虹ヶ咲はマンモス校で先進的な学校のためか、保有する施設の規模もビッグサイズだ。図書館は国立並、食堂は有名店が多く並び立ち、運動場は陸上競技場かってくらい整地され、ここは本当に学校かと疑ってしまうくらいには豪華。これまで廃校寸前でオンボロ校舎の音ノ木坂や、少子化の影響をモロに受けたゴーストタウンならぬゴースト学校の浦の星と、未曽有の危機に立たされた学校生活ばかり経験したからここの充実っぷりには驚くばかりである。流石は国際化を謳っていることもあり金のつぎ込み方も半端ではない。まあこの学校を作ったのは秋葉だから金は湯水のようにあるだろうけど……。
数々の最新設備が揃うこの学校の中でも特に際立つのがプールだ。高級ホテルの屋上にあるような広大なプールであり、街の絶景を見渡せる巨大な窓も完備。もはやレジャー施設と言っても過言ではなく、それでいて生徒や学校関係者の連れであれば外部の者でも無料で利用できるのが凄いところだ。やっぱ金を持ってるところは懐も太っ腹らしい。
そして俺は今そのプールにいる。
いるのはいいんだが――――
「な~んで俺がプール掃除の手伝いをしなきゃなんねぇんだよ……」
何故かプール掃除の手伝いを強要されていた。
どうやら学校全体で大掃除があり、部活単位で掃除場所が決まっているらしい。そこで虹ヶ咲はプールの掃除になったのだが、俺が参加させられる意味がよく分からない。どうしてこんなことしてんだ俺……。
「文句を言わないでください。お兄さんだって同好会の一員なんですから、手伝うのは当然です」
「侑……。いや俺部外者だし、なんならお前も俺のことをただのお手伝いとしか思ってなかっただろ。都合のいい時だけ仲間扱いすんなよな」
「いやいや、お兄さんは私たちの大切な人ですから♪」
「作った笑顔で告白紛いなことを言うな。そんなあからさまな下心は久しぶりに見たぞ……」
侑に手伝って欲しいと言われどこへ連れ込まれるのかと思ったらここだよ。前もそうだけど、コイツ俺を誘う時に嘘をつくのが定番になってきてねぇか? いつも騙される俺も俺だけど、俺を良いように使うことに対して完全に味を占めてるよなコイツ。こうやって人をこき使う能力は社会に出てから役に立つだろうが、やられた側からすればはた迷惑な話だ。
「このプール広いので私たちだけでは大変なんですよ。なので男手があって助かりました! やっぱりお兄さんがいてこそですよね♪」
「笑顔で人を労働力扱いすんなって。ったく、こうなったら――――」
「?」
こき使われていることに腹が立ったので、俺は持っていたホースの口を指で潰し、侑に向けた上で蛇口を大きく捻った。
「ぶっ!? あ、ぶぅっぅ!!?」
ホースから勢いよく噴射された水が侑の顔にクリーンヒットする。水の勢いで息ができないのか情けなく苦しそうな声を上げる侑。ざまぁみろ。
侑は自分の顔面と髪にぶっ掛けられた水を振り払うため、犬みたいに顔を左右に大きく振る。その際にツインテールがスクリューのように回転し、髪についていた水滴が周りに飛び散った。
「い、いきなり何をするんですか!?」
「プール掃除ではホースを持っている者が支配者だ。つまり俺に逆らうなってことだよ」
「はぁ~……真面目にやってくださいよ……」
「侑ちゃん、はいタオル」
「ありがとう歩夢。もうお兄さんが暴走するから……」
「当然の制裁だ」
こちらを騙してまでプール掃除に引き摺り込んだ奴が言うセリフかよ……。こうして帰らずに掃除に付き合ってやっているだけマシだと思って欲しい。本来な即帰宅するのだが、俺がわざわざ手伝ってやっているのには理由がある。いや、理由があったと過去形にした方がいいか。
「あのさ、女の子がプール掃除するってなったら白の体操着が定番だろ。どうしてジャージ着てんだよ。俺の期待返せ」
「えっ、どうしてですか?」
「水で濡れ濡れになって下着を透けさせるのがプール掃除女子の仕事だろうが。だから脱げ」
「はぁ!? それを聞いたらこそ脱ぎたくないですよ!? 相変わらず変態なんですから……ねぇ歩夢?」
「うぅ……」
「歩夢?」
歩夢は自分の胸元に手を当ててそわそわしている。俺に下着を見られる想像をして羞恥心を感じたのか。それとも見られることを想定してもっと可愛い下着をつけてくるべきだったと後悔しているのか。どちらにせよ頬を赤くしていることから何かしら意識しているのは間違いないだろう。
そしてさっきの体操服の件だが、残念ながらみんな虹ヶ咲指定のジャージを着ているせいで透けブラ現象は拝めそうにない。ぶっちゃけそういったエロハプニングがあってこそのプール掃除なので、それが期待できないとなるとここにいる意味は薄い。だから俺のテンションは最初から低かったわけだ。でないと誰が好き好んで自分の学校でもないプールの掃除なんてやるかよ。まぁ高校時代は授業も掃除もサボってた記憶しかないけど、それは若気の至りってやつだからノーカンだ。
そうやっている間にも他のみんなは掃除を開始している。これだけ人数がいたら俺は必要なさそうだけど、人数を揃えないといけないくらいプールが広いので困りものだ。
「あなたたち、そんなところでサボってないで掃除しなさい。もうみんな始めてるわよ」
「果林さん……。ゴメンなさい、お兄さんがサボってたので注意してました」
「おい」
「零さん、あまり侑をイジメちゃダメよ。仲が良いのはそれこそいいことだけどね」
「いやむしろ常日頃イジメられてるのは俺だから。まぁいいや、やるからにはとっとと終わらせるぞ。全員配置に付け」
「配置?」
「全員ブラシを持ってプールの中に入れって言ってんだ」
不貞腐れていても仕方がないので、ここは大人の対応で掃除を手伝ってやることにした。
とりあえず全員をプール内に立たせると、広範囲に水を放射できるようにホースの口に巨大なシャワーヘッドを付ける。見た目が巨大なスプリンクラーに見えるが、こうでもしないとこの広大なプールの全範囲に水をまき散らすことはできないからな。
そんな中、1年組の会話が聞こえてくる。
「むぅ~しお子だけ不参加なんてずる~い。プール掃除担当はかすみんたち同好会の仕事なのに……」
「仕方ないよ。栞子さんは生徒会長として学校の見回りがあるから」
「管理者は腕を組んで指示を出しているだけでいいから楽でいいよね。かすみんもそっち側が良かったなぁ……」
「いや、かすみさんには無理だと思うよ」
「そもそも、かすみちゃんがクジ引きで掃除場所人気最下位のここを引き当てなければ良かっただけの話」
「悪運しかないかすみさんにクジを任せるべきではありませんでした……」
「一生の不覚……」
「う゛っ!? しず子もりな子も当たりが強い!?」
俺がこんなことに巻き込まれた根本原因はかすみのせいだったのか。そしていつも貧乏くじを引かされる才能を得ているかすみに掃除場所抽選を任せた同好会の責任でもある。この無賃労働に対して労基に訴えるときが来たら迷わずこの同好会の名を挙げてやるからな。
そうやってストレスMAXの社会人のような心を持ちながら、蛇口を捻って水をホースより噴射させた。先端がスプリンクラー状になっているので水がプール全体に雨のように散布される。その雨はプールの奥の方にいるせつ菜、愛、エマ、彼方にも届いているようだった。
「ひゃうっ!? 意外と冷たいですね……」
「あははっ! せっつーさっきのいい声だね~!」
「でも今日は秋にしては結構暑いから、水浴びしながら掃除できるのは助かったかも」
「エマちゃんやみんながやる気だったら彼方ちゃんも本気、出しちゃおうかなぁ~」
今日の蒸し暑さを考えると水浴びしながら掃除できるプールは場所として割とアリかもしれない。聞くところによれば運動場や屋上など外気に晒される掃除場所も候補としてあったらしいから、そういった点では室内プールを抽選で引き当てられて良かったかもな。
それにしてもホースから噴射されている水、さっき侑にぶっ掛けた時とは違って僅かに粘り気がある気がする。小雨となって降り注いでいる水滴を見る限りでは分かりづらいが、ホースから吹き出る水を見ると明らかに純度100%の水じゃない。かといってローションのような粘り気があるかと思えばそうではなく、目を凝らさなければ普通の水と勘違いしてしまうくらい緻密な造りだ。だからアイツらはこのことに全く気付いていない訳だが、なんかイヤな予感がするのは俺だけ……?
そんな疑念を抱きながらも、虹ヶ咲の面々はブラシでプールの底を掃除し始める。俺はホースを持って上から水を撒いているだけの楽な作業で、アイツらの掃除シーンをぼぉ~っと見つめていた。
だが、事態はすぐに動き出す。
「あれ? 歩夢、いつの間にジャージを脱いだの?」
「えっ、脱いでないけど――――って、あれ? いつの間にかジャージが……あっ!?」
「どうしたの歩夢?」
「み、見えちゃう……」
目の前で俺の期待していた珍事が発生している。白の体操服が水に濡れて肌が透ける、ありきたりだけど男なら誰でも目を見開くこの現象。流石は歩夢、俺へのサービス精神が半端ねぇな。
とかのんきなことを思いつつも、どうして歩夢がジャージを脱いだのかが疑問ではある。恥ずかしがり屋のアイツのことだから透けブラは阻止する派の人間だと思うのだが……。それに本人にも脱いだ記憶がなく、それにジャージはプールサイドのどこにも置かれていない。
そして、ジャージに関する話題は他の面々からも聞こえてきた。
「ひゃぁっ!? エマ先輩、かすみんが可愛いっていきなりボディタッチはダメですよ!」
「ゴ、ゴメンなさい。でもかすみちゃんのジャージ、布が解れてるよ。1か所だけじゃなくてたくさん……」
「そんなことを言ったらあなたもそうよ。背中とか特に荒々しくなってるわ」
「皆さん。スクールアイドルたるもの、例え練習着であっても手入れは欠かしてはいけませんよ」
「そんなことを言ってるせつ菜さんだって、肩のところとか穴が開いてますけど……」
「えぇっ、そんなことは――――あ、開いてる……」
他のみんなのジャージも布が解れ、ヒドいと穴が開いていたりと浮浪者が来ている服かのようにボロボロになっていた。そこまでボロボロだったら流石に着る時に気付くだろうし、こうなったのは明らかに掃除をし始めてからだろう。だったらその原因は絶対に――――
「おい侑、ちょっと俺の前に立ってみろ」
「えっ、どうしてですか?」
「いいから早くしろ」
「本当に強引なんですから――――これでいいですか?」
「よし、動くなよ」
俺はホースからスプリンクラーを外し、さっきと同じくホースの口を潰してその銃口を侑に向けた。また水攻めされると察した侑は今にも逃げそうになるが、それよりも先に俺は水を侑の胸元にぶっ掛ける。
すると俺の予想通り、侑のジャージの胸元辺りがみるみるうちに溶けていた。下に着ている白の体操服が見え、既に湿気で濡れているためか下着の緑色が透けに透けている。間違いないこれはこの手のネタで定番の――――女の子の服を溶かす水!!
「へ……え゛ぇっ!? どうしてジャージが破れて……って、服がどんどん溶けてるんですけど!?」
「やっぱりこの水のせいか。さっきは小雨にして降らせてたから被害は最小限だったけど、こうして直接ぶっ掛けるとダメージ大きいんだな」
「なにを冷静に解説しているんですか!? なんなんですかこれ!?」
「知るかよ。どうせ秋葉のイタズラだ」
「だったら早く蛇口を閉めてください! 被害が大きくならなうちに!!」
「いやそれがな――――閉まらねぇんだ」
「は……?」
蛇口がぶっ壊れたのか細工をされているのか不明だが、いくら蛇口を捻っても水の噴出は止まらなかった。それどころか俺の制御を振り切りそうなくらい水の勢いが強くなっている。まるでこの水自体が女の子の服を溶かしたいと性欲を持って暴れているかのようだ。
それにしても女の子の服を溶かすなんてこれまた使い古されたネタを……。でも服が濡れて女の子の下着やボディラインが浮き彫りになる様は男のロマンでもある。ただ下着を見るだけでは味わえない謎の背徳性。パンツを直で見せられるよりもスカートを覗き見した方が興奮できるのと原理は変わらない。水に濡れて身体にピッタリと密着する体操服やシャツ、そして服が溶けることにより脱ぎかけに見えるその様は男のロマンをくすぐられる。健全な性欲を持った者であれば興味を持たない訳がないシチュエーションなのだ。
場が騒然とし始めた矢先、遂に俺の持っていたホースがこちらの拘束を解いて暴走し始めた。意志を持っているのかと疑うくらい虹ヶ咲の面々に向かって放水を開始する。さっき俺がやっていたような小雨にして降らせるといった生易しいものではなく、もう服を溶かすために狙い撃ちしているかのようだ。
「わっ!?」
「彼方さん!? 大丈夫ですか!?」
「お~本当に服が溶けてる~。これだと丸見えになっちゃうね~」
「なにを呑気なことを!? 早くここから離れないと――――きゃっ!? つめたいっ!!」
「しずくちゃん?」
「せ、背中がすーすーします……」
「背中の部分が溶けちゃって、綺麗な肌が丸見えになってるね~」
「ふぇっ!? 零さん見ないでください!!」
彼方は胸元が、しずくは背中の生地部分が溶けて肌が露出していた。しずくは恥ずかしがりながら背中に腕を回して隠そうとするが、女の子の細い腕で隠しきれるほど開いた穴は小さくない。つうか背中くらいだったら水着を着る時だって見えるんだし、そこまで隠す必要もないと思うが、それも個人の抱く羞恥心の度合いによるのだろう。
しずくの反応とは対称的に、彼方の反応はかなりのほほんとしていた。元々羞恥心を感じないタイプの子だとは思っていたが、自分の服が溶かされ胸が曝け出されそうになっている状況を前に落ち着ける精神が凄まじい。いや、ただ鈍感なだけなのか。一応生乳は見せないように腕で隠してはいるが、そのことに対して特に恥じらいはないようだ。こっちからすれば上半身裸の女の子が胸を隠している仕草だけでも眼福レベルで、その仕草は確実に男の注目を浴びるだろう。だからこそ恥じらうことがない強靭なメンタルに感心するわけだが……。
流石に他の奴らは戸惑ってるだろうな――――
「ねぇねぇりなりー! この服だけ溶けるのってどういう原理!? 凄くない!? SNS映えしそうなピンチじゃん!?」
「服を溶かす水。塩酸かと思ったけど人体に影響はないみたい。それに零さんの服は溶けてないから、女性の服だけを溶かす原理は私も分からない。でも興味はある」
「だったらこの水を持って帰ろうよ! 何か遊びに使えるかもよ?」
「うん。私も研究の材料として持って帰りたい」
なんつうか、コイツらはいつも通りだな。どちらも良くも悪くもマイペース人間だからこんな状況であっても楽しんでいるのだろう。どちらも環境の変化に柔軟に対応できる素質があるので、自分が珍事件に巻き込まれていること自体が楽しいことと思っている違いない。もちろんどちらも服が溶けており、肩、背中、脇腹、胸etc……手や腕であまりブロックしていないせいか他の奴らよりも露出部分が多い。特に愛はそのスタイルの良さも相まって、破れかけの服を着ているようで超エロスを感じる。胸や下半身はギリギリ見えていないのは残念だが……。
「果林しぇんぱ~い、エマしぇんぱ~い……。かすみんの……かすみんの服がぁ~……って、え゛っ!?」
「どうしたのかすみちゃん、そんなに口を開けてたら水を流し込まれるわよ」
「ふ、2人共とてもエッチと言いますか、大人っぽいと言いますか……」
「まあモデルをやってるときはそれなりに際どい格好もするから、特に恥ずかしいとは思わないわね」
「でも胸が見えちゃいそうなのは気になるかなぁ~って。こうして腕で抑えていないと全部見えちゃいそう……」
「腕で隠しても結構見えてるじゃない。全く、どれだけ大きな胸をしてるのかしらね。これは零さんも夢中になるわけだわ」
「そ、そんな夢中だなんて……!! でも零さんに気に入ってもらえるのならいくらでも……」
「ぐぐぐ、なんかかすみんだけ話題に入れず負けてる気がする……」
いや、負けてるぞお前は。虹ヶ咲の中どころか全ての女子高校生の中でもトップクラスのスタイルを持つこの2人と並んでいるだけでもその幼い身体付きが目立つ。特に今は服を溶かされて生の肌が露出しまくっているから、余計にそのスタイルの違いが浮き彫りになっている。巨乳2人に挟まれて悶絶している貧乳の子ってシチュエーションは悪くないんだけどな。
ていうかコイツらも意外と冷静なのは何故だ……? 男が俺しかいないから羞恥心はあまり感じていないのだろうか。μ'sやAqoursだったら確実に阿鼻叫喚の図になっていただろう。
そして結局、俺の期待していた反応を見せている奴らはコイツらだけらしい。
「せつ菜ちゃんのズボンも溶け始めてるよ!? み、見えちゃいそう!!」
「えぇっ!? あっ、ちょっ、下着まで……!? それに歩夢さんも上はほとんど溶けかかってますよ!?」
「えっ、えぇっ!? 侑ちゃんゴメン、タオル取って!」
「ゴメン、今私も自分のことで精一杯で無理……。さっきお兄さんに思いっきり水をかけられたせいで上も下も……」
「侑さん全部見えそうですよ!? 早く隠さないと!!」
「大きなタオルは更衣室なんだよね。でもこの格好で外に出たくないし……」
そうだよこの反応が見たかったんだよ。しずくとかすみも割と焦ってはいたが、今の侑たちのようにお互いに全裸を晒さぬように大切な部分を隠し合っている光景は唆られる。もうどうしようもなく現状に屈服している様がサディストの俺にとってはいい刺激になるんだよ。それなのにどいつもこいつも恥じらいを捨てやがって、男のロマンってのが分かってねぇな。
「お兄さん何をまじまじとこっちを見つめているんですか!! 蛇口が閉められないのならホースを抜いてください!! このホース、さっきから私たちを追いかけて水をかけてくるんですよ!?」
「あぁ、さっき試したけどホースを抜くこともできなかったぞ。つまり俺じゃ制御不能ってことだ」
「はぁ!?」
「ちょっ、ゆ、侑ちゃん……あれ」
「えっ……えええっ!?!?」
さっきから女の背中を追い回していた変態ホースだが、いつの間にか時間が経ったカップ麺の麺かのようにその長さが伸びていた。まるで巨大な蛇のようで、うねうねと動く様は触手にも見えなくもない。そしてそのホースはもう完全に自律しており、プールの入口へとその長さを伸ばしていく。そして入口を無理矢理こじ開けると、なんと外へと飛び出してしまった。もちろん服を溶かす水をあちらこちらにまき散らしながら……。
「おいおい、学校の中に侵入する気かアイツ? このままだと全員脱がされるのは秒読みかも……」
「冷静に分析している場合ですか!? 早く止めないと他のみんなの服まで……!!」
「あぁ、学校の女の子全員が全裸祭りになっちまうな。とんだ変態ホースだなぁアイツ」
「いいから早く追いかけて止めてください!! 私も着替えたら手伝いますから!!」
服を溶かす水を無差別にまき散らすホースが学校内に浸食し始め、更なるピンチを迎えた虹ヶ咲学園。このままだと学校内の女の子たちは確実にその制服をひん剥かれ、思春期の瑞々しくも成長途中の若い肌をこの世に晒すことになるだろう。果たしてこの学校の運命や如何に……。
「余計なモノローグはいいですから、早く行ってください!!」
「はいはい……」
侑にケツを叩かれたので、仕方ないから対処してやるか。
それにその途中で女の子の生裸を拝めるのなら悪くもねぇしな。ま、あくまで仕方なくだ。
To Be Continued……
この小説を書き始めてからというもの、学生時代に女の子の制服や体操服の透け下着をもうちょっと拝んでおくべきだったと後悔するときがあったりなかったり……
だから小説でこういうネタを描いて自分で自分の欲求を満たすしかないんですよね(笑)
そもそもラブライブのハーレムを描き始めた理由も、自分の納得のいくハーレム小説がハーメルンになかったからだったりします。
というわけで次回に続きます。
新たに☆10評価をくださった
かりぶの山賊さん
ありがとうございました!
小説が面白いと思った方、是非ご感想や評価をよろしくお願いします!