新章の一発目はやはりこの4人から!!
――ということで、またいつもの日常のはじまりはじまり!
9月。夏の残暑は残りながらも、朝や夜は少し肌寒くなってきた今日この頃、学生たちは夏休みの浮かれ気分(俺たちは受験勉強で忙しかったが)が抜け、まだいつも通りの日常が戻ってきた。
それなりに授業を受け、それなりに友達と駄弁り、それなりに部活やアルバイトに従事し、そして帰宅する。年末の冬休みまでこのサイクルを繰り返すのが学生の日常だ。
だがその間には文化祭や修学旅行、ハロウィンにクリスマスなど、季節の変わり目を感じられる行事がてんこ盛りのため、いつもの日常に一味も二味も刺激が加わる。そしてスクールアイドルたちにとっては『ラブライブ!』という全国規模の祭典もあり、より一層意気込みや気合が入る季節となるだろう。
俺たち3年生組もそんな学生たちの一部で、この先に待ち受けるイベントに心を躍らせながらいつもの日常を過ごしているのだが――――――
「なあ海未、俺のタオル知らないか?確かカバンに入っていたはずなんだけど……」
「いえ。そもそも零がタオルを持ってきていただなんて、今知りましたよ」
「そうだよなぁ。だって教室に入ってから、一度もカバンの中から出してないんだ。どこかに行くこと自体がおかしいんだが……」
タオルを使ったタイミングを思い出しても、学院に登校してから教室に入るまでに汗を拭った時だけだ。それ以外はずっとカバンの中に入れっぱなしにしていたから、消失するってことはないと思うんだけど……汗臭いタオルを狭い教室内で取り出す訳がないし。
――――――待てよ。
汗……
汗の匂い……
汗付きのタオル……
突然の消失……
これってもしかして!!
「なあ穂乃果、俺のタオル知らないか?」
「知らないよ♪」
なぜ笑顔なんだ……?
まあいいや、一応アイツにも――――
「なあことり、俺のタオ――――」
「知らないよ♪」
まだ喋っている途中だっただろうが!!しかもまた笑顔で応答してきやがって……2人揃ってこの反応、絶対コイツらの仕業だろ!!"どちらか1人"じゃなくって、"コイツら2人"の仕業に間違いない!!
「お前ら……今ならまだ許してやる」
「許す……?穂乃果たち何かしたっけ?ことりちゃんは心当たりある?」
「う~ん、特にないかなぁ。本当に、どこへ行っちゃったんだろうね♪」
コイツら、あくまでシラを切り通すつもりかよ……。
そうか、そうくるのか。だったら俺にもいくつか考えがあるぞ。その明るい笑顔の裏に隠された悪魔の笑顔を、白日の下に晒してやる。
「くそ~あのタオル、授業中にムラムラした時にこっそりズボンの中に忍ばせて使おうと思ってたのになぁ」
「はいこのタオルでしょ!?今さっき見つけたよ!!」
「見つけてあげたお礼に、その使用済みタオルをことりたちに頂戴ね!!ねっ!?」
「うぉっ!!」
穂乃果とことりは目の瞳孔を大きく開かせながら、俺の眼前まで迫り寄る。そして穂乃果の手には俺のモノと思われる、いや、確実に俺のモノであるブルーのタオルが握られていた。
こ、コイツら、若干興奮してるな……ことりなんてはぁはぁと呼吸が乱れてるし。
「このタオル……お前たちが盗んだんだよな?」
「「チガウヨ」」
「片言になってんじゃねぇか!!いいか正直に答えろ。答えたら俺の使用済み――――――」
「はいはいはーーーい!!ことりが盗みました!!」
「あーーー!!ズルイよことりちゃん!!実際に零君のカバンを開けてタオルを取り出したのは穂乃果なのにぃ~!!」
「でも零くんの汗付きタオルを取っちゃおうって提案したのはことりだよ?」
白状するの早いなオイ。もっと作戦を考えていたのに一発目でカタがつくとは……。
学年が上がってからというもの、この2人の性欲は俺をも凌駕するほど肥大化してしまった。去年までの純愛さを見ていると、まさか俺たちが裸の付き合いをするような関係になるとは誰が思っただろうか。俺の色に染まってくれたのは嬉しい限りだが……。
とにかく、今はタオルを取り返すことを最優先にしよう。これ以上俺の私物を持っていかれる訳にはいかないからな。ちなみに同棲生活中に盗まれた服は、未だにコイツらの手中にある。
「とりあえずこれは返してもらうぞ」
「あっ……でもとりあえずだからね!!授業中に使ったらちゃんと穂乃果に返してよ!!」
「えぇ~それじゃあことりの分がなくなっちゃうよぉ!!せめて半分に切ろうよ~」
「うぅ~……でも初めっからそのつもりだったし、提案してくれたのはことりちゃんだし、よしそうしよう!!」
「やったぁ~!!ありがとう穂乃果ちゃん!!」
「だって大切な幼馴染だもん!!1人で楽しもうなんてするはずがないよ!!一緒に零君を感じようね♪」
「もちろん♪」
こ、怖い……コイツら怖すぎる!!人の私物を堂々と盗み取ること自体も恐ろしいのだが、何が一番恐ろしいかって、教室に他の生徒がいるのにも関わらず、こんな会話を何の躊躇もなく平気で繰り広げていることだ。
誰だ!!こんなに可愛くて純情だった子たちを淫乱色に染めたのは!?
あっ、俺か……。
穂乃果とことりがこうなったのは反省もしてないし後悔もしていないが、クラスの問題児として笹原先生が俺たち3人をマークしてしまったのは事実だ。俺は秋葉の弟ということで、3年間ずっとマークされてたけど。
「まさかカバンの中に入ってるタオルの匂いまで嗅ぎつけるとは……」
「零君の匂いなら遠くからでも嗅ぎ分けられるよ♪それに、嗅いでるだけで身体が疼いちゃうし♪」
「ことりは自分の部屋に零くんの服、ずっと飾ってあるよ♪匂いが取れないように真空パックに入れて、いつでも嗅げるようにしてるんだ♪」
その瞬間、俺の背中に悪寒が走った。
俺を愛してくれるのは嬉しいが、この2人の場合は愛の方向があらぬ方向へ捻じ曲がっている。微妙にヤンデレ臭がするのは俺だけか!?
「そろそろ俺の服を返してくれませんかねぇ!!」
「え、零君の服?ちょっとカピカピになってるけどいいの?」
「カピカピって、穂乃果お前何をした!?勝手に人の服にブッ掛けてんじゃねぇぞ!!」
「えへ♪我慢できなくてつい♪」
くそぅ、この可愛い笑顔を見ると何があっても許したくなる。それに俺の私物で俺を妄想に自分磨きをしてくれるのも、ちょっぴり嬉しかったり。こうなると素直に怒れないのが複雑だな……。
「ことりなんて零くんの服を着ながら自分磨きしてるもん♪」
「自慢気に語ってるけど、ただ変態なだけだからな!?」
「週に8回もやってるから、もう服がヨレヨレだよ♪」
「な、なんだと……!!」
数ヶ月前、秋葉に変なメガネを掛けられた時に見た、ことりの自分磨きの回数は7回だったはずだ!?何故か1回増えているんですけど!?週のどこかで1日2回やってるってことだよな……?どれだけ欲求不満なんだよ……。
穂乃果とことりの淫行に四苦八苦しながら対応していると、後ろから怒りを込めた声、そして背中を突き刺すような禍々しいオーラを感じた。
そう、この雰囲気は……今まで一切喋っていなかったアイツだ。
「あなたたち、いい加減にしなさい……」
「海未……」
「「海未ちゃん……」」
こ、これはマズイ!!激怒大明神海未様のお怒りじゃぁあああああ!!
さっきの会話をずっと聞いて遂に堪忍袋の緒が切れたのか、目尻を険しく釣り上げて、憤怒の念がこれでもかというくらいに噴出している。まだ一言しか喋っていないのに、俺たちがここまで海未の激昴を感じられるのは、やはりコイツに怒られることに慣れっこだからだろうか。
「と、とりあえず落ち着けよ……ここは教室だし、な?」
「これが落ち着いていられますか!!黙って聞いていれば破廉恥な会話ばかり!!周りに私だけだったらまだ許せます!!でもここは教室なのですよ!!零はともかく、穂乃果とことりは生徒会でありスクールアイドルでもあるのですから、もう少し節度を守って生徒のお手本になるように振舞わなければダメでしょう!?」
「うっ!!」
「ひぃ!!」
海未の放った言葉の弓矢が俺たちの心の的にグサグサと刺さる。穂乃果とことりが心臓を抑えてちまったぞ……。
確かにこんな淫乱な生徒会長が生徒を引っ張っていくなんて……これは音ノ木坂学院の全校生徒を、ピンク色の脳に染める性悪な計画なのかもしれない。だって理事長もあんな性格だしなぁ……。
それにしても、俺はともかくってどういうことだよ!?海未の奴、俺を更生させることをもう諦めてるじゃねぇか!!ようやく分かってくれたかと喜ぶべきなのか、構ってくれなくなって寂しいと思うべきなのか、どちらにせよ納得いかねぇ!!
「この際ですので言わせてもらいますが、最近のあなたたちの言動は淫ら過ぎます。これは生徒会やスクールアイドル以前に、女性として問題があると思うのです」
「うぐっ!!」
「ちゅん!!」
女性としての是非を疑われるとなると、そりゃあダメージも大きいわな。穂乃果とことりが淫乱っ娘になってからというもの、2人は海未の苦手な淫乱語録を連発することによって散々彼女を苦しめてきたが、そのツケを全てここで支払うハメになったか。
「うぅ……だって夜の自分磨きだけだったら、零君への愛が止まらないんだもん」
「ことりも1人だけでスるのは満足できないよ……」
「それが問題だと言っているのです!!」
「「ひぃ!!」」
ここまで来て夜の自家発電を主張するとは……怒られていたとしてもブレないな。俺の無駄なところまで彼女たちに伝染してしまっているようだ。
穂乃果とことりはお互いに抱き合って、海未から注がれる激怒と恐怖を必死になって耐えている。海未は額に青筋を張らせ、俺の見たことのないもの凄い剣幕で癇癪玉を爆発させていた。
コイツら、よくここまで幼馴染をやってこらたな……いや、むしろ感情を思う存分剥き出しにできるからこそ幼馴染なのかもしれないが。
「決めました。穂乃果とことりにはこの秋、受験とラブライブ以外にもう1つ目標を立ててもらいます。それは――――」
すると突然海未はA4サイズの紙を取り出し、その裏に筆ペンで大きく文字を書く。俺たちからは海未の背中が邪魔で何を書いているのかは見ることができないが、その背中の迫力と真剣さたるや、(恐らく)蚊帳の外であろう俺も萎縮せざるを得ない。
そして海未は筆ペンを置き、紙を右手にこちらへ振り返る。
「あなたたちの目標はこれです!!」
遂に穂乃果とことりの前に、達筆な字で書かれた目標が掲げられた。
その瞬間、2人は目を丸くする。それもそのはず、その紙に書かれていたのは、漢字2文字で――――――
『禁欲』
「う、海未ちゃん!?禁欲ってどういうこと!?」
「そのままの意味です。日常生活で淫猥な言動が多いのは、普段から性欲に従順になりすぎているせいだと考えました。あなたたちにはこの目標を何としてでも達成してもらいますから。最悪雪穂や理事長にも協力を要請するのでそのつもりで」
「そ、そんなの横暴だよ海未ちゃ~ん!!ことりたち、受験勉強やラブライブに向けて一生懸命頑張ってるんだよ!?」
「甘えですね。それはそれ、これはこれです。甘えなどという心の弱さは今すぐにでも捨てるべきなのです」
「海未ちゃんの鬼!!悪魔!!」
「何とでもいいなさい」
ここで『貧乳!!』と叫びたくなった俺は間違ってないよな?ないよな!?でも今の海未に対して火に油を注ぐほど俺も馬鹿ではない。
そんなどうでもいいことはさて置き、これはかなり本気だぞ。海未が穂乃果に対して厳しいのはいつものことだが、ことりに対してもここまで厳粛な対処を取るとは……。
「まあまあ、お前も少し落ち着けよ。一応教室なんだし……な?」
「零……」
「な、なに……?」
海未は目くじらを立てて俺を睨みつける。
こ、この全身を弓矢で射抜かれるような目線は、確かに精神的にもダメージを被る。メデューサの眼に見つめられたかように動けなくなってしまったんだが……。これは穂乃果やことりが抱き合って怯える訳だ。
「そもそも、穂乃果とことりがこうなってしまったのはあなたのせいでしょう?」
「う゛っ!!反論できない……」
「本来はあなたの方を更生させる予定でしたが、あなたと出会って1年間の経験上、それは不可能だと判断しました」
「やっぱり諦めてたのか……」
「ですが、だからと言ってあなたの淫猥な言動を許すつもりはありません。これからは今まで以上に厳しく取り締まるので、覚悟してくださいね♪」
なんだなんだ最後のドス黒い笑顔は!?まさに俺を痛み付けることで悦びを感じるドSの顔じゃねぇか!?海未の雰囲気的にも、ドSキャラは全然似合うから余計に怖いんだが……。
「俺のことはその対処でも別にいいけど、目標のことに関して言えば、いきなり禁欲はキツイと思うぞ?」
「もちろん重々承知しています。なので1週間の禁欲からスタートにしようと考えているのですが、それでいいですか?」
海未は絶望に打ち拉がれている穂乃果とことりに向かって言葉を投げかける。
だがその時、穂乃果とことりはかなり焦った様子で海未に詰め寄った。
「そ、そんなの無理だよ海未ちゃん!!穂乃果、1週間も自家発電できないと死んじゃう!!」
「ことりは毎日シてるんだよ!?1週間なんて絶対にもたない!!途中で絶対零くんを襲っちゃう!!」
「襲うとか……マジっすか」
「穂乃果もことりもその発言がいけないのです!!もっと言動を慎みなさい!!零も発情しない!!」
「してねぇよ!!襲ってくれるのは嬉しいけどしてねぇから!!」
相変わらず教室でギャーギャーと騒ぎ立てる俺たち。俺たちの教室前の廊下を通りかかった生徒ならば、生徒会役員かつμ'sのメンバーである彼女たちが騒いでいることに驚愕するだろうが、俺たちと同じ教室の生徒は『あぁ、またいつものか』といった顔で気にしてすらいない。訓練されすぎだろ……。
「ことりちゃん!!こうなったらアレをやるしかないね……フフフ」
「そうだね穂乃果ちゃん♪海未ちゃんに……フフフ」
「なんですかその不気味な笑みは……?」
立場が逆転した訳ではないが、さっきまで絶望に染まった目をしていた2人が急に不敵な笑みを見せ、海未の肩をガッチリ掴み逃走を不可能にする。逆に海未は2人の変貌具合に若干押され気味になっていた。
穂乃果とことりのこの顔は、明らかによからぬことを考え、それでいてどうしようもないことを2人で結託して実行しようとしている時の顔だ。同棲生活中、俺の私物を盗みやがった時もこんな顔をしていたから。
2人がどのような経緯で幼馴染になったのかは知らないが、まさしく出会うべくして出会った関係だな。ここまで似た性格で以心伝心ができるところを見ると、そう思わざるを得ない。
「海未ちゃんにえっちなことをもっと分かってもらえれば、穂乃果たちの気持ちも理解してもらえるよね♪」
「だから今から海未ちゃんに、女の子というものを知ってもらいま~す♪」
な゛っ!!まさかの百合展開だと!?
俺は断然異性交遊派なのだが、ソフトなプレイに限り百合でも認めている。もちろん俺が支配する環境の中のみでの話だけどな。
幼馴染組3人の百合プレイ……これは高みの見物と洒落込むしかない。おっと、この光景を他の奴らには見られたくないので、3人には別の場所でヤってもらわなければ……。
そして3人がお互いをお互いに弄り合って疲れたところを、俺がまとめて頂くと。うん、いいシナリオだ!!
「いつまでも私が、あなたたちの淫猥なる言葉責めに屈してばかりいるとでもお思いで?返り討ちにしてあげますよ」
「おっ、海未ちゃんやる気だね~、いや、ヤる気だねぇ~」
「ちょっと言葉のニュアンスが気になりましたが、もういちいちそんなことでは動じませんよ」
「これはこれは、面白くなりそう……遂に海未ちゃんをことりのおやつに!!」
穂乃果もことりも海未も、みんなやる気だと!?いや、ヤる気だと!?
け、携帯の容量は大丈夫か!?動画を撮っている間に容量が一杯になるとか、充電が切れるとかハプニングはやめてくれよ!!
蚊帳の外だけど漲ってきたぁあああああ!!
だがここで、俺の後ろから轟々しい気配を感じた。
こ、この感覚は……ま、まさか……!!
い、今の時間は――――――!?
あっ、じゅ、授業が既に始まっている……!?そしてこの教科の担当は――――――
「おいお前ら、授業時間なのにまだバカ騒ぎしているとは……いい度胸をしているじゃないか」
「「「「さ、笹原先生……」」」」
だが気付いた頃には時すでに遅し。俺たちの後ろで仁王立ちをして、その物々しい姿から、真っ黒な炎が燃え上がっているような激怒を感じる。ちょっと動くだけでも焼却されてしまいそうな憤激を、教室全体に禍々しく振りまいていた。
身体の芯から悪寒が生まれ、全身を駆け巡った。体調が悪い訳でもないのに、身体の小刻みに震えて止まらない。
あの秋葉を抑制していた先生だ。俺たち4人をシバき上げることなど造作もないだろう。
「夏休みを終えて少しはマシになったかと思えば、やはりお前らはお前らだったようだな。なぁ神崎?」
「だからなんで毎回俺を目の敵にするんですか!?騒いでたのは穂乃果たちですよ!!」
「どうせ高坂たちが騒いでいた理由も、元を辿ればお前が元凶に決まっている」
「ぐぅ……」
「図星のようだな。罰として、今回も1週間の屋上掃除だ」
「はぁ!?またですか!?」
「文句があるなら簡潔に言ってみろ」
「な、ないです……」
確かに元を辿れば俺が穂乃果とことりを堕天使色に染め上げたのが悪いんだけど、なんか納得いかねぇ!!騒ぎ立てたのは穂乃果とことりが海未を言葉責めにするとか言い出したからで、俺完全に部外者だったんですけど!?
なぁ~んて言っても聞いちゃくれないだろうなぁ……。
「高坂、南、園田」
「「「は、はい!!」」」
「お前らもだぞ」
「「「は、はい……」」」
さっきまで若干百合百合モードだった3人も、笹原先生の前では形無しだな。
そりゃあこんな殺意に満ちたオーラをプンプン醸し出されたら逆らうに逆らえない。もう俺はこの先生に何度頭を殴られ、何度俺の脳細胞が死滅したか分からないからな……。
「はぁ~……また巻き込まれてしまいました。でも私も感情的になり過ぎたことは事実ですね」
「じゃあ穂乃果たちの禁欲はなし!?」
「それはやめません。禁欲も掃除も頑張ってください」
「そ、そんなぁ~……」
こうして穂乃果とことりは屋上掃除というオマケ付きで、今日から1週間禁欲生活をすることになった。
本当に大丈夫!?!?
果たして穂乃果とことりは一週間禁欲できるのか!?
そんな訳で新章がスタートしました。話の冒頭で零君も言っていた通り、秋にはイベントがたくさんあるので書けるのならば出来るだけ書いていこうと思っています。まずはとりあえず、この話の一週間後を書かなければいけませんね(笑)
1週間の禁欲とか余裕だ!!と思っているあなた、かなり正常ですので自慢していいですよ。むしろ1週間も我慢できないあなたはこっち側の人間です!!
私ですか?そんなもの1日も我慢できる訳(ry
そしてここからは本編とは全く関係がないのですが、11月7日に私が小説投稿から一周年、そして新日常も同時期に100話を突破するということで、11月にちょっとした企画を立てるつもりです(もう水面下で進行してますが)。
新作小説ではないのですが、『新日常』の一風変わった話がたくさん見られると思うので、是非ご期待ください!!
投稿は11月1日からを予定しています。参加人数は今のところ19人の予定です。真面目な回からえっちぃ回まで様々なネタを取り揃えています!
新たに高評価をくださった、
Bナイトさん、ユカタびよりさん、 めっしゅさん
ありがとうございました!
次回のタイトルは『μ's、100万円を手にする』です!
Twitter始めてみた。
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