ハイスクールD×D〈第三の天龍〉   作:BATTU

23 / 41
第二十話

勝負が始まり戦闘の体勢に入った3人

 

 

「ブーステッド・ギア!」

 

 

「デッド・ペイルタスク!」

 

 

一誠は左腕から赤い篭手を、七志は右腕から蒼い篭手とそれぞれの神器を出す

 

 

「あれお前、神器出せるようになったのか!」

 

 

「まぁ、なんとかね。イッセーくん、最初は僕がライザーさんを抑えるから先にパワーアップの準備して」

 

 

「・・・分かった。無理すんなよ七志」

 

 

頷いた後にライザーさんに向かって行った。イッセーくんの神器の能力は大体理解している

しかし、ただ力を上げただけじゃ勝てない。それをイッセーくんは少なからず分かっている筈だ

 

 

なら何かしらの切り札を用意してる筈、その準備の時間稼ぎとライザーさんを少こしでも疲弊させればいい

 

 

「先に来るのは人間とはな。神器持ちというのは予想外だったが、すぐ楽にしてやる!」

 

 

背中から炎の翼を広げ、突っ込んで来た

 

 

『DownDownDownDownDownDown』

 

 

減少を始め、向かって来るライザーに対抗するため構えながら脱力に入る

 

 

「ふん!」

 

 

「くっ!」

 

 

突き出したライザーの右拳を逸らすように受け流し、顎に向かって右手の手根を突き出す

 

 

「ぐっ!」

 

 

「あづッ!?」

 

 

攻撃は当たり体勢を崩すライザーだが、空中に飛び体勢をすぐに整える

対する七志はライザーの右拳を受け流した時、左手の甲に火傷を負う

 

 

「フェニックスの炎はチンケな火とは違う。掠っただけでも人間にとっては酷い火傷になる、どんな神器かは知らないが不死である俺を倒す事は出来はしない」

 

 

「・・・一つ聞いてもいいかなライザーさん」

 

 

「どうした?時間稼ぎならさせるつもりはないぞ?」

 

 

「なに、簡単な質問ですよ・・・なんで貴方はリアスさんと結婚したいんですか?」

 

 

「そんなことか?簡単な事さ、今悪魔の世界では純粋な悪魔の血を持つ者が少ない。あの赤龍帝の小僧の様に転生悪魔が増えているが古い血を絶やすわけにはいかないのさ」

 

 

「・・・じゃあ、貴方はリアスさん自身には何も思ってないの?」

 

 

「そんな事はない!あれだけの美貌だ、存分に俺を楽しませてくれるだろうな!」

 

 

「・・・ようく分かった、理解したよ」

 

 

「ほう、下等な人間にしては物分かりがいいじゃないか」

 

 

『Release!』

 

 

「ッ!?」

 

 

「貴方は何もわかっていないって事がね!イグドラ!!」

 

 

【ふっ、もはや隠すのも飽きてきたしな。初代蒼龍王の晴れ舞台だ!見せてやれドラゴンという存在をな!!】

 

 

『蒼龍の毒牙(ポイズン・ペイルタスク)!!』

 

 

Downした力が倍加された瞬間、神器に付いていた牙の装飾品が篭手から離れ、突如ライザーに向かっていき胴体と右腕に突き刺さり内部へ同化するように入って行った

 

 

「な、なんだ?まるで痛みすらな、うぐっ!?」

 

 

先程まで余裕の笑みを見せていたライザーの表情が歪み、苦しみ始めた

 

 

「ち、力が抜ける!体中が痛む!な、何をした!?」

 

 

「ポイズン・ペイルタスク。この神器の新しい能力で二つの牙にそれぞれ弱体化の力を付与させて相手の体に埋め込む事で付与した力が発動する、埋め込むと言っても同化するような感じだから痛みも無いし外傷を与えるわけでもない。そして牙に付与した力は・・・ふんッ!」

 

 

苦しむライザーの顔面に力一杯、拳で殴りつけた七志

純粋な力を六回分のDownによって七倍になったその力はライザーの顔面に重傷を負わせる

 

 

「アアアッ!!何故だ!?殴られた傷が再生しない!いや、再生が遅い!」

 

 

「毒牙の能力はちゃんと出てるようだね。2本の牙にはそれぞれ「体力の減少」「再生力の低下」をつけてある。さすがに今の僕の力じゃあフェニックスの再生が“出来ない”というのは無理だけど“低下”させる事は出来るようだね・・・じゃあ、残りの十秒フルボッコタイムだ」

 

 

六回のDownで倍加された力が消えるのは1分。既に50秒を話で無駄にしたが七志はその分を取り返すべく、ライザーに拳と蹴りを入れる

 

 

腹、膝、肘、肩、腰と顔以外のあるゆる箇所に無慈悲な攻撃が入る

ガードしようにも毒牙に寄って体力を徐々に奪われているライザーの体は上手く言うことを聞かず、攻撃を防げないでいる

 

 

「ぐ、ぐぬぬ・・・!」

 

 

たった10秒の容赦ない打撃を受け膝を地面につけるライザー

同時に七志の身体から先程までの圧が消える

 

 

「はい、1分経過。イッセーくんにバトンタッチだな」

 

 

「ま、まて!なぜ貴様は俺とリアスの結婚を阻止する!?これは俺たち悪魔の問題なんだぞ!」

 

 

「・・・理由は二つ、一つ目は貴方は“グレモリー”しか見ていなくて“リアス”を見ていなかった。この意味が分からないなら貴方は本当に救いようがない」

 

 

「二つ目、僕はオカ研のみんなと悪魔契約してるんだ。その中でイッセーくんは貴方とリアスの結婚を認めていない、だから協力したんだ・・・悪魔の未来だとか古い血とかどうでもいいよ。親友が力を貸してくれと言ったら力を貸すだけ。それが友達であり幼馴染だからだ」

 

 

「な!?」

 

 

その場から離れイッセーが居た位置まで戻る七志

イッセーは既に準備を終えて全身が赤い鎧で覆われていた

 

 

「ありがとう七志。行ってくるわ」

 

 

「行ってらっしゃい」

 

 

ゆっくりと立ち上がるライザーの前に立ち、最大限まで力を溜めたイッセーは拳を握りしめる

 

 

「ま、まて!この婚約は悪魔の未来の為に必要で大事なものなんだぞ!?お前のような何も知らない小僧、ましてやもう一人はただの人間!貴様らがどうこう出来るような事じゃないんだぞ!」

 

 

「難しい事は分からねぇよ。でもな、お前に負けて気絶した時、うっすらと覚えている事がある。部長が泣いてたんだよッ!俺がてめぇを殴る理由はそれだけで十分だァァーーーーーッ!!」

 

 

渾身の一撃がライザーの腹部に直撃し、吐血するライザー

しかもライザーの体にはまだ七志の毒牙は抜けておらず体力減少と再生力低下は今も発動していた

 

 

「こ、こんな事で俺が・・・」

 

ドサッ

 

「お兄さま!」

 

 

「文句があるなら俺の所へ来い!俺がいつでも相手になってやる!」

 

 

ライザーとの勝負を終え、リアスの下に行く前に七志に会いに行ったイッセー

 

 

「本当にありがとう七志。おかげで勝てたよ」

 

 

「親友の力になるのは当然さ。へへっ」

 

 

「はははッ、そだな!」

 

 

互いに微笑みながら勝利に喜ぶ2人・・・だが

 

 

 

【まだだ相棒。まだ終わってない】

 

 

 

「へっ?」

 

 

「逃げろ!七志くん!!」

 

 

「ッ!?」

 

 

観客席の方からサーゼクス・ルシファーの声が聞こえたと同時に七志の眼前には赤い拳が迫っていた

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。