東方堅軟録   作:こたつ@ミカン

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毎日毎日は色んなことありますが一週間振り返るとどれも大したことないことに思えてしまいます。

神楽「どれも大したことないんだよ。」

それゆーなし!強いて言えば授業中眠いです。

神楽「うわぁ…………。」

それでは本編の方へどうぞ。


急すぎる不意打ち

「ふう……。今日はこんな所でしょうかね?」

 

夕方になる頃には妖怪で荒らされた道は整備され、一軒の新築の家が建っていた。

 

「君は多芸過ぎないか?できることが多過ぎるだろう。」

 

彼の言葉に彼女は少し唖然としながら答えた。

 

「ハハハ、まぁ長い事生きてますからね。」

 

彼は彼女の姿を見て苦笑いを浮かべながら言った。

 

「一体君は何歳なんだ?見た目からは想像出来ないが。」

 

「慧音さんそれ聞いちゃいますか?でも秘密なんで簡単には教えれませんよ。」

 

「君は乙女か。」

 

彼は彼女の問いを似合わない悪戯っぽい笑みを浮かべたので彼女は呆れてそれしか言えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧音は神楽と別れた後、近くをグルリと回り、人里に異常がない事を確認してから家に戻った。辺りを月が照らし始める頃、彼女は家に戻り家の扉を開けた。

するとそこには真っ白の長い髪を持つ、頭にリボンをつけた女性が貧乏ゆすりをしながら座っていた。彼女は慧音の事に気が付くといきなり立ち上がり、慧音の肩を揺さぶって来た。

 

「おい慧音!!人里が襲われたって聞いたが大丈夫なのか!?」

 

「なっ!もこうなんでおまえがぁぁ!?」

 

彼女は揺さぶられている慧音の事はお構いなしに言葉を続けた。

 

「心配したんだぞ!!怪我とかしてないのか!!」

 

「あぁぁ、してないぃ。」

 

揺さぶられながらも慧音は彼女の質問に答えていく。

 

「たくさんの妖怪が出たらしいじゃないか!本当に大丈夫なのか!?」

 

「も、もこおぉぉ、そろそろだなぁぁ……。」

 

しかし慧音の悲痛は彼女には届かなかった。

 

「妖怪め……次人里で騒ぎでもしたら許さな…「いい加減にしろ!!!」ガッ!!」

 

そのため長い間揺さぶられていた慧音も遂に怒りに到達し、彼女は彼女が肩を揺さぶっている反動で辺りに響くような音立て、勢い良く頭突きをかました。慧音の頭突きをまともに受けた彼女は唸り声を上げながら床に倒れ込んでいった。数秒後再び声を出しながら立ち上がった。

 

「っててて……容赦ないなぁ慧音は。」

 

「明らかに今のは妹紅のせいだろう?自業自得だ。」

 

「ちぇっ。冷たいなぁ。それで一体何がどうなったんだ?」

 

「あぁ。それはだなぁ…………。」

 

妹紅と呼ばれた白い髪の女性が落ち着くと慧音は今日起きた出来事について彼女に話した。

 

「へぇ……そんな変な奴がいるのか。」

 

「あぁ。とても奇妙な奴だ。一体何が目的でこの人里に住もうと思ったんだろうか……。」

 

「さぁ?案外下らない理由だったりするかもよ。」

 

「それは無いと思うが……。」

 

「どうかな?そんなことより慧音?飯にしようぜ!」

 

「え?あぁ。そう言えばまだだったな。」

 

彼女は彼の事はひとまず置いておいて夕食を作ることに決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃神楽はアリス邸で私物の確認をしていた。

 

「うん。まぁこんなもんでいいかな……。」

 

彼が書物を紐で縛った物を両手に持ち、さらに背負うと部屋の扉が開いてアリスが入ってきた。

 

「神楽……もういくのかしら?」

 

「あぁ。こんな夜中に長居しても迷惑だしな。」

 

「べ、別に迷惑なんじゃ…………。」

 

「早く寝ないと美容に悪いしね。」

 

「………………。」

 

「そんな顔するなよ。どうせ人里に行けば会えるからさ。」

 

「そうね……そんなに寂しがること無いかしら。」

 

「あぁ。それじゃあ行くよ。」

 

彼がそう言って部屋を出て玄関に向かった。そこにはアリスの作った上海人形や蓬莱人形がパタパタと手を振りながら見送っていた。

 

「シャンハーイ!」

 

「ホウラーイ!」

 

彼は苦笑しながらアリスの人形達を撫でた。

 

「もう寝る時間だってのに悪いな。また遊びに行くからさ。」

 

「シャンハーイ!!」

 

「ホウラーイ!!」

 

それを聞くと人形達はより一層パタパタと手を動かしていた。

 

「なぁアリス。今度動かなくていいから上海でも蓬莱でも作ってくれないか?」

 

「えっ?別に神楽だけでもコレくらいの人形なら作れるんじゃ…………。」

 

彼の言葉に疑問を浮かべながら彼女は答えた。

 

「まぁいいじゃん。僕はアリスの作った人形が欲しいって言ってるんだからさ。」

 

「ふーん。まぁ暇だったらね。」

 

「その時は卵負けてあげるよ。」

 

彼はそう言いながら玄関の扉を開けた。

 

「それにしても神楽?」

 

「ん?何。」

 

「貴方ってそんなに本書いていたかしら?今度暇な時に見せて欲しいのだけれど。」

 

彼はそれを聞くと力なく笑い

 

「……ハハハ。暇になったらね。」

 

といいアリス邸を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の朝、昨日建てた家で寝ていた彼が起き、朝から静かに人里の再建、整備をしていた。二三件程建て終わると二人の女性が彼に近づいてきた。

 

「おはよう神楽。朝からやっているのか?精が出るな。」

 

「慧音さんおはようございます。まぁここの再建をしてから色々と考えようと思いましてね。」

 

彼は作業を一時中断して慧音の方へ向かい合って挨拶をした。

 

「慧音、こいつ本当に妖怪か?良識があるというレベルじゃないぞ。」

 

神楽の声を聞いた白髪の女性は少し驚きながらそう言って彼を見つめた。

 

「慧音さんこの方は?」

 

彼は彼女の視線に違和感を覚えながらそう言った。

 

「ん?あぁこいつか。こいつは藤原妹紅。この先の迷いの竹林というところに住んでいる奴だ。」

 

「あぁ、自己紹介がまだだったな。私は藤原妹紅の宜しくな。」

 

「え、えぇ。私は神楽です。以後お見知りおきを……。」

 

「ん?どうした。血の気が失せたような顔をして。」

 

「えっ?いや別に……。す、少し朝から頑張りすぎたかな……ハハハ。」

 

「大丈夫か?少し休んだ方が……。」

 

「あぁ。そうさせてもらいます。それでは……」

 

そう言うと彼はそそくさと家へと戻っていった。

 

「あいつどこかで…………。」

 

妹紅はその様子を見ながらそう呟いた。

 

「ん?何か言ったか。」

 

「いや別に……。まぁ私は神楽に挨拶できたから帰るさ。そんじゃまたな慧音!」

 

「あぁ、殺し合いは程々にしとけよ?」

 

「えー!まぁ今日は慧音に免じてやめとくよ。じゃあな…………。」

 

妹紅はとぼとぼと歩きながら去っていった。

 

 

 

 

 

 

慧音は妹紅を見送ると彼の建てた家に入っていった。彼女が中を見渡すと簡易的な造りかつそれなりの強度を持つような家がそこにはあった。その家の端には藁が積み上がっていて、神楽はそこで寝そべっていた。

 

「あぁ、慧音さんですか。心配かけてすみません。」

 

彼は彼女の足音に気がつくと体を起こし、軽いお辞儀をした。

 

「いや、君は気にしないで休んでいていいんだ。それにしても君は朝から何も食べていないんじゃないのか?これを食べるといい。」

 

彼女はそう言うと腰に吊り下げていた巾着を広げ中にある笹で包まれていたおにぎりを取り出した。

 

「……優しいんですね。本当にありがとうございます。」

 

神楽はさらに深々と頭を下げて言った。

 

「いやいや気にすることはない。これは昨日の御礼だと思ってくれ。」

 

彼女は彼の様子を見ると手を勢い良く振り必死に否定しながら言った。

 

「お礼……ですか?」

 

「あぁ、御礼だ。昨日は私を、人里を救ってくれてありがとう。君があのタイミングで来なかったら更に被害が広がっていただろうな……。」

 

「いえ、別に対したことでは。」

 

「謙遜するな。下級妖怪とはいえ、あんな大人数を一瞬にして倒したんだからな。君の腕は一級だ。」

 

「は、はぁ。どうも……。」

 

「それで君の腕を見込んで頼みたいのだが……。私が所属する自警団に入ってくれないか。」

 

彼女はそう言うと再び頭を下げてこう言った。

 

「お気持ちは分かりますが辞退します。」

 

しかし彼は彼女の言葉を一瞬にして斬り捨てた。

 

「……因みに理由を聞かせてくれないか?」

 

彼女は少し驚いた表情をしながらそう聞いた。

 

「一番の理由は僕が妖怪だからですね。人間が妖怪を倒すという事実が大事だと思いますし、妖怪が人間に加担するのはいい目で見られることは今はないでしょう。」

 

「そうか……それなら仕方が無いな。もっと強くなる他ないということか。」

 

彼女はガックリと肩を落とし、声のトーンを下げながら言った。

 

「けど、昨日みたいな一大事みたいなのが起きたのなら手を貸しますよ。」

 

彼はおにぎりを口に運びながらそう言った。

 

「成程……分かった。いざという時は頼む。」

 

「ハハハ、そんなことが起きない事に越したことは無いんですけどね……」

 

彼は失笑しながら彼女の言葉を返した。

 

「最もだな。」

 

二人の間に微妙な空気が流れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても……。」

 

神楽はそんな空気の中口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さっき妹紅さんに言ってた殺し合いとは?」

 

「!!そ、それは…………。」

 

 

 

運命の歯車が回りだしたのは、もしかしたらこの時だったのかもしれない。




最近学校で席替えをして一番前の席になってしまいました。マジか!!なんて思い憂鬱な気分になりましたがクラスのうるs……中心人物達が後ろで固まり、騒ぎ快適に感じるようになりました。流石に先生怒らすくらい騒ぐんじゃねぇよ…………。まぁ雑談はさておき妖怪神楽の日常生活編がスタートします。雑とか言わないで下さい……。それでは最後まで読んでくれてありがとうございました。

















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