東方堅軟録   作:こたつ@ミカン

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神楽「さぁ?まぁ入力ミスしなければいんじゃない?」

入力ミス……うっ頭が。

神楽「まぁそんなことより本編へどうぞ。」


妖怪の後継者

次の日。神楽が再び人里へ向かうと昨日はいなかった蒼銀に輝く長い髪を持つ女性が立っていた。彼は彼女に三メートル程近づくと深々とお辞儀をして言った。

 

「貴女が上白沢慧音様ですね。お初お目にかかります。私が先日手紙を送った者で神楽と申します。」

 

「お、おう。お前が神楽か。君も知ってのとおり、私が上白沢慧音だ。よろしく。」

 

彼女はその様子を見て少し戸惑いながらも頭を下げ答えた。

 

「それで先日の件はどうなりましたか?」

 

「ふむ。その件なのだが皆君が妖怪だと聞くと警戒してしまってな。私は構わないのだがな…………。因みに君は一体人里でどんな事をする予定なのだ?」

 

彼女が聞くと彼は下げていた頭を上げ言った。

 

「そうですね……出来れば皆がやっていない事をやって見ようかと。それで身勝手ですが人里の案内をしてもらいたいのですが……よろしいですか?」

 

「え?あぁ。構わないさ。早速案内する。」

 

慧音はそう言うと神楽を連れて人里の中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ一通りこんなところか。どうだ決まったか?」

 

慧音は団子の串を摘みあげながら言った。

 

「そうですね……これまで動物や植物を育てた事は無かったので養殖…………。何か生き物を育てて売ろうかなぁ……なんて思いましたね。あ、ありがとうございます。」

 

彼は彼女から団子を渡されるとお礼を言い口の中に入れた。

 

「成程……。」

 

「後私は家が欲しいのですが何処か建ててもよろしいところとかありますでしょうか?」

 

「家か…………。悪いが暫くは用意出来そうに無いがどうしようか?」

 

「えー。まぁそうですね。夜になったら考えます。」

 

彼女がそう言うと彼は少し不満そうな声を漏らした後にこう返した。

 

「そうか?困ったら私に言うといい。私が出来る限り助けてやるからな。」

 

「何から何まですみません……。」

 

彼は彼女の言葉を聞いて頭を下げた。

 

「何、気にするな。人里に住む時点で君はもう私の家族みたいな物だ。」

 

「家族か…………悪くないな。」

 

彼の声は虚空に消え、彼女の耳に届く事はなかった。

 

「ん?何か言ったか。」

 

「いえ別に。それでは何か私の予定が決まり次第慧音様に報告いたします。」

 

彼は彼女の疑問が生まれる前に話題を戻した。

 

「なぁ?その慧音様っての辞めてくれないか?なんだか不気味だ。」

 

「不気味……ですか?それでは上白沢様?」

 

「様をつけるのが不気味だ……」

 

「それでは殿?」

 

「普通に慧音と呼んでくれないか?何故私を上げたがる?」

 

「別に理由はありませんが、初対面ですし人里で一番偉いからですかねぇ。」

 

「そんな事を考える奴は妖怪はおろか人間ですらいないぞ?」

 

「まぁ長い事生きてますからね。色々と思う事があるのですよ。」

 

「長い事か…………。」

 

彼の事をじろじろと見ながらそう呟いた。

 

「それでは慧音さん。もう一周人里を回ってきていいでしょうか?」

 

「あぁ。構わない。私はそろそろ寺子屋で授業を始める時間になるから戻る。授業が終わったら再び会わないか?」

 

「えぇ分かりました。それではさようなら。」

 

「あぁ。」

 

二人は団子屋の椅子から立ち上がり真反対の方向へ歩き出した。

 

しばらくして慧音は寺子屋に着くと、神楽は道を歩いているとふと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「待ち合わせ場所決めてなかった……。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは今日の授業はここまで。復習はしっかりやっておくんだぞ?」

 

「「「「「「「はーい。」」」」」」」

 

彼女は授業を終えると神楽を探しに行こうと思い、寺子屋を出た。すると彼女は視界の奥の方から彼女を呼ぶ声と共に迫ってくる男を見た。

 

「慧音さん!!大変です。妖怪が現れました!数は十数匹です!!」

 

「なんだと!!」

 

彼女はその声を聞くと男の方へ走り出した。

 

「こっちです!!」

 

男は慧音が来るのを見ると来た道を引き返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人が到着する頃には数件の民家は倒壊し、何人か自警団も殺されていたみたいだった。

 

「くっ……。妹紅はまだか?」

 

「慧音さん同様迷いの竹林に行き援軍を頼もうと思ったのですが…………。」

 

彼女の言葉を聞くとその近くにいた自警団の男は顔を顰めこう言った。

 

「そうか…………。流石に私でも迷わないするには少々骨が折れるからな…………。となると私達だけでどうにかしなくてはならないのか。」

 

彼女はそれを聞くと覚悟を決めて戦闘態勢に入った。

 

「行くぞ皆!私達がこの地を守るのだ!!」

 

「「「「「「おう!!!」」」」」」

 

慧音の声に彼等は同調し、彼女の後に続いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「慧音さんって何処にいるのかな?寺子屋にいると思ったんだけどなぁ。」

 

二つの勢力が激突して少し経った頃、神楽は欠伸をしながら彼女を探していた。

 

「授業が終わるとすぐに出て行ったって何か用事でもあったのか?それても僕を……。まぁ冗談はさておき合流しないと今後の予定が決まんないんだよな。」

 

彼がそう呟きながら道を曲がると荒れ果てた通りに入った。

 

「変だな?何でこの道だけ……。」

 

彼がそう言って目線を上げると

 

 

 

数十メートル先で慧音と自警団の男達が妖怪達と争っているのを見かけた。

 

「成程な……。人気が無いのはそう言う事だったのか。」

 

彼はそう言いながら足を早めて彼女の元へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キシャキシャキシャ!人里の守護者もあの炎使いがいないと大したことないな。」

 

「そういうなってあっちには人質がいるんだぜ?」

 

「ケケケッ。情にもろい奴は扱いやすくて楽だな!」

 

「くっ………………。」

 

慧音は辛うじて立っているような状況で歯軋りをした。

 

「もうそろそろ飽きたな。」

 

「あぁ。こいつら殺してさっさと他の所行こうぜ?」

 

「キシャキシャ、だな。」

 

妖怪たちが大きな声で笑っていると

 

 

 

 

「慧音さん大丈夫ですか?」

 

彼等の後ろから突然男の声がした。振り向くと青い髪に赤い左目をした男がそこに立っていた。

 

「か、ぐら?」

 

「えぇ。神楽ですが?慧音さんは大丈夫ですか?」

 

「あ、あぁ。」

 

彼女は彼の言葉にその言葉でしか返せなかった。

 

「何だ貴様は?」

 

「見たところ人間みたいだな。」

 

「ケケケッ。人間ごときが俺達にやり合うのか?上等だぁ!!」

 

そういうと妖怪の一匹は彼を殴ろうと迫ってきた。

 

「神楽!逃げろ!!」

 

慧音はそう叫んだがもう遅い。彼にはもう妖怪の拳がもう当たりそうになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

が、それ以上妖怪の拳が動く事は無かった。何故なら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見たところ君は鬼か。鬼と言ったら萃香や勇儀を思い出すなぁ。あいつら元気にしてんのか?」

 

彼は殴る瞬間妖怪の顎を掴み、高く上げていたのだ。その為彼へと拳が当たることは無かった。

 

「ごふっ……。ふぁなせ…………!」

 

「何、離して欲しいのか?しょうがないなぁ。」

 

彼はそういうと腕に力を込め上に向かって思い切り投げた。何秒もしないうちに妖怪は、雲の中へと消えていった。

 

「き、貴様ぁ!!」

 

妖怪達は一斉に彼へと襲いかかるが、その時にはもう彼はいなかった。彼等がそれに気づいた時には強い風が吹き、

 

「神楽式抜刀術、災の型……。」

 

という声が一時の静寂をもたらした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は一体何者なんだ……?」

 

慧音は彼自身が斬り殺した妖怪達を片付けている彼にそう問いた。

 

「何者って言われても……まぁしがない元居候ですかね?。」

 

「元居候?」

 

「あ、その。まぁアリス・マーガトロイドという人に暫くの間、居候させてもらったという事だけですよ。」

 

彼女がそう聞き返すと、彼はしまったというような顔をして苦笑いを浮かべながら答えた。

 

「ふむ。まぁ詳しくは聞かない方がいいみたいだな。」

 

「慧音さんが理解力の高い方で助かりますよ。」

 

彼は彼女の言葉を聞いても苦笑いを浮かべ続けていた。

 

 

 

 

 

「慧音さん。少しお話があるのですが……」

 

二人が声のする方を向くと杖を使いながら歩いてくる夫妻を見つけた。

 

「うん?一体どうしたのだ?」

 

「実は今の騒ぎで私の小屋が崩れてしまったのだ。」

 

「小屋?確か養鶏場だったか?」

 

「えぇ。ここで作る卵焼きを代々受け継いで行きたかったのですが……何とかなりませんかね?」

 

「うむ……。この人里も決して人が多いわけでは無いからな。人員をそちらに持っていけるかどうか…………。」

 

「慧音さん。僕がその件について私が関わってもいいですか?」

 

彼女が顎に手を当ててそう呟くと彼は彼女にそう問いかけた。

 

「構わないのだが……いいのか?」

 

「何の問題もありません。なかなか興味もありますし。では早速作業に取り掛かりますね。」

 

彼はそう言うと寂れた通りを突き進んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいお若いの!そちらではなくこちらだぞ。」

 

慧音はその声と彼を見て、締まらないな……と思った。




読むだけで砂糖を吐くようなあまーい物語が書きたくなってしまいました……。

神楽「うわっ、きしょいわー。」

うるせいやい!まぁそんな事で夏休みに誰かが現代入りをしてオリ主と……みたいな話を書きます。そこで皆様に誰に現代入りをして欲しいかアンケートをとります。

神楽「誰かというと、妖夢、鈴仙、咲夜の従者達です。」

小悪魔をこの中に入れてもいいのですが書けるか自身が無いです……。

神楽「皆様お待ちしています。」

それでは最後まで読んでくれてありがとうございました。
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