ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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 今回はタイトル通りのガールズトーク回です。

 深夜、女の子が集まって話すことと言えばそれは恋バナでしょう!でも今のμ'sにマトモな恋バナができるんですかね?(フラグ)

 ちなみに時系列的には、前回海未がダイエットを終えたその晩となっています。

※一部μ'sメンバーのキャラ崩壊注意!


男子禁制!?ガールズトーク!

~同棲生活7日目の夜~

 

 

 

 

 小泉花陽です。

 

 今日の夜は穂乃果ちゃんとことりちゃん、亜里沙ちゃんと私の4人が同室で寝ることになりました。最近は毎日練習があり、みんな夜ふかしせず倒れるように寝ることが多いのですが、今日は煮詰めすぎないよう軽い練習だけで終わったのでみんなまだまだ元気です。むしろ今から本番と言わんばかりに盛り上がっています。

 

 

 でも、その盛り上がり方がちょっと変な盛り上がり方で……

 

 

「こ、ことりちゃん?な、なにやってるの?」

「愚問だよ花陽ちゃん。今日零くんが着ていたシャツを着ているんだよ♪」

「だからなんでそんなことをしてるの!?」

「え?彼女が彼氏のシャツ着るのって普通じゃないの?」

「えっ、えぇ!?それって普通なのぉ!?」

「普通だよぉ~♪」

 

 

 最近ことりちゃんがおかしいよぉ~!!いつも私たちを気遣ってくれる優しい人なのは変わらないんだけど、零君のことになると目の色がこの世のモノとは思えない色になってしまいます。一言で言えば、ダークマター色?その時は"小鳥"のような愛くるしさは消え、獰猛な"大鷲"になるのです……

 

 

「そうだよねぇ~普通だよねぇ~」

「ほ、穂乃果ちゃん!?それ今日零君が着ていた体操着だよね!?どうして被ろうとしているのぉ!?」

「どうしてって……穂乃果、零君の彼女だし」

「恋人同士でも流石にそんなことは……」

「普通だよ!!」

「も、もしかして私がおかしいの……?」

 

 

 穂乃果ちゃんもことりちゃんと同じくらい変態さんになっています……どれだけ変態になっているのかと言いますと、零君がセクハラを仕掛けても穂乃果ちゃんたちが喜んでしまい、逆に零君が焦ってしまうくらいです。

 

 

「あ、亜里沙ちゃん……どうしようこの状況」

「えっ、ご、ゴメンなさい聞いていませんでした……」

「どうしようこの状況――――って、えぇ!?亜里沙ちゃん、それ零君の体操ズボンだよね!?!?」

「こ、これは穂乃果ちゃんとことりちゃんに無理矢理持たされてそれで……!!」

 

 

 亜里沙ちゃんは冷汗をかきながら手を振って必死に弁解をしています。その姿を見ているだけなら可愛いのですが、結局零君の体操ズボンを握って離さないのでプラスマイナスゼロです……なんで亜里沙ちゃんまでこうなっちゃんだんだろう……?

 

 

「叫んでばっかいないで、花陽ちゃんも着てみなよ」

「穂乃果ちゃん!?もう着ちゃってるっ!?」

「えへへ♪零君に抱きしめられているみたいで幸せだなぁ~」

「そ、そうなの……?」

「あれ?もしかして興味アリ……?」

 

 

 穂乃果ちゃんは小悪魔のような笑顔で私の顔を覗き込んできます。顔を近づけられた時に零君の匂いが私の鼻を刺激しました。い、いい匂いです…………だ、ダメ!!私が堕ちてしまったら誰がこの状況を止めるんですか!?このままだと零君にバレて私までお仕置きされちゃう!!

 

 

「じゃんじゃじゃ~ん!!実は花陽ちゃんの分までことりが持って来ちゃいました~♪」

「おおーー!!ことりちゃん流石!!」

「そ、それって……零君の……し、ししし下着!?」

「零くんの下着ですか……う、羨ましいです!!」

 

 

 ことりちゃんが上に掲げたのは、まさかまさかの零君の下着でした!!なんでそんなものまで持ってきてるのぉ!?亜里沙ちゃんまで目を輝かせて物欲しそうにしているよ!?ダレカタスケテ~!!

 

 

「本当はことりが被りたかったんだけど、零くんの魅力を最大限に知ってもらうために、今日は花陽ちゃんに譲るよ!!」

「い、いらないよ!?」

「じゃあ亜里沙ちゃんにあげちゃうよ?それでもいいの?」

「別にいいよ……」

「本当に?本当にいいの?」

「うぅ~……」

 

 

 ことりちゃんも小悪魔、いやもう悪魔の顔になってるよぉ~……しかも零君の下着を摘んで私の顔の前でフリフリと揺らしてきます。揺れるたびに鼻に突くような匂いが漂ってきますが、これが零君の匂いだと思えば……悪くないかも。で、でもこの状況を早く止めて洗濯物を返さないといけないし……そういえば、穂乃果ちゃんと亜里沙ちゃんは何をやっているのかな?

 

 私はその2人に助けを求める(とても望み薄ですが)ため、横目でチラッと見てみました。

 

 

「どうどう亜里沙ちゃん!?零君の体操服を着た感想は?」

「本当に零くんに包まれているみたいです!!ちょっとブカブカですが、逆に全身を抱きしめられている感じがしてハラショーですよ!!これで一晩いられるなんて幸せだなぁ~」

「でしょでしょ!!穂乃果も零君の服を着ていると、いつもよりぐっすり寝られるんだぁ♪」

「零君の服を着て……寝る!?そんな素敵なこと、今まで経験したことがありません!!」

 

 

 私たちのライブは素敵な感動じゃなかったのぉ!?まさか零君の下着に負けるなんて……ちょっと、いやかなり複雑です……

 

 もう亜里沙ちゃんも穂乃果ちゃんたちと同じ側の人間になっちゃったよ……せめて海未ちゃんか真姫ちゃん、雪穂ちゃんの中から誰か1人でもいればこの状況を抑えられるかもしれないのに、私1人じゃ無理だよぉ!!

 

 

「もう我慢しなくてもいんだよ花陽ちゃん」

「ことりちゃん……」

「女の子なら、好きな男の子の匂いを嗅いじゃうのは普通なんだよ。その匂いに包まれて、深夜イケナイことに勤しむ……あぁ!!なんてアイドルな響き!!この背徳感はことりたちがスクールアイドルだから味わえることだよね♪」

「アイドルを汚さないでください!!」

 

 

 私はまだいいけど、にこちゃんにそれを言ったら絶対に怒られるよ!!あっ、でも今のにこちゃんもことりちゃんたちと同じ類だからもしかしたら共感しちゃうかも……!?だとしたら純粋なアイドル好きは私だけになっちゃう!?

 

 

「さあ花陽ちゃん!!零君に包まれながら寝るなんて、こんな機会滅多にないよ?」

「穂乃果たちも一緒に寝てあげるから!!零君を恐れなくてもいいんだよ。『赤信号、みんなで渡れば怖くない』ってね♪」

「花陽ちゃんも零くんに抱きしめられるの好きですよね?温もりも匂いもありますし、気分だけでも味わってみてはどうですか?」

 

「うっ、うぅ~……」

 

 

 3人の誘惑と目の前に差し出された零君の下着に私の心が大きくざわついてしまいます。

 いけない、いけないことだと分かっているんです!!もし零君にバレたら怒られるに決まっています!!それにこんな変態さんみたいなことを私が……で、でもこの好奇心を唆る匂いはなんでしょうか……!?あれを私の身体が、いや私自身が欲しがっている!?

 

 

 ここで私はもう一度零君の下着を見つめます。

 こ、これって今日零君が履いていたんだよね……?そしてまだ洗濯していないんだよね……?それには零君の温もりやちょっとアレな匂いも染み込んでいるんだよね……?

 

 

 

 

 …………

 

 

 

 

 

 そして私は、差し出された零君の下着に――――――手を伸ばした。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 高坂雪穂です。

 

 今日の夜は海未ちゃんと凛ちゃん、希ちゃんと私の4人で寝ることになりました。何とも奇抜な組み合わせですが、海未ちゃんが一緒だと安心できるかな?だってお姉ちゃんやことりちゃんと一緒になると考えただけでも頭が痛くなるから……亜里沙は多分大丈夫だろうけど、花陽ちゃんは今頃助けを呼んでるな、きっと。

 

 

「さあもう寝ましょう。明日も授業なのですから」

「張り切ってるね海未ちゃん。ウチらは明日午後からの授業やから、別に早く寝なくてもいいんやけどね」

「もしかして海未ちゃんが張り切ってる理由って、零君に褒められたから?」

「り、凛!?それをどこで!?」

「雪穂ちゃんから聞いたにゃ」

「雪穂!?あなたはどこで!?」

「えっ、お、お姉ちゃんから……」

 

 

 今日の朝、どうやら3年生組同士で一悶着あったみたいです。私はそれをお風呂の最中、お姉ちゃんに延々と聞かされていたんですけどね。その後、機嫌がいい海未ちゃんのことを疑っていた凛ちゃんたちにまで迫られたため、勢いに負けて話してしまったのです。

 

 

「もうダメですおしまいです……」

「別に気にすることはないと思うよ。結果的には体重計が壊れてたせいやし♪」

「そうそう!!それに海未ちゃんって身体が細いから、少し体重が増えていても分からないにゃ♪」

「そうやね♪ウチ的にはもうちょっと胸が大きくてもいいんやけど……」

「希ぃいいいいいいい!!」

 

 

 相変わらず希ちゃんも変態だなぁ……私も一度ワシワシされたことがあるけど、お姉ちゃんから聞いていた通りあれは恐ろしいものだよ。それを上回る実力を持つ零君のワシワシはもっとすごいらしいけど……私は遠慮しておこうかな。

 

 

「雪穂ちゃんも凛ちゃんも、もっと食べて胸に栄養与えないといかんよ?」

「よ、余計なお世話です!!別に胸を大きくしたいと思ったことはありませんから!!」

「そうだにゃ!!別に零くんは大きくても小さくても平等に愛してくれるよ!!ねっ、雪穂ちゃん!?」

「れ、零君のことはどうでもいいですが、胸の大きさも同じくどうでもいいってことです」

 

 

 μ'sに入ってから基本は楽しいことだらけなんだけど、唯一コンプレックスを感じるのは胸の大きさをイジられることなんだよね。基本的にイジってくるのは零君と希ちゃんぐらいだけど、言われるたびにやっぱり意識しちゃう……女の子だし。

 

 ちなみにお姉ちゃんの胸の大きさは2年生進級時にはまあまあだったのに、2年生後半から3年生にかけてかなり成長したんだよね。これも零君と恋人同士になったから?俗に言う幸せ太りがいい方向に影響したのかな?だったら妹の私も同じようになるはず……

 

 

「でも海未ちゃんは、もっと胸が大きくなったらいいのにって思ってるでしょ?」

「思ってませんよ!!言いがかりはやめてください!!」

「あれ~?でもこのまえ脱衣所で、みんなの下着の大きさを確認してたくせにぃ~♪」

「はっ!?」

「「えっ!?」」

 

 

 う、海未ちゃんが……?ま、まさか……だって破廉恥嫌いで有名なあの海未ちゃんだよ?勝手に人の下着を漁るなんて考えられないよ!!私の理想のお姉ちゃん像を返して!!

 

 

「海未ちゃん……まさか女の子に興味があっただなんて驚きだにゃ!?」

「ありません!!それにどうして希がそれを知っているのですか!?」

「実はカバンから出し忘れていたタオルを洗濯カゴに入れようと思った時に……」

「見てしまったのですね……」

 

 

 本当だったの!?海未ちゃん、やっぱり胸のこと気にしていたんだ……そうだよね、だって零君は胸が大きい女の子が好きなんだもんね。零君は大きくても小さくてもどっちでもいいって言ってるけど、大きいに越したことがないに決まってるし。

 

 私は…………やっぱどうでもいい!!どうでもいいんだ……

 

 

「どうして希ちゃんはそんなに胸が大きくなったのぉ~?1人だけズルいにゃ~~」

「特にはなにもやってへんよ。普通に生きてたらこうなってた」

「そのセリフ、すごくムカつくよ……」

「まあまあ凛ちゃんも雪穂ちゃんも未来はあるよ!!」

「この1年ずっと同じことを言われていた気がするにゃ……」

「私の名前がないということは私には未来がないのですね……」

「それよりも私を巻き込まないでください!!」

 

 

 うぅ~……私ってそんなに胸小さいかなぁ?実際に比べたことはないけど、一応にこちゃんや凛ちゃん以上はあるはず。もしかしたら海未ちゃんより、ほんの少しだけ上かもしれない。多分この中では2位のはず――――――やめよう、こんなのドングリの背比べだよ……

 

 

「じゃあウチが胸を大きくするとっておきの方法を伝授してあげようか?」

「そんなものがあるの!?あるならケチケチせずに教えてよぉ~」

「ふふふ……これはあのにこっちの胸すらも大きくしたまさに神業や♪」

 

「なんでしょう、とてつもなくイヤな予感しかしないのですが……」

「同感です……」

 

 

 私たちの間に不穏な空気が漂います。『今すぐここから逃げろ』と、私のカンがそう告げて来る……逃げないと!!一番安全なのはどこだろう……お姉ちゃんたちの部屋は絶対に阿鼻叫喚の地獄絵図だろうし、楓がいる部屋はうるさいから絶対に行きたくない。だったらもう零君の部屋しかないじゃん!!

 

 

 私は凛ちゃんと海未ちゃんを見捨てて自分1人で部屋を飛び出そうとしました。

 

 

 

 

 その時――――――

 

 

 

 

「逃げたらいかんよ♪」

「あ、脚が!?」

 

 

 少し距離があったのにも関わらず、いつの間にか希ちゃんに脚を掴まれていました。相変わらず気配なく忍び寄るのが得意なんですから!?

 

 そ、そんな関心をしている場合じゃない!!や、やられる!!このままではあの技の餌食にぃいいいいいい!!

 

 

「逃げた雪穂ちゃんにはオシオキに、ワシワシMAXハイパーや♪」

「いやぁあああああああああああああああああああああああ!!」

 

 

「雪穂ちゃん……合掌するにゃ……」

「雪穂のご冥福をお祈りします……」

 

 

「死んでませんから!!助けてくださいよ!?!?」

 

 

 

 

 そして私は翌朝まで気絶していたらしいです……ちなみに胸は大きくなっていませんでした。

 

 

 嘘つき!!

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 西木野真姫よ。

 

 今日は絵里とにこちゃん、そして楓と一晩を一緒に過ごすことになったわ。正直静かに過ごすことができる海未や花陽、雪穂と一緒になれた方がよかったんだけどね。にこちゃんや楓はうるさいし、絵里は最近微妙に頼りないし……みんなと話すことはキライじゃないけど、うるさいのだけは勘弁だわ。

 

 

「さぁ~て、女の子が夜に集まって話をするとなれば、もうそれは猥談しかないでしょう!!」

「わ、猥談って……え、えっ…………ちなことよね?」

「絵里、楓の言うことなんて放っておけばいいのよ。にこたちはもう寝ましょ」

「そうね、明日も朝早いし」

 

 

 絵里は変態否定派の人間だけど、話に乗っかろうとするから零や楓に煽られるのよ。にこちゃんは零のことになると暴走するだけで普段は割とドライな面もあるから、2人で協力すれば今晩は楓の暴走を止められそうね。

 

 

「むぅ~……じゃあみんなでお兄ちゃんの好きなところを言い合いましょう♪」

「賛成!!これはにこの大勝利で幕が下りるわね!!」

「に、にこちゃん!?寝るんじゃなかったの!?」

「零のことで勝負を吹っ掛けられて、にこが逃げるわけないでしょ!?」

「も~う……絵里からも何とか言ってよ」

「零のいいところか……何個あるかしら?」

「絵里ぃいいいいいい!!」

 

 

 楓はニヤリとした表情をして私を見つめてくる。う、ウザイ……まさにしてやったりみたいな顔ね。零を引き合いに出せばにこちゃんと絵里が乗せられることを初めから分かっていたんだわ。まさか私を煽るためにここまで零の話題を引っ張ってきたんじゃあ……

 

 にこちゃんもにこちゃんで零のことになるとキャラが変貌するし、絵里は絵里でいつもの如く役に立たないし……全く、大学生が聞いて呆れるわね。

 

 

「はいじゃあスタート!!まずは真姫先輩から!!」

「えっ、私!?か、カッコいいところ!!」

「「「お~!!」」」

「な、なによ!?」

 

 

 私なにか変なこと言ったかしら!?みんなが一斉に私を見て感心し出したんだけど……別に普通のことよね?突然振られてびっくりしたっていうのもあるけど。

 

 

「真姫が素直に零を褒めるなんて思ってなかったから……」

「ゲームだからよ!!それ以上でもそれ以下でもないわ!!」

「相変わらず素直じゃないですねぇ~……じゃあ次は絵里先輩で!!」

「私?そうねぇ……ああ見えて意外と優しいところかしら」

 

 

 まあ零はμ'sのためなら命を捨てる覚悟だしね。現に私たちがおかしくなった時に、自分の命を掛けて助けてくれたから間違ってないわ。細かな気遣いもできて練習中も『疲れてないか』とか『痛いところはないか』とか、すごく過保護だし。

 

 

「じゃあ次はにこね。え~と、女の子の胸を揉むのが上手いところね♪」

「おぉ!!共感できます!!」

「ちょっと!!突然飛躍し過ぎでしょ!!もっと他にあると思うけど!?」

「次は私です!!そうですねぇ~~セクハラする時の手つきがイヤらしいところですかね♪」

「勝手に続けないで!!もうっ、絵里も何か言ってよ!!」

「胸を揉む、セクハラ……そう言えばこの前零に胸を突っつかれたのよね……あの時は気持ちよかったな♪」

 

 

 もーーーーう!!これだから海未や雪穂と一緒の方がよかったのよ!!μ'sに入る前の威厳MAXな絵里は一体どこへ消え去ったの!?これじゃあ私がツッコミ死しちゃうじゃない!!零と同じ死に方をするのだけは勘弁だわ!!

 

 

「次は真姫先輩ですよ。ちなみにさっきより濃い内容じゃないと失格ですから」

「なにそのルール!?」

「真姫先輩も1つや2つあるでしょう?お兄ちゃんにセクハラされたことがぁ~♪」

「ぐぅ……」

 

 

 ないわよ!!――と言いたいところだけど、残念ながらあるのよね。胸を揉まれたり、太ももを揉まれたり、最近ではパンツを脱がされたり……どれもこれも犯罪よ。私の黙認の上であなたの人生が成り立っているんだからもっと感謝して欲しいわ。

 

 

「ほらほらぁ~~やっぱり真姫には無理なのよ。早くリタイアしてにこの番に回しなさい」

「真姫……にこと楓に負けてはダメよ」

「絵里……あなたは続けるの?こんなくだらないゲームを」

「わ、私もくだらないと思ってるけど、彼のいいところをみんなで共有できるのはいいことかなぁって……」

「割と乗り気なのね……はぁ~……」

 

 

 これだから世間からポンコツポンコツって言われるのよ……それで可愛げアピールをしてるつもりなのかしら?別に様になってなくはないから否定できないのよね。普段とのギャップで萌えるって人もいるみたいだし。でも今は私の逃げ場を完全に塞ぐ結果となったわ。

 

 

「じゃあ真姫を飛ばして絵里の番!!」

「う~ん……え、えっ…………ちの時も優しいところとか」

「にこも分かるわその気持ち!!」

 

 

 絵里……そんなに顔を沸騰させるのならやめればいいのに。それにちょっと間を空けてるけど、結局恥ずかしいセリフを言っているのは変わらないから。はぁ~……早く寝たい。

 

 

「次はにこね!!う~んとねぇ~~あっ!!おっぱいを吸うのが上手!!」

「なんですかそれ!?初耳ですよ!?」

「だってこれは彼女であるにこだけの特権でしょ♪」

「私も一応彼女なんだけど?」

「絵里は奥手だからそういうことしたことないんじゃない?」

 

 

「あ、あるわよ!!私だってチューチュー吸われたことぐらいあるんだから!!」

 

 

「「「……」」」

 

 

「えっ、どうしたのみんな……?」

「絵里、もうあなたもにこちゃんたちと同類よ」

「え゛っ……!!」

 

 

 前々から思っていたけど、絵里ってむっつりスケベよね……脳内だけならにこちゃんや希よりもピンク色の可能性があるわ。だから暴走した時はそんな恥ずかしいセリフを平気で言えるようになるのよ。普段平静を装っている人が急に破廉恥セリフを叫んだら、そりゃあにこちゃんも楓も驚くわね。

 

 

「エリーチカ先輩には負けませんよ!!次は私の番です。えぇ~と……○○○が大きい!!」

「ちょっと楓!?それはアウトでしょ!?」

「黙ってなさい真姫!!ねぇ、にこだけに零の○○○の大きさ教えて?」

「ハラショー……」

「そうですねぇ~このゲームで私に勝てたらいいですよ!!」

「言ったわね!!じゃあここからは私とアンタの一騎打ちよ!!」

「望むところです!!」

 

 

 その後、この部屋は様々な淫語が飛び交うピンク色の空間になってしまった。結局私と絵里は蚊帳の外へと追いやられ、にこちゃんと楓の猥談を無理矢理聞かされるはめに……

 

 これなら花陽たちと同じ部屋……はダメね。多分今頃花陽は穂乃果たちに堕とされているでしょうし、海未たちの部屋は希が暴走しているだろうから行きたくない。零の部屋が一番安全そうってどういうことなのよ……

 

 明日からは私、花陽、海未、雪穂という快眠確定グループで寝たいわ……

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 その頃、ある男の部屋では――――

 

 

 

 

「今晩は折角1人にしてもらったのに、うるさくて眠れねぇ……」

 

 

 

 うなされていた……

 




 マトモなグループが1グループもいない件について……
 海未、花陽、真姫、絵里、雪穂の中からグループを作らないと静かになる組み合わせはないですね(笑)
 逆に穂乃果、ことり、希、にこ、楓のグループは恐ろしすぎて自分でも書くことができません!!もはや存在自体がR-18と言われている人もいますから。


 そして設定自体を忘れている人もいるかもしれませんが、同棲生活は2週間の期限付きです。今回で7日目なのでようやく折り返しました。以下に時系列を載せましたが、零君の一週間は非常に濃いです(笑)


付録:同棲生活時系列

1日目『新たなる決意!同棲生活スタート!!』
   『穂乃果とことり、お風呂でおもてなし』
   『凛、脱衣所での誘惑』
   『真姫、深夜の天体観測』

2日目『私、スクールアイドルをやめます』

3日目『回転寿司へ行こう!』

4日目『美少女零ちゃんとおっぱいまくら』
   『欲望渦巻く王様ゲーム』

5日目『私、ずっとあなたのことが好きでした』
   『海未、秘密のダイエット作戦!』(序盤)

6日目『海未、秘密のダイエット作戦!』(中盤)

7日目『海未、秘密のダイエット作戦!』(終盤)
   『男子禁制!?ガールズトーク!』




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