ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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すっげー同級生、無礼な後輩

 蓮ノ空女学院に転入して4日目。

 最初はリスタートすることになりお先真っ暗を感じていた青春生活だが、人間ってのは適応が早いもの、既に二度目の高校生活にも慣れてきた。もはや自分が元成人だってことすらも忘れてしまうタイミングがあり、普通に年相応の中学1年生として人生を謳歌してしまっている時がある。もしかしたらいつの日か元の生活に戻ってやるという執念が消え失せてしまい、このままでもいいやと錯覚してしまう日が来るかもしれない。

 

 いや、それだけは絶対に避けたい。俺はスクールアイドル病の問題を解決して、一刻も早くこの山中の牢獄から抜け出すって決めてるんだ。

 何が嫌かって、この学校周りに何もないせいで平日は学校と寮を行き来するだけの生活となる。彩のある日常とは程遠く、これでは日野下が都会のショッピングモールに憧れるだけでなく、願望を周りに振りまいて回るモンスターと化してしまうのも仕方がないだろう。

 実際に俺も最初は学校終わりにどこかへ遊びに行くなんてアグレッシブなことはしないタイプだから別にどうでもいい、なんて思ってたけど、生活してみると分かるこの窮屈さ。選択肢がある上で自分で選ばないのと、そもそも選択の余地が全くない窮屈さとでは同じようで全然違う。最初から自由が広がっているのとそうでないのとでは見える視野が異なるので、その影響のせいで退屈を感じてしまうのだろう。

 

 シャバの空気を吸うためにもとっとと問題を解決しなければならない。そのためにはこの学校のスクールアイドルとの親睦を深めるのが先決。

 

 今日は大沢瑠璃乃と藤島慈が組むユニットである『みらくらぱーく!』の練習へ行く予定だ。

 発声練習もしたいからと声の通りが良い屋上でレッスンするとのことなので、初めてそこに足を踏み入れたのだが――――

 

 

「今日も気合入ってっかーーーっ!!」

「おーーーっすっ!!」

「『ラブライブ!』に優勝したいかーーーっ!!」

「うぉおおおおーーーっすっ!!」

「学校のテスト廃止希望!!」

「いぇええええええええ!! ――――じゃなくて、それは無理だよめぐちゃん!」

「ノリに合わせて派閥を作ろうと思ったけど、無理だったか……」

 

 

 何やってんだコイツら。ガチの運動部ばりの発声練習みたいなことしてるけど、この練習スタイルがコイツらの普通なのか……?

 この2人は他のユニットの奴らと比較して現代色に染まっており、砕けた言葉や芝居がかった表現をよく使う。他の奴らとは別の意味で独特のノリがあり、成人男性の俺(見た目は子供)が現代女子の勢いについていくことができるか少し不安になってしまう。こんなことを言ってるとオッサンっぽいって言われそうだな……。

 

 

「あっ、神崎くん。うぃっすうぃーすっ」

「なんだよさっきの。練習してたんじゃねぇのか?」

「今日は天気もいいし、開放的な屋上にいるとテンション上がっちゃうんだよ」

「下まで聞こえてたけどな」

「えっ、それはヤバっ! この学校の規則って厳しいから、テンションハイで騒いでるとすぐ目を付けられちゃうんだよ~」

「とてもそんな危機感があるようには見えなかったけど……」

 

 

 やっぱり校則が厳しいのかここって。そういや生徒手帳に色々と書いてあった気がするが、長文過ぎて最初の3文字くらいで読むのをやめたっけ。窮屈なのは環境だけでもなく規則もだなんて、ここまで箱庭のお嬢様学校は複数の女子高を渡り歩いてきた俺でも初めての場所だ。まあ箱庭で守られているからこそだから珍しいのは当たり前だけど。

 

 

「とりあえず、練習するなら早くやれ」

「遅れてきたのに命令口調とはホントに生意気な後輩……」

 

 

 藤島は悪態をつきながらも俺に練習メニューが記録されたタブレットを渡してくる。てっきり『お前の力なんて必要ない』と追い出されるものとばかり思っていたが。

 

 

「梢と綴理から聞いてアンタの力量は分かってるからね。気に食わないけど、私たちのレベルアップのために付き合ってもらうから」

「あぁ、とことん付き合ってやる」

「あれ? めぐちゃんと神崎くん、意外と息が合ってる? もっとバチバチしてるのかと思ってた」

「使えるものは何だって利用しないと。『ラブライブ!』優勝のためだもん。例え趣味だろうが好きでやっていようが、勝ちたいものは勝ちたいからね」

「そりゃそうだ」

 

 

 勝ちたいなんて願望は贅沢ではなく、大会に出るのであれば誰しもが持つ欲望だ。記念に大会に出られたらいいねレベルの奴らでも、出るのであれば勝ちたいって気持ちはあるだろう。

 そういった考えが藤島にもあったのか、不信感を持たれているにも関わらず俺と同調した。まだ生意気とは思われているだろうけど、ここ連日他のユニットの練習をサポートして成果を出した影響がコイツにも伝わっているのか、とりあえずサポーターとして利用してやろうという考えにさせることができたっぽいな。

 

 そんなこんなで練習が始まる。

 他のユニットとは違いコイツらは幼馴染の関係なためかコミュニケーションは常にフランクで、仲睦まじく楽しそうに練習が進んでいく。だからと言って浮ついているわけではなく、一応藤島が1年早くスクールアイドルをやっていた経験を生かして大沢にしっかり指導している。その最中にもボケツッコミをお互いに入れつつ進行しているので、乙宗や村野のように格式ばった練習が好みの奴もいれば、コイツらのように和気藹々と練習するのが好きって奴もいるのだろう。

 ちなみに全体練習では乙宗が指揮を執っている。そのためか堅苦しく真面目な雰囲気になっているため、コイツらにしてみれば2人の練習時間ってのは息抜きにもなっていると見える。

 

 しばらくして1曲分の練習を終える。

 コイツらの曲は弾けてる雰囲気のものが多いためか、振り付けも他のユニットと比べて大振りな印象がある。そのせいか1曲やるだけでも体力消費は相当なものだろう。藤島の練習メモに体力作りのレッスンを重点的にするようにしていた理由はそれかと、今の練習を見て分かった。

 

 

「神崎くん、どうだった?」

「いい雰囲気だな。曲がお前らのためにあるかってくらいに歌もダンスも絶妙にマッチしてたし、何より見ていて元気になれそうだった」

「ふぅん、意外にちゃんと褒めてくれるんだ。アドバイスと言う名のダメ出しばかりでボコボコにしてくるものとばかり思ってたよ」

「飴と鞭って言葉があるだろ。鞭を振いたくなることもいくつかある」

「例えば?」

「大沢は曲調に合わせすぎてるのか、動きがちょっと先走り過ぎてる。1つ1つの動作が大振りなのは分かるけど、多分隣の藤島を見て自分もついて行かなくちゃって気持ちが先行してるんじゃないか?」

「えっ、そこは気が付かなかった」

「逆に藤島は振り付けが綺麗すぎだ。お前はもっと弾けた方がいいと思うぞ。練習メニューを見る限りいつも2人で並んでやるか藤島が大沢を見ているらしいけど、一度お互いに向かい合って1曲通してもいいかもな。それかいっそのこと大沢に見てもらうとか。お前は指導する立場だけど自分の実力も伸ばさなきゃいけない立場でもあるから、そこは信頼できる幼馴染に頼んでも問題ないはずだ」

「「…………」」

 

 

 藤島も大沢も黙ってしまった。

 これまさか、また変に有能さを見せ付けてしまったってやつか?

 秋葉からは『あまり疑われることはするな』と釘を刺されていたのだが、ここ何年もスクールアイドルを指導してきた職業柄もあるのかそう簡単に抑えられるものではない。だからついつい喋り過ぎてしまう。疑われる種を撒いただけで悪手だったかも……。

 

 しかし、そこで大沢の目の色が変わり、藤島も不服ながらも納得した面持ちをした。

 

 

「すっげーじゃん神崎くん! まだルリたちの練習を5分見ただけなのにそこまで分かるなんて!」

「練習メニューを添削してもらった時から思ってたけど、大口を叩くだけのことはあるかな」

「そりゃどうも」

 

 

 良かった、感動してただけだったらしい。

 でも事前に藤島の練習メニューを知っていたおかげでこのアドバイスができたので、やはり知り合った初日に全ユニットのメニューを見ておいて正解だったな。その行動がなかったら、ただ練習を数分見ただけでアドバイスできる超人扱いされてただろうし、それだけ疑いの目が厳しくなっていただろう。

 

 

「神崎くん有能だねー。ルリたちのクラブに引き入れておいて良かったよ」

「どういうこと?」

「神崎くんって色んな問題を解決してくれて、クラスの救世主みたいなポジションになってるんだよ。クラスの揉め事も上手くまとめ上げてくれたし、メンタルが落ち込んでいて部屋に引きこもっていた子を巧みな話術で外に連れ出して更生させたり、大切なブレスレットをなくして悲しがっていた子に付き添うだけでなく実物も見つけてあげたりと、もうすっげーっとしかいいようがない!」

「そういえばうちのクラスにも噂が流れてきてた気がする。ていうか、そんな問題ばかり発生する学校だったっけ?」

「またそれかよ……」

 

 

 むしろ俺が聞きたいくらいだ。この3日間でのユニット練習の最中、同級生である日野下たちが俺の活躍を話し、上級生たちが感心しつつも問題が増えたことに疑問を抱くこのシチュエーション。そんなこと早々起こりえることではないが、それだけ毎日俺の手を煩わせる問題が発生してるってことだ。

 これもし俺がいなかったら不登校になってる奴とか、同級生の中で不和とか起きてたんじゃないかと思うけど、多分俺がいなかったら問題すら起こらないんだろうな。こうも連日問題が続くと受け入れざるを得ねぇよ、自分がトラブルメーカーだってさ。作り出すってよりかは引き寄せてると言った方がいいかもだけど。

 

 

「これでめぐちゃんも神崎くんのこと見直したんじゃない?」

「だから、実力は元々認めてるっつうの。でももっと可愛気があればなぁ~って思うよ」

「悪かったな。じゃあ『先輩先輩』って媚びる子の方がいいってことか?」

「それは花帆ちゃんで間に合ってるかも……」

「じゃあ丁寧に敬意を払える子とか」

「それはさやかちゃんがいるかな。元気な子はルリちゃんがいるし……あれ、だったらどんな子がいいんだろう?」

 

 

 自分の従える後輩にキャラのバラつきを求めんじゃねぇよ贅沢か。そもそも異性の後輩がいるって時点でキャラは被ってねぇだろ。

 

 

「考えなくても、こんなイケメン美男子が部活の後輩にいるって相当のステータスじゃね? ルリはクラスにめっちゃ女の子に手練れの男子が転校して来たって、親に速攻で連絡したもん」

「手練れって、神崎アンタもう誰かに手を出してるの!?」

「んなわけねぇだろ。まだ早い」

「「まだ……?」」

「あっ、いやそういう意味じゃなくて、男なら一般論としてそうなりたいって気持ちがあるだけで、俺としてはそんなこと思ってねぇから」

 

 

 ヤバいヤバい、思わず成人の頃の俺の自我が前面に出てしまいそうだった。ていうかもうほぼ言いかけていた気がするが、無意識に女の子と関係を持とうとしてしまうのは俺の性なのかもしれない。いつもは無害そうなのに、攻める時は途端に肉食系になるって女の子からはよく言われてるからな……。

 

 

「ま、顔もいいし救世主って呼ばれるくらいには有能みたいだし、私の隣に並び立つのには相応しいかもね」

「隣って……えっ、まさかめぐちゃんもうそこまで考えてるの!? 堂々の彼氏宣言!? 元芸能界にいたのに躊躇なく男を作ろうとするその精神と度胸……そういうところに痺れちゃうぜ! それで他人に文句を言われても、それを売名に変えちゃうくらいの意気込みも憧れる!」

「こらこら! 勝手に炎上系配信者みたいな言い方するな! そりゃ男を作るなら顔がいい方がいいでしょって話なだけだから!」

「そうだな、俺も彼女を作るならお前みたいなスタイルが良くて可愛い子がいい」

「えっ!? そ、そうなんだ……」

「ん……?」

 

 

 藤島の様子が変わった。頬を少し紅に染める。素直に好意を伝えたはずなのだが、もしかしたら攻撃力が高すぎたかもしれない。

 でも素直に言っちゃうだろって話だ。藤島はアイドル顔だし、雰囲気もノリが良くて一緒にいて楽しそうだし、クラブの中でも随一出るところは出ているので女の子の魅力としては申し分ない。それどころか知り合ったが最後他の男に渡してしまうなんて許せないと、男に眠る謎の独占欲が湧いてくるくらいの子だ。だからこそ素直に言っちゃうんだよ、そういうことは。

 

 

「男の子と関わる機会なんてなかったからさ、異性にいきなり容姿を褒められてビックリしちゃった」

「異性として見てくれてるんだな。年下で、しかも中学1年生なのに」

「つまり、めぐちゃんも意外と面食いだったってことか。これはスクープ! スクープぜよ新聞部! 元芸能人の恋愛事情を赤裸々にするチャンス!」

「さっきから私を炎上させたいのか!」

 

 

 毎回思うけど、出会う可愛い子がみんな男の手垢が全く付着してない子ばかりなのは偶然なのだろうか。俺がそういった能力を生まれながらにして授かっているからかもしれない。出会う子ほとんどが女子高出身でみんな処女ってありえない話だ。まぁ俺の行く先は虹ヶ先も結ヶ丘も、そしてここも秋葉によって決められたからアイツが元凶かもしれないけど。

 

 

「そういったるりちゃんはどうなの? 神崎とは仲良さそうだけど」

「それはなんつーかなー。多分普通」

「そうだな、普通だ」

「なにそれつまんな」

「弄る気満々だったんじゃねぇか……」

「色んな問題を解決するスーパーマンだもん。すっげーかっけー! っとは思ってるよ。こんなアニメや漫画の主人公みたいな男の子が現実にいるんだって、どちらかと言えば感動しちゃってる……かな」

「なんか、友達ってより物珍しさ的な目で見てない……?」

「それはある」

 

 

 大沢は俺が颯爽と問題解決する様を見て盛り上がっている節があり、友達感覚ってよりも観客の立場として見ているような印象が強い。だから日野下や村野とは違い、俺とはどこか一歩離れているような気がしてならない。

 ここまでの会話を聞くと大沢はウェイ系でパリピな子と思われるかもしれないが、意外にも場の空気をしっかり読める子であり、逆にそっちに神経を注いでいる説がある。たまに疲れて元気がなくなっている様を見たことがあるので多分間違いないだろう。だから俺とは気さくに接しているものの、まだ神崎零という人物を測りかねている途中の段階だと思われる。

 ただそれでも興味を惹かれる対象だとは思われているようで、だからこそ藤島が言ったように一歩引いて物珍しい目で見ているのだろう。

 

 

「ま、お前らに嫌われてなくて良かったよ」

「るりちゃんはともかく、私に対してもそう言えるなんて相当な自信だね」

「俺に可愛いって言われて照れてただろ。嫌いな奴だったらそんな反応にはならねぇよ」

「癪に障るから今から嫌いになっていい?」

「なんでだよ……」

「無礼なところは今でも嫌いだもん」

 

 

 ロボットやアンドロイドじゃねぇんだから、切り替え1つで心が180度すぐ傾くなんてありえねぇんだよ。それにこうして面と向かって冗談を言い合いながら会話できている時点で嫌いになられる要素なんてゼロだ。

 ただ意外だったのは、初対面の印象は悪かったのにそこまで好感度が低くなかったってことだ。コイツも村野と同じく自分の利益になるかどうかで俺を見ているところがあるので、そういった意味では側に置いておくのが最善だと思われたか。

 こちらとしてはどんな打算があるのせよ、これからも近づいてOKとなった時点でフレンドシップ形成だ。スクールアイドル病の問題解決の第一歩を踏み出せたとも言える。まぁ、こっちもそういった打算でこのクラブにいるからどっちもどっちかもな。

 

 そういえば、コイツらの近くに謎の装飾された段ボールがあることがずっと気になっていた。

 タオルやら飲み物やらと一緒に置いてあるので練習道具なのかと思ってスルーしようとしていたが、こんなの何に使うんだとさっきから脳内に疑問がチラついてウザいので聞いてみるか。

 

 

「もしかして、あの段ボールが気になる?」

「あぁ、なんだよアレ」

「るりちゃんの充電が切れたときに引きこもるためのものだよ。通称『ぼっちハウス』」

「充電切れ? コイツってロボットだったの?」

「ちげーし! これでも『周りがちゃんと楽しめているか』に常に気を使ってるんだよ。その空間にいる人たちに配慮して、イライラしている子やつまらなさそうにしてる子がいたら、不和が起きないようにその子を楽しませてあげたいんだ」

「なるほど。でもそんなことに神経を集中させてたら逆に自分が参ってしまう。それが充電切れってことか」

「相変わらず理解早いねアンタ……。それでるりちゃんは表向きパリピになっちゃったんだけど、実は独り遊びの方が好きだったりするんだよ。ゲームやアニメ鑑賞みたいなインドアな趣味から、1人バッティングセンターや釣りみたいなアウトドアまでね」

 

 

 やっぱり、俺が予想していた『他人の言動を観察している』予想は大当たりだったみたいだ。

 周りの空気が壊れるのがイヤ、か。結構ナイーブな性格してたんだな。

 

 

「それであの段ボールを被って周りを強制的に断絶することで、その充電っつうのができるわけか」

「そうそう」

「でも俺はここに来てからの4日間、お前のそんな姿を1度も見たことねぇぞ」

「想像以上のミジンコメンタルになっちゃうから、周りにそんな自分を見られたくないが故に逃げちゃってるんだよ。だから見てなくても当然。親友の花帆ちゃんやさやかちゃんの前ですら逃げ出すからね」

「あっ、でもそういえば神崎くんと一緒にいる時に充電切れになったことないかも……」

「なんでだよ」

「るりちゃん、それって……」

「ん?」

 

 

 日野下や村野と一緒の時ですらダウナー状態になるのに、俺の時はそうならないとはこりゃいかに。さっき言ったみたいに俺をエンターテイナーとして見てるから、赤の他人だと思って気を使う必要がないってことなのか。それとも……。

 

 

「それじゃあ練習に戻っか。神崎にはこれ渡しておくから。さっきのアドバイスを受けてメニュー組みなおしたよ」

「練習メニューか、いつの間に」

「そう。だからまた添削お願いね」

「おぉっ、神崎くんめぐちゃんからの信頼が厚い」

「もうそういうのいいから行くよ! あっ、添削しながら練習も見るように!」

「マルチタスクとか無茶言うなよ」

「それが自分の仕事、でしょ♪」

 

 

 藤島がウィンクをすると、大沢と再び練習に戻る。

 結局、大沢も藤島もまだ一歩引いてはいるが俺を受け入れてはくれるようだ。ただどちらもフレンドリーな子だから仲良くなるならコイツらからと思ってたけど、蓋を開けたら一番苦労しそうな部類だったな。

 これはとことん一緒にいて、徐々に心の距離を詰めていくしかなさそうだ。

 




 『みらくらぱーく!』の曲はどれもテンポが良くて好きだったりします。何気に推しユニットだったり。


 次回は久々に全員集合回の予定です。




【キャラ設定集】※更新版
零から蓮ノ空キャラへの呼称(そのキャラへの印象)
・日野下花帆 → 日野下 (俺に気があるのか…?)
・村野さやか → 村野  (合理主義、頼れる同級生)
・乙宗梢   → 乙宗  (距離が僅かに縮まったかも)
・夕霧綴理  → 夕霧  (意外と真面目なところもある)
・大沢瑠璃乃 → 大沢  (意外とナイーブ)※更新!
・藤島慈   → 藤島  (ある程度信頼はしてくれて安心)※更新!

蓮ノ空キャラから零への呼称(零への好感度 0~100で50が普通)
・日野下花帆 → 零クン  (? 謎の好感度)
・村野さやか → 神崎さん (52 頼れる同級生)
・乙宗梢   → 神崎君  (45 頼れるところはあるけど疑いもある)
・夕霧綴理  → れい   (58 疑いはあるけど一緒にいて楽しい)
・大沢瑠璃乃 → 神崎くん (50→53 エンターテイナーとして見てる)※更新!
・藤島慈   → 神崎   (30→35 ちょっとは信頼してもいい)※更新!
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