ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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【最終話】WE LOVE !!(後編)

「お前もいつも通りだな」

「別に普通。むしろ年を跨いでも未だにあれだけはしゃげるのが逆に羨ましい」

「はは、確かに」

 

 

 2年生たちとの想いのぶつけ合いから数日が経ったとある放課後。俺は四季に呼ばれて科学室に来ていた。

 こうして白衣を着て怪しい液体を試験管やフラスコで混ぜ合わせている物静かな様子を見ると、ステージに立っている時のあの輝かしい姿のコイツとは全くの別人に見える。どちらのコイツのことも良く知っているからこそ違和感が凄い。

 

 ただ、こっちの姿の方がいつものコイツだ。目立たずに集団の隅にいるタイプで、それ故に言動もまったりしているためコイツの周りだけ時の流れが遅く感じる。ミステリアスな雰囲気、と言った方がいいか。

 

 逆を言ってしまえば、ステージだとキャラを180度変えられるスイッチのオンオフ性能の高さがあるとも言える。

 しかし、コイツがその性能を発揮するまでには困難な道のりがあった。

 

 

「はい、これ。おもてなし」

 

 

 四季は薄い黄緑色をした液体の入ったビーカーを俺の前に置く。熱いのか湯気が立っているが、色味からしても明らかに不気味だ。

 これを飲めってか……?

 

 

「なんだよこれ」

「ただのお茶。独自にブレンドしたものけど」

「ビーカーに入ってるってだけで怪しく思えるんだよな……。こういう実験用具みたいなものにいい思い出ないんだよ……」

 

 

 主に悪魔の姉のせいだ。昔からアイツにいいように使われていたせいで、理科の授業で実験とかするたびにまた何か仕込まれてるんじゃないかって変に勘繰るようになり、以降はあまり理科系の分野は好きではなくなってしまった。

 とは言ってもコイツが入れてくれたものなら多分大丈夫だと思うので、ビーカーに口をつけるのは抵抗があったものの、意を決して飲んでみた。

 

 意外にも美味く、それなりの熱さで身体も温まり始めた。

 そんな中、四季が(おもむろ)に口を開く。

 

 

「今日は先生にお礼を言いたかった。優勝した後は色々バタバタしていてすぐに年末になって、言うタイミングがなかったから」

「お礼?」

「うん。今まではずっと陰でいいと思っていた。メイの可愛さを周りに伝えられればそれでいいって、ずっと。そんな私をステージに上げてくれたのは、なにより先生。私が光を浴びるきっかけをくれたのも、先生」

 

 

 四季は人に自分を魅せる性格ではない。むしろ日陰の存在で、やることがなければ科学部や家に引きこもっているくらいだ。他人からは変人に思われるが、本人からしてみればそんな目は気にしておらず、むしろそれであっても毎日が充実していた。そんな彼女が唯一自我を出すのが幼馴染のメイのためであり、スクールアイドルをやるときも裏でコソコソ動いていた。

 

 ただ結局、自分もスクールアイドルとして並び立つようになった。気付いたんだ、自分も変わって大切な人の横にいられるって。

 

 

「ありがとうございます、先生。あのとき私の手を引いてくれて。初めてだった、メイ以外の人にあそこまで惹かれたのは。いや、メイとも違う。この気持ちは間違いなく……」

 

 

 頬をじんわりと朱に染めながらこちらを見つめる四季。その色っぽい表情はステージの上のコイツにそっくりで、俺も思わず見惚れてしまった。

 

 

「好き、だと思います。先生のこと。私に光をくれたあなたのことが、私に女性としての魅力を教えてくれて、自覚させてくれたあなたのことが。付き合う、とはまではいかないけど、この気持ちは伝えたかった」

「あぁ、しっかり伝わったよ。俺も、スクールアイドルを通して花咲いたお前にいつも目を奪われてた。ライブだといつもの雰囲気とは違って余計に女の子になるからなおさら」

 

 

 自分に自信がなかったわけではない。でもメイを前にして自分を出す必要がないと思い込み、それでずっと陰にいたコイツが今や『ラブライブ!』優勝チームのメンバーだ。そんな奴が輝いていないなんてもう誰にも言わせないし、自分でもそう思わないだろう。

 表情が堅く言動も怪しいため見過ごされがちだが、実は繊細で、そして純粋なところがある。そんな子が一皮剥けてステージで魅力を振りまいている姿を見たら、そりゃ誰でも惚れるって。

 

 

「じゃあ来年も、もっとお前を見せてもらおうかな」

「はい、もちろん」

 

 

 そうして、四季は本日初めて微笑んだ。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「やっぱりこのグループのライブもいいな。あとでこの動画チェックしよう……!!」

「お前は変われよ……」

 

 

 他の奴らがいつも通りの日常を送っている中でも、メイは未だに『ラブライブ!』決勝の映像を見返していた。本人曰く何度観てもいいとのことだが、自分がスクールアイドルのくせに他のスクールアイドルのオタクって改めて見るとすげぇ性格してるよな。まあ花陽だったりダイヤだったり、その界隈では珍しい性格ではないんだろうけどさ。

 

 そんな感じでコイツに度々他のグループのライブ動画を鑑賞させられることが多いのだが、最近は決勝戦に向けて他のグループに流されないようにする意図があったのか、そういった鑑賞会は行われていなかった。

 だから今こうして盛り上がっているのはその反動なのかもしれない。好きだけど優勝のために必死に衝動を押し殺し、そして終わった瞬間に弾ける。ただ年越してんのに未だに盛り上がれるのは幸せ者だだな……。

 

 

「先生は他のグループとか気になったりしないのか?」

「そりゃするよ。サニパとかウィーンとか」

「いや知り合いじゃなくて、一目見てビビッと来たグループとか」

「そう言われたらいねぇな。決勝に出るような奴らだからパフォーマンスに優れてるのは分かるけど、やっぱり普段のソイツらを知ってる方がステージに上がった時に感じられる魅力ってやつが違う。普段あどけない子がステージでは艶やかになってたりとか、そういったギャップも楽しみたいんだよ」

「…………なんか、気持ちわりぃ楽しみ方してるな」

「ほっとけ」

 

 

 長年スクールアイドルと付き合ってきてるから、そりゃ有象無象とは楽しみ方も違うだろ。自分がどうライブを鑑賞しているか話したのはこれが初めてだが、まさか引かれるとは思ってなかった。スクールアイドルやライブってより、女の子個人個人を嘗め回すように見てるのが気持ち悪いってことだろうか……。

 

 

「そういった見方をしてるのはお前らに対しても一緒だけどな。お前も四季と似て、日常生活とステージの上では結構印象変わるから見ていて面白いし」

「そ、そうなのか?」

「あぁ、いい感じに変わったよ。自分にはスクールアイドルなんて可愛いのは似合わないって、駄々をこねるくらいに否定してたのが懐かしいくらいだ」

「う゛っ……あの時はまだ若かったんだよ。でも、先生が可愛いとかふざけたことを言ってくれたせいで、勝手に手を引かれたせいで自信を持たざるを得なくなっちまった……」

 

 

 いつも同じ手を使うが、気になった子がいたらとりあえず付け回し、悩み相談に乗ってあげて無理矢理にでも手を引いてあげ、一度でも軌道に乗せられればそれでいい。あとは他の仲間たちが何とかしてくれるから。メイの時もそうであり、誰にも見つからないよう遠くから練習を観察してる姿があまりに不憫で、なにより自分もやりたいオーラが滲み出てたから声をかけたんだ。

 

 

「四季もそうだったけどさ、結局お前らってお互いのことを考え過ぎた故にどっちも動けなかっただろ? 俺はどちらにも自分に自信を持たせて、一緒に表舞台に立つことに抵抗や遠慮がなくなればって思ってたんだよ」

「うん。そのおかげで私も四季も輝けた。お互いにコンプレックスを克服して、まさか優勝までできるなんて……。恩人だよ、先生は」

「そうか。お前がそう思ってくれるのなら、今回は素直に受け入れようかな」

「だから…………好きになっちまったのかもしれない」

 

 

 声は小さかったが辛うじて聞こえた。本人も本当に俺に伝えたかったのか途中でやめようとしたのかは半々な感じで、でも口に出してしまったことに若干恥ずかしさを感じつつも後悔はしていなさそうだった。

 赤みがかった頬がもう髪色と同化してどっちか分からなくなりそう。まだ俺と知り合って1年も経っておらず、いつも素直になれなかったメイ。でもそんな奴が俺に好意を伝えてくれたという事実に、俺は多幸感に満ち溢れていた。

 

 

「い、今のは聞かなかったことにしてくれ! 聞こえてたとしたら返事はまだでいい。もっと成長した自分を見せ付けたいから、マジで伝えるのはその後で!」

「あぁ、楽しみにしてるよ」

 

 

 そうして、メイは新たな決意を胸にした。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「うひひ、動画の収益が半端ないですの! これも優勝したおかげ……!!」

「お前も変わってねぇな、色々……」

 

 

 本当にスクールアイドルかと疑いたくなるような悪い笑みを浮かべているのはこの女。夏美は自分の動画で得た収益の額を見てニヤニヤしている。今まで散々泥水を(すす)ってきたから、有名になって視聴数が爆伸びしたことによる承認欲求は半端ないだろうとは思うが……。

 

 夏美もすみれと同じような過去を持っていて、有名になろうと空回りしたけどやっとそれが大成した者の1人だ。

 元々去年準優勝のLiellaに入った影響で自分を売名。その影響で動画参入者がじわじわ増え始め、今となっては練習風景の動画や日常動画を上げるだけでも万の再生数は稼げるから、それこそガチのエルチューバーと言っても過言ではない。しかも今回優勝したことでチャンネル登録者も大きく伸びてるし、自分も有名になるしでコイツにとっては人生大成功。花の街道を進んでいるってフレーズは今まさにコイツのためにあると言っても過言ではないだろう。

 

 

「俺に対してなら別にいいけど、他の奴らにはあまり天狗になるんじゃねぇぞ」

「分かってますの。そうやって調子に乗った挙句、炎上発言で身を亡ぼす人なんて今まで幾多も見てきましたの。その反面教師を踏み台に私はもっとのし上がるので、先生これからもサポートよろしくですの!」

「相当調子乗ってんな……。ま、あまり謙遜されるのもそれはそれで腹立つし、お前はそのキャラでいいか」

 

 

 夏美の性格からしてここで冷静になられたらなられたでこっちが取り乱すので、逆に予想していた反応をしてくれて良かったと言うべきか。そして増長した挙句、いつも通り痛いしっぺ返しを貰うところまでを見てみたい。ただスクールアイドルに入ってからは普通に実力で人気を獲得しているため、その成功報酬として今の結果は増長してもいいくらいだけどな。

 

 

「でも良かったじゃねぇか、自分の夢が早々に叶ってさ」

「それはまぁ、そうですけど……」

「ん? まだ何かあんのか? 十分有名になって稼げるようになったのに?」

「いくら有名になってもまだ手に入れていないものがありますの。そう簡単に手に入れられるものでもないし、そのためには今度こそ私から動かないと……」

「それって俺のこと?」

「ちょっ……!? そうやって無駄に察しがいいところ、空気が読めてませんの……」

 

 

 気付いてんのに気付いてないフリする方がタチ悪いだろ。それに鈍感過ぎるのも第三者視点から見て腹が立つし、だったら女の子からの好意に敏感で関係をどんどん推し進めた方がいいだろって思う。

 

 

「こうして打ち込めることができたこと、自分を魅せる場が作れるようになったこと。どれも先生のおかげですの。だから――――これからも隣で見届けて欲しいですの、私の姿を」

 

 

 そういった告白をしない流れかと思っていたが、どうやら自分から動くと意を決したようだ。

 元々は何をやるにも本気になれず、だったら金稼ぎをするという学生にしては堅実過ぎるモードに突入していた夏美だが、スクールアイドルになってようやく自分が立てる舞台を見つけた。それは頓挫しそうになった動画投稿主としての名上げにも利用でき、本気で熱く打ち込めるものとして自分の中に刻み込まれた。スクールアイドルになってまだ1年にもなっていないのに、ここまでの出来事は既に大きな思い出となっているだろう。

 

 そんな彼女の過去を考えると、これまで手を引かれてスクールアイドルをやってきたからこそ今度は自分から動いて未来を掴む、という意気込みを汲み取るのは想像するに余りある。

 

 

「そして、先生から『好き』と言わせてやりますの!」

「言ったな。吐いた唾は吞めねぇぞ」

 

 

 そうして、夏美は未来への目標を大きく掲げた。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「ぽわぁ~……」

「お前、最近ずっとぼぉっとしてるよな」

「せ、先生!? いやぁ~なんか大きなイベントや年末年始が終わって、忙しいことが一気に過ぎたせいで気が抜けちゃってるっす……」

 

 

 きな子はメイや夏美とは別の意味で年末の怒涛のイベントの余韻を引きずっているようだ。

 やることが全くなくなったと言えばウソになるが、スクールアイドルとしても次の目標が定まっていないので、ゴールに向けて切磋琢磨していた忙しい日々に比べると今がゆったりし過ぎているのは分かる。他の奴らとは違ってスクールアイドルに乗せた想いや治したいコンプレックスがあるわけでもなく、ただ自分を変えたい一心でLiellaに加入したコイツからしてみれば、この何もない時間が空虚に感じられるのだろう。

 

 

「夏美とまでは言わないけどさ、もっと自分が残した功績に自信を持っていいんだぞ」

「それはそうですけど、自分が変われたのかなと自問して、多分変われたと自答すると、だったらOKなんて思っちゃって。なんすかね、この気持ち」

「思った以上に変わることができて驚いてるんじゃねぇの。その驚きに唖然として、みんなみたいにテンションは高くなれないと」

「そうかもしれないっすね」

 

 

 地方から出てきた垢抜けない少女。運動もできないし、リズム感があるわけでもなく歌も上手いわけではない。それでもかのんたち先輩のライブに感動して、自分も先輩たちのように変わることができたらと夢見ていた。

 その結果は大成功。未だにステージに上がる前は緊張するらしいけど、それでも立派なスクールアイドルとして覚醒している。舞台の上の彼女の姿を見てそう思わない奴はいない。誰もコイツのことをスクールアイドルなんて向いてなかった天然の純朴少女だとは思わないだろう。アイドルとしての輝きもさることながら、女性としての華やかさも大きく増していた。

 

 

「実感がないわけではないっす。だから思うんです。同級生のみんな、先輩たち、それになにより、先生と出会えたことが一番良かったなって。先生が隣に来てくれなかったら、きな子は今もウジウジしているだけだったっすから……」

「そうか。だったら良かったじゃん。それにかのんにも自分の気持ちを伝えて、分かってもらえたんだろ?」

「はい。その出来事も自分の殻を破れた要因の1つだと思っています。かのん先輩に思いを告げて、それをしっかり心に届けることができたので、もう引っ込み思案なだけの自分じゃないんだと自覚しました」

 

 

 変わったと言うよりかは強くなったと言った方がいいか。最初は俺やかのんに手を引かれるだけの存在だったコイツが、今や先輩のお悩み解決に貢献するくらいに成長した。精神的に強くなり、ステージでも堂々とし、そして、俺の前でも緊張しなくなった。

 

 

「それもこれも先生のおかげっす。ありがとうございます」

「ま、教師として、男として当然の役目だ」

「あはは、先生ならそう言うと思ってたっす。でもきな子は、先生のその男らしくて頼りになって、厳しいけど優しくて、何よりいつも隣にいると安心させてくれるところが……」

「……」

「好き、です……」

「うん。こっちこそサンキュな、伝えてくれて」

「いえ、これこそきな子が前へ進む、次の目標ですから」

 

 

 これまでは俺に好意を伝えることすら羞恥心に負けてできなかったのに、今は普通に言えるようになったのはやはり精神力の成長のおかげか。内心では今にも感情が爆発しそうになっているかもしれないが、それでも口に出して伝えられたことは彼女にとって大きな前進だろう。

 

 

「でもこれで終わりじゃないっす。言葉だけでは何とでも言えるので、次は行動で――――あっ、そ、そうっすね、あはは……」

「途中で羞恥心に負けんなよ……。ま、とりあえずはこの関係でいいんじゃねぇか。まだ1回優勝しただけ、つまりもっとお前の勇姿を見られるってことだし、これからに期待だ」

「えぇっ!? また優勝ってハードルが高すぎるっす! だけど、先生に色々貰ったお礼に今度はきな子が先生にたくさんプレゼントしたいっす! だから…・・・頑張ります!」

 

 

 そうして、きな子はまた新たな一歩を踏み出した。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 Liellaのみんなの想いを聞いた。ちょっと前までは恋愛沙汰になると途端に雑魚と化していたのに、いつの間にか見違えるくらいに成長しやがった。これも『ラブライブ!』優勝で自信が付いたからに違ない。全員が大会で優勝したら俺に想いを告げると心に決めてたし、そう考えるとその覚悟からして決勝戦以前から精神面では大きく成長していたのだろう。こうした成長に嬉しさを覚えるのは、教師よりも親って気分だなこれ。

 

 校舎の周りを歩きながら思い出していた。アイツらとの出会いとここまでの軌跡を。

 自分の教師人生として初めての教え子ということもあり、ここまでの信頼と愛情の関係を築けたことに自分の柄に合わないながらも感動している。別に狙ってアイツらを手に入れようなんて思っておらず、こういった結びつきになったのは副産物としての側面が強いが、それでもここまでの絆で繋がることができて浮立つ思いだ。

 

 そういった意味では、俺の夢をアイツらに叶えてもらったことになる。

 俺は女の子が輝く姿を見たい。文字に起こすとたったそれだけだが、本当はそこまで単純なものじゃない。自分と相手の絆を深め、自分が相手を、相手が自分を理解して、お互いのいいところも醜いところも、表も裏も何もかも知って、それでも信頼し合える関係になった子の晴れ姿が見たいんだ。ただ女の子ってだけでは夢は叶わない。だって知らない子の晴れ姿を見たところで、その子の魅力を完全に理解したとは言えないからな。その点、絆を深めた子の舞台には感動がたくさん詰まっている。

 

 

 そう感傷に浸っていると、屋上の方からこちらを呼ぶ声が聞こえてきた。

 見上げてみると、Liellaの面々が屋上の練習場からこちらを見下ろして手を振っていた。

 

 

「もうすぐで練習ですよーーーっ!!」

 

 

 かのんの声。いい声してるだけによく通るな。

 他にもみんなが口々に俺を呼ぶ。次第に『そんなとこでサボるな』だとか『早く来い』など心にもない内容も聞こえてきたが、ま、今の俺は何事にも寛容になれるくらい心が透き通ってるから勘弁してやろう。

 

 

「あぁ、今行く!」

 

 

 そして、俺は校舎に向かう。

 一旦は1つの区切り。でもこれからアイツらは俺にまた新しい夢を見せてくれるだろう。だったらこっちもそれに応えるまで。

 

 

 星たちの夢は、まだ終わらない。

 




 これにてLiella編の第二章は完結となります!
 最初から読んでくださった方も、途中から読んでくださった方もありがとうございます!

 第二章も第一章の時と同じく純愛ベースで物語を描いてきました。ただ流石に何もしないと前回と被ってしまうので、ウィーン・マルガレーテや七草七海と投入してテコ入れしつつも主軸は変わらずに最終回まで持っていけたかと思います。
 虹ヶ先編とは違ってキャラ1人1人の過去やコンプレックスに焦点を当てたので、そういった意味でも執筆しながらに新鮮だと感じました。そうやってキャラを深堀すればするほどその子のことを好きになるのは、もはや小説あるあるですね(笑)

 スーパースター2期のアニメは途中も結末も色々と難アリ展開でしたが、一応自分の中ではいい感じに終わらせられたつもりです。これでかのんがやっぱり留学するとかだったらどうしようとか思ったりしてますが……

 これで一旦は第二章完結ですが、公式で既にアニメ3期が決まっているのでそちらにも期待したいところです。つまりこの小説でもLiellaにまた会えるってことですね(笑)

 それではこれにて後書きも終了とさせていただき、Liella編の第二章は終幕となります。皆様ここまでありがとうございました!
今回やこの章を通して、ご感想をいただけると嬉しいです!


 次回の投稿はいつも通りの時間でちょうど年明け、1月1日(月)の0時を予定しており、新章突入となります。
 そちらも是非読みに来てくださるとうれしいです!

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