どれくらい質問されたかな?
外を見れば、もう真っ暗だ。そろそろ帰りたいな
「神器があるのは確か。でも、秋上くんの話だと自分では出せない、つまり自律型で自身に危険が及ぶときに出現するのかしら?もしくは・・・」
なんか僕の神器について考察し始めちゃったな
「粗茶ですが、どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
姫島先輩が僕にお茶を出してくれた。いただきますと言ってお茶を飲む
「ふ~・・・お茶で美味いって思ったのは初めてだな」
「お口に合いましたか?」
「はい。お茶を入れるの上手いんですね」
「ふふふ、ありがとうございます」
そう言えば、姫島先輩と話したのは今日が初めだな、塔城さんもだけど
「そう言えば、グレモリー先輩が私達は悪魔だって言いましたよね」
「うん。此処にいるみんなは全員悪魔だよ」
「じゃあ、イッセーくんも・・・」
「あぁ、俺も部長の眷属悪魔になったんだぜ」
「そうか・・・」
親友が人間では無くなってしまった。この事実に少々複雑な気持ちになるが死んでしまうよりはマシだったのだろう
「・・・うん。じゃあ、秋上くん。貴方に提案したい事があるの」
「提案?」
「貴方も悪魔になってみる気はないかしら?」
「僕を悪魔にですか?」
「そう、私の眷属悪魔になるの。私はこの駒王町を管理していてグレモリー家の次期当主、私の眷属悪魔になれば貴方の身の安全も保証するし、人間をやめてしまうけど長い時間を生きる事も出来る、そして何より貴方を私の傍に置きたくなったの。どうかしら?」
「・・・」
グレモリー先輩の眷属になれば、少なからず何かに襲われる確率は少なくなるし、人間よりも長寿になれるか
確かに出来れば戦いたくはないし、不老不死とはいかないが長寿になれるのは人間が憧れる夢の一つなんだろうな
「なるほど、確かに素敵なご提案ですね」
「なら「ですが」・・・ん?」
「僕は貴方の眷属にはなりません」
「あら、どうして?」
「理由は・・・特にはないんです。でも、申し訳ありませんがその話はお断りします」
「そう、残念ね。貴方がそう言うなら私もこれ以上は何も言わないわ」
言葉ではそう言っているが、残念そうな表情はしている
「でも、もしそちらがよろしければですが、契約させてはもらえませんか?」
「契約?悪魔の契約のことね。でも、誰と契約を?」
「オカ研の皆さんとです。もし、僕の方でお願いやしてほしい事があれば皆さんを頼らせていただきますし、その分の対価もしっかり払います。逆に僕で力になれる様な事があれば言ってくださればご協力します・・・それでどうでしょうか?」
「・・・ふむ」
黙り込んで考えるグレモリー先輩
「部長!俺は七志のに賛成したいと思います」
突然、イッセーくんが僕の提案に賛成の意思を見せた
「僕も七志くんの提案には悪くはないと思いますよ部長」
「祐斗まで」
「面白そうではありませんか。後輩の意見を聞き受けるのも先輩として大切なことですよ」
「私も、特に反対する理由は無いです」
遂には祐斗くん、姫島先輩、塔城さんも賛成しだした
「・・・はぁ、この状況じゃあ駄目とは言えないじゃない。わかったは私たちは貴方と契約を結ぶわ」
「僕の提案を聞き入れていただきありがとうございます。で、さっそくお願いがあるんですけど」
「なに?」
「・・・もう、帰っていいですか?」
「あっ」
時計を見るともう夜の九時を過ぎていた
明日も学校は一応あるのだ。このままでは寝不足で明日が辛くなるかもしれない
申し訳なさそうにグレモリー先輩が謝った後にイッセーくんと一緒に帰った
帰りながら聞いたがイッセーくんも明日から悪魔の仕事を始めるらしい
頑張るのはいいけど、上級悪魔になってハーレム王になるというのはどうだろうか?まあイッセーくんの人生だから何も言わないけど
家に着いた時、一応願いは叶えて貰えたから「これ対価ね」と言ってイッセーくんに少し大きめの封筒を渡した
気になったイッセーくんが中身を見た瞬間、顔を青ざめて返そうとしてきたけど「部費にどうぞってグレモリー先輩に言ってくれれば良いから」と言いながらイッセーくんの鞄に突っ込んで帰って貰いました
え?中身?ゼクスさんが自由に使いなさいと言って、僕の口座に(勝手に)振り込んだお金です
確か封筒には諭吉さんを三十枚、入れたかな?
あと口座に何千の諭吉さんが入ってるんだろうね?数えるのもやめたよ。直接返してもまた入ってるし
早く風呂に入って夕食食べて寝よう
【現実逃避、乙】
「うるさい」