ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 メンバー勧誘回、4人目。
 今回は穂乃果が、一番勧誘難易度が高いと噂(?)の妹と直接対決!


その妹、ブラコンにつき

「ねぇ、お兄ちゃん。私が出かける理由、家を出る前にちゃんと言ったよね?」

「あぁ、言ってたような気がするな……」

「それなのに、お兄ちゃんは外でお昼ご飯を食べてきた訳? 私が昼食のおかずを買いに行ってると知りながら、他の女と楽しくデートをしながら優雅な昼食ですかいいご身分だね!!」

「だから、それは穂乃果が無理矢理俺を部屋から連れ出したのであって……」

「男が言い訳なんて見苦しいよお兄ちゃん。言い訳したいなら男やめちゃう? ちんこ切っちゃう? 私に生オナホ提供しちゃう?」

「そっちが本心だろお前……」

 

 

 とは言うものの、楓が出かけていた目的を知りながら外で飯を済ませてきたのは事実なので、強く言い返せないのが何とももどかしい。

 

 俺は凛の無謀な挑戦を見届けた後、楓からの電話により一時帰宅していた。

 楓が電話口で怒鳴りつけてくるまで何故コイツが怒っているのか見当も付かなかったが、そういや飯を買いに行ってることをすっかり忘れていた。そのせいで楓は大変ご立腹であり、俺と(ついでに)穂乃果は正座を強いられている現状だ。

 彼女は料理が趣味と言えるほど大好きであり、特に兄である俺に振舞う手料理は例え軽食であろうとも本気を出す。食す側の俺としては美味い飯を食えるのは嬉しいのだが、本気が故に彼女は料理に魂を賭けており、現状のように作った料理を食べてもらえないとこうして深い謝罪を要求してくるのだ。まあオナホ云々の話は完全にコイツの趣味だろうが……。

 

 

「さて、私のお兄ちゃんを勝手に連れ出したそこの女狐は、どう料理したら反省してくれますかねぇ~?」

「穂乃果を料理すること前提!? 死んじゃったら反省もできないじゃん!!」

「その名の通りきつねうどんにしてやろうかな……? それとも全身ごとぬか漬けにして窒息させても面白いかも♪」

「笑顔が怖いよ!! ゴメンゴメン、穂乃果が悪かったからぁ!!」

「謝って済むなら警察は要りません。ほら、まな板はあちらですよ」

「それ切ろうとしてるよね!? 包丁でグサッてするつもりだよね!? 反省してるから許してよぉ!!」

「全く、私の心があと数ミリ狭かったら燻製肉になってるところでしたよ、先輩」

「楓ちゃん趣味悪すぎるよ……」

 

 

 相変わらず穂乃果と楓は相性抜群(?)のようで、流れるような毒舌とツッコミに長年兄として妹と生きてきた俺ですら感心する。穂乃果ママの話によると、楓が居候していた時はずっとこの漫才を見せつけられたそうだ。しかもその仲の良さは、まるでこれまでずっと一緒に過ごしてきた家族のようだったらしい。今の穂乃果と楓のやり取りを見ていると、楓が一方的に穂乃果を虐げているように見えるが、それも2人の仲が親密だという証だろう。

 

 そもそもの話、楓がここまで他人に興味を示すことすら珍しいんだ。だって皆さんお分かりの通り、ウチの妹ちゃんは大変重度なブラコンを患っておりまして、一生治らない末期症状でもありまして……。

 だからそんな病人の楓が、俺以外の人間にここまで親密に接するのは驚くべき事態なのだ。口では穂乃果を馬鹿にしつつも、何だかんだ楽しく漫才できるのが楽しいんだと思う。穂乃果も穂乃果で楓と絡む時は自然とテンションが高くなってるし、彼女も大きな声でツッコミを入れながらも楽しんでいるのだろう。

 

 

「で? 穂乃果先輩はどうしてお兄ちゃんを外に連れ出したの? お兄ちゃんはですね、ここ最近のニート生活の影響で、日の光を浴びると皮膚が蒸発してしまうくらいに身体が弱くなったんです。なのに先輩はお兄ちゃんに外を歩かせるという過酷な試練を……うぅ、可哀想お兄ちゃん」

「いやさっき説明したじゃん! スクールアイドルフェスティバルに出場するために、もう一度μ'sのみんなを募ってるんだって!」

「そんなことの……そんなことのためにお兄ちゃんは廃人になっちゃったんですよ!? ほら見てください! 私のご主人様であるお兄ちゃんが、私の目の前で正座してるなんて普通有り得ないですから!! 夏の日差しの熱さで気が狂ったに決まってます!!」

「廃人にもなってねぇし気も狂ってねぇ。それに正座はお前が命令したんだろ……」

「お兄ちゃんが狂人になってしまわぬよう、私がお兄ちゃんを部屋から出なくてもいいように食事、掃除、洗濯、その他諸々をメイドのごとく引き受けていたっていうのに……」

「ここにいた!! 零君をニートしちゃった元凶がここにいたよ!!」

 

 

 そういや、俺が教育実習から帰ってきた頃からやたら楓に世話を焼かれていた気がする。まあいつも焼きに焼かれているのは事実だが、最近は特に楓が献身的になっていた。まさかその理由が俺を外に出させたくなかったからとか、勝手にニート育成ゲームが開始されていたことにまず驚きだ。しかも楓の卓越した家事スキルとご奉仕スキルがあれば、俺のような男をニートとして覚醒させるのは屁でもないだろう。多分そこらのヌルゲーよりも遥かにイージーゲームだったに違いない。

 

 

「どうしてそこまで俺を拘束したかったんだ……?」

「だってお兄ちゃん、教育実習で3週間もいなくなっちゃうんだもん。だから帰ってきたのが嬉しくなっちゃって! それに教育実習がいくら大学の方針とはいえ、お兄ちゃんがいなくなるのはやっぱり寂しいから、一生働かなくてもいいように私がたくさんお世話しちゃった♪」

「実の妹からニートになるよう調教を受けた気分はどう零君?」

「それを言うな!! 自分でも死ぬほど痛感してるから!!」

「愉悦だったよぉ、お兄ちゃんがどんどんダメ人間になっていく様。お兄ちゃんはもう私なしでは生きていけないんだって思うとゾクゾクしてきちゃう♪ お兄ちゃんはずっと私のモノだから、フフフ……」

 

 

 一時期だけだが俺が教育実習により家からいなくなったことで、楓のヤンデレ力は大幅に増幅したらしい。もうガキの頃からヤンデレの気質は抜群だった彼女だが、この歳になってもなおその病は拗らせ続けている。ブラコンにヤンデレって、もう救いようがねぇな……。

 

 そう他人事のように宣っているが、現にあっさりとニート調教されているので危機感を抱かなければならないのは分かっている。でもヒモのような生活も案外悪くないと思い始めているあたり、楓の調教が俺の心の奥深くまで進行しているのだろう。自覚していても何かとお世話をしてくれる妹の優しさから抜け出せないので、俺も相当シスコンなのかもな。

 

 

「零君がダッチワイフになったのはこの際どうでもいいの! 穂乃果は別の目的でここに来たんだから!」

「どうでもいいのかよ……。それにダッチワイフって女性に使う言葉だぞ……」

「あぁ、そういえば正座する前にそんなこと言ってましたねぇ。μ'sへの勧誘、でしたっけ?」

「そうそう。スクフェスに出場するために、楓ちゃんを誘いに来たんだよ」

「私が穂乃果先輩の言葉にそう安々乗ると思いますか?」

「まあ、知ってたよ……」

 

 

 出たよ、楓の悪ふざけが。楓自身も別にμ'sに参加すること自体は渋ることでもなく、むしろもう一度可愛い衣装を来てステージに上がりたいんじゃないかというのが俺の見解だ。ことりやにこと同様にオシャレ好きだし、最初は穂乃果たちへの対抗心からμ'sに参加していたものの、割と早い段階でスクールアイドルというものを楽しむようになっていた。さっきも言ったけど、楓は俺以外に興味を持つことがない子だったので、仲間と共にスクールアイドルに打ち込む様子が非常に珍しかったんだ。だからこそμ'sに再加入するのは本人としても(やぶさ)かではないと思う。

 

 だが、彼女は小悪魔を体現したような子でもある。だからいくらμ'sに加入したいと思っていても、穂乃果を弄ぶために敢えて拒否している可能性は否めない。現に彼女の表情を見てみると、口角が上がり妙に楽しそうだ。素直に頷いておけば話が丸く収まるものの、綺麗に風呂敷を畳むことがつまらなく感じる楓のことだ、ここから無駄な頑固さを見せるのはもう目に見えていた。

 

 

「言っておきますけど、元々μ'sに加入したのだってお兄ちゃんに振り向いてもらうためであって、何も先輩たちとキャッキャウフフなことをしたい訳じゃありませんでしたから」

「なんだろう、物凄く卑猥に聞こえるんだけど……。まるで穂乃果たちが同性愛者グループみたいじゃん……」

「でも一歩間違えたらレズルートに行きそうな組み合わせは何組かありますよね? 花陽先輩と凛先輩とか、絵里先輩と希先輩とか」

「やめてあげて!! これ以上ここにいない人でピンク色の妄想をするのはやめてあげてよぉ!!」

 

 

 俺だって同じことを思っていたが黙っていたのに、それを平然と公言できるなんてそこに痺れないし憧れない。ちなみに楓だって雪穂や亜里沙と仲のいい場面が多いから、同じ妄想をみんなにされているかもしれないぞ。まあこの俺がいる限り同性愛なんて認めるどころか、異性(俺only)にしか目を向けられないように仕向けるから。レズプレイは他の媒体でやってくれ。

 

 

「話を戻すけど、楓ちゃんμ'sに入ってくれないの?」

「よく考えてみてください。私はお兄ちゃんに好かれるためにμ'sのメンバーになったんです。でもお兄ちゃんとこうして結ばれた今、私がμ'sに入る意味なんてないじゃないですか」

「楓ちゃんにしては真っ当な意見を……。てっきり穂乃果をイジめたいから意地悪してるのかと」

「まあそれもありますけど、ちゃんと断る理由もあったんですよ。なので諦めてください」

「そんなぁ……」

 

 

 元々楓に意地悪される前提でいた穂乃果は、それなりに彼女と対決する準備をしていたみたいだ。だけど割と普通な理由を押し付けられたため、反撃するにできなくなっている。用意していた武器が全て使い物にならないと分かった穂乃果は、今回の勧誘活動初の暗い表情を浮かべていた。

 

 

「私はニートお兄ちゃんのお世話で忙しいので、他を当たってください」

「だったら、零君がニートじゃなくなればいいんだよね!? ほら零君、これから毎日外に出るよ!! ていうかもう家に帰らなくてもいいから!!」

「それはそれで問題だろ!! それにこんなクソ暑い時期に毎日外出したくねぇ!!」

「そうですよ! お兄ちゃんは毎日私とエッチするだけの存在になるんです!! 私が必要な時にすぐ性欲処理してくれて、お兄ちゃんが必要になったら私が性欲処理をしてあげる、まさにwin-winな関係なんです! 誰にも邪魔させませんよ!!」

「男なのにマジでダッチワイフ化しようとしてんじゃねぇか……」

 

 

 常に搾り取られる人生を送るって、それはそれでクソ暑い外に出るよりもキツい気がする。流石の俺でも何時間も耐久で出し続けるのは不可能なため、1日中性欲が溢れている楓の相手をしたら先にこちらが干からびてミイラになってしまうだろう。しかもこっちがミイラになっても、楓はお構いなくずっと俺の上で腰を振ってそう……。

 

 

「零君をどうやってニートから脱却させようかな……? 穂乃果の部屋のベッドにずっと縛り付けておけばいいのかな……?」

「それ結局やってること楓と変わらないからな!? それに、どうしてお前らはすぐ人を監禁したがるんだよ! あの頃のヤンデレ病が再発したのか??」

「好きな人を監禁して、自分の思うがままにエッチなことをしたいって思うのは恋する女の子として当然だから!」

「そして抵抗できずに女の子に組み伏せられて、望まない射精で悔しがりながら気持ちよくなる男の子の姿を見るのが快感だから!」

「お前ら、とりあえず全世界の恋する乙女に謝れ……」

 

 

 そんなシチュエーションで悦ぶ奴はよほどのM気質を持ってるか、背徳感の溢れる現場を見て興奮する性癖偏屈者だけだろう。しかし同人誌とかAVではよくある展開なので、もうこのご時世では偏屈でないのかもしれないが。

 

 性癖談義はさて置き、俺の周りの女の子はとことん危ない思考をしていると改めて実感した。ことりがやたら目立っているだけで、この2人も相当な痴女なのだ。それにあの海未ですら変態思考に陥ることが多くなったため、もうμ's内で安静できる場所は凛や雪穂、亜里沙の3人くらいだろう。あとのメンバーは何かしら危険な爆弾を抱えているから……。

 

 

「あっ、楓ちゃんの話に釣られちゃってた! 本当にμ'sに入ってくれないの……?」

「だから、私は元々お兄ちゃんに見てもらいたいがためにスクールアイドルになったのであって……。お兄ちゃんはどう? 私にもう一度ステージに上がって欲しい? 私の輝いてる姿を見たい?」

「それはお前が決めることだ。例え俺が動機でスクールアイドルを始めたとしても、穂乃果はお前の本心に問いかけてるんだからしっかり応えてやれ」

「それはそうだけど……」

「穂乃果はもう一度楓ちゃんと一緒にスクールアイドルをしたいんだよ! 12人揃わなきゃμ'sじゃない。 だからもし楓ちゃんがμ'sに入らないって言うのなら、穂乃果もきっぱり諦める。そして参加してくれるって言ってくれたことりちゃんたちにも頭を下げて、スクフェスの参加も諦めるから!」

「そんな、ズルいですよその言い方は……」

 

 

 確かに、他の仲間の意気込みを差し置いて目の前の1人だけに執着するのはかなり汚い手だろう。その手口に流石の楓も穂乃果に圧倒される形となり、いつもの力関係とはまるで一転した。いくら小悪魔な楓でも、断ち切れそうな絆を放っておくほど冷たくはない。だからこそ穂乃果の勧誘の仕方は大きなダメージになっているはずだ。

 

 逆に穂乃果は楓のその性格を1から10まで見抜いていたからこそ、このような勧誘をしているのだろう。少々汚い手ではあるが、裏を返せばそんな汚い手を使ってでも楓と一緒にスクールアイドルをしたいと思っているはずだ。卑怯だと言われる覚悟を持ちつつ、同時にμ'sの存続を天秤に掛ける覚悟も持つ。捻じ曲がった覚悟だが、その覚悟ですら持つのには相当な覚悟が必要なのだ。

 

 

「全く、何も考えていない天然おバカさんかと思えば、こういう時だけ真っ直ぐなのは本当にズルいです。呆れるのと同時に感服しちゃいますよ」

「えっ……? か、楓ちゃんが穂乃果を褒めてくれた……!?」

「勘違いしないでください!! 呆れるのを通り越して、一周回って納得しただけですから!!」

「わぁ~その言い方真姫ちゃんみたい♪ こういうの、ツンデレって言うんだよね?」

「こ、殺しますよ!! 今度は本気できつねうどんにしちゃいますから!!」

 

 

 いくら楓の性格が小悪魔であろうとも、殺害予告をするような暴言を吐くのは非常に珍しい。しかも余裕が一切なく取り乱す姿はそれ以上に貴重な姿だ。彼女は普段誰かをイジる側の人間だから、素直に褒められたりイジられる側に回るのは慣れていない。これも高校時代から変わっていない、楓の可愛い性格の1つだ。

 

 

「穂乃果先輩にここまで攻められるなんて、一生の不覚。人生やり直したい……」

「普段の楓ちゃんが穂乃果をどこまで見下しているのか、改めて分かったよ。今更だけどさ……」

「それで? お前はμ'sに入るのか入らないのか、今ここで決めろ。俺のことは度外視してな」

「私は……お兄ちゃんのことは度外視なんてできない。私の行動基準がお兄ちゃんなのは未来永劫だし、自分でも絶対に変えるつもりないから。だけど、それを踏まえても穂乃果先輩たちともう一度スクールアイドルをやってみたいかな。何だかんだ、あの1年は楽しかったしね。またあのひと時を味わえるのなら、参加しない手はないでしょ。それに元々、そのつもりだったし」

 

 

 やっぱり最初から参加する気ではいたみたいだ。表向きでは生粋のブラコンを発揮しながらも、裏ではしっかりと穂乃果たちとの友情を感じていたらしい。俺の思っていた通りだったが、こうして本人の口から直接語られると安心する。楓と穂乃果たちの間には、あの一年間で育まれた絆がまだ残っていたんだって。

 

 

「楓ちゃん、ありがとーーっ!!」

「うわっ!? せ、先輩!?」

「楓ちゃんあったかい……♪」

「私は暑いです!! ていうか気安くくっつかないでください!! 私の身体はお兄ちゃん専用なんですから!!」

「あぁ、しかも髪の毛からいい匂いする! くんくん……」

「へ、変態が伝染る!! 助けてお兄ちゃん!!」

「いや、もう手遅れだろ……」

「はぁ!? 可愛い妹がピンチなのに見捨てるの!?」

「いやいや、もう既に病気な時点でな……」

 

 

 ブラコンでツンデレで変態って、もうどこの名医でも完治させるのは不可能だろう。唯一可能性があるのは兄である俺だけど、自分としてはこのままの方が可愛いから放置安定である。穂乃果に抱きつかれて顔を赤くしているこの光景がもう珍しいので、今後楓をイジる材料として動画を撮っておきたいくらいだ。

 ていうか、さっき自分でレズルートに入りそうなメンバーを挙げてたけど、まさに自分こそが穂乃果とそのルートに入りそうなのは黙っておいた方がいいのだろうか……? この2人の仲と相性が良すぎるから、もしかしたら一番有り得そうかもしれない。俺は決して干渉しないから、まあ好きにやってくださいな……。

 

 

「楓ちゃん、ついでなんだけど零君を勝手に連れ出しちゃったことも許してね♪ ほら、穂乃果との絆に免じて」

「それとこれとは話が別です。私とお兄ちゃんの時間を奪った先輩は重罪ですから、とっととまな板という名のベッドに寝転がってください。気持ちいいのですぐに寝られますよ♪」

「それ永眠するよね!? やっぱり包丁でグサッてするつもりだよね!?」

「料理が趣味ですから♪」

「それどんな料理!? 人体実験の間違いじゃない!?」

 

 

 いやそれは秋葉とかいう悪魔だから……。

 とにもかくにも、穂乃果の必死の勧誘で楓もμ'sに加わった。やり方は汚いにしてもそれだけ穂乃果の覚悟は楓に伝わったようで、そして2人の絆と友情も確かめ合えたので結果オーライじゃないかな。それに難攻不落だと思われていた楓を攻略したことで、他のメンバーも誘いやすくなったはずだ。彼女がクセ者なのはμ's内で周知の事実なので、逆にその事実を武器にしていけば今後の攻略も容易いだろう。

 

 

 そして、ここで1つ朗報がある。

 

 

 なんと今回、真面目に勧誘活動してる!!

 

 

 俺たちの日常がこんなまともであっていいのかと何故か疑問を感じながら、勧誘活動は次のステージへと進む。

 

 

 

 

To Be Continued……

 




 真面目に勧誘活動をしている事実に、思わず感動してしまった私がいます()
 いつもは人を小馬鹿にすることの多い楓ですが、その裏には人一倍強い人情味で溢れているので、もしかしたらμ'sに一番固執しているのは穂乃果ではなくて彼女かもしれません。


 次回は絵里回!
 物語の本筋も少しだけ前進する予定です。



新たに☆10評価をくださった

柿Pさん

ありがとうございます!

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