ラブライブ!~蓮ノ空との新たなる日常~   作:薮椿

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 今回は親子丼の話です!
 自分はあまり食べたことがないのですが、一度でいいから美味しい親子丼を食べてみたいものです。

 またこの段階で"親子丼"という言葉に危機を感じ取っている方は私と同類です(笑)


※穂乃果とことりはどちらが喋っているのか分かりづらい可能性があったので一応見分けるポイント。

穂乃果⇒『零君』(漢字)
ことり⇒『零くん』(平仮名)

ついでに希は穂乃果と一緒。


ではどうぞ!


おやこどんぶり

 親子丼、という料理がある。

 

 鶏肉を割り下などで煮ながら卵汁でとじ、ご飯の上に乗せた料理。丼物の一種で、「親子」という名称は鶏の肉と卵を使うことに由来する。また、別名で親子どんぶりと呼ぶこともあるみたいだ。

 

 

「れ~い君♪な~にしてるの?」

「穂乃果か……暇だったから、今日の晩飯を何にするか考えてたんだよ。携帯で色々と調べながらな」

 

 

 穂乃果は座っている俺の肩に両手を置き、自分の顔を俺の顔の横からニョキッと覗かせた。穂乃果の自慢のサイドポニーがふわんと靡くことで、彼女の甘い匂いが俺の鼻をくすぐってくる。

 

 

 か、顔が近い……このままお互いに向き合ったらそれだけでキスが成立するぞ。ただでさえ頬っぺが少しくっついていると言うのに…………くそ柔けぇ。

 

 

「それって親子丼?わぁ~おいしそう♪」

「こうやって画面で見ると美味しそうに見えるけど、実際親子丼を食べたことがあるかって言われたら……あまりないんだよなこれが」

 

 

 でもどうせ食べるのなら、料理が上手い楓に作ってもらった方がいいな。俺も料理ができない訳ではないが、基本は細かいことを抜きにして作る、いわゆる男飯。俺と楓では料理のレパートリーが雲泥の差である。それ故に楓からは『お兄ちゃんの料理は栄養が偏るから、これから料理は私に任せること!!』と言われる始末。いやはや妹様には頭が上がりませんわ。

 

 

 

 

 そんなことを考えていると、目の前に座っていることりが何やら顔を赤くしていることに気が付いた。もしかして、体調でも悪いのか?

 

 い、いや違う!!頬を朱色に染め、若干気恥かしそうにしているこの感じ。そして何より、部室全体に充満するほどの桃色のオーラ!!

 

 

 こ、コイツまさか――――!!

 

 

「れ、零くんがまさか親子丼に興味があっただなんて……」

「こ、コイツ……」

 

 

 ことりの言う"親子丼"は、ニュアンスは違うが間違いなく"親子丼"だ。この意味が分からない人は、自分が幸せな生活を送っていると思っていい。逆に意味深に聞こえる人は心が薄汚れているぞ。

 

 

「そんなに親子丼が食べたいのなら、ことりが食べさせてあげようか?」

「お、おいそれって――――」

「ホントに!?ことりちゃんが作ってくれるの?」

「お母さんに同意を得ないといけないけどね♪」

「理事長さんと一緒に作るのかぁ~。理事長さんも料理上手だから、絶対に美味しいに決まってるよね!!」

「うん!!ことりとお母さんの親子丼美味しいよ、ねぇ零くん♪」

「俺に振るんじゃねぇよ……」

 

 

 穂乃果とことりの会話が、成り立っているようで見事にすれ違っている。ことりの奴、ニコニコしてるってことは分かっててやって楽しんでるな。まさか健全な"親子丼"と意味深な"親子丼"が相対する時が来るとは……。

 

 いくら穂乃果が去年に比べて変態気質が上がったとは言っても、このような知識にはかなり疎い。つまり変態の中でもまだウブな方なのだ。比べてことりは脳内にラブホテルを建設しているほどの性のプロフェッショナル、気を抜いたら搾られるからな。

 

 

「零くんは親子丼食べたことないの?」

「ねぇよ!!」

「えっ?でもさっき『あまりない』って言ってたから、食べたことはあるんじゃないの?」

「いや、食べたことはあるんだけど、食べたことはなくて……くそっ、訳分かんなくなってきた」

「変な零君」

「フフフ……ホントに変な零くん♪」

「お前なぁ……」

 

 

 どうする……親子丼のあっちの意味を穂乃果に教えてあげるか?でもいくら穂乃果の変態気質が高いからといって、無闇やたらに安々とそんな言葉を教えてしまっていいのか……?まだ穂乃果には"純粋"な変態であって欲しい。ただでさえことりや楓に手を焼いているんだ、穂乃果まで淫乱になってしまったら…………まぁそれはそれでありか。

 

 

 とにかく!!意味を教えるのはなしだ!!ことりの策略に乗るのも癪だしな。

 

 

「穂乃果ちゃんは親子丼好き?」

「う~ん、穂乃果もあまり食べたことはないけど、鶏肉と卵は好きだから多分好き!!」

「多分ってなんだよ……」

「穂乃果ちゃん……いい趣味してるね。親と子、どっちも好きだなんて。あっ、母と娘だったね♪」

「いちいち言い直さなくてもいい!!」

 

 

 もしかしてこれ、久しぶりにツッコミ死するパターンのやつでは……?思えば俺たち3年生組は、海未がいなかったら話のベクトルが3次元を振り切って4次元に向いてしまうほど話が暴走してしまう。つまり人間業では収集がつかなくなるってことだ。今のこの状況は穂乃果が純粋だからまだいいが、この2人が暴走した時はどうなることか。

 

 

 あとお二人共、そろそろ服返してくれません?(※61話『ことほの最後の晩餐』参照)

 

 

「趣味……?穂乃果は食べるの専門だからね、細かい味付けとかは分からないからことりちゃんに任せるよ」

「食べるの専門!?まさか穂乃果ちゃんがそこまで肉食系女子だったなんて……」

「確かにお肉は大好きだけど、野菜もしっかり食べてるよ。お肉ばっか食べてたら太っちゃうし!!海未ちゃんもうるさいし!!」

「ことりも肉食系だけど、たまには草食系もいいよねぇ~♪」

「ことりちゃんってお肉好きだったの!?知らなかったぁ~」

「うん♪特に零くんのお肉を……ね♪」

「なぜ俺を見る……」

 

 

 ことりの奴、いい笑顔しやがって……穂乃果との会話めちゃくちゃ楽しそうじゃねぇか。穂乃果から見れば至ってマトモな会話が続いているようにしか見えないだろうけど、俺にとってはことりに遊ばれている穂乃果が不憫でならない。ここまで穂乃果に同情したのはこれが初めてだよ……本当に親子丼を作ってもらえると思って、目を輝かせてるし。

 

 

「穂乃果は鶏肉も好きだけど、肉汁が溢れるお肉ならなんでも好きだよ!!」

「いいよねぇ~肉汁。ことりはソーセージが好きなんだ♪」

「おい!!」

「へぇ~それも初めて知ったよ」

「ソーセージの先っぽからピュッと吹き出す肉汁が堪らないんだよねぇ~♪」

「それ分かる!!穂乃果もソーセージをパクッと咥えた時に飛び出る肉汁大好きなんだ♪」

「穂乃果ちゃん、やったことあるもんねぇ~♪」

「えっ、そりゃあいくら穂乃果でもソーセージくらいは食べたことあるよ」

 

 

 クソッ!!穂乃果の純情を守るためにも止めなければならない会話だと分かっているのに、面白いからこのままずっと聞いていたい自分が憎い!!純情な人が聞けば普通の会話なのに、俺みたいに心がブラックに汚れている奴が聞くとただのセクハラにしか聞こえない。

 

 

 くっ、わ、笑いが……。

 

 

 お、抑えろ……穂乃果の純情を守りながらこの会話を楽しむためにも、ここで笑ってはいけない!!

 

 

「そうだ、ことりちゃんに任せるって言ったけど、卵はとろとろにしておいて!!」

「卵ってことは子の方――――ということは、娘の方をとろとろに……分かった!!初めから濡らしておけばいいんだね♪」

「ブッーーーーーー!!」

「わっ!!零君汚い!!」

「いや、表現が……」

「ことりは自分でとろとろにしておくけど、零くんはとろとろにしてきちゃダメだよ?ことりが濡らしてあげるから♪」

「うるせぇよ……もう表現がモロじゃねぇか」

「えぇ~零君、親子丼の卵とろとろ派じゃないの!?」

「ぷっ!!」

 

 

 穂乃果の的外れではないけど的外れな発言に、ことりが口を抑えて笑い出す。なんとか穂乃果にバレないようにと画策しているのだろうが、声も漏れてるし笑ってることバレバレだからな。穂乃果は頭に『?』マーク浮かべてるけど。

 

 今回の穂乃果は断じて悪くない。悪いのは堕ちた翼を纏っているあの堕天使だ。幼馴染をダシに使って自分だけが楽しんでやがる。南ことりがここまで性悪になってことが今まであっただろうか、いやない。

 

 

 

 

 そんなことりの悪ふざけが蔓延している中、部室のドアがガチャリと開かれた。

 

 

「希、絵里」

「こんにちは~零君、穂乃果ちゃん、ことりちゃん♪」

「あら?3人だけなのね」

「掃除とか色々あるんだろ。そっちは2人だけか?にこは?」

「今日はお母様が帰ってくるのが遅いらしくて、妹さんたちの面倒を見るために早く帰ったのよ」

 

 

 やはり13人もいると毎日この部室に全員が集結するのは難しく、週に1、2回は欠員が出てしまうことも多い。生徒会や大学の都合もあるから、全員が集まっての練習は中々に貴重だったりする。

 

 

「ことりちゃん、やけに嬉しそうやね。何かいいことでもあったん?」

「やっぱり分かる?」

「え~勿体ぶらずに教えてよ」

「実は零くんと穂乃果ちゃんに、ことりの親子丼を食べてもらうんだ♪」

「お、親子丼!?それってことりちゃんと理事長の……いやなんでもない♪」

「希……お前笑ってんじゃねぇよ」

 

 

 コイツもことりと同族だったか……確かに1人暮らしだからそういう知識は蓄えやすいとは思うけど。

 つうか女の子って、そのような知識をどこで会得しているのだろうか?こっそり大人のビデオを見て興奮していることりや希を想像すると、それを見て俺が興奮するけど。

 

 

「親子丼……話には聞くけど、私はまだ一度も食べたことないわね」

「絵里ちゃん食べたことないの!?だったら穂乃果たちと一緒に今度ことりちゃんの家へ行こうよ!!」

「お誘いありがとう。ことりが迷惑でなければご一緒させてもらおうかしら?」

「全然迷惑なんかじゃないよ!!むしろたくさんいた方が色んな丼が楽しめるしね♪ねぇ~零くん♪」

「いちいち俺に振るのやめてもらっていい……?」

「色んな丼って、零君ったら肉食系やなぁ~♪」

「うるせぇ……」

 

 

 やはりと言うべきか、絵里は親子丼の真の意味を理解していないようだ。普通にことりの家へ行って、普通に親子丼を食べるとしか認識していないのだろう。対して希はことりの悪乗りに便乗して、俺たちをチクチクとねちっこく攻めてくる。穂乃果も絵里も、自分たちの親友が実は乱交の計画を立ててましたぁ~!!なんて知ったらどう思うことやら……。

 

 

「それじゃあ穂乃果は雪穂も連れて行くよ!!食べるなら大勢で食べた方が楽しいしね♪」

「私も亜里沙を連れて行こうかしら。あの子も親子丼を食べたことがないと思うから、丁度いい機会だわ」

「親子の次は姉妹……零くんのお腹、いっぱいになっちゃいそうだね♪」

「たくさんの丼を食べられて、零君羨ましいわぁ~♪」

「ん?雪穂は少食だからそこまでたくさん作らなくてもいいよ」

「亜里沙も食べる方じゃないし、普通に一人前でいいわ」

「だそうだよ零くん、一人前でいいって♪」

「なにが!?」

 

 

 まさか親子だけじゃなくて姉妹方面にまで話が拗れるとは!?でも会話が噛み合っていないようで噛み合っていて、ここでツッコムと話の流れを断ち切る空気読めない奴にしか見えないのがとてももどかしい。

 

 実は親子丼には、姉妹丼という仲間がいてだな……ことりと希は早速それに便乗して俺たちをからかってきやがる。もちろん穂乃果と絵里は、普通に親子丼を食べに行くという会話をしていると思っているだろう。裏で2人も巻き込んだ、壮絶な桃色の妄想が行われているとも知らずに……。

 

 

「雪穂ちゃんたちも来るってことは穂乃果ちゃんたち、姉妹丼を零くんに食べさせてあげるんやね♪」

「姉妹丼……?それは聞いたことないわね。親子丼の仲間かしら?」

「うん!!2人で作って食べさせてあげるという意味では同じかもね♪ねぇ~零くん♪」

「そ、そうだな……」

「でも穂乃果は姉妹丼なんて知らないし、作ったこともないよ?」

「大丈夫、雪穂ちゃんと協力をすればすぐに作れるから♪」

「私と亜里沙でも作れるかしら?」

「もちろん!!それに絵里ちと亜里沙ちゃんやったら、零君がっついて食べると思うよ♪残さず隅々と……ね♪」

「だから『ね♪』じゃねぇって……」

 

 

 そりゃあ高坂姉妹丼と絢瀬姉妹丼が目の前にあったら、無我夢中で貪り食うに決まってんだろ!!徹底的に中まで!!とろとろとしたものも一滴残らずしゃぶり尽くしてやる!!

 ――――とは本人たちの前では言えないので、心の中で己の欲望を叫ぶ。

 

 

「こうなったらウチのお母さんも呼びたくなってきたなぁ。そうしたら親子丼と姉妹丼2杯ずつ食べられるもんね、零君♪」

「すごい零君そんなに食べられるの!?大食い選手権に出られるんじゃない!?」

「親子丼と姉妹丼の大食い選手権……ことりは零くんに食べられる役がいいな♪」

「私も零に食べてもらえるのなら、張り切って作ってみようかしら?」

「絵里ち……零君に食べてもらうとか、中々に大胆発言やね♪しかもみんながいる前で……」

「絵里ちゃん……ことり、尊敬します!!」

「え、えぇ!?どうして尊敬されるの!?それにあなたたち、もの凄く顔が真っ赤よ!?」

 

 

 顔が真っ赤なのは、この2人が発情してるからだよ……親子丼の会話だけでここまで妄想を広げられることに関しては、尊敬するべきことなのかもしれないけど。まさか親子丼もあのμ'sの妄想の捌け口に使われているとは思うまい。

 

 

「絵里ちゃんたちが作るなら、穂乃果たちも作ってみようかな?でも親子丼も姉妹丼も作ったことないしなぁ……」

「穂乃果ちゃんと雪穂ちゃんならとびきりの姉妹丼が作れるよ♪」

「コツとかあるの?」

「零くんはとろとろの姉妹丼が好きだから、まずは具をとろとろにしないとね♪」

「具をとろとろ……?」

「穂乃果ちゃんの具と雪穂ちゃんの具を混ぜ合わせてとろとろにするんだよ♪ねっとりと具を絡ませ合わないと、零くん好みのとろとろにならないからね♪」

「穂乃果ちゃんと雪穂ちゃんの絡み合い……想像が沸き立つわぁ♪」

 

 

 く、くそぅ!!ことりの希の妄想へ連行されてしまう!!脳内ラブホテルに1名様ご招待されてしまう!!

 

 でも高坂姉妹丼か……穂乃果と雪穂がお互いに"具"をとろとろにし合って、俺を甘い言葉で誘ってくる―――――――うん、どれだけお腹がいっぱいでも完食できる自信があるな。その後はまたしてもお互いの"具"をぐちょぐちょに絡め合った絢瀬姉妹丼を頂いて、次は南親子丼を――――って、流石に理事長の趣味はねぇよ!!

 

 

「はぁはぁ……」

「零君息切れてるよ……大丈夫?」

「あ、あぁ……」

「零くん前菜で興奮しちゃダメだよぉ~♪メインはことりの家での本番だから♪」

 

 

 このままでは親子丼を美味しく頂いてしまうはめになる。理事長も理事長で頭ブッ飛んでるし、穂乃果は姉妹丼の意味を知ったらことりと同じく積極的になりそうで雪穂も簡単に巻き込むだろう。絢瀬姉妹もなんだかんだ容認してくれそうだし、これはマジで親子丼と姉妹丼を3杯同時に味わえそうな予感がビンビンと!!

 

 

 

 

「ちょっと待ちなさい……」

 

 

 

 

「え、絵里……?」

 

 

 突然、絵里の小さくもおどろおどろしい声が部室に流れる。絵里は顔を湯気が出るほど沸騰させながら、携帯を片手にプルプルと身体が震えていた。そぉ~っと画面を覗き込んでみると、どうやら何かを検索していたようで、そのワードと意味が携帯の画面に映し出されていた。

 

 

 そう、親子丼と姉妹丼、もちろん意味深の方の意味が……。

 

 

「さっきから零たちの様子がおかしいと思ったのよ。ことりと希はずっと頬っぺを赤くしてるし、零はよそよそしいし」

「お、俺!?俺は関係ないだろ!!」

「さぞ楽しかったでしょうねぇ~私たちの道化ぶりを眺めるのは……」

「それはぁ~お、面白かったです♪」

「た、楽しかったで、絵里ち♪」

「だから!!俺は違うって!!」

 

 

 俺は穂乃果と絵里の純情を守ろうとしただけだ!!純粋な心を、汚れ多い邪悪から守りたかっただけなんだ!!だから俺は悪くない。笑いそうになっても堪えたからセーフだろ!!

 

 

 

 

「3人共、練習のあとできっちりと反省文書いてもらうから。覚悟しておいてね♪」

「だからなんで俺まで!!」

 

 

 

 

 またしてもμ's式理不尽にヒドイ目に遭わされた……あれ?もしかしてこの話で一番可哀想なのって俺じゃね?

 

 

 

 

 そして俺たちがギャーギャーと騒いでいる中、1人携帯を見つめたまま顔を真っ赤にして妄想の世界に浸っている奴がいた……。

 

 

 

 

「親子丼に姉妹丼にこんな意味が……ふふっ♪零君ってこういうのが好きなんだね♪穂乃果と雪穂の姉妹丼、喜んでくれるかなぁ~♪」

 

 

 

 

 逃げろ、雪穂……。

 

 

 

 

 

 

 ちなみに、ウブな人向けの解説を入れておく。

 

 親子丼(意味深)とは、鶏肉(親)と卵(子)を一緒に食すことになぞらえて、母と娘を性的な意味で美味しくいただくことを指す淫語の一種だ。ちなみに母娘どんぶりと言われることもあるようだ。

 

 姉妹丼とは、姉と妹を一緒に(性的な意味で)美味しくいただくことである。双子丼は通例、姉妹丼の一種として扱われるらしい。

 

 

 

 

 穂乃果と絵里の純情を――――守れなかったよ……。

 

 




 意外とことりと理事長の親子丼はアリという考えの私は異端ですか?


 そんな訳で今回は"親子丼"回でした。いやぁ~健全な会話でしたねぇ~!!こうも日常会話ばかり続くと何か1つでもいいので刺激が欲しくなってきますわ~……

 ――――というのは冗談で、一度でいいからやってみたかった親子丼回。ノーブラ回と自撮りと地鶏回に引き続き、言葉遊び回の第3弾でした!


~付録:あなたの変態度チェック~

 この話を一通り読んでみて、どのシーンでこの話に違和感を感じたのか。シーンごとに分けてみましたので、自分がどこに当てはまるのか、そして自分がどんな変態なのかチェックしてみてください。


1.もうタイトルから卑猥な意味の"親子丼"を想像した人

 歩く猥褻物と言われても文句が言えません。親子丼に限らず、日常生活や日常会話でも意味深な単語を見たら淫乱な妄想をしてしまいますよね?そんなあなたにはこの小説を受け継ぐ権利をあげましょう。


2.ことりが"親子丼"と言ったシーン~絵里たちが参戦する前までに察した人

 極めてノーマルな変態ですね。そんなあなたはもっとこの小説を読むことで変態力を上げましょう。


3.絵里たち参戦後に察した人

 まだまだ変態力が足りません。この小説をもう一度1から読み直すことを推奨します。


4.違和感なくこの話を読み終えた人

 今すぐこの小説を閉じるんだ!!あなたは純情すぎてついてこられないぞ!!むしろ私があなたを汚したくない!!


 さて、どれに当てはまったでしょうか?
 まぁほとんど1だと思いますけどね(嘲笑)


 次回のタイトルは『凛ちゃんの、ちょっぴりHな大冒険!』
 またはコラボ回のどれかです。


 新たに高評価をくださった方

 たまドラさん、くりとしさん、橘田露草さん(ツンデレ乙)

 ありがとうございました!

Twitter始めてみた
 https://twitter.com/CamelliaDahlia

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