんな小悪魔な彼女が可愛くもあるのでつい許しちゃうんだよな。楓のことを散々ブラコンと罵っているが、やはり俺も相当なシスコンのようだ。

 




 ブラコンな妹キャラも好きですが、少々ヤンデレが混じっている妹キャラも大好きな私です。つまり楓ちゃんのような子が好きなのです(笑)


 今回をもってμ's襲来編は終了となります。元々Aqours編自体が穂乃果たちと千歌たちの絡みを描きたくて開始したものなので、無事μ's全員を出演させることができて非常に満足しています! 読者さんからしてみればAqoursのこのキャラとμ'sのこのキャラの絡みが見たいという意見があったかもしれませんが、また機会があれば自分が見たいと思ったキャラ同士の話を描いてみようと思っています。

 何はともあれ、μ'sが小説本編に登場するのはこれで最後になるかもしれません。穂乃果たちにはここまでお疲れ様の言葉を送ります! 小説を盛り上げてくれて本当に感謝!

 そしてもちろんAqoursとのお話は新章に突入します。ここからは零君との関係が大きく進展していくのでお見逃しなく!


 ここからの小説の投稿ペースですが、3月末から生活環境が大きく変わるため、以降はいつもの2~4日に1回ペースでは投稿できなくなります。1回1回の更新に間が空いてしまいますが、是非最後までお付き合いしてもらえれば幸いです。


 次回はSaint Snowの2人が登場! いきなり零を慕う聖良と理亜、3人の関係とは??


新たに☆10評価をくださった

blue breakさん

ありがとうございます!
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