巫女さん姿の希が乱れる姿を想像しながらご覧下さい!!
「全く、この長い階段なんとかならねぇのかよ?取り壊すとかさぁ」
「開口一番そんなことを……罰が当たっても知らんよ?」
今日は零君とのデート!!――ではなくて、ウチがバイトをしている神社で彼も一緒にアルバイト。最近スクールアイドルの経験でたんまりお金を貰ったはずやのに、家の電化製品が立て続けに壊れてお金がほとんど飛んでいったらしい。零君は人生がどんな茨の道でも無理矢理突き進むことのできる人やけど、その脇道で不幸になるからなぁ~
「そういえば巫女姿の希って久しぶりに見るな。うん、やっぱり似合ってる」
「ありがとね♪あまりそういう目で見られるのは好きじゃないけど、零君やったらいくらでも見せちゃうよ♪」
「ホントに!?巫女さんってイケナイ妄想が沸き立つから好きなんだよな」
「……やっぱやめようかな?」
「えっ!?」
「冗談冗談!!別に零君やったら好きなだけ妄想に使ってくれてもええんよ?」
「大丈夫、言われなくても使ってるから」
こうやって人に言うと確実に引かれるであろうセリフを平気で言うのが零君の面白いところやね♪だからこうして何気ない会話をしているだけでとっても楽しい。零君の魅力はただ喋っているだけで周りの興味を引く、まさにそこにあると思う。
「例えばどんな妄想を……?」
「お前、俺が考案した変態プレイを晒せと言っているのか……」
「ええやんええやん♪だってここにはウチらしかおらへんし」
ウチはいつも零君にどんなことをされるんやろとワクワクしていたりする。海未ちゃんや真姫ちゃん、絵里ちは零君の変態プレイには厳しいけど、ウチやったらいつでも大歓迎や♪だって零君に身体を弄ってもらうほど、気持ちよくて幸せな時間はないからなぁ♪
「まず巫女さんの袴のわきっちょ。そこから手を侵入させ、その強調された胸をガシッと鷲掴みにする!!」
「それでそれで?」
「その勢いで、巫女服がはだけるぐらい思いっきりワシワシっと揉みしだく!!」
「それっていつもとあまり変わらないような……?」
「何言ってんだ!!巫女服ってところが重要なんだろ!!巫女さんっていうのはいわゆる聖職者の1人だ。その汚れなき聖職者を自らの手で快楽のドン底に突き落とす、その背徳感が堪らないんだよ!!俺はそんな巫女さんが乱れる姿を見たいがために妄想力を鍛えてきたんだ!!」
「へ、へぇ~……」
思ってた以上に変態的な妄想でちょっとビックリ。でもやっぱり零君は面白い。やっていることは女の子にとって容認し難いものやけど、そうやって何事もブレずに一直線になれるところはすごいことやと思う。ひたすらエッチなことを追求し、妄想でシミュレート、そしてμ'sのみんなを標的にして実行へ移す。そんな一途な零君が大好きや♪ウチもみんなにワシワシするのは大好きやからシンパシーを感じるのかもね♪
「ほんなら、早速零君には荷物運びをしてもらおうかな?」
「えぇっ!?この流れでバイトの話かよ!?てっきり妄想を現実にしてくれるものかと思ってた……」
「そんなに現実は甘くないよ♪お金が欲しいんやったら動いた動いた!!」
「鬼かお前は!?俺の興奮を最高潮にまで到達させておきながらお預けとは卑怯な!!」
もちろんウチだって零君と交わりたいよ。でもそうなると今までと何も変わらない。今日は久々に零君と2人きりなんやから、ウチが今まで味わったのことのない快楽を零君から叩き込んで欲しいな♪そのために、零君の欲求をここで発散させるわけにはいかない。もっともっと零君の興奮と欲求を高めてウチにそれをすべてぶちまけてもらう。あぁ~、楽しみやなぁ♡
「もう他の巫女さんに手を出しちゃいそう……」
「残念♪今日はウチと零君の2人きりや☆」
「なにっ!?じゃあこの欲求をどこに放出させればいいのか……」
普段はキラキラとカッコいいところばかりやのに、落ち込んだ顔は本当に可愛いなぁ♪表情がコロコロ変わるから黙って見ているだけでも全然飽きない。そういうところを含めて、ウチもμ'sのみんなも零君のことが好きになったんやね。
でもこのままだと零君が爆発しかねないから、ウチはそっと零君の耳元に近付いて囁いた。
「エッチなことはまたあとで……ね♪」
「え……?」
零君は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしてウチの顔を見つめてきた。もちろんウチだって零君とそんなことをするのは楽しみで仕方がない。だからこそ後回しにした。お互いにバイトが終わってからしっぽりと楽しむためにね♪
~※~
あとのお楽しみを働いたご褒美として、ウチと零君は早速仕事に取り掛かった。零君にはお守りやお札が入ったダンボールを運ぶなど主に力仕事を任せている。零君の動きを見ていると、非常にテキパキとしていて要領がいい。初めての仕事も難なくこなすなんてやっぱり完璧と自称するだけのことはあるなぁ。将来彼と結婚できるウチらは幸せものやね♪
なんて妄想をしていると、遠くから零君が声を掛けてきた。
「おーい希!!このダンボールはどこへ運ぶんだーー?」
「それは社務所に置いといてーー」
「分かったーー残りも全部それでいいのかーー?」
「うん、とりあえず全部中に運んでおいてーー」
仕事終わりのご褒美のためなのか、はたまたただ単純に自分がバイトとしての責務を果たしているのか分からへんけど、汗水垂らして頑張っているその姿に見惚れてしまう。一生懸命な姿を見せるだけで女の子を惚れさせるなんて反則や!!
零君と一緒にいる時はいつもそう。女の子やったら、零君の近くにいるだけで彼のことをどんどん好きになってしまう。まるで秋葉先輩に薬か何かで仕込まれているみたいに、自分の心が彼で埋め尽くされる。さらに自分の目線も自然と零君へと向かっていく。彼の真剣な顔、ちょっと気を抜けた顔、そして笑顔……零君の表情1つ1つを見逃さないために。
そうやって彼のことを考えれば考えるほどまた好きになっていってしまう。そして好きになるたびに思い出されるのが、自分の身体を零君にめちゃくちゃにされたこと。初めは面白半分でワシワシを伝授したところから始まったんやったなぁ。でも零君はそれをあっさりマスターして、今はさらに進化までさせてウチらを簡単に昇天させることができるまでに至る。そしてその快感を覚えたウチらは、零君に自らおねだりするにまで堕とされてしまった。
アカン……そんなことを考えてたら今度は自分が興奮してきてまう!!零君は一生懸命働いてくれているのに、ウチだけ発情してたらアカンよ!!なんとか抑えないと……でも抑えようとしても零君が頭に浮かんで離れへん!!彼の手で身体をめちゃくちゃにされた記憶がフラッシュバックして、ウチの身体がどんどん熱くなってくる。袴は空気の通りがいいはずやのに興奮して汗が止まらない。
胸が疼く……零君に触って欲しいと疼いてる!!自分の股も濡れ始め、本格的にウチの身体が彼を求めている!!まだ日中でしかもバイト中、本来なら自分で抑えるところなんやけど、今ここには彼がいる。満たして欲しい、あなたの手で、私を……!!
そしてウチはいつの間にか、零君の元へと歩み寄っていた……
「れ、零君……」
「ん?もう外の掃除は終わったの――って、えっ?」
ウチは零君の背中にギュッと抱きついた。突然のことで驚いたのか、零君はその場で硬直する。そらそうや、だってエッチなことを後回しにしようって言ったのはウチなんやもん。
こうして零君に抱きついている時ほど安心できるものはない。例えどんな悩みがあったとしても零君がすべて払い除けてくれる。彼と一緒にいれば不可能だってすべて可能になる。だからこそ私たちは後ろを振り返らずに前へ進むことができる。もうそうやって何もかもが安心できるくらい、私たちの心は零君に支配されていた。
だからこそ、心だけではなく身体もあなたで満たして欲しい……
「それは、終わってからじゃなかったのか……?」
「もう我慢できなくなったんや……」
「それ以上言ったら、もう戻れねぇぞ」
「いいよ♪もうウチは準備万端やから……」
「そうか……なら」
「きゃぁ!!」
零君は私の腕を振りほどき、一瞬にして後ろに回り込まれ抱きつかれてしまう。その時に見えた零君の目の色と輝きが、いつも私たちを攻める時と同じ獰猛な目に変わっていた。
完全にさっきとは立場が逆転。でもこれこそが私の望んでいた状況。今から彼に手を出されると思うとまだ何もされていないのにゾクゾクとした謎の快感が沸き立つ。身体も段々火照り出してきているため、いかに自分が零君を求めていたのかが分かる。
「じゃあさっきの妄想を現実にさせてもらおうかな」
「どうぞご自由に♪」
この時だけは自分の胸が大きくて本当に良かったと思っている。零君に胸をめちゃくちゃに揉みしだかれるこの快楽は、胸の大きい人にしか分からない。にこっちや凛ちゃんからは疎まれることもあったけど、今だけは巨乳であることが何よりも誇り。他の男からはいやらしい目で見られることもあった。でも私の胸はすべて零君のモノ。胸だけじゃなくて身体もだけどね♪
零君は袴のわきっちょのところから手を侵入させ、両手で私の胸をガシッと鷲掴みにする。まさにさっき零君が語っていた妄想と同じことが現実となっていた。
「あんっ♪」
零君の手は大きくて暖かい。そんな手に包まれた自分の胸から電流のように全身に快楽が伝わってくる。零君はワシワシと私の胸を揉み始めた。指で乳首をなぞりながらの優しい手つきに声を漏らさざるを得ない。
「んっ♡あぁあああ♡」
優しいと思っていた矢先、急に零君の手つきが激しくなる。いつの間にかブラを外され、生の胸を揉まれていた。零君が激しく胸を揉みしだくたびに、彼の指が私の胸に食い込む。ちょっと痛みは走るけどそれがまた快感♪まさにこっちが言っていた名言『零はにこたち9人の胸をそれぞれ別の方法で揉んでいる。アイツはにこたち1人1人が悦ぶポイントを知っているのよ』、その通りやね♪
「あぁん♡はぁあああん♡」
胸を揉んでいる時はひたすら無言を貫く零君。そのせいで神社には私の喘ぎ声だけが響き渡っている。まさか巫女である私が神社でこんなエッチなことをしているなんて……すっごく萌えるやん♡
「希、顔だけ後ろに向けてくれ」
「えっ、う、うん……」
零君にそう言われ、特に何も考えずに首だけ後ろに回す。そして――――
「んっ!!ちゅっ……んん」
零君に唇を奪われた。もう私の唇が食べられちゃうくらいの勢いで、非常に濃厚としたキス。それだけではなく胸も同時進行で揉まれ続けている。キスによって伝わってくる快感と、胸を揉まれることによって伝わってくる快楽が私の身体をあっという間に支配した。もう私の身も心もすべて零君のモノになっちゃった♡
「ちゅっ、あぁん♡」
もう私の頭は回っておらず、ただ零君から送られてくる快感と快楽に浸っているだけだった……もうこのまま零君にすべてを任せよう。そして何も考えずにふわふわと……
「もう我慢できねぇ!!希、押し倒すから意識保てよ!!」
「えっ!?えぇーーー!?きゃっ!!」
私は快楽の波に流されようと零君に身を任せた直後、頭を思いっきり抱きかかえられそのまま勢いで押し倒されてしまった。しっかり私の頭を守ってくれたあたり、また惚れちゃうなぁ♪今まで胸を揉まれたりキスをしたことは数あれど、こうやって押し倒されたのは初めてで頭がパニックになる。いつの間にか私と零君の身体は対面していて、お互いの顔が目の前にあった。
「ちょ!?ちょっと零君なにするの!?」
零君ははぁはぁと息を切らしながら、私の袴を脱がし始めた。私は上から零君に覆い被さられているため、動くに動くことができない。
そして遂に彼にやられるがまま、胸元をガバッと開かれてしまった。ブラは既に外されているため、私の生のおっぱいがそのまま顕になる。神聖なる神社の隅っこで押し倒されて脱がされて……多分ここからが本番。ゾクゾクとした背徳感が堪らないなぁ♪
「巫女姿の希が俺に押し倒されて、胸を丸出しにしている……これこそが俺の望んでいたシチュエーションだ」
「でも、もっと続きがあるんやろ……?」
「あぁ……」
「じゃあウチのおっぱい、零君の好きにしていいよ♡2人きりでバイトをする約束をしてから、ずっとずぅうううっと待ってたんやから♪」
「そうか……なら遠慮なく行かせてもらう」
私の目の前にあった零君の顔が消え、彼はそのまま私の胸辺りに自分の顔を持っていった。そして口を開け、そのまま……そのまま私の胸の先端、つまり乳首に向かって―――
「ひゃうぅうう♡」
零君は私の乳首を咥えて――――
「あんっ♡ああぁあああああああああああああああ♡」
す、吸われてる!?零君に!?私のおっぱいが!?な、なにこの感覚……これこそまさに私が今まで味わったことのない未知の快楽。胸を揉まれている時の快楽とは全くの別モノ。胸を揉まれている時は胸から身体に快楽が走っていたけど今はそれとは逆、身体全体から吸われている胸に向かって快楽が集まっている。こんなに胸が敏感になるのは始めてや♡
「片方だけじゃ釣り合いが取れねぇな。もう片方も吸うか」
零君は私のもう片方の乳首を咥えて――――
「ひゃんっ♡ああぁあああああああああああああああん♡」
い、イってしまう♡おっぱいを吸われているだけやのに、このままイってしまう♡どんどん零君から離れられなくなる♡もっと、もっとぉおおお♡
「あぁあん♡はぁあああん♡」
い、イク♡イってまうぅうううううううううううううううううううううう♡
~※~
「の、希さ~ん……ホントにゴメン!!そろそろ許してくれよぉ~……」
「ちょっとおふざけが過ぎたんとちゃう?」
興奮が収まり冷静に戻った零君は、さっきまでの勢いが嘘かのようにペコペコと謝りだした。ウチとしては気持ちよかったから別に謝ってもらわなくてもいいけど、ペコペコしている零君が可愛いからちょっとイジめちゃう♪さっきはずっと零君に主導権を握られていたしね♪
「あれはもう本能のまま動いてたんだよ!!欲望に忠実だったというべきか……とにかく許してくれ!!頼む!!また一緒にバイトでもデートでもエッチでもするから!!」
「最後、自分の欲望入ってるよ……」
「ハッ!!まだ俺の中の欲求は収まっていないのか!?押し倒して吸いもしたのに!!」
頭を抱えて唸りを上げる零君。やっぱりカッコいいところもあれば可愛いところもあるんやね♪でも今日の零君は、ウチの中で一生消えない姿になっちゃったよ。そしてまた今日のことを思い出して、一人で自分磨きをする時が来るんやろうなぁ~♪
そしてさっきからずっと唸ってるし、そろそろ許してあげようかな?
「しょうがないから許してあげる。ただし条件付きでね♪」
「じょ、条件……?わ、分かった、俺も男だ!!どんな条件でも飲んでやるよ」
どんな条件でも?言っちゃったね……なら!!
「バイトが終わったら……ウチの部屋でさっきの続き、お願いね♪」
「え……?」
ふふっ♪今日は家に帰れるとは思わんといてね、零君♪
個人回が進めば進むほど、プレイの内容がR-18に近づいてきているような気がしなくもない。個人回はこれで4人目なので、残りのメンバーはもしかしたらこれ以上の展開になってしまうかも!?そのためにももっと個人回を投稿するペースを上げなければ!!
今回は希の誕生日に先駆けて個人回を投稿しました。この小説ならではのサプライズができたんじゃないかな?(笑)
コラボ小説に関しては現在執筆中です。まだ完成には時間が掛かりそうなので、もしかしたら先に次回も通常回が投稿されるかもしれません。コラボ小説のネタは投稿されるまで伏せておこうと思っています。
ちなみにコラボ小説と通常回を1つ投稿したあと、この小説は新章に突入します!そうは言っても『日常』から『新日常』で何も変わらなかったのと同じで、心機一転再スタートするだけですけどね(笑)その中でリクエストもいくつか採用できればと思っています。
~今後の展開~
☆コラボ小説
これは完全に内容は伏せます。
☆μ'sの顧問は人類の敵!?
31話で予告していたもの。『ラブライブ!』出場に向け、理事長が推薦した顧問とは……
以下新章のあらすじです。ネタバレをかなり含んでいるので回避したい人はここでお別れ。
☆新章
秋葉の独断により、零とμ'sメンバー12人の2週間限定同棲生活がスタートする。今までよりもさらに絆と愛を深めるための特別企画!!だが零だけには、その期限内に行ってもらうあるミッションがあった……