神楽「まぁ創造上の生き物だから仕方ないね。」
それもそうかそれでは本編の方へどうぞ
幻想郷
私は少し前、八雲紫という女性によってこの地へ降り立った。私はこことは全く異なった場所で生まれ、育ち、死ぬつもりだった。しかし彼女からこんな誘いがあった。
私達が作り上げた世界に住まないか?と
私は最初その誘いを断った。見ず知らずの奴からそんなこと言われても普通誘拐にしか聞こえない。一般的な考えを持つ者なら誰でも断るだろう。
しかし私の家にはそんな一般的な考えを持たない人がいた。
母である。母はその話を聞くと目を光らせ、彼女の話しを根掘り葉掘り聞いて、私の居住を許可した。自分の子供の事なのに子供の事を考えないで勝手に決めるなんて馬鹿な親だと思うかもしれないが何時もの事なので諦めていた。母は私の幻想郷の居住を決めると使用人を呼び、その使用人と幻想郷へ行き、降り立った森の中で、その森にとっては場違いなくらい大きな家を建てた。まぁ、この地は母や母によって自分の自由な時間を取られることが無くなったのでそれなりに満足している。そんな住んでまもない日だった。一筋の光が私の住んでいる森に降ってきたのだ。落下の方が正しいのかは分からないが大きな音を発したのは事実だ。私は紅茶の入ったカップを置いてすぐ様家から出た。そして木の陰に隠れて様子を見てみた。するとそこに広がっていたのは
枝はバラバラに折れ、樹木は倒れ、散らばった木々には赤い血が付いて、それらが辺り一面広がっていた。
「なっ…………!。」
私はそう声を漏らすと血だらけの木々の辺りから声が聞こえてきた。
「………………カハッ!!どうやら生きてるには生きてるみたいだな。」
(空から人が降ってきた!?一体どうして。というかアイツは大丈夫なの?)
その声を聞いた私は驚きのあまり唖然としてしまった。そんなことも知らずに彼は再び囁くと人が持つ気配から一変、彼の気配は妖怪の持つ気配に変わった。
(もしかして敵?)
私は幻想郷に来るときに妖怪について八雲紫から説明されていたし、実際に会って戦っていた。だから目の前の未知の生物が持つ気配を感じた時に敵だと推測した。
「やるしかない………………か。」
私は未知の出来事にある程度の困惑を覚えながら、声のする方へと足を運んだ。
「ん?あれは……人かな?」
神楽は剣を地面にさして立ち上がり、目を細めながら彼に向かってくる女性に視線を向けた。
「動かないで。貴方は何者かしら?」
彼女はそう彼に問いかけてきた。
「これは失礼。私は神楽というものです。この幻想郷の地に今さっき来たものです。」
「あ、そう…………。」
彼女は彼の丁寧な応答に面を喰らいつつこう返した。
「因みに貴方って何者かしら?貴方はこの場所に落ちてきたときは霊力を放っていたのだけれど今は妖力よね?」
「えぇ、まぁ…………。取り敢えず混血だと思ってください。詳しいことは分からないので。」
「ふーん。となると半妖ってところかしら?」
「可能性は高いですね。」
「へぇー。珍しいわね。」
彼女の質問に一通り答えると今度は彼が質問をし始めた。
「それはそれで良いのですがこの幻想郷で人目が付きにくいところに住みたいと思ってるのですが……。」
「人目のつきにくいところ?一体何故?」
「まぁ、妖怪ってあまり人に受けが良くないと思うのですよ。それなので人が余り立ち入らないところでひっそりと暮らしたいのですよ。」
「珍しい妖怪もいたものね。それなら霊力を放てばいいじゃないの?」
「ハハハ。まぁオトナの事情がありましてね……」
「ふーん。まぁいいわ。それならここの近くに住むといいわ。人目がつきにくい上に立ち寄る妖怪も少ないほうだし。」
「成程…………。」
「何なら私の家に住むのはどうかしら?」
「はぁ!?」
「貴方にとってそんなに驚く事かしら?」
「いや……女性が男性を家に誘うなんて予想してなくて……。」
「え?あっ…………。と、とにかく!私の家に来なさい!!貴方の服装をなんとかしないといけないんだから!!」
彼女はそう言うと彼の手を引いて家の中へ入って行った。
「着替え終わったかしら?」
「えぇ、今ちょうど。」
彼女の言葉に彼はドアを開けて部屋に入りながら答えた。彼が椅子に座ると彼女は話を始めた。
「自己紹介がまだだったわね。私の名前はアリス・マーガトロイド。敬語はやめてこれからはアリスって呼んでくれないかしら?」
「あぁ、うん。わかったよアリス、宜しくね。」
「えぇ、こちらこそ。」
そう言うと二人は握手を交わした。
「それで、さっきの話って本当?」
「えっ…………。あぁ、その話ね。いや何となく思っただけよ。何かさっきの有様を見てほっとけなくなっただけでね……別に変な意味なんかじゃないんだから!!」
「ふーん………………。」
彼女が必死で弁解する様子を見て彼は不敵な笑みを浮かべ軽く睨みつけて言った。
「何よその目は!信じてないでしょう!!」
「イヤーソンナコトナイナー。」
「絶対嘘よそれ!!」
まぁそんなこんなで彼のアリス邸居住は決定した。
「それにしても何でこんなにも人形があるの?あとなんで人形が動いてんの?だれか驚かせたいの?ま、まさか僕を!!」
「そんなわけ無いでしょう!あなたの質問の答えは私の能力に関係しているからよ。」
「能力?と言うことはアリスも能力持ちなんだね。」
「も、ってことは貴方も持っているのね。私の能力は:人形を操る程度の能力なの。だからこの人形達は動いているのよ。」
彼女がそう言うと部屋の隅の方から彼女の人形がやってきて
「シャンハーイ」
「ホウラーイ」
と頭を下げて挨拶らしきことをした。
「ふーん。何だか可愛らしい能力だね。」
「可愛らしくて悪かったわね。」
彼がそう呟くと彼女は少し不機嫌そうな顔で答えた。
「別にそんなことは言ってないんだけどね……」
「それで貴方の能力は一体何なの?」
「僕のは:動物、妖怪、妖精を除く対象の硬度を操る程度の能力だよ。」
彼女の質問に答えると彼は近くにあった人形を能力で固くして彼女に渡した。
「成程ねぇ……なかなか使い勝手が良さそうね。」
「ハハハ嫌味かな?」
「さぁね?」
「それにしても人形が多いんだね。何かに使うの?」
「使うというより研究をしているのよね。」
「研究?」
「えぇ、私の夢は完全に私の魔力の供給無しで動く人形を作ることを目指しているの。」
「まじかよ……そんなこと可能なの?」
「分からないわ。だけれども無理じゃないと思うのだから私は諦めずに研究を続けているのよ……。」
「ほぉ…………。」
彼女の熱弁を聞いて彼はこんな相槌を打った。
「何よ……その反応は。」
その相槌を不快に思ったのか彼女は彼に苛立ちを覚えていた。
「夢があるなぁ……って思ったり思わなかったり?」
「馬鹿にしてんの……?」
彼がそう言うと彼女は彼に明確な怒りを示しながらこう返した。
「え?まさか?アリスの話を聞いて僕も手伝いたくなっただけだよ?」
しかし彼の意外な言葉によりその怒りは消え、彼女は
笑みを浮かべてこう言った。
「フフ、貴方って物好きね。大抵ならそんなの無理だとか、やめておけなんて言うのにね。」
「そう?無理ってこともないと思うし面白そうじゃない?」
「やっぱり貴方って変わってるわ。」
こうして神楽はアリスの家に泊まると同時に彼女の研究を手伝う事になった。
体育祭後にすぐに塾とかダリィ……明日はようつべを好きなだけ見て好きなだけ寝てやるし……。それでは最後まで読んでくれてありがとうございました。
神楽「後書き雑だな。」
気にすれな…………。