ハイスクールD×D〈第三の天龍〉   作:BATTU

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戦闘校舎のフェニックス
第十五話


「スー・・・スー・・・」

 

 

【おい、七志】

 

 

「うーん、リアスさん分かってください・・・僕の口座にはあと何万もの諭吉さんが・・・」

 

 

【・・・起きろ!】

 

 

「ふぁ?もう朝?・・・・どこ此処?」

 

 

イグドラに起こされて起きてみると真っ暗な場所に目覚めた。あれ?さっきまで僕、リアスさんたちに諭吉の消費に協力してもらってたような

 

 

【たく、年頃のガキが見る夢かよ?もう少しマシな願望とか欲望はねぇのか?】

 

 

「龍にお説教されたくないよ。イグドラが思う年頃の学生が見る夢ってなに?」

 

 

【そらぁ、あれだ。妄想の産物で出来た彼女とナンかやってるとか、男同士でナンかやってるとか】

 

 

「なんで、そんなマニアックと言うかアブノーマルと言うか。そんな二次元オタや腐女子が見そうな夢を具体的に知ってるの?むしろそっちが怖い」

 

 

【今まで俺を宿した人間がお前くらいの年で見てた夢を例えにしてみたのさ】

 

 

「あ、そう・・・いわゆる、僕にとって先代的な方たちですか・・・その人たちはイグドラを宿してからどうなったの?」

 

 

【どうもねぇ。人間の寿命を終えて安らかに眠ったのがほとんどさ、中には不慮な事故やらで死んだ奴もいる。そいつらは俺を宿しても神器を出す事はなかった・・・何も知らずに争いに巻き込まれることなく死んだよ】

 

 

「そうなんだ」

 

 

【まっ、今後からお前は巻き込まれる立場になるがな。それを含めてお前に忠告がある、そのためにお前をこの精神の中へ呼んだんだ】

 

 

巻き込まれる事、前提で言っちゃうの?先代の人たちはなんもなかったのに

 

 

【お前の幼馴染みの、何ていったか・・・・イッセーだったか?そいつの神器に宿っている奴がそろそろ目を覚ます頃かもしれない。気をつけろ、奴は俺が居ることを知れば宿主に言ってお前を殺す様に言うかもしれん】

 

 

「どういうこと?イッセーくんの神器には何が宿っているの?」

 

 

イグドラは少し黙った後に口を開く、その時のイグドラの表情は呆れたような顔だった

 

 

【・・・赤龍帝・ドライグ。俺が殺した龍だ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Pipipi!Pipipi!

 

 

「ん?・・・」

 

 

時計のアラーム音が聞こえ、目を覚ます。

 

 

「・・・赤龍帝、か」

 

 

右腕を見て呟いた後、私服に着替えて今日はどうするか考えていた時だった

 

 

ピンポーン

 

 

「あれ?だれか来た」

 

 

インターホンが聞こえ、玄関を開けた

 

 

「ただいま七志」

 

 

「あれ?ゼクスさん」

 

 

家に来たのは義父のゼクスさんだった。でも今日帰ってくるって連絡はなかった筈だけど、さらにその後ろに見慣れない男性二人と女性一人がいた

 

 

「今日は私の友人が養子になった君に会いたいと来たんだ」

 

 

「君が七志くんだね。私はサ、んっ、ゼクスの親友で、えー、アンジュと申します」

 

 

「僕はファルファルだよ〜。気軽にファルって呼んでね〜」

 

 

「私はセラフォルーて言うの。レヴィアたんって呼んでね☆」

 

 

ゼクスさんの友人の方々がそれぞれの名前を紹介する

 

 

緑髪をオールバック気味にセットしているアンジュさん、全体的に気怠げな雰囲気が出てるファルさん、最後に先のお二人よりも格好が派手なセラフォルーさん

 

 

なんでセラフォルーさんは魔女っ子のような衣装なんだ?確かあれってミルキーなんちゃらに出てくる魔女っ子の衣装じゃなかったっけ?

 

 

「えーと、アンジュさんにファルさんにセラフォルーさん「もう、レヴィアたんって呼んでよー。ぷんぷん」い、いえゼクスさんのお知り合いなのにいきなりそんな・・・・と、とりあえず中へどうぞ、今お茶を入れます」

 

 

「おかまいなく〜」

 

 

ファルさんからそう言われたけど、とりあえずお茶と茶菓子を用意しに台所に向かった

 

 

 

 

居間

 

 

「ど、どうぞ。粗茶ですが」

 

 

「ありがとう七志くん☆」

 

 

「あとこれ、お口に合うかどうかわかりませんが昨日作ったみたらし団子です」

 

 

「いっただきまーす・・・ん〜、おいひぃ〜」

 

 

「料理も出来るとは君が話した時よりもかなり凄い子じゃないかゼクス」

 

 

「ふふふ、ミリキャスと同じくらい可愛い義息子さ」

 

 

その後も四人は僕の話をしながら世間話をして楽しんでいた。途中でファルさんが団子のおかわりを言ってきたので僕は新しい団子を取りに部屋を後にする

 

 

・・・・あの場にいた時、両親の事をふと思い出す。まだ僕が幼かった時にイッセーくんやイリナのご両親と僕の両親とで話をしていた姿を思い出す

 

 

もう、2年は経ってるんだよね・・・はぁ、考えるのはよそう。今の僕にはゼクスさんがいる、まだゼクスさんの奥さんや息子さんに会った事はないけど・・・受け入れてくれるのかな、ちょっと不安

 

 

そう考えながら新しい茶菓子を持って居間に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________

 

 

サーゼクス SIDE

 

 

ズズズッと七志くんが出してくれた緑茶を飲みながら友人の3人と話していた

 

 

「・・・しかし、彼がまさか蒼を宿した人間とは、この数百年見つかることの無かった神器がようやく見つかったか・・・どうするんだサーゼクス?彼を・・・悪魔に引き入れるのかい?」

 

 

アンジュ、いや、私と同じ魔王の名を持つアジュカが私に尋ねて来た。セラフォルー以外のこの二人のアンジュとファルは偽名で真の名はアジュカとファルビウムと言う

 

 

いくら悪魔勢に恩がある蒼い龍を宿した彼に会いたいとはいえ、黙って人間界に来た事がバレれば色々面倒になる

 

そのために偽名を名乗る事にしたのだが、セラフォルーだけは何故か本名のまま自己紹介してしまった

それが駒王学園に通っているセラフォルーの妹さんにバレたら私の事もリーアたんにバレる可能があると言うのに

 

 

まぁ、言ってしまったら仕方ないので諦めたよ

 

 

「いや、彼は巻き込みたくない。かつて私たち、いや、三大勢力は蒼の彼に多大な恩があると言うのにそれを仇で返すようなあやまちを犯した・・・宿した彼もまだ幼い年で両親を失い、私はそれを利用してあの子を保護してしまった。だが、もし彼が我々の存在に気づいたら全力でサポートするつもりさ」

 

 

「よーし。サーゼクスがそう言うなら僕も手伝うよ〜」

 

 

「私も出来るかぎりの事はしよう」

 

 

「私も協力しちゃうぞ☆」

 

 

「ありがとう、感謝する」

 

 

本当に私は良い友人達を持った。かつての魔王たちならただ利用するとしか考えなかっただろう

 

 

それと七志くんの事、いつ妻やリーア、ミリキャスと両親に伝えようかな?バレるのは時間の問題だ、早めに対策は考えておかないと

 

 

七志くんが帰って来てまた話をしながら今日は楽しんだ。しかし、時間が経つというのはあっという間だ

 

 

夕方くらいの時間になり、私たちは七志くんの家を出る事にした。その際に七志くんお手製の茶菓子を私たちに渡してきた

 

 

「お仕事の休憩時などに召し上がってください」と言われ私はついつい嬉しくなって抱きしめてしまった。ミリキャスも大きくなったらこんな子になって欲しいなぁ

 

 

言われた通り、今度の仕事の合間などでいただくとしよう

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