自宅
「粗茶ですがどうぞ」
「すまない」
「ありがとう」
とりあえず、家の中に入ってもらいお茶と茶菓子を出して話を聞く事にした
ちなみにお隣にいる青髪で緑のメッシュが入った彼女はゼノヴィアさん
イリナの友人、なのかな?
「小さい頃に引っ越してから随分経つね。イッセーくんにはもう会った?」
「うん。ただ、すぐ私だって気が付かなかったみたい」
「それはそうだよ。あんな活発な子からこんな美人さんに変わってたらね、僕も内心本当にイリナなのかってちょっと疑ってたし」
「えへへ、美人さんとか照れるなぁ」
頬を指で掻きながら照れる表情になるイリナ
「ところでご両親は元気?」
「うん、父さんも母さんも元気にしてるよ。そうだ、七志くんのご両親はどれ位で帰ってくるの?折角だから挨拶だけでもしたいし」
「・・・そうか。知らないのも無理ないよね」
「どう言うこと?」
「えっと、実は・・・」
「・・・イリナ、時間だ。そろそろ行くぞ」
「えー、せめて挨拶だけでも」
「そう言って前の悪魔の居た家でも長居し過ぎたろう。私達には大切な仕事があるんだ、これ以上時間は無駄に出来ない」
「もう分かったわよ。という訳だからもう行くね」
「あ、うん・・・何時でも遊びに来てよ」
「うん、じゃあまた♪」
玄関まで見送り、2人は家を後にした
「そう言えば何で駒王町に来たのか聞き忘れたな。後でイッセーくんに聞いてみよっかな」
【いや、聞くまでもないと思うがな】
「どうしたのイグドラ?」
【青髪の小娘が持ってた物とお前の幼馴染みの腕あたりから感じたあの感覚。2人ともエクスカリバーをそれぞれ所持している様だな】
「ッ!あの2人が?」
【あぁ、間違いない。青髪の小娘は分からないが、物は無く幼馴染みの腕から感じたあたり『擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)』だろう】
「擬態か・・・エクスカリバーにはそんな力があったんだ』」
【1本だったエクスカリバーには7つの特殊な能力があったが破壊されてから錬金術でそれぞれの能力を持った聖剣に直した、だから7本なのさ。それぞれ破壊・擬態・天閃・夢幻・透明・祝福・支配ってのがある、その中で最も強い能力である『支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)』が現在行方不明なのさ】
「・・・でも、何でそんな聖剣を持った2人が駒王町に?教会の人なら此処が悪魔が活動している領地って知ってる筈じゃあ」
【まぁ、普通に考えると悪魔退治をしに来たように見えるがそんな事をしたら三大勢力の均衡がぶっ壊れて即戦争だろうな・・・まぁ、あと考えられるのは奪還かな】
「奪還・・・もしかして前のはぐれエクソシストの」
【教会から追放されたエクソシストが聖剣なんて物を持っているなんてまずおかしい。なら答えは単純、教会からエクスカリバーを盗んだんだろうよ】
(どうしようか・・・今更リアスさん達に相談は出来ないしなぁ。まぁなる様になるか)
明日から本格的に僕を斬ったっていうはぐれエクソシストを探し始めよう
どちらにしても木場くんの目的はエクスカリバーだ
復讐に手助けなんておかしいだろうけど友達の為にも何かをしてあげたいからな
【友の為だと言っても復讐に加担する事には変わりないさ。だが、どうする気だ?はぐれエクソシストをあの小僧の前に連れて来るのか】
「まぁ、僕が出来る事と言ったらそれくらいだろうからね」