暑い夏に少しでもゾッとして涼しんで頂ければと。ヤンデレが苦手な方も、話全体がヤンデレモノではないのでご安心(?)を!!
「な、なんだこの禍々しい空気は!?」
只今この俺、神崎零は南邸の前で佇んでいた。
ことりから一緒に衣装作りの手伝いをして欲しいという依頼を受け南邸へやって来たのだが、よくよく考えてみればこの家に入るのは命を投げ出す覚悟がいるのではないだろうか。その証拠として、俺の目の南邸がRPGのラストダンジョンように物々しい雰囲気を醸し出している。何の対策もなしに突入したら最後、永久に閉じ込められかねない。
1年前まではこうではなかった。疲れやストレスもすべて優しく包み込んでくれる天使のようなことりと、誠実でまさに俺の理想のお母さん像である理事長。休日にこの2人と会えると思うと、ワクワクして前日の夜なんて眠れなかったぐらいだ。
だが今は――――――
「あら?こんにちは零君♪」
「り、理事長……今帰りですか?」
「仕事が溜まってたから、朝までずっと理事長室に篭ってたのよ。そんなことより、学校じゃないんだから理事長なんて堅苦しい呼び方しなくてもいいのに。お義母さんって呼んで♪」
「…………」
こんな感じだ。
俺の憧れのお母さん像を持つ理事長は、いつの日からか秋葉並みに関わりたくない人間に変貌してしまっていた。去年廃校を阻止するために切磋琢磨していた、あの頃の理事長をもう一度見てみたい!!しかし決して人妻萌えという偏った性癖の持ち主ではないのであしからず。
「こんなところで立ち往生してどうしたの?ことりと家で衣装作りするって約束だったでしょ?」
「いや、いざ家に入るとなると勇気が……」
「女の子の家に入るのは緊張する方だったのね。意外だわ」
「そ、そういう意味じゃなくて……」
緊張するとかじゃなくて、この家に入ったら最後、ことりに捕まって永久に脱出できない可能性が大いに考えられるから躊躇してたんだよ!!
来なかったらいいじゃんという声もあるかもしれないが、一応俺もアイドル研究部の部員だ。できる限りアイツらのことをサポートしてやりたいと思っている。もちろんことりの衣装作りもだけど……
「ことりーー!!零君が来てるわよーー!!」
「そんな玄関から呼んで聞こえる訳が――――」
「ホントにーーー!?!?」
「聞こえてる!?しかも2階から!?」
理事長が俺の存在を叫んだ瞬間、ことりは2階にある自室の窓を開け、玄関先にいる俺たちを歓喜の声を上げながら見下ろしてきた。その笑みは相手が焼け焦げるほどの眩し過ぎる笑顔だ。だが彼女の笑顔に若干の狂気を感じるのは俺の気のせいだろうか……?
「今からそちらに向かいます、旦那様♪」
「へ……?」
俺はことりのその言葉を聞いて、てっきり玄関先に来てくれるのかと思っていたがそれは違っていた。なんとことりは窓に手を掛け、その勢いで全身を持ち上げる。そして窓枠に足を掛けて今にも飛び降りる体勢に入ったのだ。
「お、お前まさかそこから!?」
「さあ旦那様!!ことりのすべてを受け止めて!!」
コイツ、飛ぶ気だ!!俺目掛けてダイブする気満々じゃねぇか!!
そしてことりは一寸の迷いもなく飛び降りる。彼女が身体を外へ投げ出すと同時に風が吹き、ことりの服やスカートが靡く。まるで『美少女戦士ただいま参上☆』と言わんばかりの演出だ。男にとっては童心をくすぐるカッコいいアクションシーンなのだが――――
あっ……パンツ見えた。
「零く~~~ん!!」
「ちょ、ちょっと待て!!――――ぐぼぁ!!!!」
身構える暇もなく、ことりが俺の身体の上に伸し掛った。俺はことりを抱きしめそのまま地面に倒れ込んでしまうが、何とか受身を取ることだけは成功する。全身が地面に叩きつけられたため軽い脳震盪が起こりながらも、ことりはそんなことお構いなしに俺の身体を嬉しそうにブンブンと揺さぶる。
「さっすがことりの零くん♪ことりのすべてを受け止めてくれるって信じてたよ!!」
「そ、そうか……そりゃあどうも」
「ことりね、今日という今日をずっと楽しみにしてたんだ♪だって零くんと2人きりだもん、えへへ~♪」
「2人きりは俺もめちゃくちゃ嬉しいけどさ……お手柔らかにな」
「零くんがことりに興奮しちゃったら、その時はさっきみたいにことりが受け止めてあげるね♪」
「く、苦しい!!」
ことりは俺の身体に股がりながら、何故か俺の頬っぺに自分の頬っぺを擦り寄せてくる。そしてその受け止めるの意味は絶対に別の意味だろ……何がとは言わないが。
「あらあら、子作りするならせめて自分の部屋でやりなさい♪」
「は~い♪」
「オイ!!いくら玄関先でも野外だからな!!」
「零くんは野外プレイが好きなの!?こ、ことりは零くんがしたいっていうのなら……」
「そんなこと言ってないし顔を赤くするな……」
マズイ……またこの2人に会話の主導権を握られている。学院内など人の目があるところだとまだ対処のしようもあるのだが、ここは南邸だ。俺にとっては監獄の中にブチ込まれるのとなんら変わりはない。こんなことなら静止役の海未や絵里(※ポンコツ脱却済み)を連れてくるべきだった……。
「立ち話もなんだし、そろそろ入りましょうか」
「そうだね♪行こ、零くん♪」
「あ、あぁ……」
今はこんな調子だが、ことりの部屋に入ってしまえばあとは衣装作りを手伝うだけだ。流石に作業中ぐらいはことりも真剣になるだろうし、理事長に茶々を入れられることもないだろう。ことりと2人きりで普通にしているだけならむしろ俺は大歓迎だからな。なるべくこの2人を騒ぎ立てないようにしないと。
~※~
「じゃーーん!!ここがことりのお部屋で~す♪」
「いや、前来た時と全然変わってねぇじゃん……」
俺はことりに連行され、彼女の部屋へと収容された。
ことりの部屋は相変わらずファンシーな部屋だ。枕周りや机周りなど至るところにぬいぐるみが置かれていて、クッションや絨毯、カーテンや壁紙はどれも多彩でファッション好きなことりらしいコーディネートがなされている。だが今日は作業がメインということなので、邪魔になりそうなぬいぐるみやクッションは部屋の隅に追いやられていた。
「しっかりミシンや裁縫道具も用意してあるのな」
「むっ、それってことりが真面目に作業しないと思ってたってこと!?」
「まぁ……正直に言うとそう思ってた」
「ヒドイよぉ~……」
「悪かったよ。よしっ!!衣装のことはいつもことりに任せっきりだから、この際俺をどんと頼ってくれ!!」
「ホントに!?何でもしてくれる?」
「…………その質問は迂闊に答えてはいけない気がする」
何でもするかどうかは放っておいて、いつも衣装作りを一手に引き受けていることりを手伝ってやりたいという気持ちは本当だ。特にことりは誰かに迷惑を掛けまいと自分の気持ちを押し殺してしまう性格だから、こうして俺が定期的にサポートに当たっている。ちなみにサポートしているのはことりだけじゃなく、作詞の海未や作曲の真姫の手伝いもちゃんとしているぞ。
「じゃあ飲み物持ってくるね♪」
「あぁ、ありがとな」
ことりは何故か俺にウインクをして部屋を出て行く。いちいち俺にアプローチを仕掛けないと気が済まないのか……いや嬉しいけどね。
それにしてもこの部屋、本当におとぎ話の世界みたいだな。ここまでメルヘンチックだと、現実と妄想の世界を彷徨ってしまいそうになる。初めは別の意味で南邸に囚われそうだったが、ことりは作業をやる気みたいだし、今日は穏便に済みそうだ。
そして俺は部屋の真ん中の丸机の側に座り込み、部屋全体をぐるっと見渡す。
「あれ?あのノートって……ま、まさか!?!?」
俺は見てはいけないものを見てしまい、思い出してはいけないことを思い出してしまった。本棚に立て掛けられているノートの1つ。あのノートから混沌としたヤンデレ気質のオーラを感じる!!
数カ月前、ことりの部屋にお邪魔した時に見てしまった狂気の日記。そこには俺への純愛と寵愛、そして歪みの愛が1日数ページにも渡るペースで書き記されていた。まだ作業も始まっていないのに、俺の背中にどっとした疲れが伸し掛る。
「よし、気付かなかったことにしよう。それがいい――――ん?」
見て見ぬふりをしようと決心した時、丸机の下に1冊のノートが落ちていることに気が付いた。
初めはまたあのような日記かと思って警戒していたのだが、よく見てみるとノートのタイトルに『数学』と書かれている。ことりの書く文字は丸っこくて、例え学校のノートであっても絵本を見てるかのようなのだ。俺はその絵本のようなノートの中身を見たくなり、おもむろに見開き2ページを開けた。
すると、そこに書かれていたのは――――――
『ことりと零くんの愛の日記』
「なんじゃこりゃ!?数学のノートじゃなかったのかよ!?」
「見ちゃったんだね……零くん」
「こ、ことり!?」
いつの間にか、ことりが部屋に戻っていた。廊下を歩く音も部屋のドアを開ける音も一切聞こえなかったぞ!?
ことりの表情は前髪で隠れて完全にシャットアウトされているが、口角が不穏な曲がり方をしていることから不敵な笑みを浮かべているのは確かだ。オレンジジュースを乗せたトレーを両手に、俺の元へとズンズン近づいてくる。
「見ちゃったんだね……ことりの秘密をまた見ちゃったんだね……」
「いやいや!!秘密ってお前、机の下に落ちてたんだぞ!?」
「それで見ちゃったんだぁ……」
「見てない見てない!!」
見てないと言うと語弊がある。正しく言えば表紙と見開き2ページしか見ていないということなのだが、それを言っても今のことりには通用しないだろう。
「そもそも!!どうしてそんなヤンデレな雰囲気になってるんだ!?」
「えっ?だって零くんヤンデレ好きでしょ?」
「演技だったのかよ!?急に素に戻りやがって……それとヤンデレは一種のトラウマだからやめてもらいたい」
「でも零くんのパソコンの履歴、ヤンデレ小説でいっぱいだったよ」
「おい、それどこ情報だ……?」
「楓ちゃん」
なにがどうなったらアイツに情報が漏れる……?もしかして俺のプライベートって楓に監視されてる!?それこそまさにヤンデレじゃないか……。
「ま、まぁヤンデレは見るだけなら悪くない。重い愛でも割と一途なところもあるからな」
「じゃあことりが零くんを愛してあげるよ。文字通り……ね♪」
「は、はい……?」
ことりはトレーを机に置くと、自分の前髪をさらに前へ降ろし、目にも止まらぬスピードで自分の顔を俺の眼前へと詰め寄せた。俺は尻餅を着いたまま後ずさりしようとするも、ベッドに邪魔されこれ以上身動きが取れない。
「ねぇ零くん……この前μ's以外の女の子と話してたよね……あれは……1年生の子かな」
「そ、そんなことあったっけ……あまり覚えてねぇや」
「ふ~ん……覚えてないくらい、μ's以外の女の子と話すのは日常茶飯事なんだぁ~……へぇ~……」
「ただの日常会話だろ……」
「ただの日常会話をするくらい、もう1年生の子と仲良くなったんだぁ~……すごいねぇ~……」
今は7月。俺たちが進級して、そして雪穂たちが入学して3ヶ月が経過した。その間にも俺は新入生の女の子に話し掛けられることが多々あり、軽い日常会話ぐらいなら毎日のようにしている。それを度々ことりに指摘されることがあるのだが、何故コイツが俺とその子たちの会話を知っているのかが分からない。まさか……どこかで見ていた、とか?
例えば、俺の後方。廊下の柱に隠れてずっと俺たちの会話を盗み聞きしてたんじゃあ……。
「零くんはことりたちの彼氏なんだよ。μ's以外の女の子と話す必要はないよね……?」
「そ、それはどうかと……」
「な・い・よ・ね?」
「い、いや……」
「零くん!!」
「ぐぅっ!!」
突然ことりに首を力強く締め付けられる。彼女の細い腕から出ているとは考えられないくらいの握力。さらに俺が目を逸らそうとしても、ことりは逃がすまいと執拗に俺の目を追いかけ目線を合わせようとしてくる。もちろんこれが演技だと分かっているが、本物のヤンデレそのものの狂気さに俺は言葉を失っていた。
「どうして!?なんで他の女の子に目を向けるの!?零くんはずぅぅうううううううううううううううううっとことりたちのことだけを見ていればいいんだよ!!ことりもずぅぅううううううううううううううううううううううっと零くんの隣にいるから、零くんもことりの隣にいてよ!!一生だよ一生!!干からびるまでずぅうううううううううううっと一緒にいるの!!これ前にも言ったよね!?ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!?もう忘れちゃったの!?全くもうっ、零くんの忘れん坊さん♪これからは忘れないように、その綺麗な眼球にことりの顔を刻み込んであげようかな……?そうすればもう零君の眼にはことりしか映らないもんね♪ずっとことりしか見えないだなんて、これほど幸せなことはないでしょ?」
ことりは裁縫道具の針山から針を一本抜き取り、その先端を俺の目に向ける。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!!!!これ1年前のあの時よりヤンデレがパワーアップしてねぇか!?今回は演技なので流石にあの時ほど緊張感はないものの、愛の重さで言えばこちらの方が遥かに危ない。ちょっとでも対応の仕方を間違えば本気で眼球を潰してきそうな勢いだ。
「でもね……ことりは寛大だから1つだけチャンスをあげるよ」
「なに……?」
「フフフ……」
もはやこれが演技なのかそうでないのか、真偽が不明になってきた。もしかしたら本気のヤンデレになっているじゃないだろうな……?今のことりからはそれくらいの禍々しさを感じる。
「ちゃ、チャンスって……?」
「それはね――――――零くんがことりと子作りしてくれたら許してあげるよ」
「――――――はい……?」
今コイツなんつった……?雰囲気もヤンデレのダークな雰囲気からいつもの桃色の雰囲気に戻ってるし……も、もしかしてことりの奴!!
「お前、初めからそのつもりだっただろ……」
「てへっ♪」
「おのれ謀ったな……可愛いけど」
やはりことりはどんなことがあろうともことりだった。すべてはこの展開に繋げるための伏線だったという訳だ。この脳内ラブホテルがぁああああああああああああああ!!
「さあ零くんどうするの!?ヤンデレは演技だけど、ことりたちに黙ってコソコソ1年生のメスぶ……女の子と話していたのは許さないから!!最悪そのおクチに貞操帯を装着するはめになるよ?それがイヤなら子作り子作り!!」
「お前、さっきの本当に演技だった!?まだヤンデレの兆候が見られるんだが!?」
「えぇ~演技だよぉ~♪」
「胡散くせぇーー!!」
あれだけ演技が上手かったのは、元々ヤンデレだったからでは!?じゃあもうそれ演技じゃないだろ!!
そして今日は穏便に済みそうと思っていた俺が馬鹿だった。ことりは最初からこの計画を練っていたのだろう。机の下に落ちていたノートを俺が拾ったところから、俺はコイツの策略に踊らされていたらしい。
「あら、もしかして今からラブラブ子作りが始まるのかしら♪」
「親鳥!?」
そしていつの間にか理事長こと親鳥が2つのケーキを持ってことりの部屋に入り込んでいた。
コイツら、音もなく忍び寄るとか忍者の子孫か何かか!?それにちょっと顔を赤らめてるんじゃねぇよ!!何故その歳になって高校生の子作りで興奮する!?男女の営みをヤる派より見る派なの!?
「ことり、子供は4人欲しいなぁ~♪」
「この前より1人増えてんじゃねぇか!?」
「零くん……ことりの家族計画を覚えていてくれたんだ!!嬉しい!!」
「いやそうじゃなくって!!」
「流石未来の旦那様ね。これだけ愛されていると、娘と言えども嫉妬しちゃうわ♪」
「オイ親鳥!!その発言は色々マズイ!!」
この親鳥、ふざけてんのかそうでないのか全然分からない。ふざけてないとしたら相当マズイんだけどさ……言っておくけど、俺は年増人妻好きのアブノーマルじゃないからな!!ハリとツヤがあるJKが大好きな健全なノーマルだから!!
「ビデオ回すから早いところ攻めちゃいなさい、ことり」
「うん♪」
「やめろ!!俺は攻められるより攻める方が好きなんだ!!女の子を屈服させる方が好きなんだぁああ!!」
「零くんがお望みなら……♪」
「いやそういうことじゃなくて!!もう自分でも何を言っているのか訳分かんなくなってきた!!」
~※~
そして10分間の死闘を終え、何とか場を沈静化させることに成功した。もちろん子作りをするという選択肢はなしだ。もし子作りなんて始めたら、この俺が10分で枯れ果てる訳がないだろ。それに俺はムードもなしにそんな無責任なことをするつもりはない。
「零くん、激しかったよ♪」
「いやいや、抵抗してただけだからね……」
「いい動画が撮れたわ♪」
「それを何に使うんですかねぇ~……」
この10分間で分かったことなのだが、衣装作りは既に終わっていたらしい。それすらも俺を呼び出すための口実だったのだ。わざわざ子作りするためにここまで手間掛けやがって……この親子、恐ろし過ぎる!!
普通に誘ってこればいいものの……。
「あっ、もうこんな時間!!零くん、昼食食べていく?」
「そうだな……じゃあお願いします」
「はい承りました♪」
はぁ~……まだ午前中だというのにもう疲れた。昼食を頂いたらとっとと家に帰るか。楓も今日出掛けていていないし、先日送られてきた真姫たちの自撮り写真(裸)で身体に取り付いたヤンデレ成分と変態成分を浄化しよう。
「午後から何をしようかなぁ~♪」
「ん?ま、待て……午後って、俺は飯食ったら帰ろうと思っていたんだが……」
「えぇ~!?折角零くんと2人きりなんだよ、帰す訳ないでしょ♪」
「か、帰す訳ないって……」
「諦めなさい、零君♪フフフ……」
「お、親鳥お前まで……」
このヤンデレオーラ、まさか親鳥まで同じ属性を持っているんじゃねぇだろうな!?ことりのヤンデレ気質は南家の女性に代々遺伝されてきたものらしい。親鳥の旦那さん、会ったことないけど大変っすね……。顔も知らないけどいい酒が飲めそうだ。
「零くん♪今日はずぅううううううううううううううううううううううううっとことりと一緒だよ♪」
「あ、愛が重い……」
結論:ことりのヤンデレは天然モノだった、以上。
やっぱりヤンデレ大好きです!
今回は久々のヤンデレ要素でした!引き伸ばしにしていたのではなくて、単純に忘れていただけなんですけどね(笑)
ことり回を書くにあたって、『そう言えばこの小説のことりって、ヤンデレ要素があったなぁ~』と思い出したので急遽話に組み込みました。その結果話の主軸がヤンデレになってしまいましたが(笑)
次にヤンデレを書く時はことりではなく『非日常』で好評だった海未で書いてみたいですね。でもヤンデレを書くと大体ネタが被ってしまう……いつものことですが(制裁オチとか)。
この小説以外にも、活動報告にて超短編小説と称した漫才が投稿されています。基本30秒~1分程度で読めるので、気になった方は覗いてみてください。
次回は『嫉妬するにこのぞえり』。投稿日時は8日の21時です。
Twitter始めてみた。
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