東方堅軟録   作:こたつ@ミカン

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小説と言う形で残るのはとてもいいことだなぁと感慨に浸っています。これまでは脳内で想像したり妄想したりしていて、形に残らないため色々な苦労がありました。これからもよろしくお願いします。

真司「後書きで言えよ。」

サーセンそれでは本編へどうぞ。


真司の思い(下)

真司の言葉を聞いて依姫は少し考えるような仕草をしてからこう答えた。

 

「どういう意味なんですか?」

 

どうやら依姫は僕の言葉の真意を測りかねているみたいだった。まぁ、急に言われたらこうなるか。こうなるかな?まぁいいや。

 

「難しく考える必要はないよ。唯、依姫は何の為に鍛えてるのか気になっただけだ。強くなった自分を見て自己満足してるって訳じゃないだろう?」

 

僕が嫌味気味に聞くと依姫は癇に障ったのか、両手を机に叩きつけ、立ち上がって、声を荒らげて答えた。

 

「当たり前じゃないですか!都市に住んでいるんですから、都市のため、都市の人のために強くなる。強くなって守るのは当然の事じゃないですか!」

 

「うるせぇな、てめーの私情を押し付けるんじゃねえよ。」

 

「くっ…………じゃ、じゃああなたは何の為に自らを鍛えてるんですか!その力をどうして…………どうしてみんなのためにつかおうとしないんですか!」

 

僕の殺気で黙らなかったのは流石だと言える。僕よりも10年近く、若いというのに、まぁそんなこと今はどうでもいいのだが……

 

「依姫……僕はな都市の人間に呆れてるんだ。」

 

僕は淡々と答えた。

 

「他人を蹴落としてでものし上がろうとする精神、仕事を押し付けて楽をしている上司。都市の上層部なんてそうじゃないか。全部永琳に任せっきりで我が儘ばかりでなにもしない……お前は知らないかもしれないが僕が来る前は永琳はそれを全部こなし、その上、さらに独自の研究を行っていた。永琳はずっと一人だったんだよ!」

 

僕は執事の雑務で永琳と一緒に上層部の顔合わせに何回か出席したことがある。顔合わせの時で話しているのは殆ど全部永琳が仕切っている。ツクヨミがいる時は半々っていったところだったかな。その様子を見て僕は(永琳がいなくなったらなにもできないじゃないか!)って思ったさ。無能な奴らだと思って見下したさ。

「その時思ったんだよ。僕は……神楽真司は八意永琳に命尽きるまで仕えてやるってな。」

 

 

 

 

 

 

「なら!、尚更部隊長になった方がいいではありませんか!何が不満なんですか!」

 

依姫は再び声を荒らげて言った。

 

「俺は永琳が好きなんだよ!一緒にいたいんだよ!あいつに仕えて、バカやって、あいつの笑顔をずっと見ていたいんだよ!部隊長になったらあいつと一緒にいれる時間が減るじゃねぇぇかぁぁ!!」

 

あーそーだよ。俺は永琳が好きなんだよ。都市の為に戦うんじゃねぇんだよ、永琳個人の為に戦いたいんだよ。

 

「どうしてもやらせるのならば……」

 

霊力や魔力を出して

 

「貴様に本気で……殺す気で相手してやるよ。」

 

と言ってやった。依姫は腕がガクガクと震えてるが、軽く息を吸って睨み返し、

 

「い、いいでしょう。そこまで言うのなら、あなたの本気を見せてもらいましょう。」

 

と言って、腰の剣に手をかけた瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はいはいそこまでー。」

 

と呑気な声が聞こえてきた。

 

振り向くと依姫とは違う雰囲気の女性が立っていた。

 

「姉上!?」

 

そこに立っていた女性は依姫の姉にあたる、綿月豊姫だった。僕は霊力、魔力、共に抑え、豊姫の方へ顔を向けた。僕は豊姫に余り会いたくない。何故なら……

 

「それにしても、思ったとおりだわ。またあなたの真意を見ることが出来るなんてね。」

 

「ほっとけ……」

 

今の依姫と同じようなことが豊姫との間にも起きたからである。全く姉妹揃っていい迷惑だよ。本当に。それに……

 

「何時からいたんだ?」

 

「貴方が熱弁していたあたりかしらね〜。永琳に聞かせてやりたいわ。」

 

「このことは絶対にいうなよ……」

 

「あら?フリかしら?」

 

「うっせぇ。」

 

豊姫は性格が物凄くいいため、何だかムカツク、姉妹揃って面倒くさい性格をしている。依姫と豊姫のあいだの性格のやつは居ないのかよ。

 

「依姫。このことについてはあきらめなさい。」

 

豊姫がコッチサイドに来てくれたのは助かるな。何せ頑固だからな。依姫は驚いている。

 

「あ、姉上?な、何を言っているですか!」

 

「彼はこのことについては絶対に折れないからのだからあきらめなさい。」

 

よくわかってるじゃん。

 

「し、しかし!」

 

「いいこれは決定事項よ。異論は認めないわ。」

 

「くっ……わかりました。私はこれで失礼します。」

 

と言って、依姫は悔しそうな表情で部屋を去って言った。だからどんだけ僕になってほしかったんだよ。

 

「助かったよ。豊姫。」

 

「あら?感謝の気持ちは言葉じゃなくて態度で示して欲しいものね?」

 

「街で一番有名なチーズケーキ専門店の極上チーズケーキを三つだな?」

 

「あら?十切れはほしいわぁ。」

 

「ホールだぞ?」

 

「異論は無いわ。」

 

酷い手の平返しを見た。まぁいいが。

 

「それじゃあ、僕は帰るよ。」

 

と言って鞄を手に取った時に

 

「そうそう、貴方の俺口調かっこよかったわよ。」

 

豊姫が言ってきたので、

 

「チッ…………もうお前も帰れよ。」

 

と冷たく言い放って立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー。」

 

「ふぇぇ?お、おかえりなさい。」

 

ん?どうしたんだ?永琳の様子がおかしいんだが……

 

「そ、そう言えば、貴方欲しい物無い?良かったら買ってあげるけど……」

 

「珍しいな?そんなこというなんて。」

 

「な、何か、今思い返せば、貴方にはいつも頑張ってもらってるのに何もしてあげれなかったなって思ってせめて何か買ってあげようと思ったんだけどね?」

 

永琳お前が居れば何もいらないよ。なんて恥ずかしい事は言えない。まぁせっかくだし誘いに乗ろう。

 

「そりゃ有難いな。何を買ってくれんだ?」

 

「今から買いに行くから用意しなさい。ついでに他の物も買いに行くから。」

 

「へいへい。」

 

と言って僕は部屋に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女は彼女の執事が部屋から出ると溜息を吐いて、椅子にもたれかかった。

 

「これからどうやって接してけばいいのよ……豊姫、覚えておきなさい……」

 

と、呟いたあと、彼女は近くのテーブルにあった、小さなスピーカーを恨めしそうに見てから潰した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後真司は永琳に、なんたら魔王のテスタメントにでてくる、滝〇のつけている、仮面みたいな物と、何畳間の侵略者?で、でてくる皇女殿下がつけている。腕輪みたいなものを買ってもらった。




豊姫さんのキャラ設定が分からないかも……
ちなみになぜ主人公が僕口調かというと作者も僕口調だからです。
それでは最後まで見てくれてありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
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