ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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 今回はかすみの個人回です。
 今までにないシチュエーションのお話なので割と新鮮かも……?


かすみん・オブ・ザ・リベンジ・リターンズ

「誰もいねぇのか。相変わらず不用心だな……」

 

 

 とある秋口。今日も歩夢たちの練習を見てやるためにスクールアイドル同好会の部室にやってきたのだが、まだ授業中であったためか案の定誰もいなかった。だったら施錠くらいしておけよって話が、この学園は女子高かつ超進学校であるためか敷地内に入るためのセキュリティが厳しく、その安心感が故にいざ中に入って見るとこうして部屋が無防備状態であることが多い。なんかこの前も同じことを言った気がするけど、そもそも男は原則立ち入り禁止だから気が緩むのも仕方がないと言える。

 

 

「アイツらが来るまでにまだ時間あるな……ふわぁ~……寝るか」

 

 

 秋口になったことで夏の蒸し暑さも消え、程よく涼しくなってくるこの時期。その心地よさに眠くなってしまうのは当然のことだ。それに最近は卒業研究やら教師になるための実習やらで忙しかったのであまり寝られてないから丁度いい機会かもしれない。

 

 俺は部室内のソファに寝転ぶと、日頃の疲れにより眠気が襲ってきてそのまま眠ってしまった。

 ただの仮眠のはずだったのだが、まさかあんなことになるとはこの時はまだ知る由もない俺だった……。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「こんにちは~♪ 今日も世界一可愛いかすみんが来ましたよ~って、あれ? 誰もいない……?」

 

 

 部室のドアが勢いよく開け放たれる音、そしてかすみの騒がしい媚び声で目が覚めた。寝起きから耳に響くような声を聞かされて大変目覚めが悪いので、そのまま二度寝を決行しようと思いかすみに特に反応することなく再び目を瞑る。こちとらノンレム睡眠に入ってる時に叩き起こされて、下手をすれば寝る前よりも眠気がある状態になっているんだ。そりゃ寝るだろ。

 

 

「ありゃ? 零さんいたんですか? も~うだったら返事してくださいよぉ~いけずですねぇ~♪」

 

 

 よくもまぁこんな人を苛立たせるような媚びた声を出せるもんだ。別にコイツ自身は相手をおちょくる意図はないだろうが、あざとさ初代代表の矢澤にこを経験しているとそういった高音ボイスに敏感になってしまう。しかもこちらは寝起きなんだ、そんな声で話しかけられたら無視したくもなるだろう。

 

 だからかすみに見つかっても敢えて目を開けず、そのまま二度寝することにした。

 そして奴は案の定、俺の寝ているソファに近づいて来る。目を開けていないので音と気配しか分からないが、どうやらかなり至近距離にまで迫っているようだ。

 

 

「もうっ、本当は起きているですよね? 零さんのことだから、かすみんの可愛いボイスがうるさいだのなんだの思って無視してるんですよねぇ~♪ 零さんのことなら何でも分かっちゃうんですよぉ~?」

 

 

 うわぁ~かすみ如きに俺の思考が読まれてるなんて超腹立つ!! つうか声だけでなく息遣いまで鮮明に聞こえてくるので、恐らく俺の眼前にコイツの顔があると思って間違いなさそうだ。目を開けていないので表情は読めないが、こちらの考えを読み切ったと思い込んでしたり顔になっているに違いない。それを想像するだけで今すぐ顔面パンチをお見舞いしたいところだ。

 

 だがここまで来たら俺も意地だ、負けるわけにはいかない。目は覚めているが敢えて目を閉じたまま無視をし続けてやる。

 

 

「ネタはとっくに割れてますからそろそろ起きてくださいよぉ~。せっかく誰もいなくてスーパー美少女かすみんと2人きりなのに、寝たフリだなんて勿体ないですって。今なら世界の男性が求めるかすみんを独り占めして、あ~んなことやこ~んなことができるのに!」

 

 

 知ってたけど、改めてすげぇ自己肯定感の強い奴だなと思ってしまう。いやその点に関しては俺もそうなのだが、ここまで自分を誰よりも可愛いと思い込めるのもある意味で才能だな。この自己肯定が強い性格はまるで鏡を見ているかのようで、もしかしたら他の奴らが俺を見た時も今俺がかすみに抱いている気持ちと同じ気持ちになっていたのかもしれない。痛い奴、とまでは言わないが、ここまで自分に自信を持っていることに圧倒される……みたいな?

 

 かすみは自分を好きにできるというまさに自分をエサにして俺を叩き起こそうとするが、そんなことでは屈しない。そもそも今でなくとも好きなタイミングで好きにできるしな。っていう男としての余裕だ。虹ヶ咲の子たちはみんな俺に思慕を抱いているため、こちらから迫れば100%拒否されることはない。言い方は悪くなるがいわゆるヤりたい放題ってやつだ。だから今コイツの相手をする必要はないんだよ。

 

 

「普段は温厚で品行方正で心優しいかすみんですけど、あまり無視し続けると流石に怒っちゃいますよ!」

 

 

 な~にが品行方正だよイタズラっ子のくせに。最近はみんなに手作りのパンを大量に提供して太らせようとしたり、携帯の待ち受けを自分の自画像にしたりと地味な嫌がらせをしていた。自分の可愛さを磨いて高みを目指す心意気はあるくせに、誰かをイタズラで蹴落として相対的に自分が上になろうっていう狡い手を使うクセはなんとかならねぇのかよ……。

 

 

「…………もしかして、本当に寝ているのかな? そういえば最近は忙しくて疲れ気味だって言ってたし、本当の本当に……?」

 

 

 かすみは恐る恐る俺に喋り掛けるが、声色が少し高いので一種の期待のようなものが含まれているようだった。確かにこのまま寝たフリを続ければイタズラ好きのコイツに何をされるか分かったものじゃないが、逆にコイツがどう仕掛けてくるのか気になっている俺もいる。最初は絡まれるのが鬱陶しいから無視しようと思っていただけなのに、寝たフリと言えども構ってやりたくなる愛嬌があるよなコイツ。もしかした俺は既にコイツの愛くるしさにハマっているのかもしれない。

 

 とりあえずかすみがどう動くかを見物(目は閉じたままだが)するため、わざとらしくそれらしい寝息を立てて様子を窺うことにする。

 

 

「起きないとちゅーしちゃいますよ? いいんですか? いいんですね? かすみんの好きにされちゃいますよ?」

 

 

 まぁこう来るわな。俺のことだから分かっていて無視していると思っており、好きにされてしまうという拷問をチラつかせて音を上げさせようとしてくる。寝たフリをしていると読んでいるところまでは褒めてやるが、こちらから目を開けなければバレることはない。キスをすると脅しているが、俺を誘いだす口実なだけで本気ではないだろう。

 

 そんなことくらいで靡くと思われてんのなら舐められたもんだ。ここ数年でたくさんの女の子と付き合ってきたこの身、そう簡単に誘惑に乗ると思わないで欲し――――

 

 

 ――――ッ!?

 

 

 突然俺の唇が何かに遮られた。小さくて程よい肉厚。人肌の温もり。女の子の甘い香り。それらの感触が俺を刺激する。

 間違いない。かすみの奴――――本当にキスしやがった!?!?

 

 

「んっ……零さん……ちゅっ……」

 

 

 突然の口付けにさっきまでの冷静さを乱されたが、まだ目は開けていない。キスすれば必然的に顔を合わせるので目を開けたら確実にバレるだろう。

 そんなことよりもどうすんだこの状況!? コイツあろうことか唾液まで絡ませてきて、明らかにソフトで終わらせずディープにまで持っていく気満々だ。俺が寝たフリを知っていてわざと濃厚にしているのか、それとも本当に寝ていると思ってバレないと考えてこうしているのか。どちらにせよ女の子とのキスは頭がぼぉ~っとしてやみつきになってしまいそうだから対処に困る。

 

 こちらの唇が貪り食われる感じがするが寝たフリをしている故に反撃ができないため、かすみのされるがままとなってしまう。屈辱だがキスが気持ちいのは確かであり、ぶっちゃけ反撃どころか声を出さず耐えるだけでも精いっぱいだった。

 

 

「はぁ……ちゅ……零、さん……」

 

 

 甘い声で名前を呼ぶのをやめてくれ。ただでさえキスの魔力で正常でいられるか分からないのに、眼前でねっとりと自分の名前を呼ばれると柄にもなくドキッとしてしまいそうだ。目を瞑っているせいかかすみの表情が読めず、キスの感触と息遣い、声しか伝わって来ず、そのせいで大人の雰囲気を感じざるを得ない。見た目がちんちくりんで第二次性徴期も満足に進んでいないような奴にそんな淫猥な感情を抱くなんて、なんたる不覚……!!

 

 

「ぷはっ! はぁ、はぁ……ちょっと気分が高鳴っちゃって思った以上に濃いキスになっちゃった……。でも、起きてないなら別にいいかな……」

 

 

 ようやく唇が解放される。溶接されたかのような熱いキスに苛まれていたためか、かすみの唇が離れた瞬間に自分の唇に寒さを感じるほどだった。しかも唾液によってしっとりと濡れており、かすみがどれだけ濃密濃厚なキスをしていたのか目を瞑っていても感触だけで明らかである。

 

 

「なんかエッチな気分になってきちゃったかも……。カラダも熱いし……はぁ……はぁ……」

 

 

 キスだけで興奮するなんて性のボーダーライン低すぎだろコイツ!?

 俺も脳が蕩けそうにはなったけど別に興奮はしていない。これでも女の子を相手にすることだけは百戦錬磨だから、さっきはいきなりキスをされてビビっただけだ。それにずっと目を瞑って相手の顔が見えないと言うのも不安要素であり、キスに興奮するよりも次は何をしてくるんだと身構える方に意識が向いてしまっている。まあ寝たフリをしているので自業自得ではあるのだが、まさか学校の部室でこんな大胆なことをしてくるなんて誰も思わねぇだろ……。

 

 かすみの息遣いによって吐き出された吐息がずっと俺の顔にヒットしている。どうして女の子ってありとあらゆる香りが甘いんだろうな。淫乱の如く興奮している女の子の猥褻な息が甘いのは、もしかして男を興奮させるための生物的な先天性なのかもしれない。いやそれをこの状況でその性能を発揮されるのは相当マズいんだけどさ……。

 

 

「こうして見ると零さんって寝顔もカッコいいんだなぁ……。こんなイケメンをさっきかすみんはキスでめちゃくちゃにしちゃったんだよね……。はぁ、はぁ……」

 

 

 おい息遣いが荒くなってるぞ大丈夫か!? 吐息が小刻みになっているのでコイツの興奮度が上がっているのだろうが、その上げ方が自分が無抵抗の相手を好きにできて舞い上がったからとかサディストにもほどがあるぞ……。俺もそういうのが好きなので人のことは言えないものの、見た目上寝ている相手に対して息を荒くして興奮できるのは淫乱以外の何物でもないだろう。

 

 

「かすみんがこうなっちゃったのも全部零さんのせいですからね。他のみんなとはたくさんエッチして、かすみんとは全然してくれないじゃないですか。この前みんなに自慢された時は思わずキィッッッッッッッッッッ!! ってなっちゃいましたよ」

 

 

 いや別に俺から『エッチをしよう』だなんてヤリチンみたいなこと言わねぇからな?? 全部アイツらから仕掛けてきた(せつ菜の時みたいに一部は違うが)ことで、俺から手を出した事象は少ないと思う。まあアイツらの誘惑に乗せられて興奮が高ぶって押し倒したりはしたが、それも誘惑してきた方が悪いだろう。

 

 そしてかすみもその誘惑団の一員に加わろうとしている。もはや誘惑というより襲われていると言ってもいいが、とにかくさっき以上に何かやらかしそうなことだけは確かだ。

 

 

「ということでエッチしちゃいますからね? 幸いにも部室の鍵は部長のかすみんに委ねられていますから、誰にも邪魔されませんよ♪」

 

 

 やはり本気か……。さっきキスをされた時からコイツの興奮具合は頂点に達しているようで、もはや自制するなんて考えもしていないだろう。

 流石に校内での不純異性交遊は来年から教師になるこの身からして阻止するべきか? だがコイツの興奮具合から察するに、仮に俺が目を開けて全てをバラしたとしても結局性欲が抑えきれず痴女ってくるのは目に見えている。それに俺もかすみがどんな方法で攻め立ててくるのか多少なり興味があるし、最悪挿入の前に邪魔をすればそれでいいか。

 

 ずっと目を瞑ったままで淫乱魔人となった女の子に好き勝手されるのは怖いが、怖いが故の好奇心でしばらく静観することにする。ぶっちゃけ俺の心臓の鼓動はとてつもなく早くなっているので、胸に耳を当てられたら起きてるって一発でバレちまうな……。

 

 

「興奮したら熱くなってきちゃった……。どうせ誰も部室に入って来られないんだから脱いでもいいよね……」

 

 

 その後、部室の鍵がかかる音、そして布が擦れる音が聞こえてきた。恐らく彼女の身に纏っている制服が現在進行形で、しかも俺の目の前で脱がされているのだろう。

 見たい。正直に言って見たい! 今までかすみの誘惑に負けたくないという己のプライドやら好奇心やらで寝たフリを続けてきたが、そんなものをかなぐり捨ててでも見たい! だって現役JKの生脱衣なんて、日頃からたくさんの女の子に囲まれている俺でも中々見られるものじゃない。それにパンチラと一緒で脱衣も見せつけられると興奮度は薄れるものだが、こういった性的気分が高揚している中で、少し目を開けて盗撮気味に見る脱衣ほど興奮できるものはない。

 

 リボン、ブレザー、シャツ、スカート、ブラジャー、パンツ。制服女子が身に纏う衣類と下着が次々と脱がされる音が聞こえる。寝たフリのせいで音だけしか聞こえないのが歯がゆいが、目を瞑っているせいで妄想だけは捗り過ぎていた。カラダはちんちくりんなかすみだが美少女中の美少女であることには変わりないので、そんな子の生脱衣が目の前で繰り広げられているとなると妄想だけでも心底昂ってくる。

 

 少しだけ。ほんの少しだけ目を開けてもバレない……よな?

 

 

「そうだ。せっかくなのでコレ、零さんにプレゼントしちゃいますね♪ これで毎日かすみんのことを感じて1人でシちゃってもいいんですよ♪」

 

 

 その瞬間だった。俺の目にアイマスクのようなモノ、口には三角巾のようなモノが押し付けられた。人肌ほどの温もりを感じられ、ほんのりと女の子の甘い香りもする。

 そうだこれは――――――

 

 

 かすみの下着だ……!!

 

 

「おっ? かすみんの下着を被せられたら心なしか寝息が荒くなっている感じがしますねぇ~。まぁ世界最強美少女かすみんの下着なんですから興奮して当然と言えば当然なんですけどぉ~。それにしても、寝ながらエッチな気分になっちゃうなんて零さんもイケナイ人ですねぇ~全く♪」

 

 

 俺の顔面に乗せられたのがかすみの下着だと真に判明した。それから間もなく俺の奥底で煮えたぎっていた情欲が一気に噴出しそうになる。

 そりゃそうだろ。だって俺の目に被せられているブラジャーは、さっきまでかすみの乳首が当たっていた場所なんだぞ? そんなの想像するだけでも男子が健全でいられるわけがない。極めつけには俺の唇に密着しているこのパンツ。コイツが狙ったか狙ってないのか秘所の部分がちょうど当たっているため、ほんのりと濡れているような感じがするのは気のせいだろうか……? てか濡れてるってキスしかしてないのにそれはないよな?? 汗……だよなこれ??

 

 つうか下着が俺の顔面にあるってことは、目を開けてブラを振り払えば全裸のかすみが目の前にいるってことでは――――!?!?

 

 

「零さんのここ、脱がしちゃっていいですよね……? だって大きくなってるから期待してるってことだもん♪」

 

 

 なにっ!? と気付いた頃にはもう遅かった。目を封じられている(自分で閉じているだけだが)状況でキスをしたり下着を被せられたり、全裸の女の子が側にいたりと今まで経験のないシチュエーションに本能が期待しまくっている。古くから存在するエロ界隈用語『カラダは正直』を見事に体現してしまっていた。

 

 

「本当に起きてないんですか? 今すぐ目を覚まさないとパパになっちゃいますよ? 高校1年生の女の子を自分の寝ている間に身篭らせるなんて、超背徳的ですねぇ♪」

 

 

 背徳っつうかそこまで来たらもはや犯罪だろ……。もちろん俺のことだから責任はいくらでも取ることはできるが、一応コイツらにはまだスクールアイドルを続けて欲しいから余計なことはしない。興奮するラインが低いこと以外はこう見えても紳士なんでね。

 

 しかし、そろそろ『ドッキリ大成功』をしないと本当に性行為をする流れになっている。虹ヶ咲の子たちのほとんどがこういうことに躊躇がないのは知っているが、他の奴らに影響されたせいかかすみの押しの強さは最近でも特に強くなっていた。そして今回俺と2人きりの状況で、しかも相手が無防備に寝ていると来たからコイツの性的不満は一気に性的高揚に変わったのだろう。もはや歯止めなんて知らず自分の欲求を満たすためだけに動く、まさに性の権化となっていた。

 

 

「こんなエッチな気持ちになっちゃうのも全部零さんが悪いんですよ? 一緒にいるだけで好きにさせられちゃいますし、そんなの……我慢できるわけないじゃないですか。だからこれは復讐です、リベンジです! よくもかすみんをエッチな気持ちにさせたなぁ~プンプンっていう、零さんへの宣戦布告です!」

 

 

 それはあまりにも理不尽すぎやしないか?? 別に俺もみんなを焦らしていたわけじゃなく、それなりに健全なお付き合いを目指していただけに過ぎない。だけどコイツらにとってはそうではなく、俺が中々攻めてこないからこっちから攻めようって気概にさせられていたらしい。でもそれって俺のせいじゃなくてコイツらが性に敏感なだけのような気も……。

 

 そんなことを考えている間にかすみはソファに上がり込み、俺の上に馬乗りになった。未だに寝たフリをしているので全容は明らかではないが、全裸のJKに馬乗りにされているというこれまで類を見ないシチュエーション。しかもその子の下着を顔面に装備させられた状態で……。うん、ちょっと情けないか? でも興奮してしまう。男だから。

 

 さて、どうするかな……。

 

 

「かすみんはいつだって本気です。だから零さんにちょっとでもその気があるのなら、今はかすみんに全てを委ねてくれませんか? かすみんも零さんと1つになりたいです――――なぁ~んて、寝ている人に言っても意味ないか」

 

 

 割と真剣なトーンだったが、睡眠中の相手だってことを思い出してすぐに素に戻る。

 やっていることは相手の寝込みを襲う外道な行為とは言えども覚悟は本気らしい。いつもはイタズラ好きで貧乏くじを引かされがちでネタキャラの彼女だけど、ひたむきに可愛さを追求するその努力と俺に対する愛はまさに本物だ。そんな奴が本気で俺に向かってきているとなれば、こちらのやるべきことは1つ。

 

 

「そろそろ、やっちゃいますね……」

 

 

 最後まで寝たフリ。

 たまには女の子の欲望をそのまま叶え、受け止めてあげてもいいだろう。欲求不満にさせてしまったのはどんな理由があれど俺のせいでもあるからな。

 

 

 その後、かすみは俺のズボンに手をかけた。

 

 

 結局俺が目を開けたのは全てが終わった後、かすみが満足して艶々になったあとだった。

 ちなみに俺が起きていたことをかすみは見抜いていたらしい。そうでなきゃあんな俺に語りかけるような独り言を喋ったりしないわな……。 

 その話をした時の彼女は超したり顔だったけど、まぁコイツが満足できたのであれば今回はそれでいいかな。

 




 寝たフリをして女の子の反応を愉しむ今までにないシチュエーションで、いつものような零君との会話がないことから最初は個人回として成立するか怪しんでいました。ですが普段から押せ押せのかすみがメインだったこともあり、彼女の魅力を引き出すのにはちょうどいいネタだったと思います。

 個人的にお気に入りの場面は脱ぎたての下着を顔に被せられるところです(笑)
 変態的なシチュエーションが好きなので仕方ないですね(笑)



 新しく高評価をくださった

 冬がくれた予感さん

 ありがとうございました!
 小説が面白いと思った方、是非ご感想や評価をよろしくお願いします!
 

 ちなみにですが、小説の評価がハーメルンのラブライブ小説初の10,000を突破しました! こちらも合わせてありがとうございます!
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