次の日
「・・・ん、あれ?此処は」
「おはようございます、アーシアさん」
昨日のシスターの少女、アーシアさんが起きたようだ
「お、おはようございます。えっと・・・」
「僕は秋上七志、昨日あの家に居たイッセーくんの幼馴染みです」
「秋上さんですか。えっと、昨日はありがとうございます」
「礼を言われる程じゃないさ。さっ、昨日の今日だからまだ体は本調子じゃあないだろう。まずはご飯を食べてゆっくりするといい」
そう言ってアーシアさんをテーブルに案内し、彼女の前に作ったお粥を出した
「あの、これは何ですか?」
「それはお粥と言って、お米を煮つめたものさ。消化にも良いし食べやすい。今のアーシアさんには良いと思ったんだ、顔にはまだ疲れが見える」
あんな悲惨な現場を見たんだ。1日でどうにかなるようなものじゃない
アーシアさんはゆっくりとお粥を口に運ぶ
「あ、おいしいです」
「口に合って良かったよ」
その後、アーシアさんがお粥を食べている間に僕はイッセーくんにメールをしておいた
昨日はアーシアさんを寝かせた後で、僕も寝てしまい助かった事を伝えていなかった
とりあえず、アーシアさんの無事と僕の家に居る事も伝えたがまだ昨日の事が整理出来ていないので会うのは少しだけ待って欲しいとメールで伝えた
「ごちそうさまです!」
「お粗末さまでした。ところでアーシアさん」
「はい?」
「君はいつイッセーくんと知りあったんだい?」
「イッセーさんとはこの駒王町に来たばかりの時に出会いました。色々、ご迷惑をおかけしたのに助けてくれたんです。それに・・・」
アーシアさんは両手を見ながら少し微笑んでいた
【七志、いいか】
(何さ?)
【この女も神器持ちだ、両手からほのかに癒しの光を感じる】
(へぇ・・・まあいいよ)「アーシアさん」
「はい?」
「もし、良かったら今度イッセーくんの所に連れていくよ。心配なんでしょ?イッセーくんも君の事を心配してるはずだよ」
「よ、よろしいのですか」
「イッセーくんの友達なら、僕にとっても友達です」
「あ、ありがとうございます!こんな私を、友達だと思ってくださって」
「いいよ全然。あっ!でも一つだけお願いがあるんだ」
「お願い?なんですか?」
「昨日見た僕の右腕の事は誰にも話さないで欲しいんだ。特にイッセーくんには」
「?・・・よくは分かりませんが誰にも話さなければいいんですね」
「うん」
「分かりました。絶対に誰にも言いません」
・・・そう言う人ほど話しちゃうのがお約束だけど大丈夫だよね
とりあえず、アーシアさんが落ち着いたときにイッセーくんに会わせるとしよう
イッセーくんも足を撃たれて怪我をしたし、すぐに動くのは得策じゃあない
今は暫く、様子を見よう