今回はエマ登場回ですが、内容は箱推しみたいになっちゃいました!
俺への学校案内もロクに行われないまま昼になり、腹を満たすために虹ヶ咲校内の食堂へとやって来た。校内が一流企業並みの造りだったのは驚いたが、食堂も綺麗で様々なお店が立ち並んでいる。もはやデパートのフードコート並であり、しかも客人であれば値段に割引が適用される神システム。ここに入り浸るだけで日々の食事には困らなさそうだ。
ちなみに今のパーティだが、せつ菜が生徒会の手伝いで抜けたため歩夢、愛、高咲の4人となっていた。
「昼時だからか人多すぎだろ。いつもこんな感じなのか?」
「ピーク時はもっといるよ。だけど安心して、外部から来たお客様用のテーブルがあるから」
「俺1人でぼっち飯をしろと?」
「大丈夫! 付き添いの学校関係者の人も同じ席で食べられるから!」
「なんつうかまぁ、よくできた学校だよな……」
外部のお客に不自由をさせないルールは、地味ながらもこういった細かい待遇の良さこそこの学校が支持される理由なのだろう。支持されてるからこそ学校の設備もよく生徒も優秀。その生徒たちも校内ですれ違うたびに客人である俺に挨拶をしてくれるので、しっかりとした教育が行き届いている。さすがグローバルな高校はそこらの学校よりもひと味もふた味も違うな。どことは言わないけど。
生徒たちが席を取り合っている中、俺は客人優待で悠々と特別席を確保する。
さて、これだけ店があるとどこに行こうか迷っちまうな。妹の手作りより勝る料理はないものの、人間であれば少なからず上手い飯屋にテンションは上がるものだ。見てみれば立ち並んでいる店は聞いたことがあるような高級店ばかりで、こりゃ目移りしてしまうのも仕方がない。意気揚々と店に繰り出そう―――――と思ったのだが、何やら歩夢がもじもじとしている。
「零さん、あ、あのぉ……お弁当を作ってきたので一緒に食べませんか!!」
「弁当? お前が?」
歩夢は頭を下げながら弁当箱を俺に差し出す。告白のラブレターを受け取るときみたいなシチュエーションで、早々に飯を買いに行こうとしていた侑と愛も思わずこちらを振り向く。
なるほど、どうやらどんな店よりも美味い料理がここにあったらしい。もちろん答えは1つ。
「そうか、それじゃあありがたくいただくよ」
「ありがとうございます! それでは準備しますね!」
歩夢は嬉々としてお弁当箱を開ける。中身は女の子らしいヘルシーで色鮮やか――――ではなく、男の俺に食べてもらうことを想定してか肉料理主体のそれなりにボリュームのある弁当だ。本人が料理好きなのも相まって見た目だけでも美味そうで、肉主体でありながらも野菜を織り交ぜ色合いを意識した盛り付けはプロの腕を感じる。俺のために相当な気合を入れてくれたのは間違いなさそうだ。
「歩夢自分だけずるーーい! 愛さんだって零さんが来ること知ってればお弁当を作ってきたのに!」
「歩夢は密かに腹黒かったりするからね。みんなを出し抜くために、こっそり愛する人にお弁当を作るとか平気でやってみせるよ」
「そ、そんなこと思ってないから!! 零さんが来るのをサプライズにしてたのはみんなをビックリさせたかったからで……」
「ま、零さんを呼んでくれただけでも私は満足だけどね! でも歩夢だけ零さんとイチャイチャランチをするのはいただけないかな~」
「別に独り占めしようとも思ってないけど……」
なんか歩夢が腹黒策士の扱いを受けているが、謙虚でお淑やかな女の子ってそういうイメージを持たれがちだよな。裏で何を考えているのか分からないっつうか、笑顔にも何か含みがありそうな感じがしてやや怖い。しかも良くも悪くも一途だからヤンデレ気質もあるというおまけ付き。そういやコイツと最初に出会った時もそんな感じだった気がするぞ……。
またしても歩夢がイジられている中、聞くだけで母性を感じざるを得ない声が耳に入ってきた。
「零……さん? 零さん!!」
「ん……? エマ?」
「はいっ、エマ・ヴェルデです! お久しぶりです!」
俺たちの前に現れたのは同好会メンバーの1人であるエマ・ヴェルデだ。相変わらず希以上の巨乳に目が行き、それに加え穏やかな雰囲気と溢れ出る母性で年上の俺でも甘えたくなる衝動に駆られてしまう。声色は歩夢以上に優しく癒されるので、コイツに膝枕をされて頭を撫でられて寝たいと願う男は多いだろう。
「どうして零さんが私たちの学校に?」
「毎回それ聞かれるな……。歩夢に学校を案内してやるって誘われたんだよ。他のみんなにはサプライズにしてたみたいだけど」
「そうなんですね! ここにいるということは、もしかしてこれからお昼ですか?」
「そうなんですよエマさん! これから
「だったら調理室に行きませんか!? 実は最近料理部の人たちにキッチンを貸してもらって創作料理を練習中なんです。よろしければそこでお昼をどうですか? いや振舞わせてください!!」
「そ、そうか……」
「わ、私の計画が……!!」
「やっぱり最初から織り込み済みだったんだね歩夢……」
エマっておっとり&のほほんとしてるけど、自己主張は自己顕示欲の塊であるかすみに引けを取らないくらいに強い。だから今もこうして俺に手料理を振舞うためにこちらに詰め寄り、手を握ってこの食道から連れ出そうとしている。そのせいで全ての計画が破綻した歩夢が絶望しているが、エマの行動は明らかに善意なので引っ込み思案の彼女では引き下がらざるを得ないようだ。
「ナイスアイデアだよエマっち! 料理勝負とあればアタシも参加させてもらうからね!」
「勝負とかいう名目だったか……?」
「私だって零さんに料理を振舞うためにこれまで料理の練習をしてきたんだから! 負けないよ愛ちゃん!」
「だったら……」
「おっ、ゆうゆうも参加する系?」
「参加するよ――――――歩夢がね!!」
「えぇええええええっ!? 私お弁当作ってきてるんだよ!?」
「お兄さんは男性なんだよ? 女の子のお弁当1つで満たされるわけないじゃん。だったら追加を作るしかないよね♪」
「侑ちゃんが楽しみたいだけだよね……」
またしても高咲のご指名で歩夢が勝負に強制参加させられる。
そりゃ男の俺からしてみれば女の子のお弁当では小さいので料理を追加してくれるのは大歓迎なんだけど、流石に大食漢でもないので3人分+弁当はキツイと思うんだが……。でも女の子たちが俺のために作ってくれるので無下にするわけにもいかないので、ここは男らしくみんなからの愛情を満腹になるまで受け取るしかなさそうだ。
「そうと決まれば調理室へ行きましょう! こっちです!」
「おいそんなに手を強く握らなくてもいいって!!」
「じゃあ愛さんはもう片方の手をお借りしちゃうよ♪」
「お前まで!? ちゃんと着いてくから走るなって!」
「歩夢がもたもたしてるせいで零さんの両手が取られちゃったよ! あとは後ろから抱き着くしかなくなっちゃった!」
「やらないからね!?」
エマと愛に引き摺られる形で食堂を後にする。後ろからまたしても高咲が歩夢を煽っていたが、ただでさえ両手に花のこの状況ですら注目されてるのに、女の子を背負っていたら今度こそ生徒会に突き出されるぞ……。
~※~
「準備もできたし、早速お料理始めちゃおー!」
「おーーっ!」
「お、おーー……?」
場所は調理室。キッチンに立つのはエプロンを装備した3人。やる気に満ち溢れている愛とエマ、自分は弁当を作ってきたのに何故か巻き込まれて未だに困惑する歩夢。そして俺の隣には――――
「どうしてお前まで実食する側なんだよ……」
「えぇ~いいじゃないですか。私だってみんなの手料理食べたいんですもん」
「お前もあっちで俺に愛を伝える側でよかったんだぞ?」
「そもそもの話、ここまでで私がお兄さんに惚れる要素ありました?」
「俺という存在を目の当たりにしただけで惚れてもおかしくない」
「可哀想な人」
「オイ……」
笑顔で罵倒してくるあたり本気でそう思ってはいないようだが、確かにコイツとの絡みって電車内で痴漢したされたの関係でしかないためそう思っても仕方ないか。それに同好会メンバーの俺に対する反応を見れば俺が如何に女の子を侍らせるかも分かるため、初対面の高咲からしてみればむしろ不信感を抱いてもいいくらいだ。だがコイツは俺と普通に接しているどころかからかってきたりもするため、それなりに友好度は高い……と思う。
「ここで優勝すれば零さんからハグをしてもらえるから、俄然やる気上がっちゃうよ!」
「はぁ!? いつの間にそんな話になった!?」
「今さっき決めたんですけど、ダメ……ですか?」
「それで血で血を争うことにならなければいいけど……」
「今回はあくまで零さんにお料理を振舞うことですから、ご安心ください!」
「ならいいんだけどさ……」
知らない間に勝手に俺が優勝得点にされていたのだが、抱いて欲しいのであれば好きなだけ抱いてやるのに。それで本人たちの士気が上がるのであればそれでいいけども。
そんな感じで歩夢、愛、エマの3人は早速料理を開始した。3人共日頃から料理をやっているだけあって手際が良く、包丁やフライパン捌きが軽やかだからか思わず見入ってしまう。エプロン姿の女の子たちが自分のために料理を作ってくれるこの状況、男からしてみれば何とも羨ましい光景か。いつもは妹がその役割を担ってくれているのだが、やはり女の子が変われば新鮮さも増す。この状況を堪能するために女の子を囲っていると言っても過言じゃないな。
「いい匂いしてきましたね~♪ もう待ちきれませんよ!」
「言っておくけどみんな俺のために作っているのであって、お前のためじゃねぇからな? つうか人のモノを奪って食おうなんて食い意地張り過ぎだろ……」
「食べること大好きなんですよね~私♪ たまに歩夢が手料理を持ってきてくれることがあるんですけど、もう最高で!!」
「なるほど。それだけ食っても背が伸びないのは胸に栄養が行ってるからか」
「痴漢であれだけ痛い目に遭っておいてまだセクハラします普通……?」
「これくらい大人の中では日常会話だ」
電車の中で高咲の身体に触れた時、それなりにふくよかな双丘を感じた。俺の周りの女の子って食う奴ほど巨乳の傾向があるため、もしかしたらコイツもと思ったら案の定だったらしい。そしてそれを指摘してやったら有無を言わせずセクハラ扱い。言いたいことも満足に言えないなんて困った世の中になったもんだな。
俺たちが雑談をしている間にも3人の料理がほぼ同時に完成した。全員で1人に飯を食わせるためか1人1人の料理の量は少なめで配慮が効いている。
「まずは愛さんからお披露目しちゃうね! 愛さんからはじゃーん! これぞお袋の味、肉じゃがでーすっ!」
「すごーーいっ! 彩りも綺麗でいい匂いだし、思わず涎が……」
「零さんって洋食好きでしょ? だから和食も美味しいんだぞ~ってことを知ってもらいたくて!」
「確かに妹は俺の好きな料理しか作らねぇから、こういう形で煮込み料理を食うのは久々だな。いただくよ」
「どうぞ召し上がれ!」
高咲の言った通り煮込み料理にしては彩りがいい。煮込み過ぎるとどうしても茶色ベースとなり色合いは薄れてしまうが、愛が作ったものは人参やさやいんげんの鮮やかさを残し色とりどりの見た目となっている。じゃがいもも煮崩れがなく、高咲ほどではないが俺も食欲を唆られてしまっていた。
もちろん味も完璧で、薄味醤油のおかげで醤油の味がしつこくないのが俺的にグッド。甘みがあるじゃがいもと玉ねぎに牛肉の旨味が融合した日本人にとってはシンプルな味付けだが、だからこそ久々に食べても舌に合う。確かにこれは母親や奥さんに作ってもらいたい味かもな。
「美味しいよ愛ちゃん! 是非毎日ウチに作りに来て!」
「いやぁ~そこまで言われると考えちゃうなぁ~アタシ!」
「そんな掛け合いをしてるからレズネタにされるんじゃねぇのか……。まぁとにかく、久しぶりに食ったのに懐かしい感じがして美味いよ。高咲が嫁に来いって言った気持ちも分かるな」
「えっ!? ふ、不束者ですが……」
「なに急にしおらしくなってんだ!? 気持ちが分かるって言っただけだぞ」
「零さんって女の子を勘違いさせる天才ですよね」
「お前らの妄想が豊か過ぎるんだろ……」
天真爛漫なコイツらしくもなく乙女の表情で俺の告白を受け入れた紛いの反応を見せる愛。その表情を見られただけでも儲けものだが、ちゃんと料理も美味しかったからな? 見た目ギャルの割に和食好きだったり料理もできる家庭的なところがポイントが高い。やっぱ美味い飯が作れる女の子ってそれだけで惚れちゃいそうになるな。女性の恋愛の王道手段で『男の胃袋を掴め』とはよく言ったもんだ。
「次は私ですね」
「歩夢頑張れーーっ!」
「何その声援!? ていうか料理作りはもう終わってるんだけど!?」
「無自覚に歩夢を煽るよなお前……」
「私は凝ったものは作れないので、ミニハンバーグと玉子焼きを……」
「いや、十分過ぎるラインナップだろ……」
「キタ歩夢の十八番! これなら零さんに娶ってもらえるよ!」
「め、娶って……。ふ、不束者ですが」
「またそれかよ……」
どいつもこいつも勝手に側室に入ろうとしやがって。そんなにも娶って欲しいならいくらでも囲ってやるが、俺だってそれなりにロマンチストではあるから女の子と1つになるならいい感じの雰囲気を所望する。
歩夢が作ったのは如何にも女の子の手料理っぽいハンバーグと玉子焼き。ハンバーグは手短に作ったからかソースなどの味付けはないものの、程よく焦げが入った牛肉の表面と香ばしい肉汁で見た目を全てカバーしている。玉子焼きも多少の焦げが入って手作り感が満載。ふわっとした玉子が6等分に切り分けられ、切り口も整っており非常に綺麗だ。愛の肉じゃがと同じく家庭感があり、見ているだけでも実家を思い出し自然と落ち着く。
味付けもしっかりされており、ハンバーグは噛んだ瞬間にたっぷりの肉汁が、玉子焼きは噛んだと分からないくらいの柔らかさとほんのりとした甘さを感じられる。どれも俺の好みの味付けなのでどこからか情報を得たのだろうか。それ故に愛情もたっぷりと伝わってきた。
「最後は私ですね! いつか手料理を振舞う時のために考えていた自信作です!」
「わぁ~タルトだ! 甘い匂いがすると思ったらこれを作ってたんだね」
「エンガディナー。スイスの銘菓だな」
「えっ、知ってたんですか!?」
「世界の名物なんて常識の範囲内だ」
嘘です、エマの故郷であるスイスについて色々調べて最近初めて知りました。自分のことを好きでいてくれる女の子のことを知っておくのは当然だろ? もし仮にデートとかする時の世間話にもなるしな。
エンガディナー。ヌガーという白く柔らかな飴に杏やクルミの実などを絡め、たっぷりのクルミをクッキー生地で包み込んだボリューム満点のタルトだ。スイスの伝統的なお菓子で、その歴史は200年にもなる。
エマが1片切り取り皿に盛り付け、俺と高咲に差し出す。
そして食い意地の張った高咲は早速口にする。
「美味し~い♪ 思った以上に甘いんだね」
「バター生地のまろやかさとキャラメルの甘さが際立ってるからな。食後のデザートにはピッタリだよ」
「ありがとうございます! 故郷の兄妹みんなに美味しいと言ってもらえるまで練習した甲斐がありました!」
「どれどれ私もいただいちゃうよ! ――――んっ、これいい! いいよエマっち!」
「だったら私も――――あっ、美味しい♪ 食後のデザートでもいいけど、3時のおやつのティータイムにもいいかも」
愛と歩夢も超絶賛。想像以上に褒められたためかエマはさっきからずっと照れたままだ。確かに甘味の強いお菓子は女子高校生からしてみればドストライクだし、俺を喜ばせるよりもむしろ同好会メンバーの方を喜ばせている。愛と歩夢の料理もみんな実食して高評価だったが、やはり女の子だから甘いお菓子が大好きなのだろう。
「これでみんなの料理の実食が終わりましたけど、優勝は誰ですか?」
「そりゃお前、みんなだろ」
「うわっ、優柔不断! まぁお兄さんならそんな気はしてましたけど……」
「愛のお袋の味も、歩夢の家庭的な味も、エマの故郷の味もみんな良かった。それにここまで愛情を込められたらみんなを選ぶしかねぇだろ?」
「あぁいつものハーレム思考ですか。そんなのでみんなが納得するはず――――」
「歩夢、今度玉子焼きの作り方教えてよ。アタシもおばーちゃんも甘い玉子焼き好みなんだよね~」
「うん、今度一緒に作ろ! エマさんのタルトも教えて欲しいです!」
「もちろん! 私は和食料理が好きだから、愛ちゃんに教えてもらってもっと色んな料理を食べたいな」
「オッケーオッケー! どうせならみんな誘ってクッキングしよっか!」
一応争っていたはずなのだが、お互いがお互いの料理を褒め合って切磋琢磨している。美味い料理は人の荒ぶった精神を安定させるとも言われているが、まさにその通りなのかもしれない。つうか本当に最初から争うつもりがあったのかも不明だが……。
「みんなが優勝ってことは、みんなハグしてもらえるってことですか?」
「ん? まぁそうなるのか……」
「それじゃあ……いいですか?」
「あ、あぁいいけど……」
エマは恥ずかしそうにしながらも、両腕を広げて俺を迎え入れる体勢は万全だ。俺は彼女に歩み寄り、正面から思いっきり抱きしめた。
「ひゃっ……!! んぅ……♪」
なんか変な声したけど聞かなかったことにしていいか……?
一言で言おう、とても母性を感じる。元々同年代の女の子と比べても背が高く、暖かそうな雰囲気で胸もふくよかな彼女。そんな彼女を正面から抱きしめた瞬間に俺まで身体が火照り、こっちが主体で抱きしめているはずなのに向こうに抱きしめられている感じがする。それだけコイツの温かみに包まれていると言うことだろうか。さすが森ガールと呼ばれるスイスの美少女、普通の女の子の濃厚接触では味わえない感覚だ。あと俺の手にも収まりきらないだろう大きな胸の感触がもう……ね。なるほど、これがバブみってやつなのか。
「愛さんも優勝したんだから抱き着いていいよね? えいっ♪」
「ちょっ!? 体重かけ過ぎだって右腕外れる!!」
「零さんの左腕が空いてるよ! 歩夢も早く行かないと!」
「そ、そんな恥ずかしいよぉ……」
「だったら私が行っちゃうよ?」
「そ、それはダメ!! えいっ!!」
「歩夢!? お前も力強いって!! 高咲が変に煽るから!!」
「いい身分ですね、お兄さん♪」
3人の女の子に纏わりつかれ、もはや動けなくなってしまう。そんなことをつゆ知らず、俺に抱き着いて幸福に浸っている3人。特に真正面から抱き着かれているエマは蕩けた表情でトリップしているようだ。愛は自分の胸に俺の腕を挟み込むようにしてくるので気が散るし、歩夢は俺に抱き着くこと自体が恥ずかしいのか顔を赤くしながら目を瞑っている。俺からしてみたらこっちの方がよっぽどご馳走だよ。
あと横でイタズラそうに笑っている高咲ね。いつか覚えてろよ……。
To Be Continued……
料理の見た目や味を文字で表現するの難しすぎて、執筆に無駄に時間が掛かっちゃいました(笑) 投稿が遅れたのはそのせいだったり……
みんなが零君に抱き着く抱き着かれるの部分を主体の話にしようと思っていたのですが、1話完結だと文字数が足りな過ぎる!! ぶっちゃけもっとハーレム感を満載にしたいですね。
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今後の小説執筆の糧となります!