女の子になっちゃった零君と、そこから始まるおっぱい騒動!!そして野獣と化したμ'sメンバーから零君は貞操を守れるのか!?
「なんじゃこりゃぁあああああああああああああああああああああああ!?!?!?」
今までショタ化されたり、女の子を俺に無理矢理発情させるフェロモンを出す薬を飲まされたりしたが、今回ばかりはいつもの3割増で叫ばざるを得なかった。朝起きたら身体が……俺の身体が女の子になっていたのだ。こんなことをするのはもう言うまでもなくアイツだ。もう名前すらも呼びたくない……
こんな状況には慣れっこなのだが、今回だけは別だ。まさか性転換させられるとは……アニメや漫画だけの話かと思っていた。アイツならやりかねんが実際にやられた今、まずどうしたらいいのか分からない。とりあえず俺を抱き枕にして寝ている凛と花陽を引き剥がすのが先か、それとも――――
「おっぱいがある……しかも結構大きいぞ。いや、自分で自分の胸を揉むのはどうなんだ?で、でも……気になる」
おっぱい好きの俺にとってはそのおっぱいを好きなだけ揉むことができる、まさに絶好のチャンスだ。でも自分のおっぱいを揉むというのは果たして気持ちのいいことなのだろうか?それってもうオナ……自分磨きと全然変わらないんじゃ……
「落ち着け……まずは身の安全を確保するんだ。こんな姿を穂乃果やことり、にこや希、それに楓に見られたら――って一緒に住んでるんだから詰んでるじゃん!!」
これでは俺がμ'sのおやつにされること不可避!!とりあえず着替えて一時家出するか!?男が女性の服を着るのは変態でしかないが、女性が男の服を着るのは別に有り得ないことではない。俺に抱きついて寝ている凛も花陽も、少し離れたところで寝ている真姫も、まだぐっすり夢の中みたいだし、今の間に行方を眩ませよう。
「お兄ちゃん!!朝だよ!!起きろーーーー――――ってあれ~~!?!?」
「あっ……」
「かっ」
「か?」
「可愛いぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「ぐえっ!!」
楓はミサイルのように俺の懐に飛び込み、そのまま頬っぺを俺の頬っぺへ擦り付ける。流石我が妹、いい匂いいい柔らかさだ……じゃなくて!!抵抗しようにも、女の子になっているせいか全然力が入らない。普段なら楓ごときサラッとあしらえるのだが、まさかコイツに懐柔される日が来るとは……なんたる屈辱!!
「うぅ~……うるさいにゃ~……」
「もう朝ですか……」
「なによもう朝から騒がしいわね……」
流石の暴れ具合に凛、花陽、真姫の3人が同時に目を覚ました。逃げようにも楓によってガッチリホールドされているため、指一本動かすのが精一杯だ。3人は俺と楓の方へと目を向け、『あぁ、いつも通り仲のいい兄妹だ』と思って二度寝しようとする。だがその瞬間、『あれ?神崎兄妹じゃなくて神崎姉妹だったっけ?』みたいな顔をして、もう一度俺たちを凝視した。
そして3人はようやく事の事態を察したのか、その表情が驚きに変わる。
「えっ!?えっ!?えぇええええ!?一体なにが起こっているのかにゃ!?」
「か、楓ちゃんが抱きついているその人ってまさか!?」
「れ、零……なの?」
「Yes……」
~※~
「いや~!!まさか朝起きたらお兄ちゃんがお姉ちゃんになっているとはね♪」
「お姉ちゃん言うな!!」
あまりの騒ぎで全員が俺の部屋に集結する事態にまで陥ったので、一旦リビングへ降りて朝食を取ることにした。もうバレてしまっては逃げる必要もない……と思ったのだが……
「可愛いね零君!!いや零ちゃんかな?穂乃果、同性愛に目覚めそうかも……」
「目覚めんな!!それに零ちゃんとも言うな!!せめて名前だけでは男の子でいさせてくれ!!」
「えぇ~可愛いのにぃ~~……」
「別に可愛いと言われても嬉しくないからね」
穂乃果の反応は案の定これだ。早速俺を女の子扱いしてくるだけではなく、危ない性癖を目覚めさせようとしている。こんなに目をキラキラ輝かせた穂乃果を見るのは久しぶりだが、こんな状況で見たくはなかった。
「ことりも涎が止まらないよぉ~~!!」
「ことりは近寄るなぁああああああああああああああああ!!」
「えぇっ!?どうして!?いつもだったらことりのおっぱいに埋もれて喜んでいるのに!?」
「そ、それは今関係ないだろ!!それよりお前、俺をおやつにする気満々じゃねぇか!!」
「ただ着せ替えたりぃ~、身体を触ってみたりぃ~、一緒にお風呂に入ったりするだけだよ~♪」
「それが怖いんだよ!!目が獲物を狙う野獣の目になってるから!!」
1年前に俺がショタ化した時もことりは暴走していたが、今回はあの時以上だ。誰が大天使ことり様をこんな変態に堕としたのかは分からないけど、特に最近は変態度が俺並みに近づいてきている。俺にベッタリなのは嬉しいけど、手が付けられないくらい暴走するのだけはやめてくれ!!
ことりに捕まってしまえば女の子の快楽を全身に浴びせられ、二度と男には戻れないような気がする。冗談抜きでこのまま一生"零ちゃん"で過ごすハメに!?!?
「海未ぃ~~助けてくれよ~~」
「た、助けてと言われましても……!!」
「ど、どうした……?」
「いや、そんなジッと見つめられると……心にグッときます。か、可愛いですね、零」
「お前まで!?」
ちなみに俺の身長は穂乃果よりも低くかなり小柄だ。髪の毛は海未のようにサラサラとしていて腰辺りまで伸びている。さっき鏡で自分の容姿を見てみたが、自分で自分に惚れてしまうほど可愛かった。胸も絵里より少し小さいくらいでスタイルとしても抜群。流石俺だな!!と言いたいところだが、やはり女の子の姿じゃ素直に喜べねぇよ!!
「零!!アンタにこの妹になりなさい!!今すぐに!!」
「誰がなるか!!いくら俺が小柄でも、胸はお前や凛よりも遥かにでかいぞ!!」
「ぐっ、さっきから気にしていたことを……」
「なんでそこで凛も被害を受けなきゃいけないの!?」
女の子になってみて、胸が小さいことを馬鹿にされる気持ちが分かったような気がする。おっぱいは女の子の象徴、気にしないでおこうと思っても自然と比べてしまう。いや~おっぱいがでかくてよかった!!おっぱいの大きさでにこや凛に負けるのは人生最大の屈辱だからな。
「小柄でおっぱいが大きい……花陽ちゃんみたいでワシワシしがいがあるやん♪」
「わ、私!?」
「俺、始めて花陽の気持ちが分かったよ。おっぱいが大きいのも悩みがあるものなんだな……」
「そこで共感するの!?なんか複雑だよ~……」
「2人共まとめてワシワシしてあげるから、こっちへおいで♪」
「その手の動きをやめろ!!もうただの変態じゃねぇか!!」
希は指を触手みたいにクネクネ動かしながら俺と花陽に迫ってくる。今までは俺がセクハラする側だったけど、される側になって初めてわかる犯罪臭。希を見ているとまるでセクハラする時の俺のようだ。俺ってここまで変態で変質者だったとは……
「絵里ぃ~~希を止めてくれよ!!」
「え、えぇ……」
「な、なにその反応……ま、まさかお前も!?」
「そ、そんな上目遣いでおねだりされたら……可愛くて抱きしめたくなっちゃうじゃない!!」
「もがっ!!え、絵里!?」
突然俺は絵里にギュッと抱きしめられた。しかも背丈が小柄であるため、俺の顔がちょうど絵里の胸に埋もれる形となる。
柔らか!!おっぱいをまくらにして寝てみたいと思ったことはあるが、まさかそれが今実現するとは!!俺の鼻が絵里の胸の谷間にグイッと押し込まれ、2つのおっぱいで俺の顔がぎゅうぎゅうと締め付けられる!!気持ちが良すぎて昇天するぅううううううう!!
「お姉ちゃんズルい!!私も零ちゃんを抱きしめたい!!」
「そう?じゃあ十分に楽しみなさい。零ちゃんってば暖かいんだから♪」
「こら!!零ちゃんて言うな!!」
「よしよし零ちゃん♪」
「うぐっ!!」
今度は亜里沙によって抱きしめられ、彼女のおっぱいがまくらになった。亜里沙のおっぱいが成長していることは見て分かっていた(俺の特技はスリーサイズの目視)が、こうして実際に触れるのは初めてだ。こ、これが天使のおっぱいか!!服の上からでもマシュマロのような柔らかさだから、生のおっぱいまくらはさぞ天国なのだろう。
「お兄ちゃ、お姉ちゃん私のまくらも使ってよ♪」
「ぐえっ!!首根っこ掴むな!!そしてお姉ちゃんって言い直すな!!」
「はいいい子でちゅね~♪」
「子供扱いすんな!!」
そして俺は抵抗する間もなく、楓のおっぱいに顔をダイブして(させられて)しまう。やはり我が妹、おっぱいの大きさや形は服の上でも分かるほどの一級品だ。実の妹のおっぱいにまで興奮する辺り、俺はもう取り返しの付かないほど度を超えた変態に成り上がっている。だって妹だろうがおっぱいはおっぱい!!至高の産物なんだよ!!もう開き直ってやる!!
「零ちゃん♪次はウチのまくらにおいで♪」
「の、希のまくら、だと……」
あのμ'sメンバー最高のバストを持つ希のおっぱいまくらだと!?!?これは普通ならいくらお金を積み込んでも味わえない経験。だが今の俺は女の子だ!!女の子同士なら全然問題はない!!今まで幾度となく希のおっぱいの揺れを眺めて夢見てきた……それが今現実となる!!
「じゃあお言葉に甘えて……」
「――――っと思わせて、海未ちゃんの胸へだーーいぶ!!」
「うわっ!?」
「きゃっ!?零!?」
俺が希の胸へ頭を乗せようとした瞬間、またしても首根っこを掴まれ、海未のおっぱい目掛けて放り投げられた。軽すぎんだろ俺……いやいや!!そんなことはどうでもいい!!俺は見事に海未のおっぱいをまくらにして倒れ込んでしまったのだ。俺は海未を下敷きにして、彼女が怪我をしていないか心配をしながらもそのおっぱいを堪能する。
今まで海未の胸を小さい小さいと馬鹿にしてたけど、こうしてまくらにしてみると安心できる心地よさがある。誠実な海未の雰囲気と相まって、多少小さな胸でもぐっすりと眠ることができそうだ。
「れ、零!!そんな破廉恥なことをして、覚悟はできているんでしょうね!?」
「ま、待ってくれ!!これは不可抗力だ!!希に吹っ飛ばされただけなんだよ!!」
「言い訳無用!!歯を食いしばりなさい!!」
海未は拳を突き上げ今にもパンチの雨を降り注ごうとしている。俺は目をギュッと瞑り、自分の死を悟った。
またしても、同じオチで終わるのか……
…………
…………
――――ってあれ?拳が降ってこない?なんで!?
「う、海未……?」
「で、できません……」
「何がだよ!?」
「こんなに可愛い子に制裁だなんて……できるわけがありません!!!!」
「な、に……」
海未は振り上げた拳を沈め、何故か俺に懺悔をした。女の子なら"可愛い"と言われれば嬉しいだろうが、男の俺はちっとも心に響かない。でも女の子であることを利用すれば、海未たちから制裁を貰わずにあんなことやこんなことができるのでは……?盛り上がってきたな!!
チョンチョン
「ん?あっ……」
後ろから背中を指で突っつかれ後ろを振り向いているみると、そこには満面の笑みを浮かべている穂乃果とことりの姿があった。なんだろう、さっきまでの盛り上がりが一気に冷めていくぞ……
穂乃果とことりは涎を拭きながら俺へジリジリとにじり寄ってくる。無言なのがさらにコイツらの怖さを引き立たせ、俺の恐怖の恐怖を煽り立てた。ど、どうする……?ただでさえ男の時でもコイツらには手を焼いているのに、こんなひ弱な女の子の身体ではあっという間に2人のおやつにされてしまうだろう。
「零ちゃ~ん♪いい子だねぇ~~♪穂乃果お姉ちゃんが遊んであげようか?」
「この前零ちゃんから貰ったいちごパンツ、実は持ってきてるんだよ♪本当は零ちゃんに履いているところを見てもらう予定だったけど、まさかこんなところで役に立つなんてね♪」
「や、やめろ!!お前ら遊ぶフリをして俺にいちごパンツを履かせる気だな!?」
この前少し冗談交じりでことりにいちごパンツをプレゼントしたら、その場で履き替えようとしやがったからさあ大変!!何とかその場を収めることはできたが、後日自らスカートを捲って『えへへ♪今日のことりのパンツはいちごのパンツです♪』と、俺のプレゼントしたいちごパンツを見せびらかす始末。もちろん興奮はするが、あんな派手なパンツを自分から履こうとは思わない!!
かくなる上は――――
「真姫!!花陽!!お前らだけが頼りだ!!」
「わ、私たち!?どうする真姫ちゃん……?」
「騒ぎに巻き込まれないように気配を消していたんだけど……」
忍者かお前は!?いくらお前が気配を消していたとしても、その気品煽るるオーラは絶対に消すことができないからな。木陰で本を読んでいるだけでも男子生徒が振り返ってしまうというのに……
「こうなったら花陽!!俺を守ってくれ!!」
「えっ、えぇええ!?零君!?」
俺は花陽のおっぱい目掛けて思いっきりダイブした。顔を花陽の胸に埋めた瞬間、その小柄な身体に似合わない豊満なおっぱいがぽよんと揺れる。こんなふかふかなまくらは生まれて初めてだ!!花陽っぱいには誰にも負けないくらいの包容力がある。こんなまくらだったら一生眠っていられそうだな。
「れ、零君くすぐったいよぉ~!!」
「俺、一生ここで過ごすよ……」
「じゃあずっと女の子でいる気?」
「それはヤダ……」
合法的にこうして女の子のおっぱいを楽しめるというのはまさに至高の極み!!なのだが、やっぱり俺は男の姿の方がいいや。だって合法的にセクハラしてもつまらないじゃん!!違法行為だからこそスリルと興奮を楽しめるんだ!!俺は茨の道を乗り越えてこそ味わえる快楽を求めているんだよ!!
「だから真姫、未だ目をギラギラさせてこっちに向かってきそうな猛獣たちをなんとかしてくれ……」
「穂乃果とことり……それに絵里に希、亜里沙まで……全くしょうがない人たちね。それならそこの3人に頼めば?さっきからなにか期待しているみたいだけど」
「そこの3人……?」
真姫の見ている方向へ目を向けると、そこにはおっぱいの話になった途端話題にすら上がってこなかった人たちがいた。そういえばこの3人の胸は……
「凛、にこ、雪穂……」
「零くん!!次は凛のまくらを堪能させてあげるにゃ!!」
「にこならいつでも準備OKよ!!」
「わ、私も零君がしたいと言うのなら……別にいいですよ!!」
あれ?もしかして順番待ちだったの!?真姫の言う通り、3人共すごく期待した顔で俺を見つめてくる。
俺はこれまで幾度のおっぱいを堪能し、その柔らかさと温もりに浸ってきた。女の子の匂い、沸き立つ興奮、漲る性欲……普通のまくらでは味わえない快楽を、女の子たちからたっぷりと楽しませてもらった。絵里や希、花陽、楓のようなふかふかまくら。海未や亜里沙のような安らぎまくら。穂乃果やことりのような、いつもいつも触らせてもらっている馴染み深いまくら。どれも至高の一品だ。
だが、中にはまくらになり得ない人がいることを俺は……完全に失念していた――――――
「そういえば、お前らのこと忘れてた。だっておっぱい小さいんだもん」
その瞬間、ビキッと亀裂が入ったような音がする。それは明らかに目の前の3人から聞こえてきた音だった。
こ、これは……ダメなパターンじゃね?もしかしなくても……またしても定番であるあの……?
「零!!」
「「零くん!!」」
「は、はい!?」
「「「歯を食いしばれ!!!!」」」
「待て!!俺は可愛い女の子なんだぞ!!こんな綺麗な顔をして、おっぱいの大きい美少女を殴るなんて……お前ら正気じゃねぇ!!」
「「「問答無用!!」」」
「マジすか……」
結局、女の子になろうがこうなるのね…………
ちなみに割とすぐ男の子に戻れました。そして、殴られて伸びている間にことりと穂乃果にいちごパンツを履かされて写真まで撮られていたことを、俺はまだ知らない……
今回はまさかまさかの性転換でした。そして久々にR-17.9ではない変態回だったと思います。また駆け足投稿だったので、若干文章が雑になっています。
ちなみに言っておきますが、私はおっぱいが大きい女の子でも小さい女の子でも、可愛ければOKですよ!!紳士ですからね。
次もリクエスト回の予定です。コラボはまだ目処が立っていないのでもう少しお待ちください。
今回は読者様のティラミスさんよりリクエストを頂きました。"おっぱい"という無駄な要素が追加されましたが、ドタバタ劇はしっかりと描けたかと思います。ありがとうございました!
Twitter始めてみた。
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