司「運動不足乙。小説の構成ばっか考えてないで動け。」
アハハハハ、私には帰宅部という部活がぁ〜
司「末期か……それじゃあ見てください。」
司と諏訪子と恵の修行日数が残り一週間を切った、ある晴れた日のことだった。一通の便りが洩矢の国に届いた。その便りの内容を見たその国の神、洩矢諏訪子は
「とうとうこの時が来ちゃったみたいだね……」
と呟いた。その便りの送り主は
大和の国の建御名方神
内容は
この国にある信仰を渡さなければ、国の侵略に戦争を持ち込むということだった。
「それで、国の信仰が奪われるとどうなるの?」
と僕が諏訪子に聞くと、諏訪子は箸を止め、暗い顔で
「信仰が多ければ多いほど神は力を増し、信仰が無ければ無いほど神は力を失い最終的には……消えてしまうんだ……」
と答えた。成程神様にとって信仰が無くなるということは死活問題なのか。僕の体の中の神も信仰されているという事でいいのか?まぁそれは今大事ではない。
「今後の方針は?」
「私はこの時のために鍛え上げてきたんだ……だからむかえうつさ!」
「わっ、私も協力しますよ!諏訪子様!」
「ありがとう恵……」
と言って、二人は抱き合った。微笑ましいな状況が状況でなければな……それじゃあ僕は……
「じゃあ僕は大和の国に手紙を送り返してくるよ。」
と言うと二人は驚いた様子で
「危険だよ!やめときなよ!」
「そうですよ!司さんが行くことはありません!」
というが僕は首を横に振り
「この国の神である諏訪子は国から離れるわけには行かない。恵一人というのは危険すぎる。かと言って二人以上で行くのは良くないだろう。大和の国の使いも一人だったしな。そう考えると僕が一番妥当だと思うんだが。」
と答えると二人は渋々了承した。
次の日の朝一番で洩矢の国を出た。行きに霊力などを使うと警戒される可能性があるので文字通り普通に歩いた。妖怪の撃退に少々神力を使ったが大丈夫だろう。そういや洩矢の国に来てから妖力や魔力使ってないな、まぁ今はどうでもいいな。そんなこんなで歩くこと丸二日大和の国に着いた。入ろうとすると門番の人に捕まった。
「おいお前!ここら辺では見かけない者だがこの国に何用だ?」
と言われたので、僕は頭を深々と下げ
「これは失礼しました。私は洩矢使いで参ったものです。」
と返すと僕の立ち位置が理解できたみたいで
「おぉそうか。主がそうであったか、今建御名方神のところへお連れする。」
と言ってきたのでついて行った。
しばらくついて行き、ある部屋に通された。そして門番の男は
「悪いが建御名方神は会議中でな、しばらく待っていてくれ。」
と言い去って行った。
しばらくすると身長が少し低めの男性が入ってきた。
「貴様が洩矢使いだな。我は天穂日神である。」
「私の名前は司と申します。」
どうやら建御名方神ではなさそうだけど……代理かな?取り敢えず僕は頭を下げた。
「早速なのだが、そちらの国を受け渡しの調印にはまだ時間があってなのだがな……」
言いたいことが山程あるぞ。そんな話してないし、調印は決まってないし、それに……
「その件なのですが。無かった事にできませんか?」
「はっ?今なんと?」
「洩矢の国を諦めてもらえませんか?」
「ハッハッハ。何を言い出すかと思えば命乞いか?これは面白い冗談だな、ハッハッハ」
あれだな、自己中って奴かな。
「いいではないか。貴様は死ぬんではないんだからな。」
うるせぇなと思いながら僕は
「いえいえ困りますね。そこを何とか。」
返した。交渉に来たんだから話くらいして欲しいんだけどと思っていると不機嫌そうな顔で
「くどいぞ!我は何回も聞き返されるのは嫌なのだよ!」
と怒鳴り返してきた。
「そこを何とか。建御名方神様にお伝えだけでも……」
折れる訳にもいかず、それに穏便に済ませたいと思ってたから強く言えないままでいると天穂日神は神力を出して脅してきた。
「貴様は今どのような状況か分かってていっているのか?」
彼は僕を嘲笑うかのように言葉を連ねた。
「敵地へ一人で乗り込み、神を目前に抗議をしている戯け者よ。我の怒りを鎮める犠牲となれ。」
僕が全く威圧されなかった事に不満を持ったのか更に神力を出して来た。僕は、苦笑いで
「せめて抵抗していいですかね?」
と返した。すると天穂日神はキョトンした後
「ハッハッハ!貴様程度なんぞ抵抗しない方が楽だと言うのに。それなら思う存分抵抗して見せよ!」
と笑い返した来た。
「それではお言葉に甘えて……」
僕は言うと、刀を取り天穂日神に三連撃を決めた。致命傷を避けたので生きているが、彼は一言も話すことなく倒れて行った。
僕は何事も無かったかのように座り直したがあることに気付いた。
掃除しないとな…………
その後僕は、無事に建御名方神との対談に成功した。手紙の内容と対談の目的を言うと建御名方神は頭を下げてきて謝り、お詫びと言う事でこちらの要求を呑んでくれた。天穂日神もこれくらい聞き分けが良かったらいいのになぁ。因みに手紙を書いたのは天穂日神で今彼は隣で寝ている。良かったよ面倒事の種が起きなくて。ともかく僕は、無事に洩矢の国に帰って来ることができた。
「ただいまー。」
「あ、おかえりなさい!」
「大丈夫?無事だった?」
「まぁ特に怪我とかはして無いね。」
帰ると恵と諏訪子が迎えてくれた。そこで僕は、二人に建御名方神との対談の時の話をした。
「日時は明後日から数えて三週間後、場所は国から東へ少し言った所の平原で、一騎討ちかぁ。よくこんな条件通ったね?何したの?」
と諏訪子が不思議そうに聞くと僕は失笑した。
「まぁ、色々あったんだよ。」
諏訪子は怪しげな視線を僕に浴びせた後、厳しい顔つきでこう聞いてきた。
「それで、建御名方神って言うのはどんな神なの?私勝てそうかな?」
「相手は軍神だ、二ヶ月僕と修行したからって勝てる相手ではない。」
と即答した。
「けど、相手も話が通じない奴ではないさ。戦ったとしても頼めば何とかなるだろうな。まぁ、後三週間みっちり修行に付き合ってやるからさ、それまで死ぬ気で頑張ろうか。」
そう言い終わる頃には諏訪子は驚いた様子でいた。
「え、修行に付き合ってくれるの?」
その様子を見て僕は親指を立てながら諏訪子に笑いかけた。
「そうさせてもらうよ。後三週間よろしくね。」
「それではそろそろ夜ご飯の準備しましょうか。」
話が一段落すると恵が夕食の話を持ちかけてきたので僕たちは神社の中へ入っていった。
「あいつだけは許さんぞ……殺してやる……」
その頃天穂日神は司を殺すための策を練っていた。
と言ったやするとが文章中に多過ぎるかも……何とかせねば…………できません。後二話か三話で三人の神々編が終わると思います。それでは最後まで見てくれた方々ありがとうございました。