ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常2~   作:薮椿

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恨みのスクールアイドル下着当てクイズ

 宝探しと同日の夜。俺は一旦帰宅してみんなと晩飯を取った後、秋葉に呼ばれて健康診断を受けて再び家に戻っていた。

 以前にここへ来たときもそうだったけど、身体が小さくなる薬の影響で身体に異常がないか(そもそもガキにされてる時点で異常だが)を定期的にチェックされている。今日はサバイバルで体力を消耗したので明日でもいいかと思ったのだが、秋葉が明日不在のため夜の健康診断(意味深ではない)を実施することになったんだ。

 

 それが終わって家に帰った頃には夜も既にいい時間になっていた。一年生たちは過酷なハイキングに疲れたのか既に自室に戻り寝てしまったようだ。リビングには二年生と三年生たちが集まって談笑しており、俺を出迎えてくれたあとに風呂に入るよう促してきた。

 

 ああいった冒険は慣れているとは言えども、子供の姿になっているからか体力は大人より格段に低下している。だから事件が解決したときのぐったり感が半端ないんだ。しかも帰宅後の風呂はアイツらに譲ったせいで未だに汗も流せていない。ゆえに今日の風呂はまさに待望。気持ちよくなりすぎて湯舟の中で眠ってしまうかもしれない。

 

 そんな多忙だった今日。とっとと風呂に入って俺も早めに寝よう。そう思って脱衣所で服を脱ごうとしたのだが――――

 

 

「これアイツらの洗濯物か? ん?」

 

 

 目の前の光景に目を見張る。

 アイツらの洗濯物が洗濯カゴの中にぶち込まれていた。ジャージやシャツなど学校に着ていったモノがほとんどだが、洗濯物なのでその中に当然――――下着もある。しかも一番上の最も見える位置にブラジャーが鎮座していた。しかもかなりデカい。更には脱ぎたてだから、性欲真っ盛りの思春期男子がこの光景を見たら自分も速攻で下着を脱いでいることだろう。これが誰のモノにせよ、旺盛な男子ならば美女美少女だらけのスクールアイドルの中の誰かと考えれば誰であっても性欲は発散できるに違いない。むしろ誰と決まってないからこそ自分の推しの想像が捗る気もする。

 

 なんてくだらないことを冷静に考えていた。

 

 

「男と一緒に住んでるのにこういうの気にしないんだな。今までほぼほぼ一番風呂だったから、下着をこんな雑多にぶち込んでたなんて知らなかった……」

 

 

 アイツらに恥じらいがないわけではないと思うが、これまで家族以外の男性と一つ屋根の下で暮らしたことがないからこその無警戒なのかもしれない。

 ただ注意しようにも変に羞恥心を煽るだけなので、ここは見て見ぬフリをするのが男として最適な判断か。別にこれからずっと一緒に暮らすわけでもなく、今の生活もあくまで一時的。だから野暮なことは抜きにしてお互いにストレスを溜めないように生活すればいい。スクールアイドル病の調査が終わるまで俺がスルーすればいいだけの話なんだから、向こうの緊張を煽る必要もない。

 

 

「にしてもでっけぇなぁ。これ何カップあるんだよプラネタリウムかっつうの」

 

 

 お椀型の形状があまりにも盛られ過ぎて変な例えが炸裂してしまう。

 実際にカゴから取り出して摘まみ上げてみるとその大きさがよく分かった。薄い桃色なのがより淫猥さを漂わせている。

 

 これは誰のモノだろうか。ちょっと推理してみよう。

 アイツらの中で胸が大きめなのは花帆、梢、百生……って、スリーズブーケばかりじゃねぇかバランスどうなんってんだ。ドルケはまぁ……お察し。みらぱは瑠璃乃と安養寺もないわけではないのだが、やはり本命はアイツだろう。よく考えればスリブの奴らがピンクの下着を装着してるなんてあまり想像できねぇし、キャラ的にもアイツのモノかこれ。

 

 速攻で持ち主を特定したのでカゴに戻そうとした、その時だった。

 

 

「ごるぅらぁあああああああああああああああああ!! なに人のブラ勝手に盗んでんだぁああああああああああああああ!!」

 

「慈?」

 

 

 その持ち主が轟音を荒げてこちらに駆け寄り、俺が摘まんでいた下着をひったくった。

 声だけでも焦っているのが分かるが、表情も必死で頬も赤い。やはり男に下着を見られることに恥じらいはあるようだ。まさかとは思ったけど俺に見せつけるためにわざと、とかでは流石になかったらしい。もしそうだとしたら淫乱の烙印をおでこに刻んでやったところだ。スクールアイドル病の傷よりももっと不名誉な烙印をな。

 

 

「あんたのバスタオルを置き忘れたからわざわざ届けてあげたのにこの仕打ち! いくらご主人様ぶっていても中身はエロガキか!」

「こんな見えるところに置いておくのが悪いだろ。好きにしてくださいって言ってるようなものだぞ」

「家族以外の男と同棲したことないから迂闊だった……」

 

 

 やっぱり無意識だったか。まあ脱ぐ順番的に下着は最後だから何も考えなければカゴの上から見えるように配置されるのは仕方がない。俺も反応しなければよかったのかもしれないが、気になってしまったものはどうしようもないだろ。

 

 

「で? 私のおっきなブラジャー、しかも脱ぎたてほやほやの蒸れ蒸れのブラジャーを嗅いで興奮してたんでしょ? へぇ~」

「んなことするかよ。てか女の下着で興奮するフェーズはとっくに通り過ぎてんだ」

「確かにまったく動揺してないじゃん! それはそれでムカつく! この世界の美少女めぐちゃんに魅力がないみたいじゃん!」

「下着だけ見せられてもな。実際に着てる姿を拝めば話は別だろうけど」

「やらないからね!! このエロガキ!!」

「やれとは言ってねぇよ……」

 

 

 なんかまた俺の汚名が増やされてないか……? 別に誤解を解こうとは思わないけど人前でその名を叫ばれるのだけは勘弁願いたい。脱衣所に入ってきてからコイツずっとヒートアップしてるし、下着1つ見られただけでそこまで興奮することかねぇ。まあ俺は女の子の下着なんて見慣れてるから特に興奮は感じられないけど、コイツらは男と衣食住を共にすることすら初めてだろうから仕方ないか。

 

 

「本当に性欲が滾らないってのなら、他の子の下着を見ても平常心を保っていられるってことでしょ?」

「そりゃそうだけど」

「だったら私がカゴに手を突っ込んでランダムで誰かのブラを取り出すから、それが誰のモノか当ててみて! ブラガチャだよ!」

「なんだよその炎上しそうなガチャラインナップ……。てかどうしてそんなことしなきゃいけねぇんだよ。早く風呂入らせろよ」

「めぐちゃんのブラを見た罪は重いよ! 私が満足するまで付き合ってもらうから! それがあんたの償い!」

 

 

 なんか超面倒なことになってきたな。ほんの極僅かな好奇心だけで下着を摘まんだ結果がこれかよ。思春期女子の羞恥心を侮っていたが、そもそも勝手に脱衣所に入ってくるコイツも悪いだろとは思う。俺が脱いでる最中だったらどうするつもりだったんだよ。。ガキだから裸を見られてもいいだろ的な?

 

 

「じゃあ最初のブラガチャ結果はぁ~~デケデケデケデケ――――デン! おっ、クリームイエロー!」

「てかお前は誰のか分かるのかよ?」

「大体はね。ほら、寮のときは大浴場だったでしょ? みんなと一緒に入る機会も多かったし、誰がどういった下着をつけてるかは知ってるよ」

「あっそ。ちなみにそれは徒町のだ。トップとアンダーの差を見れば大体分かる。お前らのは見たことないけど、他の奴らのなら死ぬほど見てるから目利きには慣れてんだ」

「当たり! だけどなんか推理の仕方がキモい!!」

「お前が当てろっつったんだろ……」

 

 

 なんて理不尽なキレ方なんだ……。

 いや女の子からしたら気色悪いと思われても仕方ないか。俺も思春期の高校時代には女の子の胸の大きさを瞬時に言い当てられる謎スキルがあった。穂乃果たちに若干引かれもしたが、アイツらと恋仲を深めていく中でそんな下品なスキルは必要なくなったのか、俺の中からいつの間にか自然消失していた。だがその痕跡が残る推理をするあたりそのスキルが根絶やしになったわけではないのだろう。今は子供の姿だしな、実際。

 

 

「じゃあどんどん行くよ! あんたが女の子の下着で興奮しないか確かめるテストでもあるからね!」

「でも当てれば当てるほどキモいって思われる気がするんだけど……」

「そりゃね。次は――――はい、これ! おっ、薄橙色だ! しかも結構おっきいねぇ。これは誰のか分かる?」

「花帆のだ」

「えっ、なんで分かるの!? さっきは冗談交じりでキモいって思ってたけど本気にしそうなんだけど!?」

 

 

 もう俺が何しようがドン引きされるだけじゃね……? そもそもどうして女の子の下着当てクイズをしているのかも分からない。集団の中で一番胸がデカい奴の下着を見ても興奮しないんだから、それ以下の奴のを見ても何も感じないのは当然だろうに。

 

 ただ慈はまだ続ける気だ。無駄なことをしていると分かっているけど、自分が言い出したことで後には引けないからヤケになってんじゃねぇのか? こんなことをしてたら、また誰かに見つかって騒がれる負の連鎖が発生しそうな気もする。

 

 と、そうフラグを立てた矢先だった。

 

 

「ちょっとなにしてるんですかぁああああああああああああ!!」

「えっ、花帆ちゃん!? わっ!?」

 

 

 花帆が突然乱入した。神速で慈の持っている自分の下着を奪い取り、俺たちの目に晒されないよう丸めて抱え込む。

 

 

「どうして慈センパイがあたしの下着を零クンに見せつけてるんですか!?」

「いや下着当てクイズをしてただけだから」

「そもそもそれがおかしいですよね!?」

「だって最初に私のブラをまじまじ眺めて鼻を伸ばしてたのコイツだしぃ~。めぐちゃんは他の女の子の下着でも興奮しないかテストしてただけだしぃ~」

「あたしの零クンがそんな下品なことをするわけないです! 零クンはいつも誠実でカッコよくて、劣情だらけの慈センパイが仕向けない限りこうなりません!!」

「なんだとこのぉ!!」

 

 

 もう俺、風呂入っていいか? この茶番に付き合えば付き合うほど俺の格っつうか品位が下がる気がする。まあ俺が慈の下着を摘まみ上げたのが全ての元凶だし、火種が誰かと訊かれたら俺なんだけどさ……。

 

 花帆の動揺っぷりは慈を超えている。コイツら同類だと思ってたけど羞恥心の強度は結構違うらしい。さっきも言った通り慈はクイズを出す名目で無理に抑え込んでいるだけかもしれないが……。

 

 

「花帆ちゃんも気になるでしょ? 零が女の子に興奮するかどうか。もしかしたら私たちに一切興味がなくて、実はボーイズラブ思考かもしれないよ?」

「ええっ!? それは困ります!! 違うよね零クン!?」

「当たりめぇだろ。てか気になるのは俺が興奮するかどうかかよ。しないことを確認するためのクイズじゃなかったのか?」

「そうだっけ? もうあんたが当てられるのか興味本位でやってた」

「おい……」

 

 

 もはや俺の何を証明することもないマジモノの茶番じゃねぇか。とっとと正解を外してこの話題を切り上げて風呂に入りたい。よく考えれば馬鹿正直に付き合う必要なんてなかったな。

 

 

「じゃあ次ね」

「この期に及んでまだやるんですか!? しかも洗濯カゴに手を突っ込んで漁るなんて、慈センパイの方がよっぽど変態さんですよ!!」

「こっちは男にブラを晒される恥辱を受けたんだ! みんな平等に晒されないとやってられるか!!」

「酒をヤケ飲みしてる人みたいになってる!? どうするの零クン!? このままでいいの!?」

「いいわけねぇだろ。お前の先輩なんだからお前が止めろ」

「あたしじゃダメだ! 瑠璃乃ちゃんを呼んでこないと――――って、こんな現場に呼べないよ~っ!!」

 

 

 今の慈を止めるためには誰かを連れてくるしかないが、それだと痴態を晒される奴も増えるため二次被害に繋がる。絶望する花帆だが慈は洗濯カゴを漁る手を止めない。自分の同級生や後輩たちの下着を本人のあずかり知らないところで男に晒す。他の奴らに同情するのも憚られるな。

 

 

「次はこれだ! ん? ちょっと慎ましやかな水色の可愛いブラだね!」

「ということはさやかのか、それ」

「えっ、零クン大当たり! さやかちゃんと一緒に大浴場に行くときに脱衣所で同じの見たことあるから、絶対に当ってるよ! よかったね!」

「そんなお墨付きもらっても嬉しくねぇ……」

「こうして見ると、自分のカラーと同じ色にする子って多いんだね。それに加えてカップ数を見れば大体誰のか分かりそう。さやかちゃんの胸がまだ成長途中だってことを加味すれば、このクイズは余裕だったか」

「なんでちょっと残念そうなんだよ……」

 

 

 そもそも候補は同じ屋根の下に住んでいる9人しかいないし、クイズを続けていけばその候補はどんどん減っていくから予想なんて簡単だ。それ以前に派手な色なのか控えめな色なのかで本人の性格が分かり、大きさでも判別できるためこれだけの少数候補だったら正解を外す方が難しい。さっきは馬鹿正直に付き合う必要はないと言ったが、分かっているのに外すのはなんとなくやりたくない。だからコイツが飽きてくれるのが一番手っ取り早い解決方法なのだが、未だに自分の痴態を晒された恨みは消えてないようだ。

 

 さやかの下着が外界に披露され、みんなが今後に期待の大きさと納得する。その直後だった。

 脱衣所のドアが勢いよく開かれた。

 

 

「え゛っ!? さやかちゃん!?」

「今後に期待の胸で悪かったですね……。わたしは全然気にしてませんけど! 全然!」

「後ろにいるのは……梢センパイ!? 瑠璃乃ちゃんに綴理センパイも!!」

 

 

 まさかの起きている奴が全員集合。案の定被害は広がってしまう。

 特にさやかは未だに慈の手に握られている自分の下着を見て憤っている。気にしてないっつってたけど気にしてる奴の気迫であり、その勢いのまま自分の下着を取り返した。

 

 

「人の下着を勝手に見せ付けて、一体なにをしていたんですか!?」

「騒ぎ声が聞こえてきたと思って様子を見にきたら、まさか中学生の男の子相手に女性の下着当てクイズだなんて……」

「なんか私が扇動したみたいになってない!? 違うから!!」

「クイズ? 面白そう。ボクもやりたい」

「つづパイセン!? クイズはクイズでもイケない方ですから!」

 

 

 いや煽ったのはお前だろ。ガキに下着を見られたくらいで大騒ぎし過ぎなんだよ。中学生の男子相手なんだから、性欲が芽生え始めた頃の一時の過ち程度で笑ってスルーしてくれればよかったものを。まあ普段の言動がガキっぽくない俺が相手だからこそ大袈裟に反応したのかもしれないけど。

 

 

「とりあえず、リビングで一度話し合いましょうか。余罪があるかもしれないものね」

「だから私の仕業じゃないって言ってるのにぃ~」

「そうか。じゃあ俺は風呂に入るから」

「あなたもよ、零君。さやかさんをこんな調子のまま放置できないでしょう?」

「零さんに見られた零さんに見られた零さんに見られた零さんに見られた零さんに見られた……」

「マジかよ……」

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 またしても入浴を阻止されてしまった俺は、みんなにリビングへと連行された。このままだと風呂キャンセル界隈(強制)に片足を突っ込んでしまう。なんで風呂に入るだけなのにこんなに苦労しなきゃいけねぇんだよ。変なところで巻き込まれ体質を発揮しなくてもいいっつうの。

 

 

「結局めぐちゃんが勝手にヒートアップしてただけ、ってコト?」

「勝手じゃない! 零が私のブラを見て興奮してたのが悪い!」

「だからしてねぇっつってんだろ!」

「どちらにせよ、男性と共同生活をする上での心構えがしっかりできていませんでしたね……」

「そうね。生活のルールももう少し細かく決めておかないと、また今回みたいなことになりかねないわ」

 

 

 この生活を始める最初こそルールを決めろとは言ったが、流石に俺だって全てを網羅できるわけじゃない。こうして後からルールの策定が必要だと気付くこともある。むしろそっちの方が多いんじゃないかと思うな。ただ脱衣所なんだからルールなんてなくとも見られたくないものは隠せよとは思うけど……。

 

 

「下着を見られるのってそんなに恥ずかしい? かほは恥ずかしかった?」

「恥ずかしいですよそれは!!」

「でもみんなでお風呂に入るときは恥ずかしがってないよね?」

「それは女の子同士だからで、零クンに見られるのとは全然違いますから!」

「逆に綴理先輩は恥ずかしくないんですか……? 零さんに見られるところを想像して……」

「れいに見られるところを? う~ん、ちょっと緊張するかも……」

「ほらね、こういうことに鈍感な綴理までもが恥ずかしがってるんだよ? 私が受けた恥辱の重さが分かったもらええるでしょ!?」

「それとこれとは話が別のような気もするけれど……」

 

 

 そりゃ想いを寄せている男に同意なく下着を見られたら恥ずかしいのは当然。あの綴理ですらほんのり頬を赤らめているので想像するだけでも羞恥に襲われるのだろう。俺があまりに慣れ過ぎているのが異端なだけで、普通の思春期男子があんなデカブラを見たら衝動的に部屋に持ち帰っているだろう。

 

 

「とりまこのことは一年生たちには伝えない方がいいかもね。秘密にしておいた方がいいこともある。と、ルリ思う」

「自分の下着が勝手におもちゃにされていたなんて、そんなの皆さんには絶対に言えませんから……」

 

 

 それが賢明だろうな。特に運悪く慈のガチャによって下着を引き出されてしまった徒町には言いづらい。俺としても宝探しのときに稼いだアイツらからの好感度を下げたくはないからな。目の前にいるコイツらの場合は好感度が下がることがないから、俺が下着クイズの戦犯だと思われようがどうだっていいけども。

 

 

「話がまとまったのなら俺は風呂に入らせてもらうぞ。ったく、騒ぎ過ぎなんだよ」

「あんたは下着姿を見られても恥ずかしくないワケ?」

「別に。男と同棲してるのなら少なからずプライベートは暴かれるわけだし、ルールを決めたとしてもある程度慣れておくんだな」

「だったらボクたち、みんなで一緒に入る?」

「「「「「えっ!?」」」」」

 

 

 綴理の爆弾発言に他の5人が口をあんぐりと開けて驚く。一瞬時が止まったが、その直後に5人がわなわなと震え出した。

 

 

「零クンと一緒に!? それは恥ずかしすぎます!!」

「そうですよ!? ただでさえ下着だけでも耐えられないのに……!!」

「ルリもちょぉ~っと難しいかなぁ~って……あはは」

「そうね。男女交じりの共同生活をいえども、節度を持って健全な生活を送らなければならないわ……」

「私はまぁ、コイツからお願いされたら入ってやらなくもないというかなんというか……」

「? ボク変なこと言った?」

 

「じゃ、俺行くから」

 

 

 このままだとまたひと騒ぎありそうな気がしたので華麗にエスケープする。

 好感度が稼げているとはいってもやはり裸と裸の関係はまだ早いらしい。ただ一つ屋根の下、もしかしたら一年生たちだけではなくコイツらとの関係も進み、末期には意外と混浴できる関係になっている可能性も……あるのかな?

 




 せっかく同棲生活という設定を作ったので、それを活かした話を何個か作りたいと思った一発目がこれという事実。まあ男女が生活を共にしているんだからこれくらいのハプニングは発生するでしょう!

 それにしても下ネタ系は勢いよく話が進むので、執筆が結構楽という裏話があったりします(笑)




【キャラ設定集】
零から蓮ノ空キャラへの呼称
・日野下花帆 → 花帆
・村野さやか → さやか
・乙宗梢   → 梢
・夕霧綴理  → 綴理
・大沢瑠璃乃 → 瑠璃乃
・藤島慈   → 慈
・百生吟子  → 百生
・徒町小鈴  → 徒町
・安養寺姫芽 → 安養寺

蓮ノ空キャラから零への呼称(零への好感度 0~100)
・日野下花帆 → 零クン   (100)
・村野さやか → 零さん   (100)
・乙宗梢   → 零君    (100)
・夕霧綴理  → れい    (100)
・大沢瑠璃乃 → 零くん   (100)
・藤島慈   → 零     (100)
・百生吟子  → 神崎先輩  (48)
・徒町小鈴  → 零師匠   (72)
・安養寺姫芽 → れいくんせんぱい(58)

スクールアイドル病の治療状況
・日野下花帆 → 治療済
・村野さやか → 治療済
・乙宗梢   → 治療済
・夕霧綴理  → 治療済
・大沢瑠璃乃 → 治療済
・藤島慈   → 治療済
・百生吟子  → 傷の位置調査中
・徒町小鈴  → 傷の位置調査中
・安養寺姫芽 → 傷の位置調査中
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