ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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 R-17.9ネタを要望する声が多かったので、それに準ずるネタをご提供。


かすみん・オブ・ザ・リベンジ

「急に雨降ってきやがったな……」

 

 

 ちょっとした用事の帰り、突然のにわか雨に襲われる。昼間は雲1つない青天だったのに夕方になったらこれだよ。楓に傘を持っていけと言われなかったら用事先で立ち往生していただろう。いるんだよな、天気の勘が優れている奴。俺の勘は精々女の子が卑猥な妄想をしているかどうかを察知することくらいしか役に立たないってのに。

 

 そんな風に勝手にやさぐれながら歩いていると、道沿いのアクセサリ店の前に美少女が佇んでいるのを発見する。どうやら傘を忘れて困っているらしいので、ここはカッコよく傘を貸して関係に唾を付けておくか――――って、アイツは……?

 

 

「かすみ?」

「あっ、零さん!」

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「いやぁ~傘を忘れちゃったので零さんが通りかかってくれて助かりましたよ!」

「それはいいとしても、どうして相合傘で帰る必要があるんだよ……。そこらへんのコンビニでビニール傘を買えばいいだろ」

「ビニール傘なんてこの美少女かすみんには似合いません! こうしてカッコいい男性と一緒に1つの傘で歩くのが一番お似合いですから♪」

「俺がたまたま通りかかったから言えたセリフだろそれ。都合のいい奴だな……」

 

 

 案の定と言うべきか、かすみが半ば強引に傘に入ってきやがった。最初は傘を買える適当な場所までにしてやろうと思ってたのだが、さっきのような理由を振りかざして俺から離れようとしない。これが別の誰かだったら家まで送り届けてやるんだけどな。なんかかすみのウザったい声を聞くとイジメたくなっちゃうんだよ。これもサディストゆえの性ってやつか。

 

 

「やいのやいの言いながら、かすみんが濡れないようにしっかり傘の中に入れてくれているじゃないですかぁ? 零さんの肩、濡れてますよぉ? 自分の身を犠牲にして女の子を気遣うその姿勢、かすみん大好きです♪」

「どうして上から目線……? それにあまり俺を煽ると自分の身が危ないと思え。雨に濡れるだけでは済まなくなるぞ」

「雨じゃなくて、かすみんのどこが濡れちゃうんでしょうかねぇ~♪」

「お前それ以上言ったら本気で襲うぞ……」

 

 

 まだ高校一年生のくせに盛った言葉を使いやがって。俺が大人だったからまだ耐えられたけど、思春期時代の俺だったらそれをGOサインと見なして押し倒していたところだ。あの頃は公園でも学校でも人がいるところでも構わず性欲を発散させていたから、高校時代の俺だったらかすみは手も足も出ずにぽっこりお腹ルートだっただろう。今そうなっていないことを感謝して欲しいもんだ。

 

 

「今日は用事で疲れたから早く帰りたいんだよ俺は。お前を傘に入れたのはついでだ」

「相変わらず素直じゃないですね。ツンデレさん♪」

「あのなぁ……」

 

 

 そんな感じでかすみと軽いレスバトルをしている最中だった。俺たちの向かいから車がやって来てそのまますれ違う。そして車の通り道に水溜まりがあったのが運の尽きで――――

 

 

「うわぁ!? お、おいマジかよ……」

「あっ、もしかしてぶっ掛けられちゃいました?」

「言い方!! まあ、かなりな……」

「かすみんは零さんが盾になってくれたおかげで助かりましたけど、その代わり零さんがびしょびしょに……。これはもうウチに来るしかないですよね??」

「ぐっ……」

 

 

 俺の家はここから遠い。今日の気温の低さも相まって濡れたまま歩いていたら確実に体調を崩すだろう。かすみはそれを察してか目を光らせて俺を誘う。

 コイツの言いなりになるのは気に食わないけど、緊急事態だし仕方ないか……。

 

 

「今日ウチ、両親居ないんですよ♪」

「意味深なセリフを言わなくてもよろしい」

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「服を乾燥機にかけましたから、あと2時間くらいで渇くと思います」

「あぁ、悪いな」

「いえいえ! かすみんとしては零さんがウチに来てくれただけでもお礼をしたいくらいなので!」

 

 

 誘われるがままにかすみの家にお邪魔し、今彼女の部屋で服が渇くのを待っている状況だ。代わりの服はかすみの父親のものを借りている。

 コイツの部屋、可愛いものに囲まれていて目がちかちかするな……。ぬいぐるみや絨毯、壁紙はもちろん、鏡やテーブル、ベッドといった家具までキラキラとした装飾が付いているからだろう。可愛いもの好きなのは知っていたが男がこの空間にいるのはいささか場違い感がある。部屋の雰囲気は子供のおもちゃ箱の世界のような、そういった感覚だ。

 

 

「かすみんも少し服濡れちゃったので着替えちゃいますね! よいしょっと」

「おい、ここで脱ぐな……」

「えぇ~本当はかすみんのスレンダーボディを見たいくせにぃ~」

「スレンダーってのは背が高くてモデル体型の女性のことを言うんだ。ちんちくりんで幼児体型のお前が使っていい言葉じゃねぇよ」

「あぁ~言いましたね~!! あとからかすみんのカラダにドキドキしても触らせてあげませんから!!」

 

 

 かすみは頬を膨らませてぷいっと顔を背ける。つうか俺に触って欲しいのかよコイツ……。以前シャワールームでばったり出くわした時は恥じらいを持っていた気がするが、あれは突然だったから驚いていただけでそういやコイツはこんな性格だったな。自分の身体が貧相だって分かってるのにここまで俺を誘惑できるのはすげぇよ。まあ一部界隈には需要のあるボディだから気にすることでもないと思うが……。

 

 

「こうなったら今ここで脱いでかすみんのカラダを分からせてあげますよ! あとからメロメロになってもおさわり禁止ですからね??」

「だから脱ぐなって!? そもそも一般常識としてだな……」

「零さんが常識を語るなんて片腹大激痛ですよ! ほらほら、このスカートを脱げば生パンが――――あれ?」

「ん……? なんだこの声?」

 

 

『かすみちゃーーん! いないのーー?』

 

 

「この声は……侑!?」

「あっ、そういえば今日は侑先輩と打ち合わせをする日でした」

「なに!?」

 

 

 マズい。このままでは半脱ぎのかすみと俺が一緒の部屋にいるところをアイツに目撃されてしまう。もちろん俺は何もしておらず全てはコイツが勝手にしていることなのだが、侑がこの状況を見たらどうなるかはお察しのこと。有無を言わさず俺に矛先を向け説教を始めるだろう。この前アイツの下着を見てしまって思いっきりビンタされてしまったから、その尾を引いて俺をどやしてくるのは確実。そうなったら確実に――――死刑!!

 

 

「おい、とりあえず服を着ろ! このままだと半脱ぎの姿を見られるぞ!」

「侑せんぱーーいっ! 2階の私の部屋にいるので上がってきてくださーーいっ!」

「ちょっ!? どうして呼ぶんだ!?」

「さぁ~てどうしましょう零さん? このままだと侑先輩はこう思うでしょうねぇ~。零さんがかすみんを脱がしたと。最近の侑先輩は零さんに厳しいですからねぇ~♪」

「お前って奴は……!!」

 

 

 かすみは殴りたくなるほどニヤニヤしながら俺を煽る。コイツ、侑がこの部屋に入ってもなお服を着ないつもりだ。相変わらずズル賢いことに関してだけは頭の回る奴で、俺がどうすれば窮地に陥るかも完全に熟知している。いい性格してるよホントに……。

 

 感心している場合ではない。侑が階段を上がってくる音が聞こえる。俺の手でかすみをどうにかする時間はないのでもうどこかに隠れるしかない。目に付いたのはクローゼットだが、コイツは服とか大量に持っていそうだから隠れるスペースはなさそうだ。あと隠れられそうな場所と言ったら――――!!

 

 

 

 

 そして、部屋のドアが開く。

 

 

 

 

「かすみちゃんお邪魔します――――って、あれ? 寝てるの?」

「はい! ちょっと暖まりたいなぁと思いまして!」

 

 

 なんとか隠れることには成功した。かすみのベッドに潜り込み、掛布団を被る形で己の存在を消す。

 だが想定外だったのは、なんてかすみまでベッドに入ってきたことだ。コイツは顔だけを出していて俺は全身が布団で隠れている形なのだが、そうなると当然コイツの半脱ぎの身体が俺の眼前に……!! くそっ、ちんちくりんのくせに半脱ぎのせいかちょっとエロく見えるのがもどかしい!!

 

 

「どうしたの? 寒いの?」

「実は突然雨に降られて濡れちゃいまして……」

「あぁ~急に降ってきたたもんね~」

 

 

 ベッドの外でかすみと侑が普通に世間話をしている。どうやら侑は俺の存在に気付いていないみたいなので、このままやり過ごせばアイツとのエンカウントを回避できる。女の子の怒りの雷にここまでビビるのは恐らく海未に何度も落とされたトラウマがあるからだろう。相手は年下だってのに情けねぇな俺……。

 

 

「そういえばまだ濡れた服を着ていたので、ちょっと脱ぎますね」

「こ、ここで?? まあ早く着替えた方がいいとは思うけど……」

 

 

 えっ!? 何してんのコイツ!?

 いきなり脱ぐ発言をしたと思ったら、目の前で生脱衣が行われ始めた。かすみは器用に服のボタンを外し、スカートのジッパーを降ろす。半脱ぎになっていたのが4分の3脱ぎくらいになり、彼女の肌がほぼほぼ露出した。当然俺の眼前で発生している行為であり、下手に動くと侑に見つかる可能性があるため止めることができず、その光景をまじまじと見つめるしかない。布団の中でのストリップショー、とてつもない背徳を感じるぞ……!!

 

 かすみは服を脱ぐ手を止めない。俺は唾を飲み込みその動作を凝視していると、かすみが布団を少し上げてこちらに顔を覗き込ませてきた。

 そして侑に聞こえないくらいの小声で話しかけてくる。

 

 

「気分はどうですかぁ~零さん♪」

「どうですかじゃねぇよ! お前何考えてんだ!?」

「あれあれ~? そんな態度でいいんですか~? かすみんがここで布団を上げたら侑先輩に何をされちゃうか分かりませんよぉ~?」

「お前なぁ……」

「かすみんを子供扱いした罰ですよ! しばらくそこでかすみんのカラダに悶絶していてくださいね♪」

「お、おい……!!」

 

 

 とびきりの笑顔で恐ろしい罰を実行しやがって……。

 かすみは顔を布団の外に出すと、脱ぎかけの服に手をかけてストリップショーを再開した。上着とシャツ、そしてスカートを順番に脱いでいき、そして、とうとう、下着だけの女の子が目の前に顕現する。白い肌に白い下着、相手が例えロリっ子体型であったとしても目の前でずっとこれを見せられるのは男の性欲的に辛い……!!

 

 

「侑先輩、はいこれ脱いだ服です。そこのハンガーにかけてもらってもいいですか?」

「うん。クローゼットから適当に上着を持ってきたけど、これでいい?」

「ありがとうございます! でももうちょっとこのままでいます。なんか下着のまま布団に包まってると、肌が直接暖められて気持ちいいんですよ~♪」

「そうかもしれないけど、変態さんっぽい格好をするのはどうも……」

「でもこの格好、零さん絶対に喜びますよ!」

「う゛ッ!? この前お兄さんに下着を見られたトラウマが……。もし今度私の、いや他の誰のでも下着を覗くようなことがあったらビンタよりも恐ろしい目に合わせてやるぅ……!!」

 

 

 相当前のことを根に持ってんな……。俺に地獄を見せる気満々じゃねぇかこえぇよ……。

 もはやμ'sの連中のレベルになると下着を俺に見られるなんて日常茶飯事の出来事なので、怒られはするものの許してくれることが多い。だから俺自身も感覚が麻痺していた。そりゃ異性に下着を見られるのは恥ずかしいよな普通。もはや俺の世界が異常すぎて一般的な恥じらいとは何なのかを忘れてしまっていた。

 

 そうやって目の前の女体と侑の恐怖に苛まれていると、突然かすみが身体を動かす。俺に密着するくらいに幅を詰めると、何やら両脚を広げて俺の手を――――――ぎゅっと挟んだ。

 

 

「え゛っ……!?」

 

 

 布団の中で声を上げそうになったが何とか押し黙る。

 俺の手は今かすみの脚、いや太ももに挟まれている。おっぱい、二の腕、ふくらはぎetc……女の子には柔らかい部位がいくつかあるが、その中でも太ももは肉付きも良くトップクラスで柔らかい。しかも太ももをすりすりと動かして俺の手を摩擦してきやがるから余計にタチが悪い。完全にコイツに主導権を握られているものの気持ちいいと思ってしまう情けない自分。そして太ももを動かされて手に感触が伝わってくるたびに声が出そうだ……。

 

 くそっ、揉みしだきたい! コイツが淫猥な声を上げるくらいに力強く!! でもコイツの作戦に乗ったら負けな気がする……!!

 

 かすみは顔に布団を半分だけかけ、つまり口だけを布団の中に入れて俺に話しかける。

 

 

「どうですか? 気持ちいいですか?」

「そりゃそうだろ……。お前どうしてこんなことを……」

「性欲が我慢できなくなってかすみんを襲っちゃったら、その時はもう言い訳できませんね♪ ほら、すぐそばに侑先輩がいますし!」

「なんの拷問だよこれ……」

 

 

 俺が少しでも性欲を解放させれば侑に見つかる可能性が高くなる。かすみはそれを狙って自ら仕掛けてきたのだろう。目の前に食べごろの太ももがあるのに声も手も満足に動かせないのは地獄すぎる。俺の中では侑に制裁されたくないという真面目な心と、下着姿の女の身体を弄り回したいという邪な心がせめぎ合っていた。

 

 

「そういえば侑先輩は零さんのことをどう思っているんですか?」

「な、なに藪から棒に……?」

「侑先輩と零さんって最近出会ったばかりじゃないですか? それでも一緒にいる機会が多いのでどうなのかなぁ~っと」

「ど、どうって、スクールアイドルのお手伝いとして学ぶことはたくさんあるよ。でもエッチなことだけは慎んで欲しいかな。ほら、私もみんなもまだ高校生でしょ? そういうのはまだ早いと思うんだよね」

「侑先輩って意外と純情なんですねぇ~。今の女子高校生は色々進んでるんですよ? そんなピュアな考えを持ってるから先輩は処女なんです」

「しょ、処女……って、それはかすみちゃんもでしょ!?」

「かすみんはまだ高校一年生ですから! 歳の差ですよ先輩♪」

「1つしか変わらないじゃん!!」

 

 

 なんの話をしているんだコイツらは……。

 でも処女か、いい響きだよな……って、まるで俺が処女厨みたいじゃねぇかそれはない。俺は女の子と心と心が通じ合っていれば別に……。まあ自分が初めての男になるのは征服感があって俺は好きだけどな、俺は。そして侑は処女らしい。この確認に意図はないぞ。いや本当に。

 

 そんな濫りがわしいことを考えていると、また布団の中で動きがあった。

 またかすみが太ももを動かしているのだが、さっきまで摩擦運動とは違う。今度は俺の手をどこかに誘導しようとしており、その先はコイツの――――パンツ!? 彼女の太ももに挟まれた俺の手はコイツの股に誘導されている。

 

 もう間もなく俺の手が股に触れて――――って!? 割れてる!! 何がとは言わないけど裂け目が見える!! パンツにその形が浮き彫りになってやがる!! 何がとは言わないけど!!

 マジかよ……。このままだと俺の手が、指がこの裂け目に食い込んでしまう。しかしかすみはそれを狙っているのでこれは合法……だよな?

 でも触れたら最後俺もかすみも声を我慢できないだろう。そうなればもちろん侑に存在を気付かれてしまう可能性があるわけで……。でも男の性として触れたいという大いなる欲求もある。だって中須かすみだぞ? 小悪魔系美少女の股に触れられるなんて富豪がいくら大金を積んでも叶わない願いだ。だけど俺の場合は今まさに向こうから誘ってくれているのだ。据え膳食わぬは男の恥という言葉に従うべきかこれ……??

 

 

 そして――――――

 

 

「ひゃんっ♪」

「えっ!? どうしたの変な声出して!?」

「ちょっとお股に布団が擦れていい感じの刺激が……♪」

「えぇ……」

 

 

 俺の手は現在かすみの太ももから解放されている。だがさっき一瞬味わった感触はまさに……いや、これ以上言うのはやめておこう。この感触は俺の中だけに残し続けておくことにする。

 ちなみに案の定かすみは声上げたが、あまりにも変態的な言い訳をして侑の追求から逃れる。敢えて欲情丸出しの言い訳をすることで侑を呆れさせ、そのままこの話題をお流れにする作戦だろう。布団の中にいるのでアイツの表情は見えないが、顔を引きつらせてドン引きしてんだろうな……。

 

 そしてかすみはまた布団を顔の半分までかけ、口だけを布団の中に入れて俺に話しかける。

 

 

「どうでした? 性欲、滾っちゃいました? 襲いたくなっちゃいました?? あ~あ、かすみんももうすぐ非処女ですかねぇ~♪ 処女っていうのは女の子にとってステータスなんですけど、零さんに奪われたレッテルもそれはそれでステータスですよね?」

「知らねぇよ……。つうかこれ以上はやめろ、絶対に見つかるぞ……!!」

「別にかすみんは見つかってもいいんですけどねぇ~。それに布団の中で零さんを弄ぶのは楽しいですし♪ ま、かすみんを子供と罵った罪をそこで反省をするといいです」

「お前なぁ……」

 

 

 かすみはしてやったり顔だ。悪戯好きのコイツだが普段はその策が上手く行くことは少なく、大抵ツケが跳ね返ってきて自分がオチになることが多い。なので今回は己の作戦が上手くハマって上機嫌なのだろう。

 

 そしてしばらくかすみと侑は他愛もない会話を続け、幾分か時が経った。その間も俺は彼女のパンツを目の前にずっと布団に引き籠っていた。布団の暖かさと興奮の熱でおかしくなっちまいそうだ……。

 

 

「とりあえず、今日はもう帰るよ。かすみちゃんあまり体調良くなさそうだし、打ち合わせならテレビ会議でもできるしね」

「すみません先輩。わざわざ来てくれたのに……」

「うぅん、いいのいいの。かすみちゃんの体調が良くなったらまた来るよ」

「ありがとうございます! それじゃあまた!」

「うん、じゃあね」

 

 

 俺にとって好機が訪れた。侑が部屋を出て、念のため少し時間を置いてから俺は布団を捲ってベッドから脱出する。

 もちろんだが、かすみは今も下着姿だ。上下真っ白の下着はコイツの肌の白さを相まって似合っており、そんな奴にさっきまで誘惑されていたと思うと興奮が湧き上がる。確かに身体は幼児体型のちんちくりんだが、見た目だけは美少女も美少女、上の上だ。やはり外見が良ければどんな体型であってもそれだけで性欲を掻き立てられる。ロリっ子が大人びた妖艶さを醸し出しているのは何とも背徳的だな。

 

 

「もうっ、そんなにジロジロ見ないでください恥ずかしいです♪」

「なにを急にしおらしくなってんだ。さっきまで散々俺を弄んでたくせに、俺が自由になったらどうなるか想像くらいできただろ。このやろっ!」

「きゃっ!? もうっ、乱暴ですねぇ……♪」

 

 

 俺はかすみをベッドに押し倒す。男女の力の差を見せつけるかのように強引に。

 だってさ、そりゃ性欲も滾るだろ?? ベッドの中で下着姿の女の子と一緒にいて、しかもあんなところまで触らせてくるんだから誘っているとしか思えない。だからこれは合法なんだ。よく考えれば相思相愛なんだから俺がコイツを襲っても誰に何も言われる筋合いはない。全ては男の欲求を最大限まで刺激して理性を崩壊させてきたコイツが悪いんだから。

 

 するとかすみは何故かベッドの上で四つん這いとなり俺におしりを向ける。てっきり抵抗してくると思ったから力尽くで抑え込んでやろうとしていたので、突拍子もない行動に一瞬怯んでしまう。

 それにしてもおしりもいい色、いい形だ。小ぶりなのがこれまた俺の手に馴染みそうで、今にもパンツを剥ぎ取りたくなる衝動に駆られる。

 

 

「そんなに触りたいなら好きにしていいですよ。今日はかすみんの負けです。侑先輩に見つからなかったご褒美、あげちゃいます♪」

「俺から押し倒しておいてアレだが、いいのか?」

「もちろん。むしろ零さんがお相手なら本望ですから。さぁ早く、かすみんの大きな桃と小さな桃を召し上がってください♪」

「桃って、それって何も生えてないって――――」

「おっと、それ以上は実際に確かめてみてください。そもそもかすみんのカラダは最初から零さんのものですよ♪」

「そ、そうか……」

 

 

 本人から許可が出た。そうだよ、かすみも虹ヶ咲の他の奴らもみんな俺のモノなんだ。そのカラダを好きにしていいのも俺だけだ。そう思うとただならぬ支配欲が煮えたぎる。もう俺を止めるものは何もない。そもそも止める権利すらない。この時の俺は既に性欲に従順になっていた。

 

 俺はかすみのパンツに指をかける。少し降ろすと大きな桃の切れ目がひょっこり現れ俺の目と欲情を刺激する。このまま降ろせば大きな桃はもちろん、小さな桃も全てが露わに――――!!

 

 

 

 

 その時だった。部屋のドアが開いたのは――――

 

 

 

 

「ゆ、侑!?」

「先輩!?」

 

 

 現れたのは侑だった。俺もかすみも思わず目を丸くする。普通にあのまま帰っていたと思っていたし、戻ってくるもしかしての可能性を考慮して敢えて布団から飛び出るタイミングも遅らせていたのにどうしてこうなった!?

 

 

「家から出ようとした時にふと違和感に気付いたんですよ。かすみちゃんがエッチな話題を出すのはお兄さん絡みの時だけ。かすみちゃんは小柄なのに布団がやけに盛り上がっていた。そしてなにより――――玄関の靴、隠し忘れてますよ」

「す、すげぇ推理力だ。将来は探偵になることを勧めるぞ……って、落ち着け……な??」

「お兄さん!! またあなたって人は――――!!」

「い、いやこれは誤解じゃないけど誤解なんだって!!」

 

 

 そんなわけであと一歩のところで侑に見つかりいつも通りお説教された。とは言っても事の発端はかすみが仕掛けたことなので、説明したらそれなりに分かってくれて助かった。侑の好感度も今回はあまり落ちずに済んだ……でいいのか? でも俺だけ怒られてかすみだけお咎めなしは中々に理不尽な気もするが……。

 

 

 でも最後、あと1秒でもあれば……うん、惜しかったなぁ……。

 

 

 そして俺が侑にどやされている間、かすみは――――

 

 

「今日はお預けかぁ……。でもいつかきっと、今回以上に獣にして襲わせてみせますから♪」

 

 

 なにやら恐ろしいことを考えていた……。

 

 




 何気にかすかすのイタズラが大成功した稀な例になるかもしれません(笑)
 そういえば彼女、先日誕生日だったらしいですね。別に狙ってかすみメイン回を投稿したわけではありませんが、とりあえずおめでとうということで。しかしこんなエッチな話で祝われても嬉しくなさそう……



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