「かなり遅くなっちゃいましたね。まさか日が完全に落ちるまで作業をすることになるなんて……」
「それだけ蓮華祭に向けてやる気があるってことだろ。まあ巻き込まれてるこっちの身にもなって欲しいけど」
「零さんが頼りになり過ぎて皆さんが求めてしまうんですよ。だから誇っていきましょう」
「それはお前もだけどな」
統率力がある奴、要領がいい奴、頑張り屋な奴は貧乏くじを引かされる可能性も高い。俺やさやかのように周りから何かと頼られるためだ。自分の仕事と並行して他者の面倒を見なきゃいけないので余計な仕事が増える。最初から全体のフォロー役として抜擢されていればいいのだが、大抵は他の奴らと同等の作業量を与えられてるからな。何でも抜かりなくこなすからこそフォローもしてくれってことかもしれないが。
俺が再転入したときは既に蓮華祭の準備は始まっていたが、ここ最近でより本格化してきた。卒業を控えた三年生は当たり前だが下級生たちの授業も段々と少なくなっており、蓮華祭の準備の時間として午後が丸々与えられている日とかザラにある。流石は芸術に秀でた学校、それを披露する舞台に相応の準備をするらしい。毎回こうして夜まで作業するなんて普通のことらしいからな。サービス残業ご苦労なことで。
ただ俺が準備に加担する必要はない。俺が来た目的はスクールアイドル病の調査であり、実際に昨日小鈴が病気を患っていることが判明したので目下の目標はその治療だ。だから準備をしている暇なんてないし、そもそも蓮華祭なんて微塵も興味がないのだが、潜入捜査とはいえどもこの学校の生徒である以上はある程度の帰属意識は必要だろう。好き勝手しすぎて『アイツだけ何もしてなくてズルい』とか陰口を叩かれてもイヤだしな。
「つうか腹減ったから早く帰って飯にしよう。今日の晩飯当番は誰だっけ?」
「花帆さんと瑠璃乃さんです。夕飯の準備のため早く帰宅しているはずです」
「大丈夫かよアイツらで。この前も結局お前や梢が手を出さなかったらどんなのが出来上がってたか……」
「安心してください。零さんに振舞う料理に失敗はできないと、お二人共あれから猛勉強してますから」
「成果が出てればいいんだけどさ」
さやかと家に帰る途中で飯の話になる。
俺たちが同棲し始めてから家事は俺を除く全員が毎日、それも作業ごとに担当が変化するようルール化した。そうなれば当然料理も持ち回り制になるのだが、これがまあヒドイのなんのって。そりゃ料理が家事の中で一番力量が出るのは知ってるけど、そもそも何かを作ったことはあれど人に出す用の調理をしたことがない奴らばかりで同棲初期の頃は飯を食うだけでもやっとだった。慈の料理とかただ食材を積み重ねただけの見た目のせいで食欲が半減したり、綴理に至っては包丁を握らせるのも危なっかしいくらいだ。なんで自分の家の中で餓死の危機に陥ってんだよ。
「そういえば零さんってやたらと女性の手料理に拘りますよね? 何か理由でもあるんですか?」
「なんか嫌味ったらしい言い方だな……。妹のせいだよ。アイツにそういう胃袋にされたんだ」
「そんなただ単に気になっただけなので! でも妹さんですか……。あれ、零さんって今何歳でしたっけ? 妹となると小学生くらいだと思うのですが、その歳でもう零さんの胃袋を掴むような料理を?」
「ま、まぁ小学生でも天才はいるから……」
身内のことは迂闊に喋ったらタイムパラドックスを起こすって分かってるけど漏れ出すんだよな。特に楓のことはあまり話題に出すべきではない。何故ならアイツは元スクールアイドル、しかも今や界隈の伝説と謳われたμ'sのメンバー。コイツらと全くの無関係ってわけでもないから、ふとしたことで俺と楓が繋がる情報が察知されかねない。だったら最初から話題を持ち出さない方が吉だろう。
ちなみに楓は俺が不在にしていることを秋葉に伝えられて知っている。これは以前に俺が家に戻らないことに対してストレスが爆発した際、俺を連れ戻そうと蓮ノ空を襲撃した事件があったためだ。校舎はボロボロになり、あまりの恐怖にほとんどの教師生徒が萎縮して動けなくなっていた。見るも無残なジェノサイドに最初はこれまた別世界に飛ばされたのかと思ってしまった。そんなことがあったからこそ今回は俺がここに再転入する前に話は通してあるんだ。
ただ俺が薬で子供の姿になっていること、そしてもちろんスクールアイドル病のことは伝えていない。あくまで俺が遠征するってことだけで細かい説明は省かれている。それで本人は納得するのかと思うかもしれないけど、秋葉に度々連れ去られている俺を知っているのであまり疑問には思わないのだろう。まあ本人は説明されるたびにいつも不服で、秋葉の首根っこをいつ刈り取ってもおかしくない雰囲気だけど……。
「でも零さんの今の風格を作り上げた第一人者がその妹さんだとしたら、是非お会いしてみたいです」
「あん? なんで?」
「零さんとのコミュニケーションを極めるためです。わたしのご奉仕力をもってしてもあなたを満足させることは、まだできていないようですから」
「そこまでして俺の世話したいのか……」
「わたしの欲望というのもありますが、多かれ少なかれ皆さんも零さんについてもっと知りたいと思っていますよ。同じ屋根の下で一緒に住み始めて、お互いの距離が更に近くなった影響だと思います」
同棲し出すと相手の負の面も如実になるから気を付けろとよく言われたものだが、幸いなことにコイツらにストレスを感じさせることはなかったようだ。それどころか俺のことをもっと知ろうとしてくれている。出会ったばかりで以前の事件で関係が急進展した一年生はもちろん、既に付き合いのあるコイツらもそうだ。
ただ俺のことが知りたいっつっても自分から曝け出すのはなんか相手を俺好みになるよう誘導してるっつうか、強要してるような気がするからあまりやりたくない。誰か経由で伝えられるのが一番楽なんだけど、俺のことを熟知してる奴なんて早々いない。それこそ侑のレベルでようやく熟知のスタートライン。それ以上の奴はいるけどコイツらと関わりがあるかと言われたら……。
理想を無駄に追及しても仕方がないのでとっとと忘れることにする。
そしてさやかと世間話しながら帰路を進む。ただ家が見えてきたその道中、やたらといい匂いがしてくることに気が付く。別にさやかの女の子の香りに釣られているわけではなく、腹の虫を激しく鳴かせるほどの香ばしい匂いが漂っている。しかも俺たちの家から……。
この状況、昨日の愛莉が襲来したときと全く同じじゃねぇか? あのときも帰ってる途中に家から禍々しい淫乱の瘴気が漏れ出していることに気付き、その後とんでもない茶番に付き合わされた。もしかしたら今回もまた何者かが余計な面倒を引き起こそうとしている……? 連日だぞ? やめてくれよ。
「そういや花帆と瑠璃乃はもう家にいるんだよな?」
「はい、多分そうだ思いますけど……」
「急ごう」
「えっ、零さん!?」
花帆と瑠璃乃がこんな美味い飯の匂いを漂わせられるような料理を作れるのか疑問だ。梢か誰かが手助けしてる可能性もあるけど、俺の嫌な予感は当たる。そう考えた瞬間に走り出していた。
ただこの香り、俺の鼻と胃袋が喜んでいる。まるでこっちの食の好みを完全に理解しているかのような。料理が得意なさやかであっても俺の舌を満点で唸らせることはできていない。だとすると匂いだけで俺をここまで誘えるくらいの料理の実力、一体誰が……。
家に近づくたびに腹の虫が叫ぶ。それを抑え込みながら家に飛び込み、真っ先にキッチンの確認をする。
リビングのソファには本日の料理担当で本来キッチンに立っているはずの花帆と瑠璃乃、そして梢、綴理、慈、吟子、小鈴、姫芽……この家の人間は全員リビングにいる。だったら今キッチンに立っているのは……!!
「あ、おかえり~!」
「か、かえ……!!」
「零さん一体どうして――――って、え、か、楓さん!?」
キッチンで鼻歌を歌いながら料理をしていたのは、俺の妹である楓だ。エプロンを装着して背中で迎えるその姿はまるで実家のような安心感。ただ今の俺にとっては悪魔襲来。
さっきのフラグを秒速で回収してしまった。俺のことを熟知し、コイツらと少なからず関わりのある奴。まさかそんな奴がピンポイントで襲来するなんて……。
つうかこの連日でゲストが何人来てるんだよって話だ。侑、大賀美、愛莉、楓が毎日代わる代わる俺の前に現れる。スクールアイドル病の調査の進展が乏しいのもコイツらのせいだろ。
「どうしてμ'sの楓さんがここに……?」
「いやぁ~ルリたちもビックリしちゃったよ。完璧な晩御飯を作って見せるって意気込んで帰ったら、まさか家にいるんだもん」
「あたしたちもここに来た理由を知りたかったんだけど、その前に買ってきた食材を渡せって言われたから渡したらいつの間にかキッチンを支配されて……」
「えっ、じゃあ誰も楓さんが来た理由もキッチンに立ってる訳も知らないってことですか!?」
「楽しそうにお料理されているものだから、安直にお声がけもできないのよ……」
「それにおとなしく待っててって言われたとき、物凄い威圧を感じた。こずや生徒会長に怒られるときとは段違いに重い……」
「久しぶりって感じの雰囲気でもないし、私らも待ってるだけなのにビビっちゃってるから……」
何も話さずに家を占拠して料理してんのかよ怖すぎるだろ。ただコイツらも楓が親しみやすいお姉さん的なポジションなら気軽に話もできたはずだ。だがコイツは元μ'sでありA-RISEと並ぶレジェンドスクールアイドルの一人。いわば自分たちの大先輩どころか神格化された存在だ。そんな奴においそれと対話することも難しいだろう。
「でも楓さんってとっても綺麗な人ですよね! 秋葉先生も相当だけど、楓さんは超超超美少女さんで徒町の目が根元から焼け死んでしまうくらい輝いてます!」
「凄いよね~。あんな絵に描いたような美少女がこの世に存在してるんだって。いやるりちゃんせんぱいもめぐちゃんせんぱいも、それにクラブのみんな全員容姿が整っていると思ってましたけど、あのお姿を見せ付けられると一気に自信が……」
「それに加えて元μ'sのメンバーだから、もう私なんかじゃ全然お近づきにすらなれない神々しさを感じるよ……」
一年生たちは楓と初対面だが、アイツと初見でエンカウントしたこれまでの奴らと全く同じ感想を抱いているようだ。
神崎楓。俺の二歳下の妹であり、俺の衣食住を支える重要な存在だ。
特徴は色々あるが、やはりさっき一年生たちが言った通りとんでもない美少女ってところだろう。まあもう少女って歳でもないけど、あまりにも若すぎる見た目ゆえに巷ではそう呼ばれている。その神々しささえ感じさせる端整な容姿は見る者の視力を奪ってしまうほどであり、自称美少女の奴らなんてコイツを前にすると自分が塵程度だと自覚する。正真正銘の美少女であるコイツら、特にそれを誇示する慈ですら尻込みするほどなのでコイツの容姿端麗さは群を抜いているのだろう。
その容姿の良さはμ's時代は一際輝いており、同期の雪穂と亜里沙と並んで妹キャラとして人気を博した。その人気は今なお続いており、定職には就いていないもののファッション業界やアイドル業界の宣伝依頼はごまんと来ている。それを報酬のいい順番で受けていれば当然金は溜まるため、正直俺なんかよりも家に入れている金は多い。唯一報酬絡みで選定しない依頼は親友でありファッションモデルである雪穂と亜里沙から直で頼まれたときだけだ。
それでいて家事も完璧で頭もよく運動もできるので紛うことなきパーフェクト人間――――のように思えるが、実際はかなりの人格破綻者である。
とんでもないブラコンで俺がちょっと家を不在にするだけで癇癪を起すし、俺以外の男が嫌いが故に男性の存在が最初から世界に存在していないかのような言動、誰に対しても上から目線のてんこ盛りなど挙げればキリがない。それでも大衆を魅了するその容姿と実力があるし、そういった負の面は上手く隠しているので嫌われ者になることはない。現に蓮ノ空を崩壊に陥らせた事件を引き起こした張本人でありつつも、花帆たちから未だに尊敬されているからカリスマ性はピカイチだろう。まあ多少の近寄りがたさはあるかもしれないけど。
「ん? お腹の鳴る音がしなかった? 綴理?」
「だってさっきからずっと美味しそうな香りを嗅いでるから、仕方がない。あまりにも食欲旺盛だ」
「普段はあまり食べない綴理先輩がここまで食に興味津々だなんて! わたしのスキルでも呼び起こせなかった腹の虫が、楓さんにあっさりと……!!」
「ショック受けるとこそこ!? まあ涎が出そうになっているのはルリもなんだけど……」
「しかも10人分をあそこまで手際良く捌けるなんて、もはやどこかの誰かさんみたいに常人ではない気がするわね」
なぜこっちを見る……。
それにしても楓の目的は一体なんなんだよ。この前はバーサーカーモードで理性を忘れて校舎を破壊してたけど、今の様子を見る限りでは至って平静そうだ。人の家に勝手に上がり込んで料理をしているのが果たして平常かと言われると疑問だが、過去の奇行を鑑みると今回はかなりおとなしい。
ただ正体バレのリスクレベルは侑のときと同様に大きく引き上がっている。普通に考えて何の用もない場所、しかもこんな山奥の監獄学校にわざわざプライベートで訪れるなんておかしいだろ。つまりは俺の匂いを嗅ぎつけたということ。わざわざ家に侵入したのも俺がここに住んでいると本能的に察知したのかもしれない。となるとコイツ、もしかして俺の正体を……。
つうか部屋の空気、結構張り詰めてるな。そりゃ夢の存在かと思われたレジェンドスクールアイドルが自分たちの家のキッチンを占領し、その理由も一切不明。それに本人は鼻歌混じりで楽しそうときた。あまりにも不気味すぎる。どうしてこう俺の姉と妹は自然と不穏さを醸し出せるのだろうか。その姉妹に挟まれる俺の気苦労は耐えないよ、いつもな。
ただ今回は事態が深刻にはならないと踏んでいる。根拠はもちろんある。
俺はキッチンに赴くと、料理中の楓の隣に立って顔を見上げた。妹の姿を下から眺めるなんて不思議な気分だ。
楓は俺に気付いたようだが、こちらの顔を見ずに手を動かしながら話しかけてきた。
「なに? どうかした?」
「どうして侑もお前も気付いてるのに知らねぇフリするんだよ。俺のことを知ってなきゃわざわざこんな山奥にまで来ねぇだろ」
「じゃあ質問。私の一番好きなものと嫌いなものはなんでしょうか?」
「好きなのはお兄ちゃん、嫌いなのはスクールアイドル」
「へぇ、嫌いなのはそう答えるんだ」
「お前の世界に『男性』って概念が存在しないからな、そもそも選択肢すらないはずだ。俺のことは男と思っている以上にお兄ちゃんだから慕っている。そうだろ?」
「ピンポーン! いやぁお兄ちゃん相変わらず私のこと理解し過ぎだよ!」
「だったらなんで試した……」
やっぱり俺の正体を知っていたか。でないとここに来る理由なんてないしな。
俺がこの事実に自信を持っていたのは前に侑が言っていた、正体バレしてもいい人数のキャパが一人から三人に増えたこと。つまり秋葉、侑の他のもう一人。その中で誰が割り当てるかと言われたらコイツだろう。前みたいに癇癪を起して蓮ノ空を機能不全に陥らせたら溜まったものじゃないからな。流石の秋葉もコイツの後始末には苦労させられるので、だったらあらかじめ正体をバラしておいてヘイトを下げておく。アイツならそうやると思っていたが案の定だったな。
「で? お前なにしに来たんだよ?」
「それはこっちのセリフだよ。お兄ちゃん、ここで何してるの? お姉ちゃんは教えてくれなかったから訊きに来たんだよ」
「それは言えない。言ったら俺の目的が果たせなくなる」
「そういうと思ったよ。はなから答えは期待してなかったからね。ま、今回の目的はそれじゃないよ。そろそろ我慢の限界にもなってきたからねぇ……」
「おい、まさか前みたいに暴れ散らかすつもりじゃねぇだろうな……」
「んな下品なことするわけないじゃん。あの子たちともっと穏便に、健全な話し合いをしたうえでお兄ちゃんを連れ戻してあげようと思ってね」
うわぁすげぇにこやか。これ以上の悪い笑顔は秋葉でしか見たことがない。まるで今から自分オンステージ、後輩スクールアイドルをイビって遊ぶ気満々だ。あの姉にしてこの妹ありってか、相変わらず性格が終わってる。自分がレジェンドスクールアイドルだから後輩たちに崇め奉られるという立場を利用し、誰からも強く言い返されないのをいいことに後輩をイジメて遊ぶ。上司にしたくない人間ナンバーワンだろコイツ。
コイツが立場が下のスクールアイドルに冷たい態度を取ったり弄んだりするのはよくあることだ。自分と大好きなお兄ちゃんとの時間が他の女に奪われるのが相当憎いらしい。この性格は後輩だけでなくμ's時代も先輩たちに遺憾なく発揮していた。自分より立場が下の人間って言ったけど、コイツが自分より上だと認識してるのは俺だけ、つまり弄ぶ対象はこの世の全員ってわけだ。
これが俺の妹である楓の本当の一面。秋葉が悪魔であればコイツは小悪魔。コイツは否定してるけど似た者同士だな。
「よし、そろそろできそう! とりあえず久しぶりの妹飯をご賞味あれ!」
不穏な空気が漂いながらも飯が完成したようだ。ずっと待っていた花帆たちも呼び寄せてみんなで仲良く食卓を囲む――――になりゃいいけど……。
「わぁ~すごいっ! これ楓さんが一人で作ったんですか!? まるで洋食フルコース!」
「なんだか料理が輝いて見える……。私が同じ食材で作っても絶対にこうはならないよ……」
「楓さんを見ているだけでも徒町の目が潰れそうなのに、料理までも眩しすぎて盲目になっちゃいそうです!」
「これをタダでいただいちゃってもいいんですかね~……。あとでお題を請求されたりとか……あったりします?」
料理の腕を遺憾なく発揮して見せつける。短時間で10食分用意するのも流石だが、俺が好きなものだけでメニューを構成しつつコイツらの興味も最大まで引き出すこともできる手腕は素直に凄い。
ただ、ここまで大盤振る舞いするのも何か裏がありそうだ。だってコイツが何の利益もなく料理を提供するなんてありえないからな。
「お代は取らないけどタダとも言えないかな~。でもこの子と最後の晩餐になるかもしれないから是非頑張ってもらいたいね」
「さ、最後って……?」
「あなたたちがこの子に相応しいかどうかを確かめてあげる。相応しくないと判断したら私はこの子を――――連れて帰る!」
「「「「「「「「「えぇっ!?」」」」」」」」」
またコイツろくでもないことを……。
いきなり押しかけてきた妹の楓。そこで宣告したのは俺の連れ帰り宣言だった。
突如として訪れた俺たちの同棲生活崩壊の危機に、コイツらは一体どうする……?
To Be Continued……
侑と同じく毎度おなじみ楓のゲスト回です!
以前に学校を恐怖のどん底に陥れた時よりかはかなりマシなテンションですが、それでも小悪魔的な後輩イビりは相変わらずで……(笑)
そんなわけで次回の後編はハーレム展開絶対許さない妹 vs スクールアイドルクラブです!