という訳でD×Dを再開して行きたいと思います
七志 SIDE
「・・・ッ!」
目が覚めて体を勢いよく起こした
周りを見渡すと此処は自室、僕はベットで横になっていたようだ
【よう、目が覚めたか七志】
「イグドラ!一体何が、木場くんは!?」
【安心しな、あの小僧は生きてる。気絶したお前を此処に運んで治療した後すぐ帰った。しかしさすが聖剣だな、人間に擦り傷程度を与えても気絶させる事が出来るとは】
「聖剣?一体何があったんだ」
【お前ははぐれエクソシストに不意打ちをくらって気絶したんだ。その時、エクソシストが持っていた武器が聖剣エクスカリバーの1本だったのさ】
「エクスカリバーってアーサー王が使ってたっていうあの?」
【そうだ、昔の戦争で折れちまったらしいが錬金術によってエクスカリバーは7本になったのさ。しかし、はぐれエクソシスト如きが聖剣を持ってるなんざどうも臭うな】
「・・・ん?紙?」
枕の傍にポツンと置いてある半分に折られた紙を拾う
紙を開くと木場くんが僕宛に書いた物のようだ
「軽い怪我で済んだから命に問題は無いけど聖剣に斬られて何の異変も無いとは言いきれないから少しでも何か不具合を感じたら部長に相談して
それとこれは僕個人の問題だ
友人である君を巻き込みたくはない、しばらくは僕の事は放っておいて欲しい」
「・・・」
「・・・キュ」
心配そうな目でずっと隣にいたリフが僕の肩に乗ってきたから頭を優しく撫でる
木場くんからの置き手紙を机の上に置き僕は窓から外を見ながら呟いた
「巻き込みたくないって・・・悪魔の世界に巻き込まれたんだから首突っ込むに決まってるじゃん」
次の日 駒王学園
「エクスカリバーについて・・・ですか?」
「はい」
次の日の放課後に生徒会室にやって来て会長こと支取先輩にエクスカリバーについて知ってる範囲の事を教えて貰おうと思い聞きに来た
どうしてリアスさんに聞かないか。下手に聞いて木場くんに察せられるとやばいからだ、今はあの手紙に書いてある通りに木場くんとは学校で会って挨拶をするがそれ以上に話してはいない
そうすれば木場くんも分かってくれたと思い込んでくれれば後々介入しやすくなる
「私よりもリアスに聞いた方が良いのでは?」
「今はオカ研の主に木場くんに察せられる訳にはいかないんで、是非とも支取先輩からご教授をと」
「・・・分かりました。私の知る限りでのエクスカリバーについての事を話しましょう、その変わりと言っては何ですが今度の休日にチェスの相手をお願いできますか?」
「もちろん。あっ、でしたら家に遊びに来ませんか?生徒会の皆さんも呼んでも構いませんよ」
「・・・あとで皆さんに聞いてみますね。ではまずエクスカリバーについてですが」
その後、支取先輩からエクスカリバーについての事を教えて貰った
大昔の三大勢力の戦争で折れ錬金術で7本に分かれたという話まではイグドラの言った通りだった。しかし、どうやら7本の内の1本だけが今は行方不明
残った6本は現在、正教会・カトリック・プロテスタントがそれぞれ2本ずつ保管しているらしい
そして最後にリアスさんから教えて貰ったという『聖剣計画』についても教えて貰った
これが昨日の雨の日に木場くんが言っていた非人道的な実験を行った計画
「木場祐斗くんはその計画の唯一の生き残りでした。少し前までは聖剣に対する恨みはあったそうですが学校生活を続けてる内にその感情も薄くなっていったそうです」
「・・・」
やはり、少なからず前までの木場くんは復讐心を抱いては無かったが何かのきっかけで木場くんの中の聖剣に対する気持ちを思い出した
木場くんが豹変し始めたのはイッセー君の家で行った部会という名のアルバム閲覧会で見た1枚の写真、あれに写っていた剣の置物が本当に聖剣なら・・・
「七志くん?」
「ん、あーすいません。少し考え事を・・・ちょっと気になる事が出来たので今日は帰ります」
「?、分かりました。調べ事はいいですが暗くなる前には帰って下さいね」
「はい、ではこれで」
生徒会室を後にし、僕は自宅に戻りながらまたあの時の写真の事を思い出す
あれはかつて僕とイッセー君が幼馴染みであるイリナという子の家に遊びに行った時の写真だ。確かイッセー君のお母さんの話ではイリナの親は教会関係の人
もしかしたら一般的な信者では無くエクソシストならばあの時の家に聖剣が飾られていてもおかしくない
「・・・どうしたものかな」
色々考えてながら自宅近くまで着くと玄関にフードを被った怪しい2人組が立っていた
(何だろう。変な教団の勧誘とかかな)
ゆっくりと近づいて少し様子を見てみた
「おかしいなぁ、まだ帰ってないのかな?」
「おい、いつまでも此処にいる訳には行かないぞ」
「分かってるけど挨拶だけはちゃんとしないと」
「・・・あのー、家に何か御用でしょうか?」
もう様子を見ても訳分からないから声を掛けた
「む、済まない。この家の主か?」
「はい、この家に住んでる秋上七志ですが「七志くーん!」って、おわぁ!」
急にもう一人が抱きついて僕の名前を呼ぶ
あのー、知り合いにフードを被った怪しい人は記憶に無いのですが
「よいしょ、久しぶり七志くん」
「え・・・・・・・・・・・・・イリナ?」
フードを取り、素顔を見せる
そこには茶髪のツインテで驚く程の美少女が目の前にいた。だが、この美少女にはかつての幼馴染みと雰囲気が似ていてつい名前を出してしまった
「覚えててくれたんだ!」
「ほ、本当にイリナなのか?」
「うん!私だよ。さすが七志君はイッセー君とは違うね、主に思考が」
「・・・」
未だに開いた口が塞がらない
女の子なのは分かっていたけど、あの男勝りなイリナがこんな美少女になってたなんて未だに信じられない自分がいた
はい、やっとメインヒロインとの再開だ
長らく待たせて申し訳なかったです