ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 今回はゆきあり回。
 この小説でも前代未聞である赤ちゃんプレイのはじまりはじまり!!


※擬似授乳シーンあり


雪穂と亜里沙と赤ちゃんになった零君

 高坂雪穂です。

 

 突然ですが、目の前に厄介な人が……。

 

 

「やっほ♪雪穂ちゃんに亜里沙ちゃん♪」

「こんにちは秋葉さん!!」

「こ、こんにちは……」

「うんいい返事♪雪穂ちゃんは元気が足りないなぁ~」

「…………」

 

 

 夏休み直前の休日、夏本番の昼下がり、私たちは道端で零君のお姉さんでありμ'sの顧問でもある神崎秋葉さんに遭遇してしまった。

 次のライブで使う美品の買い出しを済ませ、今からお昼ご飯を食べようとテンションが上がっていた矢先にこれだよ……もう地の底まで意気消沈しちゃった……。

 

 

 それに、秋葉さんは私たちに厄介事を押し付ける気満々みたい。だって――――――

 

 

 

 

 なんか赤ちゃん抱きかかえてるし!!!!

 

 

 

 

「なに雪穂ちゃん?そんな仏頂面、キミには似合わないぞ☆」

「帰っていいですか……?」

「ノンノン!!君たちにはこの子の面倒を見てもらわないといけないからね♪」

「やっぱりか……」

 

 

 まだ秋葉さんと知り合ってもいない去年から、零君やお姉ちゃんから散々この人の面倒話を聞かされてきたけど、実際に会ってみるとその話が身に染みる。ここまで人間を嫌悪したことなんて初めてだよ。

 

 

「その赤ちゃん、どなたの子ですか?」

「亜里沙!!話に乗らなくてもいいって!!早く行こう!!」

「亜里沙ちゃんは優しいねぇ~♪実はね、この子は零君なんだ♪」

「「…………はい?」」

「だから、この子は零君なんだ」

 

 

 私たちは目を丸くして抱きかかえられた赤ちゃんを見つめる。

 あれが……零君?意味が分からないんですけど……。

 

 

「実は零君と一緒に実験をしていたんだけど、どこかで失敗しちゃったみたいでぇ~気付いたら零君が赤ちゃんになっちゃった♪」

「えぇ!?じゃあ本当に零くんなんだ!?」

「『なっちゃった♪』じゃないですよ!!どうすれば元に戻るんですか!?」

「直に治る!!だけど私はこのあとまだ実験があるから、この子の面倒を見れないんだよね。だから……」

「私たちにさせようってことですね」

「イエース!!」

 

 

 やっぱり押し付けてきたか……自分の失敗ぐらい自分で尻拭いして欲しいよ。

 でも赤ちゃんとなった零君を放っておく訳にはいかないし……あれ?そう言えば私たちに頼まなくても……

 

 

「楓はどうしたんですか?」

「楓ちゃん?楓ちゃんなら零君の代わりに私の助手となってもらわないといけないから、さっき拉致って研究室に閉じ込めてきちゃった☆」

「だから『きちゃった☆』じゃないですよ!!」

「まぁまぁ雪穂、零くんには悪いけどお世話楽しそう♪」

「亜里沙まで……」

 

 

 さっきから亜里沙は赤ちゃんとなった零君をキラキラとした目で見つめている。

 た、確かに可愛いけどさぁ……。いつもキリっとしてカッコいい顔が、目をくりくりとさせた愛らしい顔になっている。も、もう!!しょうがないなぁ亜里沙は!!こんな子に見惚れちゃって!!

 

 

「仕方がないので私たちで零君の面倒を見ます!!」

「雪穂もやる気になってくれたの!?」

「仕方なくだよ仕方なく」

「じゃあ決まりだね♪は~い零君、雪穂お姉ちゃんと亜里沙お姉ちゃんの言うことをちゃぁ~んと聞くんだよ?」

 

 

 秋葉さんは抱きかかえている零君に、まるでママのように言葉を掛ける。

 そんなこと、赤ちゃんの零君に言っても通じる訳が――――

 

 

 

 

「ゆきほおねぇたん?ありさおねぇたん?」

 

 

「「!!!!」」

 

 

 私と亜里沙は、その言葉で脳天を打ち抜かれたかのようにフラついた。

 

 しゃ、喋った!?なに、赤ちゃんは赤ちゃんでも言葉を覚えたての赤ちゃんなの!?しかも『お姉ちゃん』って……と、とてもいい響きだよ。しかもあんな可愛い子に『お姉ちゃん』だなんて……それに『お姉ちゃん』じゃなくて『おねぇたん』と舌っ足らずなところが破壊力満点過ぎる!!

 

 

「あらあら♪2人共顔を赤くしちゃって♪」

「ち、違いますこれは……」

「零君可愛すぎます!!今すぐぎゅ~っと抱きしめたいです!!」

「あ、亜里沙!?」

「いい欲望だね♪じゃあ任せたよ!!」

「任されました!!」

 

 

 私の心の整理がつかない間に話がポンポン先へ進んでいく……。

 ここまで欲望を前面に押し出している亜里沙を初めて見た。段々零君と同じ性格になってきているような気がしなくもない。これはいい傾向なのか悪い傾向なのか……?

 

 

「はい、これ零君の家の鍵ね。今は誰もいないから、そこで面倒を見てあげて」

「そりゃあ楓を拉致したのなら誰もいないでしょうね……」

「あはは!!それじゃあよろしくね♪」

「はいっ!!」

「私は仕方なくですからね!!」

「はいはい分かってるよん♪」

 

 

 秋葉さんはにこやかな表情を崩さない。でも口角は上がってるから絶対馬鹿にされてるよコレ。そう、私は零君をこのまま放っておくと可哀想だと思ったから手伝ってあげるのであって、決して零君の可愛さ目当てでは――――

 

 

「ゆきほおねぇたん?」

「ぐっ……!!」

 

 

 な、ないんだから!!

 

 

 そして私たちは秋葉さんから零君を引き取り、そのまま零君の家へ向かった。

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「ぶ~ん!!」

 

「零くん、楽しそうだね♪」

「うん。赤ちゃんでも言葉は分かるみたいだし、そこまで苦労することはないかも」

 

 

 赤ちゃんとなった零君は今、恐らく秋葉さんが楓を拉致した時に置いていったであろう乗り物のおもちゃで遊んでいる。

 私たちはもちろんだけど育児なんてしたことがない。秋葉さんがいなくなって泣き出さないか心配だったけど、とりあえずは大丈夫そうでよかったよ。

 

 

「がたんごとん、がたんごとん」

 

「零くん、可愛いねぇ~♪」

「そ、そうだね。悔しいけど……」

 

 

 亜里沙はこの姿の零君を見てから、ずっと目の輝きが収まっていない。それどころか出会った時よりも輝きを増している。可愛いものならお人形でも動物でも何でもこうなっちゃうからなぁ亜里沙は。

 

 でも今の零君は私の目から見ても幼くて可愛いと思う。いつものカッコいい零君とは対称的ということもあるのかも。ギャップ萌えっていうのかな……?だけど笑顔だけはどの零君でも変わらない、眩しい笑顔なんだよね。流石零君と言うべきか。

 

 

「零く~ん♪亜里沙お姉ちゃんと一緒に遊ぼ?」

「うん!!。じゃあぼくがひーろーやくをするから、ありさおねぇたんがわるものやくね」

「悪者役ってやったことないな……でもお姉ちゃん頑張るね!!」

「うん!!」

「れ、零くん可愛いよぉ~♪」

 

 

 亜里沙が零君を食べちゃいそうなくらい目を光らせている……!!できるだけ亜里沙と零君を2人きりにしないようにしよう……うん。

 

 

「ゆきほおねぇたんはわるもののてしたやくね」

「えっ!?私も……?」

「ダメ……?」

「ぐっ……」

 

 

 涙目上目遣いとかどこで覚えてきたの……!?か、可愛すぎる……!!まさかこんな幼い子に悩殺されそうになるなんて!!私はショタコンじゃない私はショタコンじゃない私はショタコンじゃない……私は普通の零君が好きなんだ!!――――って、何言ってんの私!?!?

 

 

「ど、どうしたの雪穂!?頭抱えて……」

「な、なんでもないよ!!さ、さぁ、や、やろうよヒーローごっこ!!」

「雪穂、ごっこ遊びに緊張してる?」

「そ、そんなことないよ、アハハ……」

「ゆきほおねぇたん……?」

「よ、よし、やろっか零君!!」

 

 

 どうしてこんな幼い子供に心を乱されないといけないの!?それにさっきから私の目をジッと見つめてくるし!!か、可愛いからやめて!!

 

 

 はぁ~……幼い零君にまで心を奪われちゃうなんて……。

 

 

 

 

 そして私たちは柄にもなくヒーローごっこで盛り上がってしまいました。

 認めたくはないけど、この際素直になりましょう。ヒーローとなって愛くるしくはしゃぐ零君を見て、亜里沙と一緒に悶えていました!!わ、悪いですか!?

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

「いっぱい遊んだらお腹が空いちゃった」

「そういえば昼食まだだったね」

 

 

 ヒーローごっこに夢中となり過ぎて忘れていたけど、私たちお昼ご飯を食べに行く途中だったんだ。まさかあそこから秋葉さんに赤ちゃんとなった零君を任されて、一緒にヒーローごっこをするなんて思わなかったよ。ま、まぁ楽しかったけどね……。

 

 

「おなかすいた」

「今からお姉ちゃんたちが作るから、ちょっとだけ待っててね♪」

「亜里沙って、赤ちゃんが食べちゃいけないものとか知ってるの?」

「さ、さぁ……」

 

 

 ダメじゃん……流石に普通の料理を食べさせる訳にはいかないし、近くで離乳食か何かを買ってきた方がいいのかな?それともミルクで我慢してもらうか。それはいくらなんでも可哀想だよね……。

 

 

「携帯で赤ちゃんでも食べられそうな料理を調べるのがいいかも」

「そうだね♪それに料理好きの楓のことだし、冷蔵庫に食材だったらなんでもありそう」

 

 

 なんでもは言い過ぎだと思うけど、楓から料理自慢を毎日聞かされているから期待はできる。

 それに零君を待たせる訳にはいかないしね。

 

 

「おなかすいた」

「ゴメンね零くん、もう少しだけ待っててね♪」

 

 

 亜里沙が空腹を誇示する零君を抱きかかえたその時だった――――

 

 

 

 

「おっぱい」

 

 

 

 

「「!!!!」」

 

 

 い、今なんて言った……?聞き捨てならない言葉が聞こえてきたような気がしたけど……。まさかこんな幼い子が、ねぇ~……。

 

 

「おっぱい」

 

 

「えっ!?お、おっぱい!?」

「おおおおお、落ち着いて亜里沙!!」

「雪穂も動揺し過ぎだよ!!」

 

 

 こ、この人……幼くなろうともその変態精神は抜けてなかったの!?女の子にお、おっぱいだなんて、海未ちゃんだったら反射的に手が出るレベルだよ!!でも今の零君は赤ちゃん同然の身体をしているし、中身も相応に幼い。こんな子に手を出すなんてできるはずがないよ!!

 

 

「おっぱい……だめなの?」

「ダメっていうか……そのぉ~……ゆ、雪穂?」

「わ、私!?私は……」

 

 

 どうやら零君はまだお母さんのおっぱいを離れられない歳の子らしく、お腹が空く=おっぱいという認識みたい。私たちの顔を交互に見ながらおっぱいを求めてくる。

 そんなことできる訳ないじゃん!!それに第一、私たちまだおっぱい出ないし!!

 

 

 どうしたらいいのかと私たちが戸惑っていると、ねだってもおっぱいを貰えなかったためか零君の目に涙が溜まっていた。

 

 

「うっ、うぅ……」

「あっ、零くん泣かないで!!」

「い、一体どうすれば……」

 

 

 零君の目からポロポロと涙が滴り落ちる。

 ぐぅ……すごい罪悪感。でもこればっかりはどうしようも――――

 

 

 

 

「……やるよ」

「あ、亜里沙……?」

「私がやるよ!!」

「え……えぇぇぇええええ!?」

 

 

 今まで亜里沙の奇行に驚かされたことは何度もあったけど、ここまで以上に驚愕したことはない。顔を真っ赤にしているから恥ずかしくないことはないと思うんだけど、それでもやるの……?

 確かに亜里沙の胸は最近目覚しいくらいの成長を遂げている。それなら零君も満足できるかも……?それに比べて私は……や、やめよう惨めになるだけだし……。

 

 

「ありさおねぇたん、おっぱい」

「い、今あげるからねぇ~……」

 

 

 顔が引きつってるよ……やっぱり緊張してるじゃん。

 それでも亜里沙は服のボタンを外し、胸元ははだけさせる。そこから少し躊躇していたものの、覚悟を決めてみたいで下着に手を掛け、とうとう男の子の前で上半身裸姿を晒してしまった。

 

 や、やっぱり亜里沙の胸大きいな。同い年なのに……。

 そこで楓のウザったい笑顔が頭に浮かんできたので早急に振り払う。

 

 

「は、は~い零くん、おっぱいですよぉ~」

「…………」

 

 

 零君は黙ったまま亜里沙の胸を見つめ、そして――――

 

 

 

 

「ひゃん!!」

「あ、亜里沙!?」

 

 

 零君が、亜里沙の右の胸の先端をパクッと咥えた。

 本当はこの時点で殴り飛ばしたいところなんだけど、亜里沙の胸を吸っている幼い零君があまりにも愛らしくて、むしろ殴り飛ばしたいと思った自分自身に制裁を下したくなる。それくらい今の零君にほっこりとさせられてしまっていた。

 

 

「ちゅぅ、ちゅぅ……」

「あっ、あんっ!!」

 

 

 しかしほっこりとした気分とは裏腹に、亜里沙は今まで私の聞いたことのないエッチな声を上げている。表情は茹でられているかのように高揚し、目もトロンと垂れていてとても気持ちよさそう……って、私ってば何の解説してるの!?ただの変態じゃん!!

 

 

「ちゅぱっ、ちゅっ」

「んっ、あぁ!!」

 

 

 如何わしい行為であるはずなのに、それを止めるどころか私の目は亜里沙の恍惚な表情と美味しそうにおっぱいを吸っている零君に釘付けとなっている。零君は喘ぎ声を上げて身体を逸している亜里沙には目もくれず、容赦なく胸の先端をしゃぶり続ける。亜里沙も亜里沙で零君から与えられる快楽を楽しんでいるみたい。

 

 

 やっぱり赤ちゃんになっても零君は零君なんだね……。もしかして元の零君の意識があったり?いや、流石にない……よね?

 

 

「いいよ……いいよ零くん……♪」

「亜里沙……?」

「もっと……もっと零君」

「ちゅぅぅぅぅぅ!!」

「あぁん♡」

 

 

 一心不乱に胸を吸い続ける赤ちゃんとなった先輩、喘ぎ声を上げながら乱れる親友……そして、その光景にちょっと興奮しそうになっている私。

 

 お、抑えなきゃ!!でもどうしたらいいの!?零君も亜里沙もこの状況に満足しているみたいだし、私が口出しすることではない。それに私も……。

 

 

「むぅ、でない……」

「ご、ゴメンね零くん。私のおっぱいはまだ出ないんだ」

「ちゅぅぅぅぅぅ!!」

「だ、ダメ零くん!!これ以上は!!気持ちよすぎておかしくなっちゃうよぉおおおお!!」

「むぅ……やっぱりでない」

「ご、ゴメン……」

 

 

 どうしてこんな幼い子に主導権握られてるの……?

 そして亜里沙の必死の説得によって、何とか零君を胸の先端から引き剥がすことができた。それでも亜里沙はさっきからぼぉ~っとしてるけど。これは絶対に快楽の余韻に浸ってるね……。

 

 

 しかし亜里沙の胸から離れて束の間、零君は私の元へハイハイで駆け寄ってきた。私に冷汗が流れる。

 こ、これってもしかして!?

 

 

 

 

「ゆきほおねぇたんはでないの?」

 

 

 

 

 やっぱりぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!?!?零君が私の顔を見て近寄ってきた時から大体察していたけど、破壊力抜群の零君の『上目遣い+首傾げ』攻撃に悩殺されそうになる!!自分の心臓の鼓動の音まで聞こえてきた!!

 

 

「わ、私も出ないんだ、ゴメンね。だから今日はお姉ちゃんが美味しい料理作ってあげるから、それで我慢して?」

「おっぱいがいい」

「だから出ないって……」

「おっぱい、ダメ?」

「うっ……」

 

 

 また零君の目に涙が溜まっている。こんなに泣き虫だったっけ!?

 私は悪くないはずなのに、罪悪感が心にドカドカと積み重なっていく。さらに零君は追い討ちを掛けるかの如く、ウルウルとした目で私の目をジッと見つめてくる。ちなみに亜里沙は現在絶賛快楽の海を彷徨っている途中なので、今この部屋にいるのは私と零君だけと言っても過言ではない。

 

 

 悶々としていた心が、揺れ動いた。

 

 

 ふ、2人だけだったら……それに亜里沙だけにやらせるのは不公平だもんね。

 

 

 私は、遂に決心をした。

 上の服とシャツをすべて脱ぎ去り、お世辞にも大きいとは言えない上の下着も外す。そのあと零君を抱きかかえ、自分の胸元へと近付けた。でもこのままだと羞恥心で悶えて爆発してしまいそうなので、頭の中身をカラッポにして何も考えられないようにする。そう、お姉ちゃんの頭の中のように。

 

 

 そして早速零君が動く。

 零君は私の胸を見るなり、勢いよく胸の先端に突撃してきた。

 

 

「ちゅぅ、ちゅぅ」

「んんっ!!」

 

 

 胸の先端を吸われた瞬間、身体に電流が走ったように刺激が全身に伝わってきた。

 これが亜里沙の感じていた、零君からの快楽……?く、悔しいけど……クセになる!!

 

 

「ちゅぱっ、ちゅっ」

「ひゃんっ!!んっ!!」

 

 

 零君が胸の先端に刺激を加えてくるたびに、自分の身体がビクッと振動するのが分かる。

 求めてる?まさか……?私の身体が零君を求めてるなんて、そんなことがあるはずが……。でも、私の身体は零君からの刺激に嬉しそうに反応している。こんな小さい子にここまで懐柔されるなんて……。

 

 もし、これがいつもの零君だったら?そう考えるだけでも耐えられる気がしない。

 

 

 そんな感じで私も亜里沙と同じように悦ばされてしまっていた。

 

 

「ちゅぅぅぅぅぅ!!」

「あぁああん!!」

「ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

「あぁああああっ♡」

 

 

 おっぱいが出ないことに不満を持っているのか、零君の怒涛の連続むしゃぶり攻撃に身体が痙攣しているかのように震え上がる。

 赤ちゃんにおっぱいをあげるお母さんたちってみんなこんな刺激を味わってるの!?それとも相手が零君だから?零君だからこんなに感じちゃってるの……!?

 

 

「れ、零君、もうそろそろ……」

「ちゅぅ、ちゅぅ」

「んっ、あぁ……♪」

「でない……」

「はぁはぁ……だから出ないって言ったでしょ。今日はお姉ちゃんたちが作ったご飯で我慢してね?」

「うん……しかたない」

 

 

 いつからこんな上から目線になったのこの子……。

 でも……た、助かったぁ~。

 

 

 

 

 そして何とか暴走する零君を抑えた私は、亜里沙を起こして一緒に昼食を作りました。

 その後、お腹がいっぱいになった零君はお昼寝をしてしまい、それ以降はあんな破廉恥なことが起こることはなく平和に時間が過ぎ去りました。

 

 

 夕方になると秋葉さんが家へ訪れ、そのまま零君を引き渡す形に。

 最後に笑顔で『ばいば~い』と手を振ってくれた零君を見ていると、あんなことはあったけどちょっぴり寂しい気持ちにもなったり。

 

 

 ともかく、たった数時間だけど内容が濃厚すぎるほどに濃かった私たちの育児は無事に終わったのでした。

 

 

 無事……なのかな?

 

 

 

 

~※~

 

 

 

 

 そしてその翌日。

 

 

「おはよう!!雪穂に亜里沙」

「れ、零君……」

「お、おはようございます……」

「どうしたお前ら、元気ねぇな」

 

 

 廊下で零君に声を掛けられる。どうやら赤ちゃんになっていた時のことは覚えていないみたい。

 声を掛けられるのはいつものことなんだけど、私も亜里沙も昨日のことが思い出されて、"零"という名前を聞くだけでも顔が赤くなってしまう症状に陥っていました。

 

 

「なんだろう。お前らを見ていると、無性に甘えたくなる……赤ちゃんのように甘えたいと思うんだよな。なんでだろ?」

「そ、それって!?」

「でも、流石にこの歳になってまで赤ちゃんプレイはどうかと思うけどな」

「「…………」」

「ふ、2人共?顔を真っ赤にしてどうした……?」

 

 

「この変態!!」

「なんで!?!?」

 

 

 これはずっと引きずりそうだよ……。

 

 




 赤ちゃんになろうとも、零君はやっぱり零君でした(笑)


 何気に雪穂と亜里沙の初のR-17.9シーンでした。でもこれは祝福してあげるべきなのかと言われたら微妙なところ……
初シーンにして赤ちゃんプレイというかなり濃厚な部類だったので、この先はどんなプレイも大丈夫でしょう!!(笑)

 久々にいい感じのところまで攻めることができました(R指定的な意味で)。もっとやってみたいプレイがいくつもあるので、これから先の執筆意欲が沸き立ちます!


今回は読者様であるクレバスさんのリクエスト小説だったのですが、リクエストに反して亜里沙のエロシーンを書いてしまいました。申し訳ないです!抑えられなかったんや……

Twitter始めてみた。
 https://twitter.com/CamelliaDahlia

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