今回からまたいつもの日常に戻ってきました!
ゲーム世界帰還後1発目の話は、真姫ちゃんの恋物語!?
素直になりたい、そう思うことがある。
別に好きで素直になっていない訳ではなく、零やμ'sのメンバーが嫌いな訳でもない。むしろ"好き"と心の中ではいくらでも言うことができる。でも、誰かと面と向かって好意を伝えるのは未だに緊張してしまう。それ故に素直になりきれずサラッと毒を吐いてしまうのよね……しかも素直になったらなったで、『真姫がデレた』と驚かれるし。
どうして今そんなことを考えているのかというと、部室で零と2人きりだから。折角の2人きりだというのに、これといって特に会話はなく、私はずっとコーヒーカップを片手に本を読んでいる。だからといって気まずい関係とか、そういうのではないから勘違いしないように。
零と2人きりになることは珍しいことではなく、たまにだけど作曲の手伝いをしに私の家へ来てくれることもあるから、必然的に2人きりになることが多いだけ。もしかしたらμ'sのメンバーの中で零と2人きりの時間が多いのは私かもしれないと、妙な自信を持っていたりもする。
でも2人きりで弾んだ会話をしているのかと言われれば、返答に困ってしまう。話し掛けてくるとしても大体は彼から。自分でも理解しているこの面倒なプライドさえなければ、彼の心に一歩近付けるのに。2人きりだと特にそう思ってしまう。
「ふわぁ~……寝みぃ」
静寂の中に零のあくびだけが静かに響く。
花陽は飼育委員の仕事でアルパカ小屋に向かって、凛もその付き添い。穂乃果たちは生徒会業務で雪穂たちは知らないけど、先週楓が『トイレ掃除ヤダ~』って嘆いてたから多分掃除当番。絵里たちは大学からこちらへ向かっている辺りかも。
この暇な時間を利用して零と作曲をしてもいいんだけど、次の曲は作詞の海未と平行して進めないといけないから、いくら零がいると言っても作業は進まない。しかもとても眠そうにしてるし、元々戦力の欠片もないけど。
「お疲れ~……ってあれ?2人だけ?全然にこを迎える体勢が整っていないじゃない」
部室に入ってきたのはにこちゃん。聞くところによれば大学では自慢のツインテールを外している時もあるらしい。流石に大学生にもなってツインテールはあざとらし過ぎるって気づいたのね。それでもアイドル活動の時は髪型を戻しているらしいけど。今もそうだし。
「あれ?絵里と希は来てないのか?」
「買いたい物があるって言ってたから、まだもう少し掛かるんじゃない?」
絵里や希は高校時代から元々色っぽかったけど、にこちゃんは大学生になって小柄ながらかなり大人っぽくなった。やっぱり大学生になると見た目も雰囲気も変わるものなのね。妙に色気が付いたというか、零へのアピールが露骨になってきている。この前大学の男には一切興味ないとか言ってたし、段々楓と同じ考え方になっているような気も……。
「話は変わるんだけど、にこ最近お菓子作りに凝ってるのよ」
「へぇ~。お前料理上手いから、お菓子作りくらい余裕だろ」
「まあにこだから当然でしょ!!だから零、昨日にこが作ったクッキー味見してくれない?」
「いいよ。丁度おやつタイムだし」
おやつタイムって……小学生か。
にこちゃんはカバンから可愛くラッピングされた袋を取り出し、部室の棚に置いてあったお皿を机の上に置いてクッキーを並べる。ミルク風味のクッキーやチョコレートクッキーなどのオーソドックスなクッキーから、緑がかった抹茶風味のクッキーなど風変わりなものもあった。
「ほら、真姫も」
「……まるで私がついでみたいな言い方ね」
「零のために作ったんだから当然。実際ついでだし」
「折角だからありがたく頂くわ」
「にこの超大作を、精々その肥えた舌で味わうことね」
ダメだ……またやってしまった。素直に『ありがとう』と言えばいいのに、どうも零やにこちゃんの前では捻くれた返事が多くなってしまう。もうこの関係に慣れてしまったせいで余計に直しづらくなっているのよね。
「よしっ!!それじゃあ零にはにこが食べさせてあげるわよ♪」
「え、にこが?」
「そうよ。ちょっと失礼するわね」
「お、おいっ!!」
「な゛っ……!!」
ちょっ、ちょっと何やってるのよ!?突然にこちゃんが座っている零の太ももの上に股がり出したんだけど!?しかもお互いに向かい合って抱き合い始めた!?そ、それににこちゃんの唇にはクッキーが!!ま、まさかとは思うけど、私が見ているこの状況で……!?
「ん~♪」
「そ、それを食えってのか?」
にこちゃんはクッキーを咥えながら頷く。零もにこちゃんの行動に驚き戸惑っているみたいだけど、その目だけはしっかりとにこちゃんの目を見つめていた。
部室にしばらく無言の時間が流れる。零とにこちゃんはお互いに見つめ合い、お互いに顔を真っ赤にしていた。一応恥ずかしくない訳ではなさそうね。
にこちゃんは零の肩に腕を回しながら、彼の顔にどんどん迫っていく。零も決心がついたのか、口を徐々に開けにこちゃんの口移しを受け入れる体勢に入る。
零もにこちゃんも、この部室に自分たち2人きりだと思ってるんじゃないでしょうね……絶対に私のこと忘れられてるわ。多分お互いの瞳には相手のことしか映ってないと思う。
そして――――
「むぐぅ、んっ」
「んっ、ちゅぅ」
なっ、ななななにやってるのよ!?ただ食べさせるだけだと思ったら、にこちゃんは零の口にクッキーを放り込んだ勢いでキスをした。零は特に驚いている様子もないし、彼も初めからそのつもりだったのね……。
「ちゅるっ、ちゅう」
「ちゅっ、んっ、ちゅっ」
にこちゃんが座っている零の太ももの上に股がり、キスをしながら同じ1つのクッキーを2人で味わっている。恐らく零のことだから、『にこの唾液が甘くてクッキーの味が更に引き立つ』とか、『にこの匂いがクッキーの風味をより際立たせる』とか思ってそう。キス大好きのにこちゃんも、零の口の中を舌で思いっきり掻き回してそうね。
――――――って、どうして真面目に実況してるのよ!?何が悲しくて、自分の彼氏と親友が口移しディープキスをしている現場を横目で見ながら実況しなきゃならないの!?2人も2人よ!!やるのは勝手だけど、キスなんて普通は2人きりでするものでしょ!?あっ、でも2人は普通じゃなかったわ……。
「んはっ、ちゅるっんっ!!」
「んちゅっ!!」
もうクッキーはすべて食べ尽くしてしまったようで、にこちゃんの吸い付きがより激しくなった。自分の唇全体を零の唇全体に押し付るよう、顔を少し傾けて彼の唇を飲み込むかのようにしゃぶりついている。にこちゃんの吸い付く勢いが強すぎて、零の身体が後ろに仰け反っちゃってるじゃない……。
「んはっ、ちゅっんっ!!」
「んちゅっ!!」
キスの濃度は声を出して吐息が漏れるほど濃厚になっていく。酸欠気味になって苦しいんじゃないの?と思ったけど、2人は構わずお互いの唾液を交換しながら抱き合っている。この2人、愛のためなら自分たちの命を削りそう……。
部室には零とにこちゃんのキスによる唾液が交じり合う音と、2人から発せられる吐息と同時に漏れ出す声しか流れていない。そして何だかんだ言って零とにこちゃんのキスに釘付けとなっている私がいる。私もにこちゃんみたいにああやって零とキスできたら――――
わ、私、今何考えてた!?あの2人のようなキス!?あんな自分たちを酸欠で苦しめるようなキス、誰が羨ましいと思うのよ!!そ、そりゃあ零とのキスは気持ちいけど、私はソフトなキスの方が……
そう言えば最近、零と2人きりになることはあるけど甘えたことは一度もなかったかも。2人きりになるのもデートとかではなくて、作曲という大義名分があってこそのことだったし。
そう考えてみれば、穂乃果たちがとても羨ましい。人目を気にせず零に甘えることのできるあの姿勢。もちろん世間的には褒められたものじゃないけど、彼と一緒に濃厚な時間を過ごせるという点では、恋人同士として正解なのかも。
「ちゅう、ちゅるっ!!」
「ちゅっ、んはっ!!」
私は改めて2人のキスシーンを覗き見る。
口の中に収まりきらなくなった唾液が、にこちゃんの頬っぺを伝いながら垂れる。そして大学に入って少し成長した胸を零の胸元に押し付け、彼の欲求を高めているみたい。その行動を"バカだ"と思いながらも、それを羞恥心なく実行する勇気に私は羨ましいと思ってしまう。
心臓の高鳴りが収まらない。もしかして、私もにこちゃんのようなことがしたいの?零と抱き合いながら、濃厚なキスを……。
こ、こうなったら私も……捨てないと、素直になれない気持ちを。
そして零とにこちゃんは、海未が部室にやって来て怒られるまでずっとお互いに合いを確かめ合っていた。
~※~
翌日のお昼休み、私は零を校舎裏へ呼び出した。もちろんお弁当を一緒に食べるため。しかも朝早起きして作った、私特性の手作り弁当。ちなみに校舎裏を選んだ理由は誰かに見られるのが恥ずかしいから、ただそれだけ。
呼び出すだけなら携帯で連絡を取るだけだから緊張も何もない。本番はここから。昨日ベッドの上であれだけ脳内シミュレートしたんだもの、この私が失敗するはずないわ。
「よぉ真姫」
「れ、零……」
「悪いな、4時間目が体育だったから着替えで遅れちまって」
「そのくらい分かってるわよ」
「あれ?お前、俺のクラスの時間割知ってるのか?」
「うっ、そ、それはいいとして、早くお昼ご飯を食べましょ」
「あ、あぁ……」
危ない危ない、こっそりと海未にそっちの時間割を聞いていたことがバレるところだったわ。バレてもいいけど、狙って彼を誘ったみたいに思われるのイヤじゃない?あくまで自然に冷静に……私だって、甘えることぐらいできるんだから。
「でもどうしてこんなところで飯食うんだよ?もしかして、校舎裏に連れ込んで逆レイ――――」
「それ以上言わせないわよ!!今からお弁当食べるのに、そんなこと言わないでくれる!?」
「いやぁ~なんかお前の表情固かったからさ」
「そ、そう……あ、ありがとう」
「おう、どういたしまして」
誰がどう見てもふざけているようにしか見えないけど、本人はこれで私たちのことを本気で心配してくれている。それは私たちμ'sなら誰もが知っていることで、その軽く見える言動に何度も救われてきた私たちは中々文句が言えない。そう、今の私のように……。
表情が固かった……か。確かにちょっと自分のことに固執して、零のことをあまり考えてなかったかも。昨日のにこちゃんは強引なように見えて、そこには確固とした零への愛があった。だから彼もその愛に答えている。それはあの砂糖を吐くくらい濃厚なキスを見れば分かること。
それは穂乃果たちも一緒。穂乃果や凛が彼にベタベタ引っ付くことも、ことりが甘く卑猥な誘惑をするのも、零への愛があってこそだし。それに最近花陽も妙に零へ近付いて、彼の身の回りのお世話をしている。それもまた愛ゆえ。楓は……まぁいっか。
手に持っているこのお弁当は、今朝早起きして作ったもの。料理は得意じゃないから苦労したけど、彼への想いだけはたっぷりと詰まっている。朝は零のことをずっと考えていたのに、食べてもらう今になって自分のことしか考えてないのはダメよね。
よしっ!!
「それじゃあ早く食べるわよ。もうお昼休みも半分過ぎっちゃってるし」
「ホントだ。それでは真姫の愛妻弁当でも頂きますか」
「あ、愛妻って……!!」
「お前も大概耐性ないよな。すぐ顔が赤くなる」
「好きな人に言われたら、誰でもそうなるに決まってるでしょ!!」
「ほほぅ、珍しく素直だな」
「あっ、も、もうお弁当あげないわよ!!」
「悪かったって」
このままでは零のペースに飲み込まれてしまうわ……こうなったらちょっと強引だけど、脳内シミュレートを行動に移すしかない!!
私は零を誘導して、あらかじめ用意しておいたイスに座らせる。
こ、ここから……もうどうにでもなりなさい!!
「えっ!?ちょっ、真姫!?」
私は昨日のにこちゃんと同じように、零の太ももの上に股がった。にこちゃんがやるなら想定の範囲内だろうけど、私に突然こんなことをされるなんて思ってもなかったらしく、零は目を丸くして驚いている。
もちろんだけど、これだけでは終わらないから!!
「ま、真姫!?」
「黙って!!誰かに見つかる!!」
「えぇ~……」
「いいから黙って抱きつかれる!!」
「なんて横暴な……」
こんなところを誰かに見られたら、私のこの先の学院生活が崩壊してしまうわ。それ以前に私と零だけの2人きりの空間を、誰にも邪魔されたくないもの。彼だけを見ていたい。私の目は、ずっと彼のもの。
「まずは、何から食べたい?」
「えっ、そ、それじゃあ卵焼きで……」
「分かったわ。あなたは動かなくても大丈夫、私が食べさせてあげるから」
「食べさせてあげるって……ま、まさか!?」
「大声出さない!!いくわよ!!」
「あ、あぁ……」
私はお弁当からお箸で卵焼きを1つ摘み、そのまま零の口……ではなく自分の唇に咥える。零はにこちゃんの時以上に焦っているようだったけど、ようやく置かれている状況を理解したのか、今は落ち着いた目線で私の瞳を見つめている。
零が徐々に口を開ける。私は卵焼きを咥えた唇を、その口へ向かって――――――
「ちゅ……」
「ちゅぅ……」
遂に私たちの唇が重なった。同時に卵焼きを零の口の中へ放り込む。
久しぶりに味わったキスの感覚。彼の熱い唇から伝わってくる温もりは、私の唇だけじゃなく全身を包み込む。既に零の口には唾液が溜まっていたようで、その一部が私の口の中にドロドロと流れ込んできた。これが彼の味……もうこのまま一生キスしていたくなるような、卵焼きと相まった甘い味。私は喉を鳴らしながら、彼の分泌液をゆっくり味わいながら飲み込む。
「ちゅう、ちゅっ……」
「ちゅぅっ、ちゅ……」
にこちゃんの時とは違う、優しく誠実で、私の大好きなキス。彼は私好みのキスを知っている。知っているからこそ無理に濃厚にせず、ソフトなキスで私からの愛を受け止めてくれている。
唇も身体も心も、彼に優しく包まれて離れられなくなる。彼の味、匂い、温もり、そのすべてが私の身体を駆け巡る。キスだけで私の全身が彼の色に染まっていく。もうこうしてあなたと繋がることしか考えられなくなる。
支配される、
彼に、
あなたのことが、もっと好きになっていく。
「ちゅるっ、んんっ、ちゅう……」
「ちゅっ、んっ、ちゅっ……」
もう卵焼きは彼の口の中にはない。だけど私たちは一心不乱にキスを続けていた。吐息が声と共に漏れ出すも、私たちはお互いの愛を貪り食う。
ここでようやくにこちゃんの気持ちが分かった。例え酸欠になろうとも、それで命を削ろうとも、彼とのキスはやめられない。彼の腕の中でずっとこの暖かな温もりに浸っていたい、彼からの愛をたくさん受け取りたい、そして私の愛をあなたにたっぷりと受け取って欲しい。今の私の思考や心情はもはやその気持ちだけで埋め尽くされていた。
「ちゅうっ、んちゅっうう……」
「ちゅっ、んっ、ちゅぅうう……」
お互いに吸い付きが強くなる。もっと彼からの愛を感じたい、もっと彼に私の愛を証明したい、そう思った私は顔を傾けて彼の唇全体を自分の唇で覆う。同時に自分の胸も彼の胸板に擦り付ける。
感じて欲しい、もっと彼に、私の愛を。そのために今日は上の下着は着けてきていない。彼に私というものを味わって欲しかったから。だから私と彼の胸を隔てるものは、制服の夏服である白いシャツのみ。それすらも汗でほぼ透けている。
胸の柔らかさ、感触、彼に喜んでもらえるのなら自分の胸なんていくらでも差し出していい。あなたに愛を示すことができるのなら、私はどんなことだってする。もしかしたら今の私は壊れちゃっているのかもしれない。もう、それでもいい。
「ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅっ」
「ちゅうぅ、くちゅっ、ちゅぅ」
恐らく零も快楽にすべてを任せ、何も考えずキスをしているのだろう。
それは私も同じ。
私は彼に抱きしめられながら、胸を押し付け、彼の唇を捕食している。彼からの愛と温もりを感じながら、唾液や吐息はもはや抑えようとしていない。周りのことなどは考えず、そもそも周りなんて概念が存在するのかすら怪しいほどに、私たちは2人だけの世界に浸っている。
そして私たちはお互いの愛の、更に奥へと沈んでいった…………
~※~
「昼休み、終わっちまったな……」
「え、えぇ……」
「お弁当はまた放課後に頂くよ。折角作ってくれたんだし」
「え、えぇ……」
結局ずっとキスをしていたせいで、零に食べてもらったのは卵焼き1つだけとなってしまった。
それはいいんだけど、さっきから頭がぼぉ~っとしてしょうがない。多分零とのキスの快楽が、頭や身体から抜けきっていないのかも。
でも冷静になってみたら、私ってばとんでもないことをしてたのよね……?
段々と顔が熱くなってくるのが分かる。今すぐ家に帰ってベッドに飛び込んで布団を被りたい!!
は、恥ずかしい……!!
「いやぁ~まさか真姫から口移しをしてくれるなんてな。それにお前からあんなに貪りついてくるとは、今日の午後はいい気分で乗り切れそうだ」
「か、勘違いしないでよね!!こんなことをするのは今日だけなんだから!!そう、今日だけ……」
「はいはい分かってる分かってる」
「ちょっと!!真面目に聞きなさい!!」
「なんだよ急に甘えてきたと思ったら、いつも通りツンツンに戻りやがって……」
「た、たまには甘えたかっただけよ。ま、まぁ今日は満足できたから、今日は許してあげるけど!!」
「どうして俺が許される立場なんだ……?まぁでも、甘えている時のお前もよかったけど、やっぱりツンデレのお前も可愛いな」
ま、また可愛いとか……そんな簡単にサラッと言うものじゃないでしょ全く!!
でも、自分の顔がさっきより更に熱くなっている。もう!!私ってば単純なんだから!!
お、落ち着いて……また毒を吐いたらいつもと同じ展開になってしまうわ。深呼吸して、ふぅ~……よしっ、大丈夫。
伝えよう、素直に――――
「あなたも、世界一カッコイイわよ。私の、未来の旦那様♪」
「真姫…………全く、やっぱりお前は最高のツンデレだよ!!」
くそぅ、イチャイチャしやがって……
そんな訳で今回は真姫回でした。そうは言っても真姫個人回ではなく、いつもの日常回の括りです。個人回はもっとエロく、激しく書くつもりなので(笑)
でも今はまだ幻の72話の件で謹慎期間中なので、R-17.9描写は自粛しています。
今回は地の文がかなりくどかった印象です。特にキスシーンは会話がキスの音しかないという異常事態。その分真姫の心情は結構細かく書いたつもりなので、ほんの少しでもドキッとしてもらえたのなら嬉しいです。
あとキスの音をどう表現したらいいのか、マジでご教授願いたいと思う今日この頃……
次回は前回の後書きで予告した話の中からどれか、もしくはまた新たに思いついたネタの中からどれか、つまり未定です(笑)
ちゃん丸さんとのコラボ小説はまだ先になりそうです。だってまだ1文字も書いてないし!!
新たに高評価を下さった方々
花霞さん、ポチタンクさん、☆コウキ☆さん、勇気のない浪人さん
ありがとうございました!
また、超短編小説として『干物妹!かえでちゃん』を活動報告にて同時更新しました。30秒程度で読めますので是非ご覧下さい。
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