ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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至れり尽くせりの看病祭り

「ん……? ここは……?」

 

 

 目が覚めた。どうやら寝ていたらしい。

 目の前に見えるのは天井……ではない? 上を向いているはずなのに視界が何かに阻まれている。前留めボタンの白いシャツが豊かな膨らみによって押し上げれており、これじゃあまるで女の子のおっぱい――――ん?。い、いや、これは本当の――――!?

 

 

「あっ、起きた~?」

「彼方!? えっ、どんな状況だこれ!?」

「彼方ちゃんが膝枕して寝かしつけてあげてたんだよ~」

 

 

 確かに俺の眼前に見える彼方の顔と胸からして、膝枕をされているのは紛れもない事実だ。やたら寝心地の良い枕だと思ったら彼方の膝だったのか、そりゃ安眠できるよな……。

 だけど、どうしてこんな状況になっているのか分からない。見たところ周りにベッドがいくつかあり、壁に立てかけられている棚には医療用品がたくさん並べられているから、恐らくここは保健室なのだろう。女の子に膝枕をされながら保健室のベッドで休息って、それ最強するシチュエーションじゃね?

 

 

「零さん疲れてたの? 今日ずっとぐったりしていて、気が付いたら座ったまま寝ちゃってたからみんなでここに運んできたんだ~」

「あぁ、なるほど。まぁ疲れてないと言えば嘘になる。最近卒業論文とか教師になるための特訓とかで忙しくてな」

「卒業論文は分かるけど、特訓ってなぁに?」

「地獄だよ、この世のな……」

「零さんが怯えるなんて珍しいこともあったものだねぇ~」

 

 

 先日の話だ。俺が音ノ木坂学院にいた3年間ずっと担任だった笹原先生に、教師としての特訓を受けさせられている。先生曰く『お前のような問題児が不祥事を起こさないように、私が教師の心構えを骨の髄まで叩き込んでやろう』だそうだ。先生は当時から問題児だった俺に特にスパルタであり、それは今も変わっていないのだと実感した。鬼教師と呼ばれる所以を久々に痛感し、しかもその特訓は1回ではなく定期的に行われる恐怖。何をされているのかは察して欲しいが、こうして五体満足でいるだけマシなのかもしれない。もちろん俺を心配してのツンデレ行動だってことは理解してるから、別に特訓がイヤってわけじゃないけどね。教師を目指すって大変なんだな……。

 

 

「つまり零さんはお疲れモードってことか~。だったら彼方ちゃんが癒してあげるよ~」

「えっ? うっぷ!?」

 

 

 何をされるのかと身構えていたのも束の間、彼方は前屈みとなり自身の乳袋を俺の顔面に押し付けた。おっぱいに溺れるとはまさにこのことで、もはや窒息しそうなくらいだ。胸の感触はそれはもう極楽浄土の世界で、俗に言われる『ぱふぱふ』をここまで真っ向から味わったのは久しぶりだ。そのせいかおっぱいに埋もれて息苦しくなりながらも、俺の心臓は大きく高鳴っていた。

 

 

「ど~お? 男性は大きなおっぱいで癒されるって聞いたことがあるから、これで疲れが取れるといいんだけどね~」

「うっ、ぐっ……!!」

「おっ、そんなに嬉しそうに暴れてるってことは早速効果あったのかな~。流石はおっぱい星人だね~」

「うっぷ……!!」

 

 

 ちげぇよ!! おっぱいを押し付けられ過ぎて息できねぇんだよ!! と叫びたいのだが乳袋に顔面を封じられて口を開くこともできない。正直めちゃくちゃ気持ちいいのだが、幸福に包まれて死ぬってのはこういうことを言うのだろう。

 

 こうして胸の感触を実感して見ると、彼方の胸ってかなり大きいな。今まで幾多の女の子の胸を触ってきた経験があるから分かるけど、こうして自分の肌で触れてみると目で見ている時よりも胸の膨らみが大きく感じる。特に彼方の胸は同学年の果林とエマのと比較すると小さく見えるのだが、それはあの2人が規格外なだけで彼女も十分に大きい。それが顔面に押し付けられてようやく分かった。この大きさ、柔らかさ、弾力、温もり、その全てでパーフェクトだ。いつも寝てばかりの彼方に逆に膝枕で寝かしつけられているってシチュエーションも相まって、それなりに母性を感じられるのも影響しているのかもしれない。

 

 そんな風に彼方のおっぱいを味わっていると、保健室の扉が開く音が聞こえた。

 ヤバい、こんなところを誰かに見られたら確実に変態扱いされてしまう。成人男性が女子高校生に膝枕をしてもらって、しかも顔に乳袋を乗せてもらっている傍から見たら情けない格好。いくらこの学校の生徒が俺のことを好きな女子で溢れ返ってるとしても、こんな痴態を見られたくはないが……。

 

 

「失礼しま~す……って、えぇぇぇええええっ!? 零さんと彼方さん何をしているんですか!?」

「あれ~しずくちゃん?」

「し、しずくか!? これはその……」

「巷で噂のおっぱい治療法だよ~♪」

「そ、そんな淫らな方法が……」

「いや嘘だからな……。息苦しいだけだ」

「彼方さんの胸でアイマスクされてる状態でそう言われても……」

 

 

 保健室に入って来たのはしずくだった。そして案の定この状況を見られて若干引かれている。確かに女子高校生に膝枕をされて乳袋でアイマスクをされている滑稽な図、俺が何を言っても説得力はないだろう。でも気持ちいいからこの状態から脱却しようとは思わない。男ってのは快楽に浸るために多少の羞恥心は覚悟の上で行動する生き物だ。快楽を気持ちよく解き放った時の快感と言ったらもう至福の一言だから。

 

 

「とにかく、お元気そうでなによりです。とても疲れているようでしたので心配しました」

「気遣いありがとな。最近忙しくてちょっと体力を奪われていただけだ」

「そう、ですか……」

 

 

 しずくの言葉が潰えたので、彼方の胸から目を外に出して彼女に向ける。するとしずくはスポーツドリンクを持ったままずっとこちらを見つめていた。しばらくそわそわしていたのだが、意を決したような表情をして俺の寝ているベッドに近づいて来る。

 

 

「私も零さんを心配して、このスポーツドリンクを買ってきたんですよ」

「あぁ、ありがとな」

「でもその体勢じゃ飲めないですよね」

「あ、あぁ……」

「だから……私が飲ませてあげます」

「えっ?」

 

 

 確かに彼方に膝枕をされおっぱいを顔面に押し付けられているこの状況では飲み物を飲むことはできない。もしかしてコイツ、俺の口に無理矢理ペットボトルを押し付ける気か? 彼方におっぱいアイマスクをされているが口だけは外に出ているため、その方法なら飲めるかもしれないが……。寝ている状態で水分補給すると身体の中に上手く流れていかず、食道あたりでつっかえているような心地悪い感じがして気分的に嫌なんだけどな。

 

 だが、目の前で起こったのは予想の斜め上だった。チラッとしずくを見てみると、なんと彼女はスポーツドリンクを俺の口ではなく自分の口に含み始めたのだ。そこでようやくコイツが決意を固めた顔をしていた理由が分かった。

 

 まさか本当にやるのかと思ったのも刹那、しずくは俺の唇に自分の唇を押し当て、スポーツドリンクを俺の口内に流し込んだ。

 

 

「んぐっ!?」

「んっ……!」

「おぉ~しずくちゃん大胆だねぇ~」

 

 

 彼方はいつも通りマイペースにツッコミを入れているが、俺にとっては衝撃的なことが起こっている。口移しもそうだし、あっさりと唇を奪ってきたことが何よりも驚きだ。しずくは目を瞑って俺にキスをし、唇を巧みに動かして少しずつ俺にスポーツドリンクを送り込む。この口使いは流石舞台役者と言ったところか、発声練習などで普段から口を開く動作を鍛えているからこそ成せる技だろう。口移し自体は彼女の清楚な性格の通り優しいのだが、いきなりキスをする覚悟は明らかに肉食系だった。

 

 

「んっ……はぁ……」

「男の子と女の子のキスって、彼方ちゃん生で初めて見たよ~。なんだか思ったよりもエッチだねぇ~」

「んぐっ……!!」

「零さんとっても嬉しそう。彼方ちゃんも負けていられないから、たくさんおっぱい押し付けちゃうよ~。うりうり~♪」

「ッ!? ぐっ、う゛っ……!!」

 

 

 顔面に彼方の胸が、後頭部には同じく彼方の膝が、口はしずくの唇にそれぞれ浸食されている構図。これは天国なのか、それとも生き地獄なのか。女の子のあらゆる身体の部位に自分の顔が包まれているという、これこそ極楽浄土のパラダイスだ。ぶっちゃけて言えば少し苦しくて呻き声を上げてしまったが、快楽を味わえると思えば多少の苦しさなど我慢できる。まあこれが看病なのかと言われたらそれは否だが、実際のところこうして奉仕されているだけで元気が回復したから効果はあるのだろう。

 

 そうやって女の子たちから献身的な奉仕を受けている最中、またしても保健室の扉が開く音が聞こえた。

 もはや何も言い逃れできないこの状況。普通の女の子が見たら校内で堂々と行われている不純異性交遊として通報されるだろう。外部からやって来た男がこの学校の女生徒を侍らせているんだからそりゃそうだ。だが、この学校の生徒は普通ではない。

 

 

「零さ~ん! 可愛いかすみんが疲れを癒しに来ましたよ――――って、え゛ぇ゛え゛ええ!? 彼方先輩としず子、一体何やってるんですか!?」

「あ、かすみちゃんだ~。今日も元気だねぇ~」

「はいっ、かすみんは元気が取り柄ですから……じゃなくて、この状況は!? くっ、零さんとベッドの上とかなんて羨ましい……」

 

 

 ほら、この通りだ。しずくの時もそうだったが、かすみはこの異様な光景を見ても通報は愚かドン引きすることも、咎めるようなこともしない。むしろ自分がこの場からハブられていることを悔しがっている。それくらい思考回路がバグっていると言ったら口は悪いが、つまり俺を心酔するほど好きな子ばかり集まっているのがこの学校なのだ。でなきゃ彼方もしずくもここまでのアプローチをしてこないだろうしな。

 

 未だ彼方の乳袋から顔面が解放されていない俺だが、流石に目を合わせず会話をするのは人間としての礼儀がなっていない。だから仕方なく目だけを外に出してかすみに視線を向ける。

 すると彼女はこちらにトコトコと近づき、俺の寝ているベッドの側に腰を下ろす。そしてベッドの端に手をかけ、寝ている俺と向き合った。ここまでの動作が逐一ちょこまかとしており、マスコットみたいで可愛いなコイツ。そういうところがあざといんだぞ。

 

 

「随分と気持ちよさそうですね」

 

 

 ジト目で文句を言われる。言い返したいがしずくとのキス状態がここまでずっと続いている(しかも口内のジュースはとっくの昔になくなっている)ので、彼女の頬を人差し指で軽く突いて離れるように促した。ぷはっ、と唇と唇が離れる音を立てながら、ようやく俺の口が解放される。

 

 

「あぁ、気持ちいいよ。死後の世界がこんな感じだったらいいのになぁ……」

「なんか悟ってる!? どれだけこの2人に身を委ねていたんですか!?

「お前、男ってのを全く分かってねぇな。女の子に奉仕されることが生きてる全てなんだよ」

「ひぃいいいっ!? 零さんが変な悟りを開いちゃってますよ!? これでいいんですか彼方先輩!?」

「零さんが悦んでくれるのなら何でもいいよ~。この大きく育ったおっぱいで零さんを癒してあげられるのなら、彼方ちゃんは何度でもご奉仕しちゃうから~♪」

「し、しず子……」

「はぁ、はぁ……零さんとのキスにハマっちゃいそう……。零さん、もう一度いいですか……?」

「圧倒的無視!!」

 

 

 いとも容易く行われる、通称『かす虐』。いくら頭のネジが外れているかすみと言えども、目の前で繰り広げられる極楽プレイを一目で受け入れることはできなかったようだ。とは言ってもこの状況をぶっ壊そうと思っているわけではなく、単純に自分が仲間外れにされてるから何とか仲間に入ろうとしているのだろう。そういうところ健気だよなコイツ。

 

 

「うぅ~。これじゃあかすみんの場所がないじゃないですか」

「お前の場所ねーからってやつだよねぇ~」

「うるさいです! うぅ、かすみんも零さんの看病したいのに~!」

「ありますよ。かすみさんにピッタリの場所が」

「えっ、ホントに!? って、しず子、なんだかいつもより艶々してない? さっぱりしているというか、普段よりもクールというか……」

「零さんとの口移しで穢れが全て浄化されました」

「しず子も何か悟ってる……」

 

 

 しずくほど『清純』で『清楚』って言葉が似合う女の子はいないと思うのだが、俺が今まで見てきた清楚キャラってとことん変態思考が染みついてるから察してしまうところはある。まあ主に某淫乱バードちゃんのせいなのだが、しずくに至ってそんなことはないだろう……と信じたい。だが今の超絶冷静でいつもより声のトーンの低いしずくを見ている限りでは、賢者モードに入るくらいには欲求の発散に成功したらしい。つまりコイツにも性的な欲求はあるってことだ。ヤンデレ気質も持ち合わせているっぽいから欲深さはそれなりにあるのかもしれないな。

 

 

「それでしず子、かすみんの場所があるってどこのこと?」

「零さんは私の口移しと彼方さんの乳攻めで心底性欲が滾っているはずです。つまり、それを発散してあげるのがかすみさんの役目ですよ」

「おいちょっと待て。それって……」

 

 

 かすみ、しずく、彼方の3人の目線が一点に向く。俺の下半身。

 そりゃこれだけ欲望塗れの多幸感を味わったらこうもなっちまうって。ここが学校でなければ何も迷うことなくみんなに襲い掛かっていたところだ。女の子におっぱいを押し付けられながら別の子から口移しをされるって、それで性欲を感じない方が男じゃねぇだろ。

 

 そんな俺の高揚する部分を目の当たりにしてか、かすみはニヤ付きながら俺に向き直る。

 

 

「もう~そんなに溜まっているのなら早く言ってくださいよ~♪ 主役が登場するまでメインディッシュを取っておいてくれるなんて!」

「何をする気だ……」

「そんなの決まってるじゃないですか。主人の性欲を解消するのはお嫁さんの役目、ですからね♪」

「結婚した覚えはないが?」

「相変わらず悟ってますけど、実は期待していることバレバレですよ? 男性は性欲に逆らない獣さんですから、ほら、この通り」

 

 

 かすみは俺の下半身を指差す。

 メスガキに煽られて仕返しをしたい気分は山々だが、言ってることは図星なのでぐぅの音も出ない。正直な話このままコイツに身を委ねた方が楽になるし、今まで以上の快楽を得られるのは間違いない。だがコイツが優位の状況ってのが気に食わなく、おとなしく身を捧げてもいいのかと考えてしまう。彼方としずくに取りつかれていなければ真っ先に押し倒してやるのだが……。

 

 俺があれこれと悩んでいる隙にかすみはベッドに上がり込み、四つん這いで這いながら俺の下半身へと到着する。もはや俺の性欲処理をすることに対し問答無用なのは間違いないようで、このままだと確実に保健室で女の子に脱がされる情けない姿を晒してしまうだろう。膝枕をされながら性欲処理されるシチュエーション。天国のようにも見えるし介護されているようにも見えるよな……。

 

 だが、かすみはまだアクションを起こさない。何をしているのかと見てみると、彼女と目が合った。またしてもニヤ付きながら右手を筒状にして上下に摩ったり、自分の唇に人差し指を当ててなぞったり、左手の親指と人差し指で輪っかを作ってそこに右手の人差し指を通し前後させたりと、意味深な動作をしてみせる。

 そして、何やら声を発さず口だけを動かしている。口の動き的に『ど・れ・が・い・い・で・す・か』。つまり俺に性処理の方法を決めさせようとしていた。手でするか口でするか、はたまた下と下同士で結合するか。究極の選択だ。まあぶっちゃけ全部ってのが本当の願いだけど……。

 

 

「しずく、どう責任を取るつもりだ? お前が煽ったせいでこうなったんだぞ」

「私はただ零さんの疲れを癒してあげたいと思っただけです。愛する殿方に誠心誠意尽くすのが私たちの役目ですから」

「そうだよ~。彼方ちゃんたちは好きでやってることだから、零さんも自分の好きにしてくれて構わないからね~」

 

 

 女の子たちからの甘い誘惑。虹ヶ咲の子たちは俺の言うことは何でも聞いてくれるし、全てを肯定してくれる。まさに俺にとっての『楽園』であり、コイツらに身を委ねればこの先一切のストレスを感じることもなく幸せに暮らしていけるだろう。

 

 別にここで抵抗しているのも自分の欲望を抑え込んでいるわけじゃない。溜めて溜めて溜めて溜め込んで、最後にその溜めを解放したとびきりのご奉仕を与えられた方がより快楽を得られるからだ。かすみは俺をその気にさせようと色々誘惑してくるが、痺れを切らしそうなのは俺だけでなくコイツも同じだ。そうなればかすみもやる気になり、溜めに溜め込んだ欲求を存分に吐き出してくれるだろう。俺はそれを狙っていた。

 

 ちなみにこの期に及んでコイツらに手を出すことを拒んでいるとか、そういったことは一切ない。既にホテルで果林に手を出しているんだから今更だろう。μ'sやAqoursと一緒にいた頃と比べてコイツらは積極性が半端ではないから、こっちも一線を超えるハードルが低くなっている気がする。だがそれでいい。可愛い子には誰だって手を出したくなるだろう?

 

 

「零さんがやる気を出さないならこっちから攻撃しちゃうよ~。ほ~ら、おっぱいでちゅよ~。うりうり~♪」

「うっ!? ま、またお前胸を……!!」

「私も我慢できません! 零さん、またお口を失礼しますね」

「むぐっ!?」

 

 

 先に痺れを切らしたのはこの2人だった。だが結果オーライとはこのことで、俺の顔面には再び彼方の乳袋が、唇にはしずくの唇が添えられる。もはや看病や治療といった当初の目的など誰も覚えておらず、ただただ自分たちの欲望を満たすためだけに本能で動いていた。

 

 そうして視界も塞がれ声も出せない状況に陥る中、自分のズボンのベルトが外される音が聞こえてきた。恐らくかすみが例の行為を本格的に実行しようとしているのだろう。乳袋で目を封じられているせいで具体的に何が起こっているのかは分からない。だがあと数秒で下半身に刺激が走るのは明白だ。

 

 

「かすみん、いや、私はこの時をずっと待っていたんです。零さんにお礼ができる日を。助けてもらったあの日から何かお返しできる日をずっと。今はこんなことしかできませんけど、たっぷり私たちで気持ちよくなってください♪ それでは、いただきますね」 

 

 

 なんとも嗜虐心を煽るセリフ。1人称もいつもの『かすみん』と言ったおちゃらけた呼び方ではない。しっかりと俺に愛を伝えるために珍しく改まっていた。

 そこからはもう言葉では言い表せないほど至福の天国だった。上も下も女の子たちに存分に奉仕され、日々感じていた疲れなど一瞬で吹き飛んでしまうくらいだ。むしろ興奮による疲れが溜まってしまうかと思うくらいには性欲を解き放った気がする。彼方に胸で、しずくに唇を、そして下半身にはかすみが取りつき――――久しぶりの至れり尽くせりで、もう俺はされるがままとなっていた。

 

 楽園計画か……。最初はぶっ飛んだ話かと思ったけど、これを経験してしまうと加担してやりたくなるな。アイツの手のひらで動かされているのは癪だけど、それ以上に俺へのリターンが大きすぎる。

 

 俺のことを好きになる素質のある女の子たちが集まった学校、虹ヶ咲学園。

 上等だ。だったらこれからもたっぷりとこの生活を楽しませてもらうとするか。

 

 




 最初はもっとアルコール入りチョコ回みたいな感じでネタ寄りにしようと思ったのですが、自分のハーレム欲求が見事にマッチして普通のハーレムプレイになっちゃいました。まあそれが最高なんですけども(笑)


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