ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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No!スカートDay!今日は生パンツ登校日!?

 虹ヶ咲学園は『自由』をモットーとした学校である。過度に公序良俗に反していなければ制服の着崩しはOKだし、明らかに趣味が偏っている同好会(流しそうめん等)も設立が許可されている。部活や同好会の催し物の開催も生徒会を通す必要はあるものの概ね認可される。

 また、勉学面でも情報処理系、デザイン系、音楽系、国際系など、幅広い分野を好きに学ぶことが可能だ。転科するには試験を受ける必要があるもののチャレンジできる回数が多いので受かりやすく、高校3年間で転科を繰り返して様々な分野を股にかけることもできる。そういった風にこの学園は自由を推し進めているのだ。

 

 ただし、自由と言えども何でも許される無法地帯ではない。学校の秩序を守るためにもそれなりの校則は存在し、そのため生徒会役員は管理能力と自治統制に長けた人材が抜擢される。せつ菜や栞子、副会長や左右月姉妹を見ていれば、このマンモス校であっても自由に流されず学園がしっかり機能していることが分かるだろう。香水の匂いをプンプンさせているようなギャルばかり集まる底辺女子高とは違うってことだよ。そもそもこの学園の生徒がみんな秋葉の選んだ優秀な人材揃いなので、自由という言葉を盾にして好き勝手やってる奴は見たことがない。だから俺もこの学校のルールなんてものは知らない(話題にならないから聞いたことない)し、そういった規則が口うるさく言われてないってことは守ってる生徒が多いんだろうな。

 

 そしてそんな中、一番ルールを守らないであろう男が堂々と女子高の中を闊歩している。思い返せば音ノ木坂にいた頃も授業をサボって昼寝してたりもしたし、随分とやんちゃだったなって思うよ。そう考えると今の俺は丸くなったもんだ。まあ複数の女の子と付き合っている時点で社会のルールからは外れているわけだが……。

 

 

「零さ~~ん!」

 

 

 そんなことを考えていると、後ろから歩夢の声が聞こえてきた。駆け足でこっちに近寄ってくる音が聞こえる。

 今日は珍しく朝から来ているので、登校中の生徒と出会ってもおかしくはない。

 

 そう、おかしくはないのだが――――

 

 

「零さん、おはようございます」

「え゛っ……!?」

「零さん?」

「お、お前――――どうしてスカート履いてないんだ!?」

「?」

 

 

 歩夢はきょとんとしている。聞いているのはこっちなんだが!?

 歩夢はなんとスカートを履いていない。そうなると当然パンツが外界に曝け出されている。しかも見せパンとかではなく生パンツ。薄いピンク色の歩夢に似合う大人しい感じで――――って、解説してる場合じゃねぇよこれ……。

 

 歩夢は首を傾げながら俺を見つめるが、どうやら自分の格好に疑問を抱いていないらしい。上は普通に制服なのに、下は生パンツという謎のコーディネート。ぶっちゃけて言ってしまうと、規律を重んじる制服とエロさの象徴である生パンツが絶妙なコントラストとなっていてちょっと来るものがある。しかもパンツから伸びた綺麗な太ももや脚までもが余すところなく晒されており、その半裸姿に高校時代の俺だったら間違いなく鼻血を噴き出しているだろう。

 

 

「スカートを履いていないって、今日はパンツ登校日ですよ? そういう校則ですから」

「はぁ?」

「1年に1回。つまり今日、スカートなしで登校する日なんです」

「さも当然かのような雰囲気だけど、何言ってんのか分かってんのか……?」

「? どこの女子高でも普通のことだと思いますけど……」

 

 

 え、俺がおかしいの!? 実は全国の女子高ではみんなパンツ丸出して登校する日があるってこと!? そんな合法的に女子のパンツが見られる日があったなんて、女の子好きの俺としたことが知らなかった――――って、んなわけあるか。どうせ秋葉(アイツ)の仕業だろアイツの。

 

 歩夢を見る限りでは恥ずかしがってはいないようだ。淫乱思考が集まる同好会初期メンバーの中でもコイツはせつ菜と並んで恥ずかしがり屋な面がある。だからいくら学校のルールだろうが生パンを見せていることに対して平然としていられる奴ではない。つまり、世界の理レベルで常識が書き換えられている可能性が高いってことだ。こんな発想をすぐできてしまうあたり、俺の人生って相当アイツに毒されているよな……。

 

 手早くスマホで秋葉にチャットを打ってみると、すぐに返信が来た。

 

 

『ゴメ~ン! この前作った常識改変装置が誤作動を起こして、私と零君以外の世界中の人間の常識が書き換わっちゃったみたい! 時間が経てば治ると思うから、せっかくだし治るまでこのシチュエーションを楽しんじゃってよ♪』

 

 

 とのことだ。どうして俺は大丈夫なのか。多分もうこういったことに巻き込まれ過ぎて耐性ができてるからだろう。つまり耐性ができるほどに非日常に巻き込まれているってことか。なんかもう平穏な人生を送るのは無理だと言われてるみたいで虚しいな……。

 

 とにかく、時間が経って常識が元に戻るまでの辛抱らしい。ただここは女子高、思春期女子たちのパンツ姿をずっと見続けなければならない。この学校何人の生徒がいると思ってんだよ、耐えられるのか……? もはや生徒全員が俺を興奮させようとしてくる刺客と化す。もちろんコイツらは常識を書き換えられてるから無自覚なんだろうけどさ……。

 

 

「零、歩夢! おはよう!」

「ランジュちゃん、おはよう」

「まあそうなるよな……」

 

 

 次の刺客であるランジュがやって来た。もちろん生パンツ姿。しかも本人のイメージカラーであるピンクゴールドで、捉えようによっては肌色にも見えるので何も履いてないようにも見えるからこれまた目のやり場に困る。更に本人のスタイルや肉付きが抜群にいいためか、むっちりした太ももを惜しみなく晒している姿が艶めかしいの何のって……。

 

 それになにより、上は制服で下がパンツの生徒の女の子たちが並んでいるってだけでも凄まじく背徳性のある絵となる。しかも本人たちは羞恥を感じているのではなく、常識改変により生パン姿で堂々としているのでこれまた背徳感に拍車をかけている。マニアだったら堪らねぇだろうなこの絵面。

 

 

「零? どうしたのさっきからジロジロとこっちを見て」

「零さん、私たちがパンツで登校してることが気になるんだって」

「気になる? だって今日はパンツ登校日じゃない。日本では普通のことでしょう?」

「いやもうそういうことだって認識できたからいいよ。でも日本ではってことは、中国ではどうだったんだよ」

「向こうではない風習だけど、私はすぐ慣れたわ。だってここまで開放的になるなんて気持ちいいし、もうスカートなんて遮蔽物いらないくらいよ」

「えぇ、そこまで……」

 

 

 常識改変装置の影響はかなり根深いようだ。まさかスカート不要理論にまで到達しているとか中々の痴女思考を植え付けられている。しかも歩夢も頷いているので、女子の中ではスカートは余計なモノと認識されているらしい。そんなのが常識になったらとんでもねぇ世の中になるぞ。いや、常識になったらパンツ丸出しでも何も思わなくなるのか。認識の違いってこえぇな。

 

 

「それでどうかしら? 今日の登校日のために新調してきた下着よ!」

「えっ、わざわざこの日のために??」

「こうやって下着をみんなに堂々を見てもらえるのは年に一度のこの日くらいですから、今日のために新しいモノを買う子、結構いるんですよ」

「えぇ……」

「ほらほら、零の喜びそうな色や柄をみんなに教えてもらって買ってきたからたくさん見るといいわ! アタシはもっと派手な柄の方が好きなんだけど、零は落ち着いたパンツが好みだって聞いてね、それに合わせたのよ」

「ちょっ、見えてるからこっちにケツを向けるな……!!」

 

 

 ランジュは自分のパンツを見せびらかすために俺におしりを突き出してくる。

 その行為の性的異常さを理解してねぇだろコイツ! そんな恰好をしていたらバックで突いてくださいって言ってるようなものだぞ!? こんな大きなケツをして、見せびらかすのが俺で助かったなと言ってやりたいくらいだ。他の男だったら間違いなくこの大きなおしりに誘われて耐え切れなくなってるところだろう。俺はまぁ、欲情が湧き上がって来ないわけではないけど女の子のおしりは見慣れてるし……。

 

 

「もうランジュちゃんったら、そんなに零さんに褒めてもらいたいんだ♪」

「当たり前よ! 歩夢もそのために可愛いのを選んできたのでしょう?」

「うん。私だけじゃなくて、多分みんなもそうなんじゃないかな」

「うふふ、みんながどんなパンツを履いているのか楽しみね♪」

 

 

 お互いに微笑みあいながら会話してるけど、明らかに女子高生がする話の内容ではない。もはや日常の女子トークまで常識改変でぶっ飛んだ内容になっている。痴女かよとツッコミを入れたくなるけど、よく考えてみたら今のコイツらの思考こそが世界の常識なんだから、それはもう痴女ではないってことだよな……? 何が普通で何がそうでないのか、頭がこんがらがってくるな。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 物凄い光景だ。登校してくる生徒みんなの下半身がスカートなし、生パンツだけ。そんな子たちが次々と校内に入ってくる様はまさに圧巻。まるでエロ同人の世界を体験しているかのようだ。上は制服をしっかり着こなしているのに、下はパンツ1枚の淫猥な姿。そのギャップも見どころの1つだと思う。見どころの解説をしてしまうあたり俺もこのシチュエーションに慣れてきたってことか。もう非日常に対する順応が早すぎるんだよ俺……。

 

 そんなことを考えながら校内を眺めていると、入り口で挨拶運動をしている生徒会長と元生徒会長の2人を見つける。

 

 

「零さん、おはようございます!」

「おはようございます。朝からご足労いただき、ありがとうございます」

「あ、あぁ……」

 

 

 慣れたとは言っても、やはり親しい子たちの生パン姿を見るとちょっとどぎまぎしてしまう。至って普通に挨拶運動をしているせつ菜と栞子だが、その真面目さに反する下半身を見るとそんな感情になっても仕方ないだろう。いつも誠実で真面目な子たちがスカートなしのパンツのみで、本人が全く違和感を抱いていないその姿は歩夢たちとは別の意味で唆られる。なんか俺、新たな性癖に目覚めそうなんだけど……。

 

 ちなみにどちらも白で余計な飾りもなしだから、下着まで真面目なんだなコイツら。地味とも言えるが。

 

 

「お前らこそ朝からご苦労なことで。そんな恰好で挨拶運動なんて大変だな」

「恰好って、私たちはただ校則に従っているだけです。開放的になれるのは悪くないですが……」

「身も心も健やかに過ごすための校則ですから、むしろこういう時にこそ開放的になるべきです! それに栞子さんはいつも生徒会業務で肩肘が張っていると思うので、これを機にリラックスしてください!」

「そうですね。ご心配ありがとうございます」

 

 

 いやその恰好で真面目なこと言うのやめてくれ。ちょっと笑いそうになってしまった。

 パンツ登校日の校則がどのように定着しているのか気になっていたのだが、どうやらリラックス目的らしい。それでも下半身半裸になる理由には全くなっていないのだが、この世界では健康的な生活のためには下を脱ぐことが普通になっている。どうリラックスするんだよその恰好で、と疑問を抱くのも常識改変のせいで俺だけなのだろう。認識1つ違うだけでも結構な疎外感を抱いちゃうなこれ。

 

 そういえば思ったんだけど、男が脱いでいないことには一切の疑問を感じてないのだろうか? 女の子だけがパンツを晒し、男は普通にズボンを履いている世界線。上は普通に服を着用、下半身はパンツのみ、足は靴下と靴を履くアンバランスさ。このままだと男の性的搾取の対象になってもおかしくない。そこに不公正さは感じているのかいないのか……? 気になるから聞いてみるか。

 

 

「なぁ、もしだけど、俺もここでズボンを脱ぐって言ったらどうする?」

「「えぇっ!?」」

「やっぱり驚くのか……」

「当たり前です! そ、そんな公衆の面前で脱ぐなんて破廉恥です!」

「私は零さんがその気ならいいと思いますが、流石に他の皆さんが見ている前だと……。でも2人きりの時なら!!」

「あぁ分かった分かった。そういうことか」

 

 

 せつ菜だけ反応がズレている気もするが、虹ヶ咲チルドレンの9人はみんなこんな感じなのでスルーしておこう。

 どうやら男がパンイチになるのは普通の常識と同じくNGらしい。女の子のみパンツ丸出しでも許される常識ってことだ。なんとも都合のいい設定だな……。

 

 

「なになに!? 零さんも脱いじゃう系??」

「おわっ!? 愛!?」

「えへへ、おはよう零さん! しおってぃーにせっつーも!」

「「おはようございます」」

 

 

 愛に後ろから抱き着かれる。その拍子に脚も絡めてくるのだが、当然コイツもスカートは着用しておらずパンツ1枚。つまり生の太ももが直接俺の脚に絡められており、その柔らかく引き締まった肉質を存分に感じさせられている。

 

 そして抱き着かれながらも彼女の下半身に目を向けてみると、すらりと伸びた脚の付け根にオレンジの布切れが見える。自分の快活さとイメージカラーを模した下着を着用しているようだけど、そのコーディネート流行ってんのかな……?

 

 

「お互いに脱がせやすいと捗っちゃうね、色々と!」

「朝から脳内ピンク色だなお前……」

「だってこんなに開放的になれる日だよ? 零さんも秘めたる汚い欲望をパァーッと発散しちゃおうよ!」

「汚いって失礼だな……」

「愛さん。気持ちは分かりますが、あまり零さんを困らせないように」

「分かるのかよ」

「しおってぃーは真面目だなぁ~」

 

 

 そう言いつつ渋々俺から離れる愛。

 ランジュもそうだったけど、こうして見るとスタイルのいい奴はいつも以上に艶やかな姿となっている。淫猥度が増していると言った方がいいか。ランジュや愛は普段から運動やストレッチも欠かさないためか、歩夢たち以上に引き締まった健康的な脚をしており、パンツから伸びる綺麗な美脚は見る者を惹きつける。エロく感じるのはもちろん、美術的な神々しさも感じられて目を奪われてしまう。しかも愛はギャル系ってこともあり、パンツ1枚だと貞操観念が低い遊んでいるビッチ感もあってそれはそれで魅力的だ。そっち系が好きな人にとってはドストライクだろう。

 

 

「もう、愛先輩だけとえっちなことするなんて許しませんから!!」

「えっ、かすみ??」

「あれ、かすかす?」

「かすみんですっ!! 零さん、かすみんのここもすぐ脱がせますからね! ね!?」

「そんな念を押されても……」

 

 

 いつの間にやら腕に絡みついていたかすみ。もちろん彼女も下半身はパンツのみであるが、そんなことお構いなしに自分の脚を擦り付けてくる。つうかその行為、大切な部分が擦れて当たったりしないのか……? もしかしたらそれで自慰行為をしているのかもしれないが……。

 

 

「もうかすみさん、零さんが困ってるよ」

「しずく!?」

「ということで、私も困らせちゃいますね♪」

「なぜ!?」

「みんなズルい、私も」

「璃奈!? どこから現れた!?」

 

 

 いつの間にやって来たしずくと璃奈も参戦し、猥褻行為だと分かってるのかそうでないのか曝け出されている太ももや脚を俺に絡ませようとしてくる。栞子とせつ菜は健康的な意味で開放的になるって言ってたけど、コイツらの場合はやぱりR-18方面になってしまうらしい。栞子以外の1年生は元々性欲が高いからな……。

 

 それにしても、1年生組はまだ幼さが残る顔立ちをしているように、パンツも可愛らしくそこから伸びる脚も細く子供のようだ。そのせいで犯罪臭がすると言ったら背徳感が半端ない。もちろん子供っぽいとは言えども成長期を感じさせるぷにっとした肉付きの太ももや脚は今まさに実っている途中であり、それをスカート越しではなく直接触れられるのはパンツ登校日様様かもしれない。

 

 

「1年生組は元気ね。パンツ登校日だからって舞い上がっちゃって」

「1年生にとっては初めてのパンツ登校日だからね~。微笑ましいですなぁ~」

「そんなこと言っちゃって、果林ちゃんも彼方ちゃんも零さんに見せるために意気込んでたよね」

「そういうエマだって、早く零に会いたいって寮を出る前からウズウズしてただろ」

 

 

 次は3年生組が揃って登校してきた。もちろん言わずもがなのパンツのみだ。

 年齢的に中学3年生のミアは1年生組と同じく幼い印象が残るが、他の3人はやはりお姉さんの風格。むっちりとした太ももがまず目に入る。下着から伸びた太ももは見ているだけでも弾力性を感じられ、スタイル抜群のお姉さんキャラとしての脚を見事に体現している。パンツも心なしか派手目となっているのは大人への階段を登り切ろうとしている学年だからだろうか。あのパンツと太ももを枕にして昼寝をしたら絶対に気持ちいい―――って、この発言がヤベぇな。俺も段々とこの常識に浸食されているのかもしれない。

 

 

「こうなったら彼方ちゃんも参戦しちゃおっかなぁ~」

「だったら私も!」

「全く、あなたたちも子供なんだから。ま、私だけ仲間外れって言うのも気分が悪いから行かせてもらうけど」

「果林も十分に子供だ……」

 

 

「歩夢! あそこにみんな集まってるわ! アタシたちも言ってみましょ!」

「あっ、ランジュちゃん!」

 

 

 さっき別れたランジュと歩夢が合流し、結局パンツ1枚のスクドル同好会メンバー全員集合となった。

 そしてあなたが抱き着いているのであれば私もと、パンツと太もも丸出し痴女JKに揉みくちゃにされましたとさ。

 

 ――――って、揉みくちゃにされてるのはいつものことだったか。パンツ1枚でもお構いなしだ。それが常識になってるからコイツらは何とも思ってないだろうけどさ。

 

 

 

 あれ? そういや、(アイツ)はどうした??

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「あっ、お兄さん」

「侑?」

 

 

 揉みくちゃから解放されて校内を歩いていると、偶然にも侑とばったり出会った。校内にいた生徒もさっきまで漏れなくパンツのみであり、全国の女子高でパンツ登校日のルールが課されている以上はコイツも――――

 

 

「えっ、スカート?」

「スカートがどうかしたんですか?」

「いや、なんで履いてるのかなって」

「はぁ? 新手のセクハラですか?」

 

 

 なんと侑はスカートを履いていた。パンツ登校日なのにも関わらずスカートを着用しているなんて一体どうなってる?? 俺の言ったことに対して怪訝な顔を浮かべているので、どうやら常識改変されておらず1人だけそのままとか、パンツ1枚が恥ずかしいからとか、そういうのではないらしい。下半身はズボンやスカートを履くものと、明らかに俺と同じ認識を持っていると思って間違いないだろう。

 

 そんな状況の違いに混乱していると、ポケットのスマホが震えたことに気が付く。見てみると秋葉からの連絡で――――

 

 

『どうやらさっき常識改変装置の効力がなくなったみたい。みんな元通りスカートを履いているようになってると思うから、確認してみてね』

 

 

 既に常識改変の効果は切れていたらしい。見渡してみると他の生徒もスカートを履いている。改めてさっきのパンイチの光景が異様だったことが分かるけど、もう少し楽しんでいたいと若干名残惜しい気持ちにもなるな。

 でもパンツってのは堂々と見せられるよりも、スカートの奥に幽閉されているからこそ色気を発揮する。スカートが捲れて微かに見えるパンツの方がロマンもあり、そっちの方がエロスを感じられるからこれで良かったのかもな。現にさっきもあまり興奮はしなかったし。

 

 ただ、侑がどんなパンツを履いているのかは永遠の謎になってしまった。そこだけ少し、ほんのすこぉ~しだけ気になるかな。別にコイツの痴態をあまり見たことがないからとか、そういった不純な理由ではなく一般男子としての疑問なだけだ。

 

 

「いつにも増して目がイヤらしいですよ。何か言いたいことがあるならいつも通りはっきり言ってください」

「分かった。じゃあ聞くけど……お前、今日パンツ履いてるよな?」

「…………変態」

「うぐっ」

 

 

 胸を殴られた。グーで。痛くはなかった。

 




 あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします!
 ってなわけで、今年の一発目に相応しい(?)ハチャメチャのネタでお送りしました(笑) 
 本来であればキャラ全員の格好を詳しく描きたかったのですが、メインキャラだけでも12人と多いことと文字数の観点で断念しました。それでもこの小説を読んでくださっている皆さんなら妄想で補えるはず……!

 ちなみに侑のパンツがなかった件に関してはゴメンなさい!! 彼女は零君との関係が特別なように、痴態を見せるのはもっと特別にしたいのです(笑)


 そんな感じで今年もいつものノリでこの小説は進行する予定ですので、今後ともよろしくお願いいたします!



 
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