拝啓
あの世のお父さん、お母さん、元気にしてますか?
僕は今・・・
「ひー・・・ひー・・・」
「ほらイッセー、早くなさい」
「・・・」
オカ研の皆と現在、山登りしてます
おっかしいな。オカ研って運動系の部活だったっけ?
ひーひー言いながら登るイッセーくんの隣で青空を見上げながら考えていた
なんで山登りしてるかと言うと、今度リアスさんたちがやるレーディングゲームに勝つため山の奥にある別荘で修行するらしい
うん、そこまでは分かる。問題なのは何故僕も行かなきゃならないのか。だって悪魔がやるゲームだよ?人間の僕が参加出来る訳がないよ?意味がないよ
これで人間も参加OKなんて言い出したら、悪魔は人間にくたばれ!っと言っているようにしか思えないよ
まぁ、おふざけはここまでにして実際リアスさんに理由を問いたら神器を自分の意思で出せるようにすることと料理担当が欲しかったらしい
最初に悪魔の紙を使って小猫さんに自作の菓子を食べて貰ったのがきっかけでオカ研の皆に料理がうまいことを知られた。あまり自慢はしてないけど
「七志くん、言われた通り山菜たくさん採ってきたよ」
後ろからやってきた祐斗くんと小猫ちゃんがたくさんの山菜を持って来た
「ありがとう。これだけあれば夕食のおかずは大丈夫だ、僕じゃあこんなに見つけられないから二人には感謝だよ」
「・・・七志先輩も修行して体力をつけるのがいいです」
「うーん、そうだね。じゃあ、皆が修行を頑張れる様に今日の夕食は良いものにしないとな」
「天ぷら、おひたし、山菜おこわ・・・」
「はいはい。お任せあれ」
胸に拳を当てながら言うと、小猫ちゃんが少しキラキラと輝いているように見えた
期待してくれるのは嬉しいけど過ぎるのはちょっと苦手だ
そんな荷物持ち二人と料理係(仮)が雑談しながら歩く事数十分、目的地の別荘にたどり着いた
イッセーくんは到着したとたん、床に倒れ込む。あんな大荷物を背負って走ったのだから当たり前の事だ
だが、休む暇もなくオカ研の皆は早速修行を行う。当然僕も
皆、容赦が無い
祐斗くんは速すぎて捉えきれないし
朱乃さんは雷を放つ時の笑顔が恐ろしいし
小猫ちゃんには合気道で投げることは出来るがあまり意味が無い
やはり、悪魔に対して護身程度に習った武術だけじゃあ歯が立たない
神器が使えればまだ別かもしれないがイグドラが話していた件もあるから使用出来るのは当分先だろう
だから僕もイッセーくんと同じ様に基礎体力をつけるのに専念することになった
普通に筋トレやっている自分に対してイッセーくんは背中に大きな石を背負って更にリアスさんを乗せて同じ鍛練メニューをやっているのだ
悪魔じゃなかったらイッセーくんは死んでたね
しかし、修行は無駄にならずイッセーくんは祐斗くんとの模擬戦で山一つを吹っ飛ばした
うん、勝てる気がしない
まぁ、僕は出るわけでは無いのでそこまで修行はしなかった
しかし、レーディングゲームの応援はしたいのでリアスさんに観戦に行けないか聞いたらグレイフィアさんに聞いてみるそうだ
分かりしだい、知らせてくれるらしい
是非ともリアスさんたちには勝ってほしいものだ