ハイスクールD×D〈第三の天龍〉   作:BATTU

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主人公の登場です


旧校舎のディアボロス
第一話


「ふぁぁぁ~~~・・・」

 

 

大きな欠伸をしながら放課後の学園の廊下を歩く

 

 

僕は秋上七志

 

 

駒王学園2年のどこにでも居るような顔立ちも性格も普通な男子だ

 

 

ただ、他人より少し不幸体質なのが唯一の特徴だろう

 

 

嫌な体質で生まれてしまったと自分自身を恨みたいくらいだ

 

 

不幸と言っても自分の財布やケータイ等、物を無くしたりなどではない

 

 

主な不幸とは・・・

 

 

「な、七志!どけぇ!!」

 

 

「覚悟!」

 

「?」

 

 

バシッ!!

 

 

「「「「あっ」」」」

 

 

頭から来る強烈な痛みを最後に僕の意識はシャットアウトした

 

 

そう、僕に降りかかる不幸とはこんな風に関係ない事に巻き込まれ肉体的ダメージを受ける事なのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

____________

 

 

イッセー SIDE

 

 

俺は今、ダチの松田と元浜と一緒に放課後の校舎を全力疾走している。その理由が・・・

 

 

「待ちなさい!兵藤ーーーーーーー!!」

 

 

「今日こそ逃がさないわよ!エロ三人組!!」

 

 

後ろから鬼の様な形相で竹刀を持って追っかけてくる女子、村山と片瀬から逃げてるからだ!

 

 

何故かは単純、女子剣道部の更衣室を覗いてバレました。以上

 

 

「ちくしょう!なんで覗いただけでこんな仕打ちを受けなきゃなんねぇんだ!」

 

 

「ぐっ、そろそろ脇腹が・・・」

 

 

「止まるな元浜!止まったら死ぬぞ!」

 

 

体力があまり無いメガネの元浜がそろそろ限界に達し掛けていた。次の廊下の角を曲がろうとした瞬間

 

 

(あ!七志!!)

 

 

運悪く欠伸をしながらこっちに向かって来る幼なじみの1人、七志の姿が目に入った

 

 

こ、このままじゃあ、ぶつかっちまう!

 

 

「な、七志!どけぇ!!」

 

 

大声で七志に退くように言った

 

 

「覚悟!」

 

 

追いついた片瀬が思いっきり竹刀を振りおろし、俺や松田、元浜は避ける様に頭を下げた

 

 

バシッ!!

 

 

「「「「あっ」」」」

 

 

思いっきり振りおろした竹刀は七志の脳天に入る。一瞬、めり込んでいた様に見えたのは気のせいだと思いたい

 

 

「な、七志ーーー!」

 

 

白目を剥きながら気絶した七志

 

 

「ご、ごめんなさい七志くん!わ、わざとじゃあないの!」

 

 

「し、白目剥いてる」

 

 

倒れた七志に対し、片瀬は謝罪し村山は後ろから惨状を見ていた

 

 

「お、おいイッセー。今のうちに」

 

 

「七志・・・あまり親しくはなかったが安らかにな」

 

 

「待てゴラァ!」

 

 

「「ぐえっ!」」

 

 

首後ろの襟を掴み、密かに逃げようとした松田と元浜を捕まえた

 

 

流石にここで逃げたら、巻き込んじまった七志に悪いし怪我人を無視した事を先生なんかに言われそうでやばい

 

 

そんな時だ

 

 

「あら?こんな所でどうしたの貴方たち?」

 

 

「ぐ、グレモリー先輩!」

 

 

そこにやってきたのは三年の先輩で学園の二大お姉さまの一人、リアス・グレモリー先輩ご本人が居た

 

 

これにはダチの松田と元浜、片瀬と村山も驚いていた

 

 

「あら?怪我人かしら?」

 

 

「あっ、えっと・・・お、俺の幼なじみで今から保健室に連れていこうとおご、思って」

 

 

あークソ!上手く喋れない!!

 

 

せっかくあのグレモリー先輩が声を掛けてきたのに

 

 

「そうなの、優しいのね。私も一緒にいいかしら?」

 

 

「へ?」

 

 

「「な!」」

 

 

「「なに!?」」

 

 

七志を背負う所でグレモリー先輩がすごい事を言い出す

 

 

「あら?先輩が後輩の事を心配するのはおかしいかしら?」

 

 

「い、いえいえ!何も!じゃ、じゃあ一緒に「お、お姉さまが行くならわたし達も!」」

 

 

片瀬と村山が話に入って来て松田と元浜も割り込んで来た。テメーら邪魔すんじゃねぇよ!!つか松田と元浜は見捨てようとしたじゃねぇか!

 

 

「私と彼だけで良いわ。じゃあ、行きましょ」

 

 

「は、はい!」

 

 

てな訳で七志を背負ってグレモリー先輩と保健室に向かった

 

 

後ろから「裏切り者!」やら「お姉さまに近づくな!」とか聞こえたが無視した。ざまあみろ

 

 

しかし、本当にラッキーだ。これも七志のおかげだな

 

 

実を言うと七志には凄い特技あるのだ

 

 

七志自身には今回みたいな不運な目に遭うのだが、その一方でその不運な目に遭った直後に近くにいる奴は何故か幸運な事が起きるのだ

 

 

これは俺以外に実際に体験したほんの少しの奴らしか知らない

 

 

分かり易い例がある

 

 

ある野球部の奴が部活練習中に野球ボールをミスって変な所に投げてしまい案の定、七志に当たる

 

 

で、そのボールは七志に当たった後、跳ね返って三年の女子の先輩に当たりそうな所、投げた本人がギリギリボールをキャッチした。しかもその先輩はボールを誤って投げた男子の思い人だったそうだ

 

 

それがきっかけでその女子先輩と話すきっかけが出来、いつのまにか付き合ったとか

 

 

こういう感じに自分には不運な目に遭うが、その瞬間に近くに居た一人が幸運が訪れるのだ

 

 

・・・今度、このいい思いをした礼に何か奢ろう

 

 

 

イッセー SIDE END




軽い主人公登場と厄介な体質紹介でした

ちなみに主人公は幸運の事はしりません
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