ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 零君が自分を取り戻す回、その2。
 この小説にAqoursが登場してから何気に160話以上経過しているので、そりゃ思い出も多くなります。


帰ってきた主人公(ヒーロー)

 

 少しだけど、心が軽くなったような気がする。

 秋葉によって四方八方を防がれ、成すすべもなく絶望していた頃とは違う。ぼんやりとだが、自分の歩むべき道を見定めることができている。これから歩夢たちとどうコンタクトを取ればいいのか、何を話せばいいのか、それはまだ分からない。だがホテルを出てすぐのように、誰にも会いたくないという気持ちはなくなった。こうして冷静に自分を見つめなおせたのも、Aqoursのみんなのおかげかな。

 

 しかし、ライブを観に行けなかったことは素直に謝らなければならない。みんなは自分たちのため、観客のためというよりも、何より俺に魅せるためにスクフェスに参加している。特にAqoursと虹ヶ咲はその傾向が顕著で、俺が観に行かなかったことで彼女たちのライブの意味が薄れてしまうほどだ。そんなことは前から分かっていたはずなのに、行けなかったのは俺のせいだ。ライブ前の控室で、千歌たちは笑顔で俺を送り出してくれた。その優しさは嬉しかったし、何より俺が離れていても彼女たちは自分自身の力を最大限に発揮できると確信できたんだ。

 だからこそ、ライブの一部分も観られなかったことが悔しかった。これは秋葉のせいでも何でもなく、単純に俺が無策のままアイツの土俵に立ってしまった怠慢だろう。秋葉と対面するのはみんなのライブが終わってからでも良かったのに、面倒事は早く終わらせてライブを楽しみたいと急いでしまった俺のミス。しかも、アイツに完膚なきまでに叩きのめされ、今こうして心が淀みに淀んでいる。なんか、思い返せば返すほど情けなくなってくるよな……。

 

 

 そんなことを考えながら会場内を練り歩いていると、どんな縁なのか、ライブステージのエリアに来ていることに気が付く。結局誰のライブも観に行けなかったので、俺がここに来るのは初めてだ。既に全スクールアイドルの予選ライブは終了しているためか、来場客と思われる人たちは誰もいない。周りにいるのは忙しなく働いているスタッフくらいだ。ここでみんながどんなライブをしていたのか想像するのもアリだが、こんなとこで突っ立ってたら完全に邪魔だよな……。

 

 ここなら人も少ないから考え事をするにはいいと思ったけど、流石に別の場所にするか。

 

 

「あれ~? 先生じゃない?」

「鞠莉? 果南も? どうしてステージに?」

「それはこっちのセリフですよ。今までどこにいたんですか?」

「ま、まぁ会場内をウロウロと……」

 

 

 誰にも会いたくないという気持ちはなくなったと言ったが、今すぐ誰かに会いたいとは言ってねぇだろ!? さっきから次から次へとAqoursのメンツに遭遇するが、運命っつうのはそこまで残酷なのかよ……。いや、これも俺と女の子たちがお互いに惹かれ合っているからなのかも……?

 それに、彼女たちのおかげで俺は自分を見つめ直せたんだ。もしかしたら、ここで2人に出会ったのも奇跡かのかも。

 

 

「お前らこそ、予選が終わったのに何故ここに?」

「鞠莉が控室に忘れ物をしちゃって、取りに戻る最中なんですよ。予選が終わったと思ったらすぐ遊びに出かけちゃって、挙句に忘れ物なんてホントにおっちょこちょいなんだから……」

「ア、アハハ……。でも、予選が終わってみんなテンションが上がってたのは確かでしょ? あの堅物なダイヤだって、早くスクールアイドルの歴史館に行きたいってウズウズしてたんだから」

「鞠莉、予選に遅刻しそうになったこと、反省してる……?」

「し、してるしてるから! そんなに怖い顔しないで、ほらスマイルスマイル!」

「全く……」

 

 

 こりゃこの先も鞠莉のトラブルメーカー癖は治らねぇだろうな……。グループの中にそういう奴が1人くらいいた方が、グループの雰囲気が活気づいていいのかもしれないけどさ。とは言っても、Aqoursの中で騒がしくない奴の方が少ないので、グループの仲が冷え切る心配はいらないか。まぁスクフェス当日に控室脱走なんてやらかす奴らだから、スクフェス開催中はある程度の面倒を見ておいた方がいいな絶対。

 

 

「そんなことよりも先生、私たちがライブをやってる時どこに行ってたの? せっかく私たちのexcitingなライブを届けようと思ったのに」

「まぁ色々あってな。詳しくはまた後で話すよ」

「ということは、先生の用事はまだ済んでいないってことですか? それに、なんだか雰囲気変わってません?」

「あっ、それ私も思った! 先生から伝わってくるオーラにイマイチ覇気がないっていうか、こう、いつもみたいに自信満々の俺様オーラがないわよ?」

「それ褒められてんのか……?」

「いやいや、先生を心配してるんだよ。私たちと別れた後、一体何があったのかなぁって。ライブが終わった後も音信不通だったしね」

 

 

 そりゃ見送った奴が自分たちの元へ戻って来ず、しかも連絡すら取れない状況になったら心配するに決まってるよな。現に俺の携帯にはみんなから数えきれないくらいの連絡が来ており、心配してくれているのは分かっているが、いちいち内容を確認するのが面倒になるくらいだった。

 

 

「なんつうかまぁ、自分を見失ってるというか、路頭に迷ってるって感じかな。自分が何者なのか、昔の俺とは何が違うのか、そんなことばかり考えてるよ」

「笑顔で送り出した先生が悟りを開いてるなんて、一体何がどうなって……」

「そうだね。いつもの先生らしくないと言いますか、むしろ繊細な先生を見るのは新鮮で驚いてます」

「自分でもそう思うよ。そもそも、自分のことなんてあまり考えたことないからな」

「先生はいつも誰かのために動いてますもんね。今日だってそう。私たちが予選に出られなくなるかもって時に、先生が千歌と鞠莉を探してくれたり、スタッフさんにお願いしてみろと指示してくれたり、本当に助けられてばかりです」

「そうか? 当たり前のことをしてるだけだが……」

「当たり前のことを当然のようにできるのって、意外と難しいんですよ? 先生が来てくれたことでAqoursの練習も作詞作曲も捗り、みんな格段にレベルアップしました。先生は大したことをしていないと思われるかもしれませんが、私たちはとても感謝しているんです。それは、他の誰でもない今のあなたから与えられたものです。先生は教師として、当たり前のことをしてるだけと思ってるかもしれませんが」

 

 

 そっか、そうだよな。Aqoursのみんなからしてみれば、昔の俺とか今の俺とか、そんなものは一切関係ない。彼女たちとの思い出は、全部"神崎零"という先生との思い出に他ならない。昔や今なんて、そんな概念すらないだろう。彼女の中で"神崎零"は、ただ1人なんだから。

 

 そういや、以前果南と一緒にお風呂に入った時、彼女は今まで中々言い出せなかった心中を吐露していた。それは、先生にお世話になっているのに何も恩返しできていないとのこと。義理深い彼女のことだから、俺に与えられっぱなしでは納得できなかったのだろう。

 でも、今日でその悩みは解決だ。未だに自分の道を模索している俺の手を引っ張ってくれたんだからな。それに、既に俺はコイツらからたくさんのモノを与えてもらっている。教師としての経験や、一緒にいた楽しい思い出、そして、眩しいほどの笑顔。俺は女の子の笑顔が見られるだけで満足なんだから。

 

 

 すると突然、後ろから誰かに抱き着かれた。

 女の子特有の甘い香りに、高校生にしては有り得ないボリュームの胸。さっきまで沈んでいた俺の心が、覚醒するように高鳴り出した。

 

 

「ま、鞠莉!? お前なにしてんだ!?」

「ちょっ、鞠莉! 周りに人がいるんだからやめなって……」

「これで元気出たでしょ、先生♪」

「元気でたっつうか……」

「あぁ~なるほど。別の場所が元気になっちゃったとかぁ~? 男の子だもんねぇ~♪」

「ま、鞠莉!? 外で変なこと言わないの!」

 

 

 果南と鞠莉を見ていると、まるで親子だな……。しかもこの状況だと、俺って完全に玩具だし……まぁ、女の子に抱き着かれるってシチュエーションだけなら全然嬉しいけどね。周りにスクフェスのスタッフがいる状況じゃなかったらだけどさ。

 

 しかし、鞠莉のおかげでいい意味で気持ちが高揚してきた気がする。果南が引っ張ってくれていた手を、鞠莉が引き上げてくれたって感じだ。

 思い返せば、鞠莉にこうやってスキンシップされるのは久々かも。嘗ての鞠莉は、俺が振り向いてくれないからと無理矢理ホテルに誘い出し、薄いネグリジェのまま俺に肉体関係を迫ったことがあった。確かに見た目はとてつもなくエロかったけど、やっぱり心が曇っている女の子に対しては興奮しない。対して今のように不意であろうとも、女の子に暖かく包まれると、背中に胸を押し付けられるだけでも異様に興奮してしまう。鞠莉のスキンシップは男を色んな意味で元気にするが、逆に言えば、この方法なら俺を元気付けられると分かった上での行動だろう。梨子たちが言葉で諭してくれたのに対し、鞠莉は行動で俺の心を掴む。なんとも彼女らしいな。

 

 

「鞠莉、ありがとな」

「えっ、先生が褒めた!? 抱き着いたらいつも、顔を真っ赤にして振りほどこうとしてたのに!?」

「学校の中で生徒が先生に抱き着くって、シチュエーションがマズいだろ……。でも今日だけは許してやるよ。元気出たし」

「良かったです。先生、私たちと喋っていても全然笑顔にならないんで心配してましたから」

「そうか? なら、早くその笑顔を取り戻せるように頑張るよ」

「今度は絶対に戻ってきてね。約束よ?」

「あぁ。もう―――――大丈夫だ」

 

 

 

 この時点で、心にかかったモヤの9割は晴れたと言ってもいいだろう。失っていた自信、希望、勇気、なにより自分を取り戻せた気がする。いや、そもそも自分を失ってなんていなかったと言った方がいいか。どちらにせよ、Aqoursのみんなには感謝しないとな。偉い人が教師は生徒と共に学ぶべきことがあると謳っていたが、まさにその通りだ。

 

 さて、それじゃあ最後にアイツらにも会っておくとしますか。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「あっ、お~いせんせ~!」

「お待たせしました! 先生から呼び出しなんて、珍しいですね」

「千歌、曜。悪いな、急に連絡して」

 

 

 これまで出会ったAqoursの面々は偶然遭遇したのだが、千歌と曜は俺から呼び出した。他の奴らに自分の無事を伝えたのに、コイツらにだけ言わない訳にはいかないもんな。

 

 ここはスクフェス会場内の休憩エリアで、飲食も可能なためかそこそこ人がいる。さっきまでの俺だったら少しでも人がいるところで話をするのは避けようとしていたが、今はむしろ少々騒がしい場所の方が居心地がいい。周りが静かすぎると沈んでいた心が余計に沈没しそうになるので、気分が戻った今、わざわざ辛気臭い場所で話をする必要はない。それにもう、みんなに俺の暗い表情を見せたくないしな。

 

 

「もう先生ってば、私ずっと心配してたんですから! みんなで連絡したけど全然返信ないし、かと思えば呼び出されて、もう訳分かんないですよ!」

「わりぃわりぃ、ちょっと込み入った事情があっただけだから。別にお前らの連絡を無視していた訳じゃ……ないぞ?」

「どうして疑問形なんですか……?」

「込み入ったと言っている割には先生、なんだか清々しい顔してますよね?」

「あぁ、色々吹っ切れたからな。お前たちの仲間のおかげでさ」

「えっ、みんなと会ってたんですか?」

「会ってたというよりかは、たまたま会ったんだけどな」

「「むぅ……」」

「………へ?」

 

 

 千歌も曜も、何故かムスッとした顔をする。どうしてこんな嫉妬深い表情になっているのか、女心に疎い俺でも流石に理解できた。まぁね、相談相手として一番最後になってしまったことは俺も悪いと思ってるよ。でも、秋葉にこてんぱんにされた直後の俺は誰にも会いたくない気持ちでいっぱいだったし、千歌と曜以外の子たちとは偶然出会ってしまったんだから仕方がない。

 

 ま、そうは言っても理不尽に嫉妬しちゃうのが人間ってものだ。相手の言うことがいくら正論であっても、腹が立ってしまうことってあるだろ? 今の2人はその原理と同じだろう。もし俺が悩みの渦に飲まれていたのだとしたら、自分たちが助けたかった。そんなところか。

 

 

「まあまあ、そう怒るなって。お前たちを呼んだのも、意味があってのことだから」

「意味……?」

「あぁ。こんなことを言ったら自意識過剰だって思われるけど、お前ら、俺が連絡したらすぐ来てくれただろ? 俺を心配して、予選が終わって遊びたいのにも関わらず。呼べば来てくれるって分かってはいたが、本当に来てくれた時は嬉しかったよ」

「そんなの当たり前じゃないですか! 私も千歌ちゃんも、超特急で飛んできましたよ!」

「当たり前……か」

 

 

 さっき俺が果南にも言ったことだが、その当たり前のことを堂々と実行できるのって、案外凄いことなのだ。しかもそれが自分のことより相手のことを優先するのであれば尚更。曜からしてみれば当たり前のことだが、俺としては彼女が飛んで来てくれたことに嬉しさしか感じない。それほどまでに俺のことを想ってくれていると思うと、今にも心が舞い踊りそうだ。

 

 俺が教育実習生として浦の星にいた頃、雨の公園で曜と2人きりになったことがった。そこで彼女は、自分がスクールアイドルを始めたのは千歌の影響だと語った。幼馴染の力になりたいという願望は強かったが、逆に千歌の理想に引かれ過ぎて、自分は何故スクールアイドルをしているのか、何を目標として練習をしているんだと悩んでいたんだ。

 そこで見つけた目標が、俺。俺に自分を見てもらうために、スクールアイドルを続ける。そこには彼女の本気の愛が込められており、そして、肉体的にその愛を示してくれた。その愛があるからこそ、こうして俺のために自分のやりたいことを投げ捨ててまで駆けつけてくれたのだろう。

 

 

「なんにせよ、先生が元気そうで良かったです。絶対に戻ってきてくれると信じてましたけど、やっぱりこうして巡り合えて、私……あれ?」

「ち、千歌ちゃん!? 涙出てるよ!?」

「ど、どうしてだろう……。先生が無事に戻ってきてくれたのが嬉しかったからかな……?」

「そんなくらいで泣くなって。大袈裟だな」

「千歌ちゃん、みんなの中でも特に先生のことを心配していましたから。穂乃果さんと中身が入れ替わるなんて変なことが起きて、その直後に先生がいなくなったんですから、そりゃ心配しますよ。もしかして、先生の身に何かあったんじゃないかって」

「確かに、言われてみればそうか。心配かけてゴメンな。もう絶対に離れねぇし、離さねぇよ」

「先生……」

 

 

 千歌のこの涙は紛れもない嬉し涙だが、なんにせよ彼女に心配をかけたのは事実だ。

 千歌はAqoursの中では誰よりも分かりやすく俺にアプローチしてくる。学校の中で抱き着いて来るのはもちろん、部屋やバスの中で2人きりになってお互いに脱がし合ったこともあった。もはやそんなことをするくらい心の距離は近くなっており、お互いに何をされても許しちゃうような関係になっている。Aqoursに彼女ほどストレートに自分の気持ちを伝えてくれる人はおらず、その伝え方も身体を使って大胆なことをしつつ、しっかりと自分の言葉を俺の心に届けるほどに一途だ。

 

 他のみんなとは違って彼女の愛は、恋愛に関する悩み事や、自分自身について迷っている等、それらの柵を乗り越えた先に芽生えた愛……なんてことはなく、ただ単純に相手を愛している。

 でも、れでいいんじゃないか? 俺だって、何か特別なことがあったからみんなのことを好きになった訳じゃない。好きになるきっかけなんて、一緒にいるってだけで十分だ。まあ今回のように、自分の殻を破ってくれた相手に惹かれるようなアニメや漫画みたいな展開も、王道にして自然だとは思うがな。

 

 

 そうか、ようやく分かった。俺がみんなを好きって気持ちは何なのか。さっきまでどうして悩んでいたのか。

 それを思い出させてくれたのも、Aqoursのおかげだ。

 

 何度でも言う。最高だな、恋する女の子って。

 

 

「あっ、先生が笑顔になった!」

「ホントだ。やっぱり、先生は笑っている方が似合ってますよ」

「そうかもな。でも俺以上に、救わなきゃいけない奴らがいる」

「…………はい、分かっています。私たち以上に、先生がライブに来なくて悲しんでいる人たちがいること……」

「今度は絶対に戻ってくる。だから、また見送ってくれ。全てが解決したら、笑顔で再会しよう」

「「はいっ!」」

 

 

 千歌と曜の笑顔を見て、俺の心の曇りは完全に晴れた。2人を含め、Aqoursのみんなは約束を破った男に対してここまで寛容であり、そしてまた俺を送り出してくれる。そんなことができるのも、今度は俺が絶対に戻ってくると信じているからだろう。そこまで絶大な信頼を寄せられるのは、やっぱりお互いにお互いのことを隅から隅まで知っているから。もはや俺たちの心の距離は、密着しそうなくらいにまで迫っていた。

 

 

 そして、己の気持ちを改めて理解したからこそ、自分の想いを伝えなきゃいけない奴らがいる。

 もしかしたら、今もどこかで悲しみに沈んでいるのかもしれない。もう二度と彼女たちを絶望させないよう、俺は行く。ようやく巡り合えた、()()()()()と共に。

 

 

 

 

To Be Continued……

 




 前書きでも言いましたが、Aqoursが登場してから160話以上が経過しているのことに最近気が付きました(笑)
過去のAqoursの個人回が思い出せる方なら分かったと思いますが、前回と今回はこれまでの千歌たちの個人回を踏襲しています。なので私も過去の話を読み返してみたのですが、2016年に投稿されたものもあり、時の流れをしみじみ感じちゃった次第です(笑) しかしそれほどまでに、Aqoursがこの小説に溶け込んでいる証拠かなぁと思います。


 次回は虹ヶ咲回です。
 ちなみに今年の投稿分は、次回と合わせてあと2回です。今年までにシリアス部分を終わらせるつもりですが……どうだろ?()

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