とうとう電波まで遮断され、誰とも連絡が取れなくなってしまった。誰からのサポートも直接受け取れないのは痛手だが、現状に嘆いても仕方がない。いま自分たちのできることを精一杯やれば、いつかは自分の活躍と誰かの活躍が繋がり解決へと向かう。そう信じるしかなかった。
心配事は尽きないが、それでも悲観するような状況ではない。秋葉が送ってくれた薬品のような液体を摂取したことで、俺たちの身体には黒い霧に対抗できる免疫が身に付いたらしい。そして椎菜は今回の事件の調査資料を送ってくれた。これを読めばこの現象の原因を究明できるかもしれない。とりあえず、事件解決までのファクターは全て揃っていると見て間違いなさそうだ。
蓮ノ空に蔓延するネガティブエネルギーの根源は、どうやら地下に潜んでいるらしい。かつてスクールアイドルを憎む幽霊と対峙した場所であり、まさか二年越しにあそこへ行くことになるとは思わなかったよ。あの時は幽霊の霊気に巻き込まれて大変だった記憶があるけど、今回もオカルトという言葉で片付けるのには生温いほどの超常現象が俺たちを襲ってくる……かもしれない。こんなこと、せっかくやる気を出してくれたコイツらの前では言えねぇな。ようやく絶望的な状況から脱せたらしいので、仲間同士で不安を煽っている場合ではない。
「まさか裏庭のこんな薄暗い場所に地下へ入り口があっただなんて……。しかもここへ来るまでにも鉄条網がびっしり張り巡らされていて、とても厳重な場所なんだね」
「あぁ。誰かが遊び半分で中に入らないようにしているんだ。それに地下があるという事実自体、一部の人間しか知らない。お前らも口外するんじゃねぇぞ」
「こんな事件が起こっているだなんて、言いたくても怖くて口外できないな……」
俺たちは校舎の外へ出て、地下への入り口がある裏庭へと向かう。柳田の言っていた通り二年前の一件から入り口は厳重に管理されており、鍵がないとその入り口にすら辿り着けないようになっている。実は倉庫の壁にも隠し入り口があるのだが、そこは滑り台で下へ降りるようになっているため、危ないので埋め立てられて閉鎖されている。だから今はここから入るしかないんだ。
「そういえば、さっき黒い霧の中を思いっきり駆け抜けてきたけどまだ何ともないね、わたしたち」
「あの何とも言えない味の液体を飲みほした甲斐があったね。ただ外は既に黒い霧で覆われそうになっている。校舎内もかなり蔓延しているはずだ」
「講堂や生徒会室にいる奴らもいつまで耐えられるか分からない。それに他校のスクールアイドルにも影響が出てるって話だし、まさに命運は俺たちに握られてるな」
「責任重大だね……。うん、もう覚悟は決めた。行こう!」
どのみち俺たちがやるしかないという強迫観念もありつつも、この三人なら必ず困難を乗り越えられるという自信もあった。
ただこの先に待ち受けるものが正体不明である以上、もちろん油断はできない。何かあったら俺がコイツらを守ってやらねぇとな。
~※~
遂に地下へと突入する俺たち。
やはりというべきか、黒い霧が漏れ出している場所なので当然濃霧となっている。秋葉のあの液体を飲んでなかったら、俺たちも一発で無気力状態になっていただろう。ただ本人曰くこれでも中耐性程度だそうだ。つまり今だけ耐えられている可能性もある。なんにせよ、他の奴らのためにも自分たちのためにもスピード解決しなきゃいけねぇな。
「なんだか物々しい場所だね……。黒い霧がなくても私は近づけないかな」
「決めた。次の蓮華祭の出し物、ウチのクラスはここで肝試しにしよう」
「さっき誰にも言いふらすなと口止めされたばかりだろう……」
「冗談冗談。これくらい緩めてないと、すぐに気が張っちゃいそうだから」
「ま、それもそうだね」
地下だから当然中は薄暗い。しかもネガティブエネルギーの根源が渦巻いている本拠地だから、余計に神経質になって緊張感を抱いてしまうのだろう。ここへ突入するまでの勢いはよかったものの、先へ進む足取りは重くゆっくりだ。どれだけ覚悟を決めようが恐怖がゼロになったわけではない。それは俺だってそうだ。相手が未知の自然現象だから、仕方がない。
「零? さっきから何を見てるの?」
「ん? あぁ、椎菜が送ってくれた事件の調査資料だよ。この地下道って意外と長いからな、道中で読んでおこうと思って」
「それで? なにか収穫はあったのかな?」
「あったよ。十分にな」
こんな短時間で調べ上げるなんて大した奴だよ。二年前の幽霊騒動のとき、椎菜は完全に蚊帳の外だったはずだ。自分の関与しない事件をまるで関わってきたかのように調べ上げるその手腕、いずれ俺の正体も看破されそうで怖いな……。
ただ今は、解決への道のりを示してくれたことに感謝しよう。
「この地下は元々、スクールアイドルを憎む幽霊の墓があった場所だ。だからネガティブエネルギーが住み着く場所としてはうってつけだっただろうな。この学校でここまでマイナス感情が根付いた場所なんてないんだから」
「でもその幽霊さんは成仏できたんだよね? 花ちゃんたちのスクールアイドルに秘めた思いを分かってくれたって聞いてるよ」
「それは間違いない。だからソイツのトラウマがぶり返したとか、そういう話ではないんだ。ただその過去の事件で、もう一人だけ悲しみに暮れていた人がいたらしい」
「もう一人? それは知らない情報だね」
「あぁ、俺もだよ。調査資料によると、どうやらその時代のスクールアイドルクラブ、いやそのときは芸楽部って名前だったか、そのときの顧問もひどく悲愴に包まれていたらしい。教師歴も浅く初めての部活動の顧問で張り切っていたみたいだけど、それ故に生徒の死という絶望に打ちのめされていたみたいだ。その顧問が精神的に不安定になっていたと、記録が残っている」
この地下で何かが起こっていると言われた時から薄々察してたけど、まさか過去のあの事件を再び掘り起こすことになるなんてな。
昔スリーズブーケに二人の生徒が所属していた。二人は絆を育み、ただの親友とは言い表せない程の関係となっていた。そして大切な大型大会が迫る中、そのうちの一人が病に臥せってしまう。もはや助からない命だと宣告されたとき、本人は絶望していた。でも最後までパートナーの笑顔を見られるならと、生きる希望を抱いていた。
最初の頃こそパートナーはお見舞いに来ていたが、ある日を境に来なくなった。大会に向けて一人で練習をしているからと。それを聞いた本人はひどくショックを受けた。自分を裏切って大会の練習をしていたのかと。
でも、それは勘違いだった。練習をしていたのは二人で作った歌やタンス、衣装、パフォーマンス、それを現世に残すため一人で大会に出るためだったんだ。ただのコミュニケーション不足のすれ違い。それが最悪の結末になってしまったのは言うまでもない。結局真実を知らぬまま病死。二年前、スクールアイドルを逆恨みして睡眠障害の呪いを引き起こしていた幽霊こそ、まさに病死したその生徒だった。
ただ、花帆たちの活躍でスクールアイドルの夢の大きさ、希望を知った彼女は無事に成仏した。
しかし、時を超えて和解できたのは本人だけの話。当時の顧問は当然そんな事実は知らない。だから嘆きがこの学校に滞留していてもおかしくないってわけだ。
「もしかして、今回の事件ってその顧問の先生が裏で糸を引いてるの?」
「いやそれはない。過去の一件が起きてからすぐに教師を辞めたらしい。蓮ノ空にネガティブエネルギーが蔓延しているのは、その顧問が残した負の遺産だろう。二人がこっそり練習として使っていたこの地下は顧問も知っていたみたいで、辞める直前にふと姿を消すタイミングが何回かあったらしいから、恐らくこの地下に出入りしてたんじゃないかってのが椎菜の見立てだ」
「なるほど、原因は分かった。でも今回はスクールアイドルだけではなく蓮ノ空の全員が被害に遭っている。これはどういうことだろうか……?」
「どうもこうもない。マイナス感情ってのは容易く他人に伝染する。人の不幸は蜜の味と本気で思ってる異常者以外、誰だって居心地が悪くなるだろ? しかもこんな濃い霧が漂ってるんだ、スクールアイドルだろうが関係ないんだよ。霧が発生していない蓮ノ空の外では、流石に無関係な人に影響は出てないみたいだけどな」
「こうなってしまうに至る気持ちは理解できなくもないけど、結局尻拭いさせられてるのはわたしたちなんだよね……」
「その通り。迷惑な話だ」
酌むべき事情があるにせよ、被害を受けている俺たちからすれば迷惑極まりない。現に気力を削がれてまともな活動が不能になっている奴が大勢いる。まあその顧問もこうなることを予測していたわけではなく、ネガティブエネルギーによる自然現象なので誰が犯人とか追及するのも無理がある話だけどな。結局はいま現場にいる俺たちでなんとかするしかないんだ。
「そういえば、地下のどこへ行けばいいの? さっきから階段を降りたり道を進んだり、結構歩いてるけど……」
「途中の広間に隠し階段があるみたいだ。どうしてそんなのがあるのか分からねぇけど」
「使われていない礼拝堂に隠し道。そして過去の幽霊騒動があり、今はネガティブエネルギーの根源が活動している。まるでゲームの世界みたいだ」
「ハスノソラファンタジーってイベントを金沢でやったけど、フィクションじゃなくてリアルで体験することになるとは思わなかったね。零と再会してから、常識では考えられないことばかりに巻き込まれてる気がする」
「アイツらもそういった試練を乗り越えて強くなったんだ。まあ命が危うくなる事件で成長したいと思うかは別問題だけど……」
俺としてもスクールアイドル病の治療のため女の子たちと親密になる必要があるが、こういった事件は吊り橋効果を生む。だから一概に余計な事件とは思っていないが、毎度のこと俺たち自身や学校の存亡に影響するのだけはやめてほしいよ……。
事件の大雑把な内容を共有できたところで、ちょうど隠し階段があるだろう広間に到着する。
資料に添付されていた地下の地図によると、この壁の奥に階段があるらしい。
「ただの壁でなにかあるようには見えないけど……」
「レンガの壁か……。まさか壊さないと先に進めないとか?」
「いや、こんな綺麗に埋め立てるなんて相当の大掛かりな工事が必要になる。そんなことをしたら、今の今まで地下の存在を誰も知らない方がおかしい。多分どこかに仕掛けがあるんだ。この壁を開く何かが……」
例の顧問が隠し部屋を利用していたというのであれば、どこかに道を開くための仕掛けがあるはずだ。自分が教師を辞めるときに埋め立てたとか、そんな活力が残されていたとは思えないしな。
あたりを見回してみると、壁の一部分だけ黒い霧が濃くなっている場所を発見する。
その付近の壁を調べてみると、長方形のレンガの中に一つだけ正方形のレンガが存在していることに気が付いた。もしかしたらこれかと思い、その正方形のレンガを手で力強く押してみる。すると、そのレンガは奥に引っ込んだ。そして同時に歯車の音と壁から鈍い音が聞こえてきた。
「わっ! なにこの音!? あっ、壁が――――開いてる!!」
「形が違うレンガが壁を開くスイッチになっていたのか」
「あぁ。ただ僅かな隙間が空いていて、そこからこの黒い霧が漏れ出していたみたいだ。だから壁の一部が濃霧に包まれていたんだよ」
「なるほど。あなたの洞察力は相変わらず素晴らしいね。あなたがいなかったらこの事件は絶対に解決できなかったよ」
「褒めるのなら本当に解決してからにしてくれ。行くぞ」
ようやく源へと辿り着けるのか。この間にも学校の人たちがどんどん無気力状態になっているだろうし、ブルパの参加辞退連絡の通知も鳴り響いているだろう。この負の連鎖を食い止めるためにも早くなんとかしないと……。
そう意気込んで、隠し階段に足を踏み入れたそのときだった。
奥から黒い霧が勢いよく俺たちのいる広間に流れ込んで来る。これまで壁に阻まれていた影響なのか、それとも俺たちを追い返そうとしているのか。なんにせよ、耐性がある俺たちとは言えどもこの量の瘴気を一気に浴びたら正気でいられる保証はない。いったん退くべきか……。
「柳田! 桂城! 大丈夫か!?」
「大丈夫……だけど、頭の中に勝手にイヤな妄想が雪崩れ込んできてる……!!」
「先輩が……あのモノクロの日々が、あのときの内なる恐怖が……くっ……!!」
「どういうことだ!?」
柳田と桂城に影響が出始めている。ただ今までの奴らとは違う。まるでかつての絶望のトラウマを無理矢理掘り起こされているかのようだ。ここへ来る前に語られた二人のトラウマが、今まさに現実かのようにコイツらの脳内にフラッシュバックで再生されているのだろう。
この絶望を強制的に映し出す手口は、去年のファンタジーの世界で起こった事象と全く同じだ。あのときはHPがゼロになったら自らのトラウマを再生され続け、やがて廃人に至っていた。実は椎菜が送ってくれた資料に秋葉のメモで、去年の夢を見る楽譜の事件の怨嗟が今もこの学校に残留思念として残っているとあった。もしかしてその影響がこの黒い瘴気に……?
おい冗談だろ! 二年前と去年の事件の源が一つになって襲い掛かって来るとか、マジかよ!
「柳田! 桂城! しっかりしろ! おい!! う、ぐっ、俺もかよ……!!」
心の奥に手を突っ込まれ、そこから黒々としたヘドロを引きずり出されるような感覚。嫌悪感が脳内と全身どちらにも広がり、目を背けたくても内なる汚染は止まらないため意識せざるを得ない。
俺にとってのトラウマ。過去に経験した二度の挫折。一度目は高校時代にμ'sの奴ら全員を好きと豪語しながらも、結局誰かを選ぶのが怖くて思わせぶりな態度ばかりをしていたせいでみんなの精神が狂ったこと。二度目は秋葉によって俺の記憶が改ざんされ、かつて虹ヶ先の奴らを孤児院の火事から救った時に誓った女の子を大切にする気持ちが、今の自分の決意ではないと知ったこと。
どちらも辛い出来事だった。だがそのときの清算は既に終えたし、今では完全に吹っ切れている。ただ黒い瘴気は余計な不安を掻き立てる。あのときこうしていればよかった、IFの分岐でより凄惨な結末を見せられる等々、ありもしない妄想をこじつけてきやがる。
これが去年、アイツらに襲い掛かっていた絶望の正体か。俺は唯一ダメージを受けていなかったから体験するのは初だけど、これほどまでに心を抉られるものなのか。
隙を見せたら俺も一瞬で闇に飲み込まれそうだ。今でも俺の身体は黒い瘴気に包まれて、外からはほぼ真っ黒にしか見えないだろう。正気がどんどん過去のトラウマに塗りつぶされていく。黒々と自分が自分でなくなっていく精神汚染。これが蔓延する黒い霧の正体か。
だが、俺は約束した。この学校も、花帆たちも、なにより目の前のこの二人を絶対に守ってやるからって!
二人も同じく黒い瘴気に包まれている。症状は俺よりも深刻で、涙を流しながらもその目から光が消えて虚ろになりかけていた。
これ以上絶望に支配されて、花帆たちみたいにまともに動けない状態になったらヤバい。俺もそうだけど、なんとかこの恐怖から這いずり出ないと……!!
身体が動かしづらくなっていた。それに抗ってその両腕を必死に伸ばし――――彼女たちの手を握った。
そして彼女たちの身体を強引に引き寄せ、ガキの姿になっているこの小さな身体で二人を精一杯抱きしめた。
「大丈夫だ! 俺がいるって言っただろ! どれだけ苦しもうが、どれだけ悲しもうが、俺が隣にいてやる! だから負けんじゃねぇ! 一度は乗り越えた絶望なんかに絶対!」
「零……」
「零君……」
「そうだ、俺だ! 俺がいるからなんとかなるって息巻いてた頃の自信を取り戻せ! 一緒に事件解決するって言っただろ! だから戻ってこい――――セラス! 泉!」
「「!?」」
僅かな間があった。だが、すぐに二人の目に光が戻る。俺の声は無事に届いたみたいだ。
いつの間にか二人を包んでいた黒い瘴気の色も薄くなっていた。やはり俺たちの絶望を餌にしていたのか。ネガティブエネルギーって名前通りの乞食具合だな。
「れ、零!? どうしてわたしたち、抱き寄せられてるの!? まさかこんなところで変な気を……!?」
「えっ、いや、こうするしかなかったんだって!」
「ふふっ、イジワルを言っては可哀想だよセラス。気付いているんだろう、彼が私たちを助けるために抱き寄せてくれたって」
「そうなのか?」
「う゛っ、ま、まぁ……。それに、名前……」
「相変わらず恥ずかしがり屋だね、あなたは」
「なにその言い方! 泉だって頬、赤いよ」
「そうだね。乙女心が高鳴ってしまったかな」
コイツら、どこまで覚えているんだ……? 聞く限り覚えてそうだけど、反応から察するに断片的な記憶とも考えられる。結構大胆なことをしたのは事実だけど、二人を正気に戻すにはやはり俺の言葉で安心させるしかないと思ったんだ。咄嗟に名前を呼んじまったけど、もしかしてそれが効いてたり? 自分もネガティブエネルギーに襲われている最中で必死だったから、その時の気持ちがどうだったとか上手く説明できねぇな。これでもギリギリで、SAN値が空っぽになる寸前だったから……。
とりあえず、二人が元に戻って良かったよ。
「正気に戻ったばかりのところ悪いけど、事件の決着はまだだ。この先へ進むか? それとも戻って休むか?」
「休む? 零、言ったよね? 三人でこの事態を解決するって! ここで仲間外れはヒドいんじゃない?」
「あぁ。確かにさっきは足を引っ張ってしまったが、もう大丈夫だ。今度は私たちがあなたを支えられるよう、全力で守ってみせる。それこそあなたに付き従う者の務めだろう?」
「やたらと自信満々だな。ただ秋葉から貰った液体の効力は中耐性程度で十分じゃない。気をつけろよ」
「もちろん! でも、この広間にも階段にも霧が充満してる。まずはこれを掃わないと……」
俺たちの身体に纏わりついていた瘴気は消えたが、広間も階段の濃霧になっている。このままでは進むべき道が見えなくなってしまう。
どうする? この状態で先に進むことはできるのか? 足元も見えない状態では危険すぎるか。じゃあどうする? どうする――――!!
その時だった、霧が一方向に吸い寄せられている。
俺たちはその方向に目を向ける。そこには――――
「汚物は消毒ですよ~っ! 秋葉先生から貰ったお掃除メカで、わる~い霧さんは全部吸い取っちゃいますからね~!」
「姫芽先輩!?」
「お待たせしてゴメンなさい!」
「徒町たち、救援に駆け付けました!」
「吟子先輩! 小鈴先輩も!」
「ヒーローは遅れてやってくる、ってね! いや~まさかルリがこのフレーズを放つ日が来るとは、感慨深いですな~」
「本当のヒーローは零さんたちですけどね。お待たせしました!」
「みんなすっかり元通り! 蓮ノ空の事件を解決するのは、やっぱりスクールアイドルクラブなんだから!」
「瑠璃乃先輩、さやか先輩、花帆先輩まで……」
突然の襲来。光が差し込む。
どんなカラクリで元に戻ったのかは分からないが、これで確信した。
俺たちが集まれば、解決は目と鼻の先だ。
To Be Continued……
やっぱり最後は全員が揃ってこそ!
彼も万能なようで一人では限界であることも多いので、仲間との絆と愛こそが彼とこの小説の源です!
次回はようやく解決編です。