ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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バーサーカー妹!崩壊蓮ノ空!?(前編)

 転入生活17日目の朝。

 昨日は綴理や瑠璃乃のスクールアイドル病を治療したことで、俺が蓮ノ空(ここ)へ来た目的の半分が達成された。さやかと綴理は病気の症状が出てしまった後での解決となったが、昨晩の瑠璃乃は苦しむような兆候が出る前に治療できたのでやはりスピード解決したのが功を奏したのだろう。逆に言えば早く治療してやらないと危険なことになる、ということでもある。だから昨日が上手く行ったからって悠長はしていられない。

 

 あとは花帆、梢、慈の3人。慈は傷の位置が特定できているのでいいとしても、他の2人はどうするか。傷がなければそれでいいのだが、どちらにせよ服を脱がせて確認する他ない。本来ならナイトプールの時に確認したかったけど、あそこはあそこで事件があったので確認の時間なんて取れなかった。もしスクールアイドル病になっているとすればさやかや綴理の時のように病状が進行している可能性もあるので、早めに傷位置を特定して対処する必要がる。ある程度は強引でもこっちから積極的にアプローチすべきか。今の関係性なら多少の無茶でも押し通れると思っている。アイツらの命に関わることだ、のんびりはしていられない。とは言えまずはスクールアイドル病になっていることが確定している慈の治療をするのが先か。忙しくなってきたな。

 

 そんな考え事をしながら寮から校舎へ、もう慣れた道のりを歩いていく。

 その途中、何かおどろおどろしい雰囲気を感じ取った。

 

 なんだか嫌な予感がする。

 今すぐ自室に戻った方がいいような、そんな気がする。ここまで分かりやすく戦慄が走ったのはいつぶりだろうか。幽霊騒動やエルフ騒動の時の切羽詰まった際もそれなりだったが、今回は別の空気を感じる。天地を揺るがすような巨悪がこの学校に迫っている、いやもう既にここにいるような、そんな恐怖を。俺がここまでビビるなんてそれこそここ数年はなかったことだ。

 

 恐る恐る校舎を見上げてみる。

 するとそこには――――

 

 

「え゛っ!? 校舎がボロボロに……!?」

 

 

 考え事をしていて上の空だったから今気づいたのだが、なんと校舎が粉塵を上げて倒壊しそうになっていた。まるで空襲を受けたようだが、そんなデカい音が鳴れば流石に騒ぎになってここに来るまでに気付いていたはずだ。今日は遅刻して登校しているので外に人はいないが、学校にいる奴らは大丈夫なんだろうか。

 

 そもそも一体何が起こっている? まさかパラレルワールド?? 秋葉の力で爆撃アリ砲撃アリのバトルワールドに来ちまったとか? 大変なことになっているのは分かっているが、ここまで目の前の世界が変わることなんて久しぶりだから動揺の方が勝って事態が素直に呑み込めない。

 

 花帆(アイツ)らは大丈夫なんだろうか。何故こうなっているかは分からないけど、アイツらの顔が思い浮かんだ瞬間に俺は走り出していた。

 しかし、その足はすぐに止まる。こちらに向かって走ってくる奴が見えたからだ。あれは――――

 

 

「大賀美?」

「あっ、少年。ちょうど良かった。キミを探してたんだ」

 

 

 こちらに向かってきたのは大賀美だった。

 普段の飄々とした性格はどこへやら珍しく慌てている様子。そりゃこの惨状を見て冷静でいられる奴の方が少ないだろう。

 

 

「何が起こってんだ?」

「あたしも詳細は把握できてないんだけど、女性が1人『お兄ちゃんはどこ……?』とか言いながら、薙刀を持って校舎を闊歩してるんだ……」

「お兄ちゃんって……。ん? ま、まさかそれって……!!」

 

 

 俺の嫌な予感は的中する。それはもうフラグ回収と言ってもいいくらいに。

 さっきまで走っていた戦慄はまさに危険予知その通りだったのだが、その方向性が想像とは違っていた。深刻な事件に巻き込まれているのかと思っていたけど、どうやら下手な事件よりもコミカルで、それでいて俺にとっては何よりも厄介な事件らしい。

 

 ()()()が来ている。それだけで校舎がボロボロになっている理由も理解できた。

 

 当然だが、アイツが求めている『お兄ちゃん』はここにはいない。いるのは小学生くらいの背丈になった兄だ。

 そしてこの姿になっていることは誰にも知られてはいけない。知られたら俺が身体の形を保てなくなってしまうからだ。

 今までこの姿になっていることを怪しまれたことはあってもバレたことはない。だがアイツは違う。この姿であろうとも一瞬で看破できるだろう。俺のことを直視しなくても雰囲気や匂いで察するを超えて確信を持ってしまうくらいだ。

 

 だから、俺が取るべき行動は――――

 

 

「ちょっと体調が悪くなった。休むって連絡しておいてくれ」

「えっ!? 今キミの力が必要なんだけど!?」

「なんで俺なんだよ。関係ねぇだろ」

「秋葉先生がお呼びなんだよ。彼なら解決してくれるからって。それにあたしもこういった事件は少年の担当だって思ってるからねぃ」

「面倒事の処理係じゃねぇんだよ俺は……ったく」

 

 

 秋葉が絡んでいる時点でなんとなく事件の背景は想像できた。

 関係ないとは言ったけどそれは外面向けの話で、アイツの暴走を止められるのは実際に俺しかいないだろう。このまま放っておくとただでさえボロボロの校舎が倒壊する危険性がある。正体バレが怖いけど野放しにしておくわけにはいかないか。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 大賀美と一緒に校舎へ足を踏み入れる。

 至る所が薙刀で切りつけられて傷だらけになっており、むしろその一太刀で爆撃を受けたかのように崩壊させているのでどうやったのかと疑問に思ってしまう。まあアイツは怒りが昂ると何をしでかすのか分かったものじゃねぇからな。

 

 

「ひでーな。警察とか消防とか呼ばれてんじゃねぇの?」

「あの女性が電波も電話回線も何もかもジャックしてるから誰も何も呼べないんだよ。山中の監獄ってみんなが皮肉で言ってるのがその通りになっちゃうとはね……」

「もうやってることがプロのテロリストじゃねぇか。でも相手は1人だから隙を見つけて逃げることはできるだろ。まだ誰ともすれ違ってないし、どうして誰も動いてねぇんだよ」

「先生も生徒もみんなビビっちゃって脚が動かないんだよ。そんなことあるのかって思うけど、実際にそうなってるから気になってね」

「お前は動けるのか」

「うん。どうしてかは分からないけどね」

 

 

 思ったより派手にやってんなアイツ。校舎をここまでぶっ壊し、電波も電話も封じて逃げる気すら失せさせるなんて何がしたいのやら。俺を探すだけでここまでの所業、相当怒りが溜まっているようだ。俺のためなら無差別破壊も遠慮ねぇからな。

 呑気に語っているが、一応深刻な事態であることには違いない。でも大方は(アイツ)(アイツ)のせいだし、完全に身内だけの問題だし、ここまで事を荒立ててしまっていることに申し訳なさを感じてる方が大きい。焦ってないと言えばウソになるが神経を尖らせるかと言えばそうでもない。まあ俺の周りではこんな非日常は日常と同等のようなものだ。こちらからしてみれば迷惑過ぎるったらありゃしねぇけど。

 

 

「なにを悟った顔をしてるんだい?」

「いや別に。とにかくこの事態を解決する方法を探ら――――ん?」

「凄い音だ。何かがこっちに来る?」

「この足音、この猟奇的な雰囲気、まさか……!? 大賀美隠れるぞ!」

「えっ、ちょっ!?」

 

 

 大賀美の手首を掴んで近くの大きな柱の後ろに隠れる。

 それと同時だった。奴が廊下の曲がり角から姿を現したのは……。

 

 

「匂いが濃くなってる。やっぱりここにいるんだね、お兄ちゃん……」

 

 

 神崎楓。紛うことなき俺の妹。義理とか特別な関係でもない、正真正銘血の繋がったマジのガチの実妹。

 あまりにも容姿端麗の美少女で、直視すると目が焼けるとまで言われるくらいの風貌。今まで自分の容姿に自信があった女性がアイツを見ると、その自信が一瞬で砕け散ってしまうくらいの美麗さとも言われている。顔良しスタイル良し、家事万能で頭脳明晰で運動神経も抜群の最強妹なのだが、唯一の欠点がまさに今のコイツだ。

 あまりにもブラコンであること。俺のためなら手段も辞さないその狂人っぷりはこの学校の惨状を見てもらえればよく理解できる。俺以外の人やモノなんてどうでもいいと思っているので破壊活動に何の疑問も抱かないバーサーカーと化す場合もある。もはやそのブラコンは誰も救いようがない病気だ。

 

 しかし、コイツは秋葉に鎮静剤を打たれて家にいるはずだ。俺が蓮ノ空に連行されたと知れば当然暴れ狂うので、秋葉が事前にアイツに心情すら操る強力な鎮静剤を打って俺が留守でも疑問を抱かないように図ってくれたはずなんだ。

 でも今こうして俺を探してこの学校に来ている。当初は対処していたはずなのに今は対処できていない。これは一体どういうことだ……?

 

 すると、背後から頬を突かれた。

 

 

「うおっ!? って、お前かよ」

「秋葉先生?」

「やっほ。思ったより凄いことになってるね」

 

 

 ひっそりと現れたのは秋葉だった。後ろから突然声をかけられたので、その驚きで近くにいる楓に気付かれそうだったから背筋が凍りそうになる。ただ幸いなことにまだこっちの存在には気づかれてないようだ。匂いで俺がこの学校にいることは察知されてるみたいだけど……。本当に人間かアイツ?

 

 

「他人事みたいに言ってるけど、全部お前のせいだろうが」

「いや鎮静剤の効果が思ったより早く切れちゃって、昨日打ち直してやろうって思ってたら一瞬の差で間に合わなかったよね」

「じゃあなんで連れて来たんだよ。どうせ面白いことになりそうだって思ったんだろ」

「そうだけど、まさかここまでバーサークモードになるとは……。いやでも仕方ない部分もあったんだよ? 車を出せって圧力ヤバかったし、運転中ずっと薙刀を首元に突き付けられてたし、いつ首が飛んでもおかしくなかったんだから」

「お前のことだからスペアくらいいくらでもあるだろ」

「いや悪魔って言われてるけどまともな人間だからね……。怒りの頂点を飛び越えて人間すらも超越した楓ちゃんには流石に敵わないよ」

 

 

 間違いなくまともではない。

 それはともかく、怒りの臨界点を超えたからああなっているらしい。そりゃ今までクスリで俺が不在であることを疑問に思わないよう感情を抑制され続けて来たんだ、逆にクスリがなければ溜まった鬱憤が噴き出てしまうのは当然だろう。しかも『愛しの兄が行方不明』とあればアイツの怒りが破壊衝動に変わるのも不思議ではない。その尻拭いができるのが俺だけだから迷惑な話だけど……。

 

 

「えぇっと、もしかしてあの人って秋葉先生の妹さんだったりします? 話を聞いてるとそう思ったので。ということは、あの人は少年にとってお姉さんってこと?」

「「えっ?」」

「え?」

 

 

 思わず俺も秋葉も間抜けな声を上げてしまう。

 そういや大賀美が隣にいることを忘れてベラベラと兄妹事情を話してしまった。妹とは明言してなかったけど明らかに身内感を漂わせる会話だったし、頭が良くて察しがいい大賀美沙知であればそれくらい容易に推理できるだろう。おバカな花帆や慈だったらある程度は誤魔化せるけど、これ本当のことを言っていいのか? 言ってもいいけどウソの内容がまた増えることになり、今後の会話でボロを出さないようにするのがより一層大変になる。秋葉の奴ホントに余計なことばかりしやがって……。

 

 

「あっ、零クンに秋葉先生、沙知センパイも!」

「あん? 花帆……? お前らもどうしてここに?」

 

 

 今度は花帆たちスクールアイドルクラブの奴らが現れる。

 当然ながら慌てた様子だが、1つ気になることがあった。

 

 

「お前ら動けるのか? 他の奴らは逃げるにも足が動かないって言ってたけど」

「そうなんだよ! よく分からないけどみんな動けなくなっちゃって! だからあたしたちが零クンを呼んで来るってなったんだ!」

「だから、どうしてそこで俺が出てくるんだよ……」

「それは我らが零くんなら何でも解決してくれるからって、ルリたちみんなが思ってるからっしょ!」

「どいつもコイツも根拠のねぇ期待ばかり寄せやがって……」

「期待を乗せるほど強くなるのがれいらしいね」

「そんな少年マンガの主人公じゃあるまいし……」

 

 

 自分の妹のことなので自分で事態の終息を図ろうとはしているが、そうでなくてもコイツらに引っ張り出されていただろう。別にコイツらも悪気があったわけではなく、むしろ俺自身が英雄視されるような行動を取り続けた結果か。身内の尻拭い、そして身から出た錆として俺が対処するしかないか。

 

 

「そういえば、さっきまでそこにいた女性いなくなってますけど……」

「あそこで粉塵が上がっているということは、向こうに移動したみたいね。(わたくし)たちもここへ来るまでの間、なんとかあの人に見つからないよう移動にするのに必死だったわ」

「だから3階から1階まで降りるだけでも一苦労。まるで私たちの知る蓮ノ空じゃないみたい。まあ実際にこれだけボロボロだと別の建物にしか見えないけどさ」

「校舎全体がぶっ壊されてんのかよ。やること決めたらとことんやるからなぁアイツ」

「アイツって、零さんあの人のことを知ってるんですか?」

「えっ、い、いやまぁ……」

「零君……」

 

 

 思わず口が滑ってしまい秋葉に呆れられてしまう。普段の自分の会話もボロ出しそうでかなり危なっかしいけど、こんな物理的に学校崩壊してる状況で、しかもその元凶が自分の妹なんて状況を見て雑念でまともに正体バレを回避することなんてできねぇだろって話だ。それでもやらなきゃいけないんだけども。

 

 俺に注目が集まって静まり返っている。

 何か話題を逸らそうと思ったが、秋葉が俺の肩を叩いてその役目を買ってくれた。

 

 

「電波をジャックされたのは私の発明機器をあの子が持ち出したから。キミたちが動けるのはこの子との関係が強くてこの子の魂の一部がキミたちに宿ってる、からかな?」

「えっ、なんっすかそのオカルト?」

「いやぁ今暴れてるあの子が振りまく威圧は何の抵抗も持ってないと抗えないってことだよ。この子の魂こそがその抵抗力って感じかな」

「ちょっと言ってる意味が分からないんですけど……」

「とにかくキミたちが特別だから動けてると思えばOK!」

「もしかしてここってパラレルワールドか何か?ハロめぐちゃんねるで動画撮影とかした方がいい? いい動画ネタになりそうだし」

「そうだとするとボクたちは夢見てる?」

「いや現実よ、この状況……」

 

 

 なんか適当なことを言って俺への火の粉を振り払ってくれた。それは助かるけど、電波ジャックを許したのもコイツの失態じゃねぇかとツッコミしたくなる。鎮静剤を打ち忘れるわ電波ジャックされるわ、俺の活躍を見るためにまたわざとやってんじゃねぇだろうなコイツ……。

 

 

「よし、それじゃあ私はジャックされた電波を取り戻そうかな。沙知ちゃん手伝ってくれる?」

「それはむしろこちらこそお願いしますって感じなんですけど、そもそも取り戻すことなんてできるんですか?」

「できるよ。それにこういう裏方仕事は私の役目だからね。いつも誰かさんに嫌な役目を押し付けちゃってるから、私はそういうところで頑張らないと」

「分かってんのならアイツの怒りを鎮めてくれ」

「それは無理。自分にしかできないことだって自分が一番分かってるくせに」

「ったく……」

 

 

 俺と秋葉の立ち位置はいつもこうだ。秋葉が裏方で事件を持ってきたり指示をする所謂コマンダーで、俺が現場で動くソルジャー。どっちが苦労する役なのかってのはそれぞれの仕事があるので議論するつもりはないが、なんか釈然としないんだよな。いつも種が撒かれた後に行動させられるのは何とかして欲しいな、スクールアイドル病のことみたいにさ。

 

 そうして秋葉と大賀美は生徒会室へ向かう。

 その際、秋葉がこっそり耳打ちしてきた。

 

 

「いざとなったら元に戻るクスリ、使わないとね」

 

 

 それだけ言い残すと大賀美と共にこの場を去った。

 元に戻るクスリ。一応薬1つで元の姿に戻ることはできる。大人と子供では声帯が異なるので電話する時、ビデオ通話で姿を晒す時はその薬を飲む必要がある。いつもは自室でしかその薬を使ってこなかったけど、もし楓の怒りを鎮める手段が他に見つからない場合はやむを得ない。コイツらに隠れて服用する必要はあるから正体がバレる危険性も高いが四の五の言ってはいられないだろう。

 

 それにしてもコイツら、緊張感は持ってるみたいだけどこんな状況なのに意外と落ち着いてるな。実際の幽霊と出会ったことで肝が据わったか。なんにせよコイツらをここに残しておくのは危険だ。

 

 

「俺はアイツを追うけど、お前らはどこかへ隠れとけ」

「えっ、あたしたちも行くよ! あの人って零クンの知ってる人で何か事情があるんでしょ? だったらお話すれば分かってもらえると思うから」

「別にお前が話す必要はないだろ」

「幽霊の時は零さん1人で抱え込ませてしまっていましたから、今度はわたしたちも一緒に頑張ります」

「うん。ボクもお手伝いする」

「ここまで来たら一蓮托生、 死なば諸共だよ」

「死んでどうする……」

「動けるのに何もしないってのはね、めぐちゃんたちの信念に反するわけだよ。いつもは助けられてばかりだけど、たまには役に立つから」

「何もかもをあなたに頼ってばかりではいられないのよ。それにあの人、どこかで見たことがるような気がするのよね……」

 

 

 あぁ、まあ気付くよなスクールアイドルが好きだったら。その話はアイツのことが本格的にバレてからするか。

 

 花帆たちの度胸を買って、ここは一緒に行くことを許可してやろうと思う。怒りの臨界点を超えてるとは言えども楓が誰かを傷つけるとは思えないので、コイツらを連れて行っても最悪なことにはならないと予想する。

 ただ単に俺と女の子たちが一緒にいるとアイツの機嫌が悪くなるわけで。しかもそれが新しい女の子ともなればなおさら気分を害すわけで……。

 

 懸念はあるがコイツらに何を言っても俺から離れる気はなさそうなので、仕方ないけど連れていくことにするか。そもそもこのガキの身体のままアイツの前に出るわけにもいかねぇしな。俺の代わりとしていい目くらましになるだろう。

 

 

「分かった。でも無理すんなよ」

「オッケーだよ! 任せて!」

 

 

 そんなこんなでいきなり蓮ノ空に襲来したバーサーカーの妹。相変わらず事件ばかり起こる日常だが、今度の敵はガキの姿である俺の正体を一撃で見抜くことできるだろう強敵。そんな奴を(なだ)めることができるのか。

 いやホントにできるのかよマジで……。

 

 

 

 

To Be Continued……

 




 各章に1回はある楓のゲスト回の前編でした。
 なんか学校が超大変なことになってシリアス感ありますが、今回も次回も普通にギャグ寄りです(笑)



【キャラ設定集】
零から蓮ノ空キャラへの呼称
・日野下花帆 → 花帆
・村野さやか → さやか
・乙宗梢   → 梢
・夕霧綴理  → 綴理
・大沢瑠璃乃 → 瑠璃乃
・藤島慈   → 慈

蓮ノ空キャラから零への呼称(零への好感度 0~100で50が普通)
・日野下花帆 → 零クン  (96)
・村野さやか → 零さん  (94)
・乙宗梢   → 零君   (76)
・夕霧綴理  → れい   (95)
・大沢瑠璃乃 → 零くん  (96)
・藤島慈   → 零    (77)

スクールアイドル病の治療状況
・日野下花帆 → 傷の位置未特定
・村野さやか → 治療済
・乙宗梢   → 傷の位置未特定
・夕霧綴理  → 治療済
・大沢瑠璃乃 → 治療済
・藤島慈   → 傷の位置特定済
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